老後の生活費は平均いくらかかる?内訳や実態、必要金額を調査

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「老後に必要なお金は2,000万円」といわれている一方で、「2,000万円も必要ない」「3,000万円でも足りない」といった考えもあり、一体いくら必要なのかがわからなくなってしまいます。

もちろん、大金を準備できれば安心ですが、現役世代から老後の生活費を十分に準備することは簡単なことではありません。

そのためには、まず具体的な老後の生活費公的年金の支給額を知っておくことが重要です。

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今回は老後の生活費の内訳や具体的な必要金額、今からできることについて詳しく解説します。

老後の生活費に関するまとめ

  1. 老後の生活費は夫婦二人の場合、約25万円。一人暮らしの場合は、約14.5万円とされています。
  2. 老齢厚生年金を受給する場合は、生活費を公的年金だけでカバーできる可能性がありますが、老齢基礎年金のみを受給する場合は、毎月赤字となる可能性が高いです。
  3. ゆとりある老後生活を送るには、早い段階で個人年金保険やiDeCo、つみたてNISAなどで必要な資金を準備しておくことが必要不可欠でしょう。
  4. 老後資金の準備に不安がある方は、累計申込件数21万件越の無料保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」で保険とお金のプロに無料相談してみることをおすすめします。

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老後の生活費は平均いくら?内訳を紹介

老後資金を準備するにあたって、まずは「老後に必要なお金はどのくらいかかるのか」を知ることから始めましょう。

総務省が発表した「家計調査報告(2023年)」のデータをもとに、65歳以上の「夫婦のみの世帯」と「単身世帯」における、毎月の生活費の平均額をご紹介していきます。

65歳以上夫婦の1か月の生活費は約25万円

合計 250,959円
支出項目 支出額
食料 72,930円
住居 16,827円
光熱・水道 22,422円
家具・家事用品 10,477円
被服及び履物 5,159円
保健医療 16,879円
交通・通信 30,729円
教育 5円
教養娯楽 24,690円
その他支出 50,839円

65歳以上の夫婦ふたりの1か月の平均生活費は250,959円となっており、各支出項目の支出額は上記のようになっています。

最も費用がかかるのは食料費で、毎月およそ7万円以上かかる家庭が多いことがわかります。 また、住居費は約1.6万円となっていますが、持ち家か賃貸か、また都市部か地方かによって実際には金額が大きく異なります。

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では、1か月の平均生活費がわかったところで、65歳から90歳までの25年間に、生活費がいくらかかるのかを計算していきましょう。

老後25年間に必要な金額は7,500万円

夫婦ふたりで1か月に必要な生活費は約25万円なので、1年間では25万円×12か月=300万円、25年間では300万円×25年=7,500万円という結果となります。

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つまり、65歳から90歳まで夫婦ふたりで生活する場合、7,500万円の生活費が必要になるということですね。

65歳以上ひとり暮らしの生活費は1か月約14.5万円

合計 145,430円
支出項目 支出額
食料 40,103円
住居 12,564円
光熱・水道 14,436円
家具・家事用品 5,923円
被服及び履物 3,241円
保健医療 7,981円
交通・通信 15,086円
教育 0円
教養娯楽 15,277円
その他支出 30,821円

ひとり暮らしの場合の平均生活費は145,430円となっており、夫婦ふたりの場合の半分よりもやや多い金額となっています。

住居費や光熱・水道費は、ひとり暮らしであっても、家賃や維持費、基本料金などがかかるためある程度の金額が必要になります。

老後25年間に必要な生活費は約4,350万円

では1か月の平均生活費を元に、90歳までの25年間に必要な生活費を計算していきましょう。1年間の平均生活費は14.5万円×12か月=174万円、25年間の平均生活費は174万円×25年=4,350万円。

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したがって、65歳から90歳までの25年間でひとり暮らしに必要な生活費は、平均4,350万円ということがわかります。

参考:総務省「家計調査報告(家計収支編)2023年平均結果の概要」19P

老後の生活費は公的年金だけでカバーできる?

老後25年間に必要な生活費は、夫婦で約7,500万円、ひとり暮らしで約4,350万円と高額になることがわかりました。そこで気になるのは、公的年金だけでこの費用をまかなえるのかという点です。

特に「年金受給額が年々減っている」という話もあり、公的年金だけでは不安を感じる方も多いでしょう。

以下では、現在年金を受給している世代が、実際にどのくらいの年金を受給しているかご紹介していきます。

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そのうえで、老後に必要なお金をカバーできているのかを確認してみましょう。

老齢基礎年金は年額約68万円、老齢厚生年金は約175万円

厚生労働省の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均受給額は以下のようになっています。

公的年金の種類 月額 年額
老齢基礎年金 56,621円 679,452円
老齢厚生年金 145,665円 1,747,980円

参考:厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

老齢基礎年金のみを受給している場合は、保険料を40年間納めた方であれば満額で月額65,075円年額で780,900円(令和3年4月から)を受給することができます。

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しかし、実際には未納月がある方もいることから、上表のように平均月額が56,621円で年額が679,452円となっています。

また、老齢厚生年金の平均受給額は月額で約145,665円、年額で1,747,980万円となっています。

なお、老齢基礎年金は保険料納入月数によって金額が異なりますが基本的に一律支給なのに対し、老齢厚生年金は現役時代の年収や加入月数によって年金額が変わるため、実際には人によって受給額が大きく異なります。

公的年金だけで老後資金をカバーすることは難しい

老後に必要なお金と、公的年金で受け取れる年金額がわかりましたので、実際に公的年金だけで老後の生活費をカバーできるのかどうか計算していきましょう。

夫婦ふたり世帯の1か月の生活費

夫婦ふたりの世帯収入は、夫婦それぞれがどの公的年金を受給するかによって異なります

表は横にスライドできます

受給する公的年金 世帯収入 平均生活費 1か月の収支
夫婦共に老齢厚生年金 291,330円 250,959円 40,371円(黒字)
夫:老齢厚生年金

妻:老齢基礎年金

202,286円 ▲48,673円(赤字)
夫婦共に老齢基礎年金 113,242円 ▲137,717円(赤字)

夫婦共働きで共に老齢厚生年金を受給する場合は、世帯収入が約29万円となるため、毎月の生活費は黒字のまま生活できる計算になります。

注意点

  • しかし、妻が専業主婦である世帯では、夫が老齢厚生年金で妻が老齢基礎年金を受給することになり毎月5万円ほどの赤字になります。
  • さらに、夫婦共に自営業などで老齢基礎年金を受給する場合は、毎月13万円以上赤字になる可能性があります。

ひとり暮らしの1か月の生活費

ひとり暮らしの場合で、それぞれの公的年金を受給する場合を見ていきましょう。

表は横にスライドできます

受給する公的年金 世帯収入 平均生活費 1か月の収支
老齢厚生年金 145,665円 145,430円 235円(黒字)
老齢基礎年金 56,621円 ▲88,809円(赤字)

ひとり暮らしの場合は、老齢厚生年金を受給する場合は毎月黒字で生活できる可能性がありますが、老齢基礎年金のみの場合は毎月8.8万円弱の赤字となってしまう可能性があります。

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これらの結果から、夫婦ふたり暮らしの場合もひとり暮らしの場合も、老齢基礎年金を受給する場合には、生活費を公的年金のみでカバーすることは難しいといえます。

老後の生活費のためにいくらあれば安心?

老後に必要なお金はいくら準備しておけば安心なのか、具体的な金額を知りたいですよね。

生活費をカバーするだけでなく、病気やけがで入院したり介護が必要になったりする可能性もあるため、できるだけ高額なお金を準備しておくことが望ましいです。

生活費をカバーするために必要な金額

老後の生活費をカバーするために必要な金額は、生活費の合計額から公的年金で受給できる金額を差し引くことで求められます。

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老後25年間で、公的年金でいくら不足することになるのか、4つの世帯別に計算していきましょう。

1.夫婦共働き世帯は公的年金のみで生活できる

夫婦共働きだった世帯では、ふたりとも老齢厚生年金を受給することになるため、老後25年間で受け取る年金額は以下の通りとなります。

老齢厚生年金の平均受給額:月額145,665円

1年間の年金受給額:(145,665円×2人分)×12か月=3,495,960円

25年間  〃   :3,495,960円×25年=87,399,000円・・・①

次に、生活費にいくらかかるのかを計算していきます。

1か月の平均生活費:250,959円

1年間の  〃  :250,959円×12か月=3,011,508円

25年間の  〃  :3,011,508円×25年間=75,287,700円・・・②

受給できる年金額(①)から生活費として必要な金額(②)を差し引くと

87,399,000円-75,287,700円=12,111,300円

したがって、夫婦共働きの場合は、公的年金だけの収入になっても約1,211万円のお金に余裕がある計算になりますので、長期入院や介護が必要になっても十分にカバーできる可能性があるといえます。

2.夫が会社員、妻が専業主婦の世帯は約700万円が必要

では次に、夫が会社員、妻が専業主婦の世帯で、必要なお金を計算していきます。

受給できる年金は夫が老齢厚生年金で妻が老齢基礎年金です。

1年間に受給できる年金額:(145,665円+56,621円)×12か月=2,427,432円

25年間     〃   :2,427,432円×25年=60,685,800円・・・③

25年間に必要な生活費はケース1の②より75,287,700円とわかっているので、受給できる年金額(③)から生活費として必要な金額(②)を差し引くと、

60,685,800円-75,287,700円=▲14,601,900

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およそ1,460万円の赤字となることから、1,500万円程度の資金を別途用意しておく必要があります。

\老後の生活費が不足するかも…!/

3.夫婦ともに自営業の場合は約3,336万円が必要

では夫婦共に自営業の世帯ではどうでしょうか?自営業ということは、加入している年金は国民年金なので、受け取れる公的年金は老齢基礎年金のみとなります。

1年間に受給できる年金額:(56,621円×2人分)×12か月=1,358,904円

25年間    〃    :1,358,904円×25年=33,972,600円・・・④

受給できる年金額(④)から生活費として必要な金額(②)を差し引くと

33,972,600円-75,287,700円=▲41,315,100円

読者

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およそ4,132万円ものお金を別途用意する必要があることがわかりますね。

ひとり暮らしで国民年金の場合は約2,300万円が必要

ひとり暮らしの方で老齢厚生年金を受給する場合の25年間の受給額は以下の通りです。

1,747,980円×25年間=43,699,500円・・・⑤

また、老齢基礎年金を受給する場合は以下の通りです。

679,452円×25年間=16,986,300円・・・⑥

25年間でかかる生活費は、

1か月平均:145,430円

1年間にかかる生活費:145,430円×12か月=1,745,160円

25年間    〃  :1,745,160円×25年=43,629,000円・・・⑦

年金受取額(⑤)と(⑥)から生活費合計(⑦)を差し引くと以下のように計算できます。

  • 老齢厚生年金を受給する場合:⑤-⑦=43,699,500円-43,629,000円=70,500円
  • 老齢基礎年金を受給する場合:⑥-⑦=16,986,300円-43,629,000円=▲26,642,700円

したがって、老齢厚生年金を受給する場合は約7万の余裕ができ、老齢基礎年金を受給する場合は約2,660万円の赤字となるため、公的年金以外の方法で老後資金を準備する必要があります。

\老後の生活費が不足するかも…!/

医療費や介護費などへの備えも大事

前章で試算した金額は、あくまでも生活費にかかる費用であって、病気やけがで入院したり介護サービスを受けたり介護施設に入居したりといった費用までは含まれていません。

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生活費以外のお金も必要になることを考えると、さらに高額な老後資金を準備しておかなくてはならないことになりますね。

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高齢になるほどケガをした場合の治りも遅くなり、また病気にかかる可能性も高くなります。

高齢者向けの医療制度には、「後期高齢者医療制度」があり、75歳以上の方や65歳以上74歳以下の方で一定の障害がある方が加入します。

原則的に医療費の自己負担は1割になります(現役並み所得者は3割)が、治療が長引くとそれだけ医療費がかかります。

また、公的介護保険制度では、介護サービスを受ける際の自己負担は所得に応じて1~3割と自己負担が軽減されていますが、もし介護施設に入居する場合には別途高額な費用が必要になるため、計画的に老後のお金を準備しておく必要があります。

老後の生活費に備えて十分なお金がない場合の対処法

老後資金を準備する方法には、主に次の5つがあります。

❶個人年金保険

老後資金の準備といってまず思いつくのが個人年金保険ではないでしょうか。

個人年金保険とは?
個人年金保険とは、民間の保険会社から販売されている貯蓄型の商品で、「公的年金だけでは老後に必要なお金がカバーできないかもしれない」と不安な方が任意で加入する保険です。

毎月や毎年、決められた保険料を納めることで将来受け取る年金を準備し、契約時に決めた年齢に達したときに年金として受け取ることができます。

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また、保険料は「個人年金保険料控除(または「一般生命保険料控除」)」の対象になるため税金を安くする効果もあります。

ただし、個人年金保険料控除を受けるには、以下のように複数条件があります。

個人年金保険料控除を受ける条件

  • 個人年金保険料税制適格特約」を付ける
  • 受取人が本人か配偶者であること
  • 受取人=被保険者であること
  • 保険料払込期間が10年以上あること
  • 年金受け取り開始が60歳以降で受取期間が10年間以上あること

上記の条件を満たさない場合は一般生命保険料控除の対象になります。

❷低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、一生涯の保障が得られる生命保険です。被保険者が死亡または高度障害状態に陥ったときに受取人が保険金を受け取ることができます。

低解約返戻金型終身保険の特徴

  • 通常の終身保険よりも解約返戻金が少額に設定されているため、保険料が割安です。
  • 中途解約時に受け取れる解約返戻金は、通常の終身保険の70%程度ですが、保険料払込期間終了後に解約すると、解約返戻金額が大幅に増加します。

たとえば、払込期間を20年に設定した場合、払込終了後の21年目から一気に解約返戻金額が高額になります。

この特徴を活かして老後の生活費を準備するには、保険料払込終了を60歳や65歳に設定し、その後に中途解約をすることで、まとまった保険金を受け取ることができ、老後の生活費に充てることが可能です。

❸iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、私的年金のひとつで、ご自身で掛け金を拠出し運用することで、将来掛け金と運用益の合計額を年金として受け取ることができます。

基本的に20歳以上60歳未満の方であれば加入することができ、2017年から公務員や専業主婦も加入対象になりました。

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ただし、企業型確定拠出年金に加入している場合は勤務先に確認してください。

拠出金は5,000円から1,000円刻みで決めることができますが、職業によって限度額が決められています

また、iDeCoには、次の3つの税制優遇措置が設けられています。

iDeCoの税制優遇措置

  • 掛け金は全額所得控除の対象になる(小規模企業共済等掛金控除)
  • 拠出金の運用益は非課税で再投資される
  • 年金受取時には所得控除の対象になる(一時金での受給:退職所得控除、年金で受給:公的年金等控除)

こういった税制優遇措置を利用しながら上手に老後資金を準備することができるのです。

注意点

ただし、iDeCoは投資商品なので大きな利益を生む可能性がありますが、運用次第では元本割れするリスクもあることに注意が必要です。

❹つみたてNISA

老後資金を準備する方法として、「つみたてNISA」を選ぶ方法もあります。

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投資信託なので通常の預貯金よりも運用益が得られる可能性があります。

つみたてNISAは、20歳以上の方ならだれでも利用することができ、年間40万円まで運用益や売却益が非課税になり、最長20年間利用できるので、合計800万円の非課税枠を利用することができます

ポイント

  • 積立金は、金融機関にもよりますが1,000円といった少額から始めることができ、家計に負担をかけないようにコツコツと取り組むことができます。
  • 投資が初めての方は金融商品を選ぶことが難しいですが、つみたてNISAの運用商品は国が定めた基準を満たした安全な投資信託のみとなるため、初心者でも安心です。

長期間運用することで元本割れリスクを軽減する効果が期待できるため、興味のある方は始めてみてはいかがでしょうか。

※2024年の新NISA発足後は、年間投資枠が年間40万円→120万円、最大利用可能額が800万円→1,800万円。非課税期間は20年間→無期限(恒久化)になります。

❺株式投資や不動産投資

個人型確定拠出年金やつみたてNISAは税制上の優遇措置を活かしながら、投資信託など一定の運用利回りの確保を狙った商品です。

しかし、投資リスクを抑えるために利用できる運用商品は限定されていて、ハイリスク・ハイリターンの商品は対象外です。投資初心者に適した運用商品が準備されていますが、より大きな運用収益を求める人には物足りないこともあります。

POINT
株式投資や不動産投資であれば、税制上の優遇措置に拘らない限り資産運用先は自由です。

ハイリターンを求めて株式投資や不動産投資などで資産形成・運用するのも1つの方法です。

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短期的な利益を求めて特定商品に集中投資すると運用リスクは高まりますが、長期・分散投資によってリスクの低減は可能です。

老後の生活費に関するよくある質問

老後の生活費は公的制度だけでまかなえますか?
個人の生活レベルによって異なりますが、まかなえない可能性が高いです。老齢基礎年金+老齢厚生年金の平均額の合計が230万円程度のため、生活水準がこの金額より高い人は厳しいでしょう。
自営業・フリーランスの年金が少ない理由が理解できません。
会社員・公務員に備わっている厚生年金がないからです。基礎年金だけでは満額でも約78万円になってしまうため、自助努力で年金対策が必要なのです。
老齢基礎年金は満額でいくらもらえるのでしょうか?
満額支払っている場合、月額65,075円、年額で780,900円受給できます。満額受け取るには20歳から60歳までの間、年金を納め続ける必要があることを理解しておきましょう(追納も可)。
年金対策として有効な方法を教えてください。
「保険」「預金」「資産運用」などが挙げられます。おすすめの方法は個人のニーズによって異なるため、それぞれの特徴を理解した上ではじめてみてください。
個人年金保険以外で年金対策になる保険はありますか?
低解約返戻金型終身保険があります。保険料支払が終わると解約返戻金が大きくなる仕組みのため、長期間の契約が必要であることを理解しておきましょう。

まとめ

今回は、老後に必要な生活費や実際に受給できる公的年金額をリアルにシミュレーションして内訳や実態、必要金額を調査しました。

老後の生活費は夫婦二人の場合、約25万円。一人暮らしの場合は、約14.5万円です。

老齢厚生年金を受給する場合は生活費を公的年金だけでカバーできる可能性がありますが、老齢基礎年金のみの受給の場合は、毎月赤字となる可能性が高いです。

そのため、早い段階で個人年金保険やiDeCo、つみたてNISAなどで老後に必要なお金を準備しておくことが大切です。

マガジン編集部

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編集部
もしも老後の資金やiDeCo、NISA、投資について悩まれる際は、「ほけんのぜんぶ」をはじめとする無料保険相談所で専門家に相談することをおすすめします。
監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。 ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。 また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

岡田行史のプロフィール情報

岡田行史

監修者の紹介
辻佳崇

生命保険の業界歴10年。年間500世帯の相談実績。 社会保険・税金の効率化、家計・固定費の見直し、保険の新規加入・見直し、住宅購入・住宅ローン、資産形成・老後の年金対策・少額投資(iDeCo・NISAなど)、不動産投資と幅広い分野に精通。

辻佳崇のプロフィール情報

辻佳崇

監修者の紹介
辻本剛士

大学卒業後、医薬品・医療機器会社に就職。在職中にFP1級CFP宅地建物取引士に独学で合格。 会社を退職後、未経験から神戸で数少ない独立型FPとして起業。現在は相談業務、執筆業務を中心に活動中。

辻本剛士のプロフィール情報

辻本剛士