銀行出身のFP(ファイナンシャルプランナー)。現在は、ほけんのぜんぶに所属。 20~80代の方まで幅広い相談に対応。お金の事だけでなく、自身の子育て経験を踏まえた提案に定評。
若くて健康な20代、教育費など何かと出費が多い30代、がんをはじめとした病気の発症リスクが高まる40代。年齢や性別によって、がん保険は選び方に注意が必要な保険です。
本記事では、20代・30代・40代におすすめのがん保険を男性・女性別に詳しくご紹介します。罹患率やがん保険の選び方も分かりやすく解説するのでぜひ参考にしてください。
この記事の要点
- 20代は他の年代に比べ罹患率が低いため、最低限の保障で保険料の安い定期型のがん保険を選ぶのがおすすめ
- 30代は保険料を抑えつつ、20代よりも保障が充実したがん保険を選ぶのがおすすめ
- 40代は将来に向けた貯蓄性も視野に入れ、終身型のがん保険も検討すべき。特にがんのリスクが高まる年代なため、保障を重視する
- 保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」では、お金と保険の専門家であるFPが40社以上の中からあなたの年代や目的に最適な保険をご提案!相談料は何度でも無料です。
この記事は5分で読めます。
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目次
20代・30代・40代におすすめながん保険の選び方【一覧表】
20代・30代・40代と年齢別に最適ながん保険の選び方をまとめると、次の表のようになります。
表は横にスライドできます
【年齢別】最適ながん保険の選び方 | |||
年代 | 20代 | 30代 | 40代 |
保障の充実度 | 最低限 | 充実させる | 充実させる |
保険期間 | 定期 | 定期 | 定期/終身 |
保障タイプ | 診断給付金
入院給付金 |
入院給付金
実損補填 収入保障 女性向け |
入院給付金
実損補填 収入保障 女性向け |
保険料 | 安く抑える | 保障を充実させつつ安く抑える | やや高額 |
必要性 | △ 慌てて加入する必要はないが、最低限は備えておきたい |
○ 加入することは前提で、保障内容と保険料のバランスを考える |
◎ 保障が充実したものに加入する |
ここからはそれぞれの年代でがん保険を選ぶ際にどのようなポイントを重視すべきか詳しく解説していきます。
編集部
20代におすすめのがん保険
20代のがん罹患率は低いものの、死因の第3位は『がん』です。罹患率が低くても、一度かかると重篤化する可能性があるため、最低限の保障は準備しておきたいものです。
ここからは、20代の男性・女性におすすめのがん保険を紹介します。
20代のがん保険選びのポイント
保険料は無理なく支払い続けられる金額で
20代はまだ収入が少なく家庭を持つ人も多くないため、生活費や将来のために貯金も重要な時期です。
そのため、保険料が安く、負担になりにくい定期がん保険に加入することをおすすめします。
最低限のがん治療費を賄える入院給付金型や診断給付金型を選ぶと、がん治療にかかる基本的な費用をカバーでき、万が一の際にも安心です。
編集部
診断一時金や治療給付金を重視する
20代のがん保険選びで特に重視すべきなのは、「診断一時金」と「治療給付金」の支給頻度です。
- 診断一時金:再発や長期治療に備えて「1年に1度」支給される商品がおすすめです。金額は100万円を目安に設定すると、治療に必要な資金を確保できます。
- 治療給付金:「1年に1度」」支給されるプランがおすすめです。金額は柔軟に調整可能ですが、月10万円程度あれば、治療費の負担を軽減できます。
診断一時金と治療給付金が充実していれば、通院保障の日額タイプを別途検討する必要は少なくなります。
上皮内新生物にも対応している商品を選ぶ
20代では、がんが進行する前の段階である「上皮内新生物」にも対応した商品を選びましょう。
上皮内新生物は、がんの前段階として発見されることが多いもので、早期発見や治療が可能です。
編集部
上皮内新生物は治療期間が短く、治療費用も比較的少ない場合が多いため、過度に心配する必要はありませんが、保障内容が適切かを確認することは大切です。
参考:がん対策推進企業アクション「上皮内新生物という言葉を手がかりに」
30代におすすめのがん保険
30代では、がん罹患率はまだ高くはないものの、がんは死因の第2位に位置しており、早期の備えが重要です。
以下では、30代の男性・女性におすすめのがん保険を紹介します。
30代のがん保険選びのポイント
「定期型」を選択し、毎月の保険料を抑える
30代でがん保険を選ぶなら、保険料を抑えつつ必要な保障を確保できる「定期型」がおすすめです。
定期型のがん保険は、契約期間を定めることで比較的安い保険料で加入でき、家計に負担をかけずに万が一のがんリスクに備えることができます。
編集部
「入院給付金型」や「実損補填型」「収入保障型」がおすすめ
30代には、「入院給付金型」、「実損補填型」、「収入保障型」のがん保険がおすすめです。
- 入院給付金型:入院中の費用をサポートし、長期間の治療に伴う経済的負担を軽減します。
- 実損補填型:治療に実際にかかった費用を補填し、予期しない高額な治療費にも対応します。
- 収入保障型:がんで働けなくなった場合に、収入の一部を保障し、生活費を確保できます。
これらの保険を選ぶことで、がん発症時のリスクに備え、安定した生活を維持する手助けとなります。
女性は乳がんや子宮頸がんなどのリスクに備える
30代の女性は乳がんや子宮頸がんなど女性特有のがんリスクに備えるため、女性向けがん保険への加入も検討しましょう。
女性保険は、女性特有のがんに対する手厚い保障を提供しており、特に乳がんや子宮頸がんに対しての治療費や入院費、手術費用をカバーします。
さらに、定期的な検査や早期発見を促すためのサポートもついている商品が多く、女性特有のがんリスクに備えるための管理がしやすくなっています。
編集部
40代におすすめのがん保険
40代からは死因のトップが「悪性新生物(がん)」となっており、がんへの備えが特に重要な時期です。
また、子どもが高校や大学に進学するタイミングでもあり、将来の経済的な負担を軽減するためにも、がんに対するしっかりとした保障が求められます。
以下のポイントを参考に、40代に適したがん保険を選びましょう。
40代のがん保険選びのポイント
「終身型」を視野に入れる
40代で将来の資金を保険で備えたいと考えているなら、「終身型」の保険がおすすめです。保険料が一定で変わらないため、40代で加入すれば、将来的な値上がりを気にせずに安定した保険料で保険を継続できます。
定期型と比べると月々の保険料はやや高くなりますが、その分、一生涯の保障と資金の備えを確保できるため、40代以降のリスク管理に適しています。
編集部
「入院給付金型」や「実損補填型」「収入保障型」がおすすめ
特に40代からはがんに罹患するリスクが上昇し、同時に家計への責任も増大します。そのため、がん保険を選ぶ際には、保障内容をしっかり検討することが重要です。
40代におすすめの保障タイプは以下の通りです。
- 入院給付金型
がんで入院した際に、日額で一定の金額が支給されるタイプの保険です。入院中の治療費や生活費の補填に役立ちます。 - 実損補填型
実際にかかった医療費を補償するタイプの保険です。治療費が高額になりやすいがん治療には、非常に心強い保障内容です。 - 収入保障型
がんで働けなくなった場合に、一定期間、定期的に収入を保障するタイプの保険です。生活費の保障という観点からも非常に重要です。
これらの保障タイプを組み合わせることで、40代の方でも安心して治療に専念し、家計を安定させることができるでしょう。
女性特有のがんに備えた「女性保険」も検討する
40代の女性にとって特に注意すべきなのは、乳がんや子宮がんといった女性特有のがんのリスクです。
30代におすすめのがん保険でも説明した通り、女性保険では乳がん検診の費用を補助するほか、女性特有のがんに対する手術給付金が増額されるプランが多くあります。
編集部
40代女性ががん保険を選ぶ際には、女性特有の保障を含む保険を積極的に検討することが、将来的な安心につながるでしょう。
がん保険選びで迷ったら、プロに相談するのがおすすめ!
これまで、20代・30代・40代の年代別におすすめのがん保険の選び方を紹介してきましたが、「自分ひとりで選ぶのは不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、一度無料の保険相談窓口を利用してみることをおすすめします。
- 20代:「保険料を安く抑えたい」「将来に備えるための基本的な保障を選びたい」
- 30代:「家族が増えたので、家族を守る保障を選びたい」「仕事やライフスタイルに合った保険を探している」
- 40代:「がん保険の保障内容が十分か不安」「保障内容や保険料を見直したい」
自分のライフステージに合ったがん保険を選ぶためには、プロのアドバイスを受けることが大切です。
編集部
ほけんのぜんぶ
がん保険の見直しや新規加入を検討している方におすすめの無料保険相談所1つ目は、当社「ほけんのぜんぶ」です。
ほけんのぜんぶのここがおすすめ!
- 41社の保険商品を比較検討できる※1
- 相談員は全員FP資格保有者※2
- 累計申込件数21万件以上※3
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FP資格を持つ専門家が在籍しており、がん保険の必要性や選び方について丁寧にアドバイスしてくれます。41社の保険商品を取り扱っているため、さまざまなプランを比較しながら、自分に合ったがん保険を選びやすいのも魅力です。
オンライン・訪問相談の両方に対応しており、仕事や家事で忙しい方でも気軽に相談できます。
20代・30代のうちにがん保険を準備しておきたい方や、40代で保障内容の見直しを考えている方に最適な窓口です。専門性の高いFPに相談しながら、自分に合ったがん保険を選んでみてはいかがでしょうか。
取扱保険会社数 | 合計:41社 ※1 (生命保険:24社 損害保険:11社 少額短期保険:6社) |
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対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
※1 ほけんのぜんぶ 総合保険代理店事業 2024年4月25日時点
※2 入社1年以上のプランナー対象
※3 2023年2月時点
20代・30代・40代のがん保険に関してよくある質問
がん保険が必要かどうかは個々の状況や考え方によります。例えば、健康な状態であっても将来の不測の事態に備えておきたい人や、子どもがいて家族を養う責任がある人には必要性が高いと言えるでしょう。重要なのは、自身の状況やニーズに合わせて選択することです。
がん保険の必要性についてさらに詳しく知りたい方は、『がん保険はいらない?不要と言われる理由と必要性を徹底解説』の記事もチェックしてみてください。
まとめ
今回は、20代・30代・40代におすすめのがん保険を男性・女性別に徹底解説しました。
20代は、がん罹患率の低さと、家計への責任の低さから、慌てて加入する必要性は低く、加入するにしても保険料をおさえて最低限の保障で備えておくことをおすすめします。
一方の30代・40代からは、がん罹患率が上がり、家計への責任も重くなっていきます。その場合は、より充実した保障で備えておくことをおすすめします。
がん保険を選ぶ際は、「ただ安いから」という理由ではなく、自分に必要な保障が得られるかどうかという点にもしっかり着目して選ぶようにしましょう。
編集部
人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタント・MDRT成績資格会員2度取得。 ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。 また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。
愛知県出身。社会保険・税金の効率化、家計・固定費の見直し、保険の新規加入・見直し、住宅購入・住宅ローン、資産形成・老後の年金対策・少額投資(iDeCo・NISAなど)の相談を得意とする。