赤ちゃんが生まれたばかりの場合、「子どもを保険に加入させるべきか分からない…」と悩んでしまうご家庭もあるのではないでしょうか?
生まれたばかりの子どものために加入を検討する保険としては、「医療保険」「学資保険」「生命保険」が考えられるでしょうか。
小学生や中学生では部活動などでケガをしたり入院したりするイメージは湧きますが、0歳となるとイメージできないですね。
この記事の要点
- 0歳時は1歳以上と比較して入院する可能性が高いため、医療保険の加入を検討する必要があるといえます。
- また学資保険や生命保険は0歳で加入すればもっとも安い保険料で契約できるため、保険に貯蓄性を求めるのであれば、やはり検討する価値があります。
- 赤ちゃんの保険を選ぶ際は、子育て世代相談件数40,000組以上※の「ほけんのぜんぶ」で知識豊富な専門家と相談しながら検討しましょう。
※2023年2月時点
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目次
赤ちゃんに保険は必要か?
国や自治体の保障が充実しているため、必ずしも必要とは限らない
子どもの医療費について、各市町村では子育て支援の助成制度を導入しています。
子育て支援の助成制度
- 健康保険では小学校就学以降でも3割負担ですが、小学校就学までは2割負担で医療を受けられます。
- また赤ちゃんであれば自治体の補助によって医療費の一部または全額が補助されます。
編集部
具体的に保障を受けられる制度は、以下のような制度です。
具体的に保障を受けられる制度
- 医療機関で診察・治療を受けた場合=乳幼児医療費助成
- 身体の機能が未熟な子どもの医療費=未熟児養育医療制度
さらに就学以降も子育て支援を目的に、「中学校卒業まで医療費無料」などさまざまな支援策を実施している自治体も多くあります。
編集部
赤ちゃんを含めた子どもに医療保険に加入する必要性があるとすれば、以下のような場合です。
子どもに医療保険が必要なケース
- 医療費の助成制度が弱い
- 地方自治体の助成制度の対象外になった場合
医療費以外にかかる費用を考える
子どもの医療費だけで見れば、医療保険の必要性は低いといえます。ただし、入院した場合にかかるのは医療費だけではありません。
注意点
- 子どもは大人とは違って1人で入院生活を送ることはできないため、必ず親の付き添いが必要になります。
- 医療費以外に交通費や食事代などは自己負担です。
- さらに小さな赤ちゃんの場合は夜泣きや授乳の心配があるため、個室を利用することも考えられます。
- 個室による差額ベッド代も、当然に自己負担になります。
厚生労働省「主な選定療養に係る報告状況」によると、大部屋より少人数である「1人部屋」から「4人部屋」で徴収される平均額は以下のとおりです。
1日あたり平均徴収額(推計) | |
1人室 | 8,322円 |
---|---|
2人室 | 3,101円 |
3人室 | 2,826円 |
4人室 | 2,705円 |
合計 | 6,620円 |
出典:厚生労働省|主な選定療養に係る報告状況 令和4年7月1日時点
注意点
- さらに親のどちらかは仕事を休んで付き添うことになります。
- 片働きの家庭では主婦(夫)が付き添うことになりますが、付き添う人がパートやアルバイトをしていれば休まざるを得ず、収入が減少します。
実は0歳時の入院率は高い
厚生労働省の「令和2年(2022年)患者調査の概況」によれば、年代ごとの「入院」「外来」の推計患者数は以下のとおりです。
単位:千人
年齢階級 | 入院 | 外来 |
0歳
1~4 5~9 10~14 15~19 |
8.9
5.0 3.7 5.3 7.0 |
61.1
234.4 246.3 178.1 124.3 |
---|
出典:厚生労働省|令和2年(2020年)患者調査の概況|3P
1歳を超えると入院する人数は一気に少なくなりますが、0歳の入院率が高いことが気になるポイントです。しかし、1歳を超えると入院する人数は一気に減少し、7千人以下に抑えられています。
編集部
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赤ちゃんに医療保険が必要な場合とは
子どもが病気やケガで入院や手術をした場合、診察や治療にかかった費用を自治体が負担してくれる「子ども医療費助成制度」が受けられることがあります。
自治体によって多少の差はあるものの、子どもの医療費は家庭にとって大きな負担にはならないでしょう。
注意点
しかし、医療費助成制度で全額カバーされるわけではありません。病院への交通費や看病中の親の食費、子どもの衣類や必要品、入院中の絵本や勉強道具などの費用は自己負担になります。
公的医療費助成が十分でない地域では、予想以上の費用がかかることもあります。また、自治体の医療費助成は一定の年齢で終了し、その後は自己負担が増える場合があります。
入院に関する費用や通院費用について、給付金を受け取ることで自己負担分のお金をカバーすることができます。
赤ちゃんに先天的な病気が疑われる場合
生まれてきた赤ちゃんが「先天性の病気」を持っている可能性がある場合、医療保険への加入を検討することも必要になるでしょう。
注意点
赤ちゃんの医療費そのものは保障されても差額ベッド代や両親の付き添いベッド代は自己負担ですから、長期入院ともなると出費がかさんでしまうことも考えられます。
逆に先天的な病気の可能性がない場合は0歳のうちにすぐ医療保険に加入する必要性は低くなります。
編集部
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赤ちゃんにおすすめの医療保険
共済保険
子どもの医療保障として考えたい場合、まず検討したいのが「共済」です。
民間の医療保険と比較して、保障は必要最低限のものに抑えられていることが一般的です※。
ポイント
- その一方で、掛け金は安く設定されています。
- 県民共済やコープ共済などでは月の掛け金1,000円程度で入院日額5,000円以上が支払われるプランも用意されています。
- 加入できる年齢が18歳までという決まりがあるものの、子どもの間は保障を充実させたいという場合に有効です。
※プランによる
終身医療保険
逆に18歳以降も継続して保障できる保険を選ぶなら、20代~30代以降まで見据えて保障内容がしっかりした医療保険にも加入を検討しましょう。
編集部
傷害保険
傷害保険は、文字通りケガによる入院や通院に関して保障される保険です。
さらに、他人にケガを負わせてしまったりモノを壊して弁償することになったりした場合等に補償を受けられる「個人賠償責任保険」も選択肢になるでしょう。
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赤ちゃんに学資保険が必要な場合とは
学資保険とは、子どもの教育資金を貯めるための貯蓄型の保険のことです。
一定間隔で保険料を積み立てることで契約時に決めた年齢(18歳、20歳、22歳など)の満期で保険金を受け取るため、貯蓄型の保険に分類されます。
編集部
できるだけ安い保険料で加入したい場合
学資保険に加入できる年齢は一般的に6歳(小学校入学まで)といわれています。
学資保険に限った話ではありませんが、若いうちに加入するほど保険料は割安になるのが一般的です。
0歳あるいは出生前に加入したほうが1歳以降で加入したときと比較して毎月の保険料は安くなり、結果として将来受け取る満期保険金の返戻率も高くなります。
編集部
低解約型終身保険という選択肢も
子どもの学費に備える保険は学資保険以外にも「低解約型終身保険」という選択肢もあります。
ポイント
- さらに、学資保険は一定の年齢になれば満期を迎えて保障が終了しますが、低解約型終身保険であれば学費に使わなければ解約しないでそのまま残しておくことができるのもメリットです。
- 「学資保険に加入できなくなった年齢でも加入できる」「一般的に返戻率が学資保険よりも高い」といったメリットもあるため、学資保険と併せて0歳の赤ちゃんにも検討したい商品です。
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医療保障と貯蓄を両立させたい場合
学資保険はあくまで貯蓄性がテーマではありますが、子どもに「もしも」があった時のために特約を付加できます。
編集部
ただし、学資保険に特約を付ける場合は以下のデメリットがあることには注意が必要です。
注意点
- 学資保険が満了したら医療保険もなくなる
- 特約無しの場合と比較して返戻率が下がる
学資保険を契約できるのは契約当初に設定した満期までです。それを超えて契約を続けることはできません。特約はあくまでも本契約があってのものです。本契約が終わると特約も自動的に消滅します。
そこから新しく医療保険を探す必要性がでてきます。また、学資保険の目的が「教育費をできるだけ効率的に貯めたい」ということであれば、特約の存在が不利に働くこともあります。
注意点
- 子どもが入院したときの医療保障の分を上乗せして保険料を支払うため、満期まで加入したとしても返戻率が100%を下回ることも珍しくありません。
編集部
赤ちゃんに生命保険が必要な場合とは
生命保険は、被保険者に万が一のことがあった場合に遺族の生活費を補うために加入する保険です。
編集部
生命保険本来の目的からいえば、赤ちゃんを生命保険に加入させる必要性は低いといえるでしょう。
0歳から加入で保険料は安くなる
生命保険も終身医療保険や学資保険と同様に、できるだけ年齢が若いうちに加入するほど保険料を安く抑えることが可能です。
編集部
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将来のプレゼントとして加入する人もいる
子どもを被保険者として生命保険に加入し、短期払いで保険料を払い終えてしまうことで成人した子どもに「お守り」として渡せるメリットがあります。
重い障害に備えたい場合にも
生命保険に加入する場合は「告知」を行う必要があります。
以前に病気になった場合は加入できなくなる可能性があるため、健康である赤ちゃんのうちから加入させる人もいるのです。
注意点
- また、生命保険は死亡以外に重い障害が残ったときにも保険金を受け取れる特徴があります。
- たとえ0歳の赤ちゃんであっても、その後に重い障害が残ることが「絶対にない」と断言することはできないでしょう。
- 重い障害が残ると生涯にわたって高額な治療費が必要になる可能性があります。
このような事態に備えて保険に加入することも選択肢になるでしょう。
赤ちゃんの保険加入におすすめの無料相談窓口3選
ほけんのぜんぶ
- 赤ちゃんの保険加入のメリット・デメリットを解説
- 家計相談や資産形成なども可能
- 子育て世代から支持が厚い
「ほけんのぜんぶ」は、2005年に誕生した無料の保険相談窓口。生まれたばかりの赤ちゃんに医療保険・生命保険・学資保険などは必要か、メリットやデメリットを交えながらファイナンシャルプランナーが解説してくれます。
また、保険に関する疑問以外にも教育資金・介護医療費・家計管理・資産形成・資産運用など、今後家庭で必要となる悩みについてもプロ目線でアドバイスしてくれるでしょう。
そして、外出が困難な方に対して無料訪問相談サービスを行っていることも特徴です。疑問が解消されるまで訪問は何度でも無料なので、赤ちゃんがいる場合でも利用しやすいでしょう。
編集部
※2 2023年2月時点
マネードクター
- 家計バランスに合わせて保険を提案
- 生命保険・金融のプロフェッショナル「MDRT」会員も在籍
- 都合に合わせてどこでも相談が可能
マネードクターは、2009年にスタートした保険およびお金の相談窓口。子どもの保険・将来の教育資金・医療保険のアドバイスから自治体の助成金など、お金に関する問題を総合的にサポートしています。
担当するのは全員が経験豊富なファイナンシャルプランナーばかり。金融・保険業界で長年の経験を積んだ専門家が、利用者一人ひとりのニーズに基づいて最適なプランを提案してくれるでしょう。
また、マネードクターで受けられる相談は面談場所を問いません。オンライン・店舗・自宅・カフェなど利用者が相談しやすい環境で悩みごとを相談できることも嬉しいポイントです。
編集部
※2 2023年度時点
保険マンモス
- 専門知識・実務経験豊富なFPとマッチング
- 自宅で赤ちゃんの面倒を見ながら面談可能
- FP変更制度を導入
保険マンモスは、2005年に設立されたファイナンシャルプランナーのマッチングサービスです。全国4,500人※1の優秀なFPと連携しており、利用者の居住エリアと要望を踏まえた上で最適なFPを紹介してくれます。
子どもの教育費の準備から適切な保障内容の選択まで、保険やお金に関して丁寧にアドバイスしてもらえるでしょう。また、面談は利用者の都合に合わせてくれるため、赤ちゃんの面倒を見ながらのオンライン面談も可能です。
また、よりコンサルティング能力が高いFPを希望する方には、有料の保険相談サービスを用意していることも特徴です。日本国内トップクラスのFPが問題解決に努めてくれるため、利用を検討してみると良いでしょう。
編集部
赤ちゃんが生まれる前に両親が入るべき保険
「赤ちゃんができた時はどのような保険に加入しているといいのかわからない」と考えている方もいらっしゃるでしょう。以下では赤ちゃんができた時に両親が入るべき保険を解説していきます。
特にお母さんはタイミングによっては加入できない可能性があるため、確認しながら適切な時に加入するようにしましょう。
赤ちゃんができた時に両親が加入すべき保険
- 死亡保険
- 医療保険
- 学資保険
死亡保険
赤ちゃんができた時、死亡保険は加入することをおすすめします。なぜなら大きな保障を用意できるため、万が一の時でも残された家族の生活費や教育資金を確保できるからです。
特に世帯主の方は死亡保険に加入し、収入源がなくなった時でも立て直すだけの生活資金を確保できるようにしましょう。
医療保険
医療保険は病気やケガで入院した時などの保障を用意する保険です。特に女性は妊娠・出産のリスクに備えて加入しておくことをおすすめします。
注意点
一般的に医療保険は妊娠27週目までは加入できます。しかし、妊娠中に加入した契約は妊娠・出産にかかるリスクは部位不担保になってしまいます。
編集部
医療保険に加入する時はご自身が受けられる公的医療保険の内容を確認しながら検討しましょう。公務員や会社員と自営業やフリーランスでは保障内容は異なります。
学資保険
赤ちゃんができたときは、子どもの教育資金を確保するために学資保険に加入することをおすすめします。学資保険に加入すると子どもや親の保障を用意しつつ子どもの教育資金を準備できます。
学資保険を検討する上で大切な要素は「返戻率」です。そのため、高い返戻率を維持するために以下のことを意識してみましょう。
学資保険の返戻率を高くするために大切なこと
- 早期に加入する
- 保障内容をシンプルにする
- 保険料払込期間を短くする
学資保険に早期加入すると返戻率が高くなります。なぜなら保険料の運用期間を長く確保できるため、運用による成果が上がりやすくなるからです。
編集部
また、保障内容をシンプルにしたり保険料払込期間を短くしたりしても返戻率は高くなります。ご自身のニーズを満たしつつ、元本以上の満期保険金を受け取れるようにすることをおすすめします。
赤ちゃんの保険に関するよくある質問
まとめ
今回は「赤ちゃんに保険は必要なのか」について解説しました。
0歳の赤ちゃんは1歳以上の子どもに比べて入院するリスクが高いため、医療保険への加入を検討する価値があります。また、学資保険や生命保険については、0歳で加入すれば最も安い保険料で契約でき、長期的に保険料を抑えることが可能です。
将来の教育資金や万が一の保障を考慮すると、早期に加入することには大きなメリットがあります。
お子さまの将来を見据え、保険内容をよく確認し、必要な保障を選ぶようにしましょう。
編集部