がん保険おすすめ人気比較ランキング|選び方も解説【2024年11月】

記事を共有する
がん保険おすすめ人気比較ランキング|選び方も解説【2024年11月】の画像
この記事はPRを含みます
本記事にはアフィリエイトプログラムを利用しての商品のご紹介が含まれます。本記事を経由しサービスのお申し込みや商品のご購入をした場合、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。

国立がん研究センターの調べによると、がんは2人に1人が罹患する身近な病気です。年齢を重ねるごとに罹患リスクは高くなり、男性は40代後半から50代にかけて、女性は30代中盤から徐々に上昇します。

がんの治療・手術・入院には多額の費用がかかりますが、そんな状況に備えるために頼りになるのががん保険です。しかし、がん保険にはさまざまな種類があり、「どれを選べばいいのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事ではおすすめのがん保険を徹底解説。プロ監修のもと、自分に合ったがん保険の選び方や注意点まで詳しくご紹介します。

マガジン編集部

マガジン
編集部
がん保険選びで迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
がん保険おすすめ チャート

この記事の要点

  • がん保険を選ぶ際は、加入目的に合わせて保障内容や保障期間を重視して決めましょう。
  • 自分に合ったがん保険を選ぶには、プロと相談しながら複数の保険を比較・検討しましょう。
  • がん保険選びで悩んでいる人は、40社以上の保険商品を取り扱う「ほけんのぜんぶ」で相談してみることをおすすめします。(※相談料は何度でも無料です

ほけんのぜんぶ

この記事は5分で読めます。

※本コンテンツで紹介している保険会社は、保険業法により金融庁の審査を受け内閣総理大臣から免許を取得しています。コンテンツ内で紹介する商品の一部または全部に広告が含まれています。しかし、当サイトは生命保険協会国税庁等の公的機関や保険会社の公式サイトの情報をもとに各商品を公正・公平に比較しているため、情報や評価に影響する事は一切ありません。当コンテンツはほけんのぜんぶが管理しています。詳しくは、広告ポリシー制作・編集ガイドラインをご覧ください。

【当サイトは金融庁の広告に関するガイドラインに則って運営しています】
金融商品取引法
生命保険商品に関する適正表示ガイドライン
第三分野商品(疾病または介護を支払事由とする商品)に関するガイドライン
募集文書等の表示に係るガイドライン
広告等に関するガイドライン

がん保険の加入がおすすめな理由は?必要性を解説

がん保険に加入することは、万が一のがん治療に備えるために非常に重要です。近年、がんは多くの人々にとって身近な病気となり、治療費用や生活への影響も大きくなっています。

以下では、がん保険への加入がなぜおすすめなのか、加入するべき理由を詳しく解説します。

2人に1人はがんにかかる時代

がん罹患率

男性 女性
罹患率(2019) 65.5% 51.2%
がんで死亡する確率(2021) 26.2% 17.7%
がんと診断された人数(2019) 566,460人 432,607人
がんで死亡した人(2021) 222,467人 159,038人
がんと診断された人の 5年相対生存率 62.0% 66.9%

※参照:国立がん研究センター「最新がん統計」より

国立がん研究センターの調査によると、一生の中でがんに罹患する確率は、男性が65.5%、女性が51.2%になっています。つまり、性別に関わらず2人に1人はがんに罹患するという計算になるのです。

マガジン編集部

マガジン
編集部
このデータから、夫婦2人が生活している場合、どちらかががんにかかるのは珍しくないことが理解できます。

また、がん統計全体を通して、男性は女性よりもがんにかかる確率や死亡する確率が高いことがわかるでしょう。特に世帯主になっている男性は、万が一罹患したときの保障を用意しておくことが大切です。

とはいえ、がんは女性にとっても身近な病気といえます。罹患率などのデータを見てリスクに感じる方は、がん治療時のまとまった支出に備える必要があるのです。

30代・40代・50代での加入が特に重要
  • 30代: 若年性がんのリスクが高まる年代です。特に女性は乳がんなど、比較的若い世代で発症することがあるため、早期の備えが重要です。
  • 40代: 子どもの進学や住宅購入など、家計に大きな負担がかかる年代です。この時期にがんにかかると、逸失収入(働けなくなることで得られなくなる収入)が家計に大きな影響を与える可能性があります。
  • 50代: がんのリスクが急増する年代です。この年代ではがん治療が長引くことが多く、入院期間が長くなる場合もあります。治療費や生活費の保障を考慮して、しっかりと備えておくことが大切です。
\がん保険選びはプロにお任せ!/

がん治療には高額な費用がかかる

がんはさまざまな部位に発生するものですが、その中でも罹患者数の多いがんの平均入院日数と入院費用の平均額を以下にまとめました。

<表は横にスライドできます

がんの種類 平均在院日数 入院費用 自己負担額(3割)
胃がん 22.3日 944,056円 約283,000円
結腸及び直腸がん 16.4日 1,003,152円 約310,000円
気管支及び肺がん 21.1日 860,261円 約258,000円
乳がん 15.4日 781,009円 約234,000円

厚生労働省:令和2年患者調査の概況 公益社団法人 全日本病院協会:診療アウトカム評価事業「医療費(重症度別)」

ご紹介したように、がん治療のために入院すると、80万円から100万円前後といったように高額な入院費用が必要になります。

ポイント

しかし、日本の公的医療制度では、医療費の自己負担割合が原則3割(年齢や収入によっては1~3割)に軽減されます。

たとえば上表のそれぞれの入院費用を自己負担割合3割の場合で計算すると、実際に負担する医療費は30万円前後になることがわかります。

とはいえ、一度に30万円の支出となると家計への負担が大きくなり、支払えないという人もいるでしょう。

マガジン編集部

マガジン
編集部
そういった場合には、「高額療養費制度」を利用するとさらに自己負担額を減らすことができます。

高額療養費制度の活用

高額療養費制度は、1か月の医療費が「自己負担限度額」よりも超えた場合に、超えた金額分が後日払い戻される制度です。

自己負担限度額は、所得や年齢によって異なりますが、たとえば「標準報酬月額(※)28万〜50万円」の人が1か月に100万円の医療費がかかった場合、自己負担限度額は約9万円程度になります。

ポイント

なお、原則として高額療養費制度は、一度窓口で自己負担3割分の金額を支払って後日制度利用の申請をし、限度額を超えた分を還付金として受け取る流れとなります。

ただし、一度立て替え払いをすることが難しい場合は、事前に窓口に「限度額適用認定証」を提示すると自己負担限度額までの支払いをするだけで済みます。

※標準報酬月額:毎月の「健康保険料」、「厚生年金保険料」、「介護保険料」を計算するうえで基準となる金額。原則として4月~6月の3か月間の平均給与額をもとに決定する。

\がん保険選びはプロにお任せ!/

がん保険があれば保険適用外の費用もまかなえる

がん保険があれば保険適用外の費用もまかなえる

先進医療や自由診療

がん治療では、保険が適用される治療だけでなく、保険適用外の先進医療や自由診療による治療を受けるケースもあります。

注意点

先進医療や自由診療は原則全額自己負担となり、治療法によっては数十万円から数百万円といった治療費がかかることもあります。

こういった治療費を全額自己負担すると家計に与える影響が大きく、治療をあきらめざるをえないこともありえるかもしれません。

しかし、がん保険には先進医療や自由診療を受けた際の治療費の実費分を保障してくれる商品もあるので、治療法の選択肢を狭めたくない人はがん保険で備えておくと安心です。

差額ベッド代や日用品などの費用

がん治療のために入院した場合で、ほかにも保険適用外となるものがあります。

入院時保険適用外となる項目

  • 個室や少人数の部屋を希望する場合の差額ベッド代
  • 病院の食事の一部
  • パジャマなどの身の回り品の購入代金
  • お見舞いや付き添いの家族の交通費や食事代など

一つひとつは細かい金額でも、すべてを合計するとまとまった金額になってしまいます。

こちらの記事も読まれています

がん保険のおすすめな選び方6つのポイント

がん保険選びのポイント

現在、多くの保険会社からさまざまながん保険が販売されているため、「種類が多すぎて選びきれない」、「選ぶときの基準がわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。

ここからは自分にとって最適ながん保険の選び方を6つのポイントに絞ってご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1.メインとなる保障を選ぶ

がん保険には給付金の種類が主に3つあります。まずは「備えたい目的」に合わせて必要な保障を選んでいきましょう。

給付金の受け取りタイミング

診断給付金タイプ

「診断給付金タイプ」は、がんと診断されたときに受け取れる「診断給付金」がメインとなるがん保険です。診断されてすぐにまとまった給付金が受け取れるので、医療費などの心配をせずに治療に専念できます。

マガジン編集部

マガジン
編集部
診断給付金は使い道に制限がないため、さまざまな支出を幅広くカバーできます。例えば、見舞いにくる家族の交通費や、入院時の差額ベッド代や食事代などに使うことが可能です。

治療給付金タイプ

「治療給付金タイプ」は、がんの三大治療といわれている「手術」や「放射線治療」、「抗がん剤・ホルモン剤治療」を受けたときに、「手術給付金」や「放射線治療給付金」、「抗がん剤・ホルモン剤治療給付金」が受け取れるがん保険です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
長引く治療に備えたい方におすすめです。ただし、将来的には新しい治療法ができて役に立たなくなってしまう可能性もあるので、見直しが必要になるかもしれないことを頭に入れておきましょう。

入院給付金タイプ

「入院給付金タイプ」は、がん治療のために入院したときに「入院給付金」が受け取れるがん保険です。

注意点

入院日数は、一般的に無制限なので長引く入院に備えることができますが、近年は入院日数が短期化し通院による治療が主流となっているため、十分な保障が得られない可能性があります。

しかし、入院すると治療費以外にも消耗品費や食事代など、意外にも多くのお金がかかるため最小限でも用意しておくと安心でしょう。

このように、それぞれの給付金タイプごとに特徴が異なりますので、自分がどこに重点的に保障を付けたいかによって選択しなければいけません。

マガジン編集部

マガジン
編集部
もしも保険について悩まれる際は、「ほけんのぜんぶ」をはじめとする無料保険相談所で専門家に相談することをおすすめします。
\がん保険選びはプロにお任せ!/

2.保障金額を決める

保障金額を決める

診断給付金は、50万円から200万円の間に設定することが多いですが、保険料を安くするためには保障金額を安くする必要があります

ポイント

しかし、十分な保障を受けられなくては治療費の不安が残るため、できれば100万円の保障金額に設定すると、入院費や治療費、通院費、がん治療のために休業したことによる収入減少などに備えることができるでしょう。

また、保障金額と同時に給付条件についても細かく決める必要があります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
診断給付金は、「1回のみ受け取れるタイプ」と「複数回受け取れるタイプ」がありますが、1回のみの受け取りタイプの方が保険料は安くなります。

さらに、がん保険によっては上皮内新生物の場合は保障対象外になったり、保障対象であっても保障金額が減額される商品もあるため、がんと同様の保障を付けたい場合には保障条件をしっかりと確認しましょう。

3.保障期間を決める

定期型と終身型

がん保険には、一生涯の保障が得られる「終身型がん保険」と、10年や20年といった一定期間のみを保障する「定期型がん保険」とがあります。

終身型のがん保険

終身型のがん保険は、一度加入すれば生涯保障が続くので、がんリスクが高まる高齢期の備えにも役立ちます。

保険料は定期型と比較して割高ですが、若いうちに加入すれば安く済み、値上がりすることなくそのままの金額なので、高齢になってからの保険料支払い負担が重くならずに済みます。

定期型のがん保険

一方、定期型の保険料は割安ですが、保険期間満了後に更新する際は年齢に応じた保険料に変更されるため、更新のたびに高額になっていきます。

ポイント

ただし、保険期間満了時に保障の見直しをして、より最新のがん保険が販売されている場合などは、自由に乗り換えられるというメリットがあります。

終身型と定期型のいずれかを選ぶことが多いですが、両方を組み合わせて加入する方法もおすすめです。

マガジン編集部

マガジン
編集部
終身型に加入しつつも、子どもが小さいときなど保障を厚くしたい時期に定期型にも加入し、保障を上乗せすることもできます。

4.「通院保障」を手厚くする

これまでのがん治療は入院による治療がメインだったため、入院給付金の保障が充実しているがん保険が主流でした。しかし、近年は医療の進歩や国の施策などにより入院日数が短縮化され、通院による治療がメインとなりつつあります。

実際、以下の退院患者の退院在院日数を確認してみると、平均入院日数は約30年で15.6日も減少しているのです。

退院患者の退院在院日数

※参考:厚生労働省「令和2年 退院患者の平均在院日数等」

こういったがん治療の実情に合わせて、がん保険も入院給付金重視タイプのものから「がん通院特約」などの名称で通院保障重視タイプの商品へシフトされつつあります。

ポイント

入院に関する費用は、使い道が自由の「診断給付金」でカバーすることもできます。 「通院保障」や「治療給付金」の充実したがん保険を選ぶのもひとつの方法です。

このようなトレンドを踏まえて、がん保険を選ぶ際は入院給付金だけでなく、通院に関する保障を重視することも忘れないようにしましょう。

マガジン編集部

マガジン
編集部
これまで主流だった日額保障よりも、一時金で受け取れる保障の方が十分な保険金を受け取れる可能性が高いといえますね。

5. 上皮内がんも対象か確認する

上皮内がんも対象か確認する

近年のがん保険は上皮内がんに罹患したときも保険金がおりる保険が主流になっています。

上皮内がんとは?

上皮内がんとは、上皮で止まっているがんのことです。非浸潤性のため、再発や転移の可能性はほとんどないと言われています。

これまでのがん保険は、上皮内がんを支払い事由にしていませんでした。しかし、近年新しく発売されているがん保険は上皮内がんを支払い事由にしている場合が多くなっているのです。

マガジン編集部

マガジン
編集部
特にがん保険の見直しを検討している方は、これまでのがん保険は上皮内がんを保障対象にしていたか確認してみるとよいでしょう。

6.先進医療や自由診療への備え

がん治療において、医療の進歩に伴い先進医療や自由診療といった高額な治療を選択できるケースもあります。

注意点

しかし、これらの治療費は公的医療保険の対象外なので全額自己負担になってしまい、高額な費用がかかることがほとんどで、高額療養費制度も利用することができません。

そこで、このような高額な治療費に対応できるように「先進医療特約」「自由診療特約」を付けておくと、治療にかかった実費分を補償してもらうことができるのです。

マガジン編集部

マガジン
編集部
補償金額は、保険会社またはがん保険によって「通算2,000万円まで」などと決められていますので、限度額など内容を確認して必要に応じて補償を付けておくのも良いでしょう。
\がん保険選びはプロにお任せ!/

【独自インタビュー】現役FPに聞いたがん保険Q&A

今回は、がん保険についてより有益な情報提供をするために、当サイトを監修いただいている現役FPの小宮崇之さんに独自インタビューを実施しました。

監修者

小宮崇之小宮崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。 保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店『コミヤ保険サービス』を設立。 保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

ここからは小宮崇之さんにお聞きした、がん保険を選ぶときのポイントや必要性、注意点などをご紹介していきます。

がん保険の賢い選び方はありますか?

小宮崇之

監修者
小宮さん

自分に合ったがん保険を選ぶには、支払われる給付の種類に注目しましょう。

がん保険は大きく分けると、一時金型と治療給付型に分かれます。 がんに罹患した際に一括でお金をもらいたい人は一時金型がおすすめです。一方、治療に合わせて保障を得たい人は治療給付型を選択するのが良いでしょう。

がん保険の必要性は何ですか?

小宮崇之

監修者
小宮さん

がんのリスクに備えたい人にとって、がん保険の必要性は高いと言えるでしょう。

がんの治療費は高額になるケースもあるからです。 また、がんになって仕事を休むことになった場合に、給料が減少するリスクもあります。がん保険があることで、治療費の補填や一定の休業保障としても利用できるでしょう。

がん保険と医療保険、どちらがおすすめですか?

小宮崇之

監修者
小宮さん

一般的に、医療保険の方が保障範囲が広いので優先すべきでしょう。

医療保険であれば、がんで入院したり、手術した場合にも保障できます。がん保険はがんのみの保障なので、がんに罹患しなければ、何も保障してもらえません。

がん保険に加入するうえで知っておくべき注意点はありますか?

小宮崇之

監修者
小宮さん

がん保険に加入する際は、待ち期間(免責期間)に注意しましょう。

一般的に、がん保険に契約してから3ヶ月間は待ち期間(免責期間)というものがあります。

これにより、がん保険に申し込みをして契約が成立しても、その3ヶ月以内に見つかったがんに対しては保障が受けられず、契約は無効となってしまいます。

おすすめのがん保険はありますか?

小宮崇之

監修者
小宮さん

保険は人それぞれの意向や経済状況などによっても異なるので、一概におすすめのがん保険というものはありません。

保険を選択する上で、一番大事なのは保険に入る人が保障内容を理解し、納得して加入することです。 自分が入る保険の保障内容を理解していないと、請求漏れが起きるリスクがありますし、適正な保障かどうかの判断もつきません。

そもそもがん保険とは?医療保険との違い

がん保険と医療保険の違い

がん保険とは被保険者ががんに罹患した時に保険金を受け取れる保険を指します。医療保険や三大疾病保障保険と似たような性質を持ちますが、がん保険はがんに特化しているものです。

以下ではがん保険の特徴やその他保険との違いを確認し、がん保険の全体像を説明していきます。現在がん保険の加入を検討している方にとって重要な情報ですので確認してみてください。

がん保険の特徴

がん保険の特徴

がん保険とは、がんになった際に支払われる保険です。契約内容次第ではまとまった保険金が受け取ることができ、高額ながんの治療費に備えられます。

がん保険に加入した場合、保険金は最大5つの条件で受け取れるようになります。

保険金の受け取り方

  • がん診断給付金
  • がん治療給付金
  • がん入院給付金
  • がん手術給付金
  • 先進医療保険金

※上記給付金名は保険会社によって異なります。また、契約内容によって支払い事由は異なるため注意しましょう。

がん診断給付金では、がんと診断された時にまとまった一時金が受け取れます。近年主流になりつつある一時金での受け取り方で、治療以外にも家族の生活費などもまかなえるのが大きな特徴です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
最近では入院期間の短期化などを背景に「一時金」で受け取る保険が増えてきていますよ。
がん治療給付金とは「治療が○日継続した時に支払い」など条件になっているものを指します。入院の長期化に備えたい場合などにおすすめの受け取り方です。
入院・手術給付金は、がんが原因で入院や手術をする時に受け取れるものです。元々追加されているケースもありますが、基本的には特約で追加する保険会社が多いです。

ポイント

先進医療保険金は先進医療を受ける時に費用を負担してくれる特約です。公的医療保険の対象外になるため、高額になりかねない負担を保険がサポートしてくれます。
\がん保険選びはプロにお任せ!/

三大疾病保障保険や医療保険との違い

がん保険と似たような保険で「三大疾病保障保険」「医療保険」の2つがあります。これらの保険との違いを理解しておくことでがん保険の重要性を理解できるようになるでしょう。

表は横にスライドできます

がん保険 三大疾病保障保険 医療保険
支払い事由 ・がんに罹患した時 ・がんの治療が○日継続した時 ・がんが原因で入院・手術を受けるとき ・先進医療を受ける時など ・三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)になった時 ・三大疾病が原因で手術をした時 ・死亡した時など ・病気やケガで入院・手術を受ける時 ・外来手術を受ける時 ・先進医療を受ける時など
保険料(がん保険と比較して) 基準 比較的高い 比較的安い
保険金 数百万〜数千万 数百万〜数千万 数千円から数十万円

三大疾病保障保険はがん保険と同程度の保険金を受け取れますが、保障範囲ががん保険より広くなります。そのため、基本的にがん保険より保険料が高くなる可能性が高いです。

医療保険は3つの保険の中で最も保障の範囲が広いですが、保険金がそこまで大きくないため保険料は比較的低くなる傾向にあります。特約等を追加し、手厚くする場合は保険料はその分高くなります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
がん保険はがんに対してリスクを感じ、がんに特化した保障が欲しいと感じている方に好まれる保険なのです。

がん保険を検討する際の注意点

がん保険を選ぶ際、人気ランキングや保険料だけで決めるのは避けましょう。ここでは、がん保険を検討する際に気を付けるべき3つのポイントを解説します。

定期保険か終身保険か

定期保険か終身保険か

がん保険は、保険期間が5年、10年と期間が定まっている定期保険と、保障が一生涯継続してその後の保険料が変わらない終身保険の2つのタイプがあります。

加入する年齢や保険期間にもよりますが、同じ保障内容と同じ年齢で加入をする場合、定期保険が最も安くなります。しかし、定期保険は満期を経過するとその時点での年齢の保険料で更新されます。

ポイント

定期保険を継続して支払い続けると、一定年齢に達した際終身保険で払い続けるよりも総払込金額が上回ることがあります。

がん保険で定期保険を検討する場合は、一定年齢まで払い続けた場合の総払込保険料終身保険と比較したうえで加入を検討することをおすすめします。

上皮内がんも給付対象か?

主にがん診断給付金が該当しますが、保険金の支払要件の中で比較的軽度な上皮内がんは給付の対象外となっている場合があり、がん診断給付金の要件で上皮内がんも給付対象としないものがあれば当然保険料には差が出てきます。

保険料を比較して、差がある時は上皮内がんの支払要件も確認をしておくことが重要です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
上皮内がんは悪性新生物(がん)と比較すると、経済的負担が少なく済む可能性が高いため、多少保障が手薄でも、ある程度の貯蓄があれば金銭的に困ることはあまりないでしょう。

がん診断給付金は複数回受け取れるか?

がん診断給付金特約は、受け取りが1度限りのものもあれば、受け取ってから一定期間が経過すれば何度でも受け取れるものもあります。

ポイント

1度しか受け取れない商品と複数回受け取れる商品では保険料に差が出てきますので、がん診断給付金の受け取り回数もチェックが必要です。

また、がん診断給付金を主契約としているタイプのがん保険も同様の差がありますので必ずチェックをしましょう。

がん保険の加入や見直しにおすすめの保険相談窓口5選

「自分ひとりで最適ながん保険を選べるか不安」という方は、無料保険相談窓口で専門家に相談してみることをおすすめします。

ここからは、がん保険の加入や見直しにおすすめの無料保険相談窓口5選をご紹介します。

ほけんのぜんぶ

ほけんのぜんぶ

ほけんのぜんぶのおすすめポイント
  • がん保険だけでも豊富な商品ラインナップがある
  • お金に関するトータル的な提案をしてもらえる
  • 24時間365日予約可能で、好きな日時や場所を選びやすい

ほけんのぜんぶは、株式会社ほけんのぜんぶが運営する無料相談所で、41社の保険会社と提携している※1ため、商品ラインナップが豊富という特徴があります。

がん保険と一言でいっても各社・各商品で内容は様々であるため、ベストながん保険を幅広い選択肢から検討したい人は、ほけんのぜんぶに相談してみましょう。

ポイント

お金に関する悩みについてトータル的に解消できる点もメリットです。資料を用いて「見える化」しながら提案してもらえるため、将来必要なお金や今するべきことが不明確で悩んでいる人も活用できるでしょう。

そして、相談予約については24時間365日受付しているため、仕事終わりの夜遅い時間帯でも気軽に予約できます。相談日時・場所も利用者の都合を優先してもらえるため、忙しい人でも相談の機会を設けやすいです。


出典:ほけんのぜんぶ 
※1 ほけんのぜんぶ 総合保険代理店事業 2024年4月25日時点

マネードクター

マネードクター

マネードクターのおすすめポイント
  • がん保険だけでなく家計や資産運用などお金に関する相談が可能
  • がんになった場合を含めて将来の支出を可視化できる
  • マネードクタープレミアでプライベート空間で相談ができる

マネードクターは「お金のかかりつけ医」というコンセプトで、保険商品の提案だけでなく家計や資産運用などを含めてお金の相談を全般的にできるサービスです。

加入したい保険商品が決まっていない場合でも、保険に関する知識を身に付けたい、加入中の保険が自分に合っているか調べてほしいなどの相談にも対応しているため、気軽に利用できます。

ポイント

ライフプラン表やキャッシュフロー表を用いての相談となるため、がんになった場合にどのくらいの支出やリスクがあるか具体的にイメージできるでしょう。

なお、さらに深い相談をしたい人はマネードクタープレミアの活用もおすすめです。マネードクタープレミアは、高級感やプライベート空間をコンセプトとしており、老後や相続を含めた終活についても相談できます。

マガジン編集部

マガジン
編集部
がんになった場合の出費額を把握できれば、どのような保障が必要か明確にできるでしょう。

※出典:マネードクター

保険マンモス

保険マンモス

保険マンモスのおすすめポイント
  • 保険の基礎的な情報も解説してもらえる
  • 相談内容に合わせてピッタリなFPをマッチングしてくれる
  • 顧客満足度95%以上※1

保険マンモスは保険商品の提案だけでなく、保険についての基礎知識を知りたいという相談にも対応しています。加入意思の有無に関係なく相談に乗ってもらえるため、気になることがある人は気軽に予約してみることがおすすめです。

ポイント

保険マンモスは多数の保険会社と提携しており、豊富な商品ラインナップがあります。どのがん保険商品が自分にとって適切か迷ってしまう場合でも、ファイナンシャルプランナーが厳選してくれるため心配ありません。

そして、保険マンモスの顧客満足度は95%※1と高く、利用者から寄せられた声を参考にできるというメリットがあります。

日本マーケティングリサーチ機構調べでは「自分にあった保険が見つかる」「優秀なファイナンシャルプランナーに相談できる」「知人に紹介したい」という保険相談で3冠を達成している※2ことからも信頼できるブランドと言えるでしょう。

マガジン編集部

マガジン
編集部
他の利用者の声はサイトに多数アップされているため、口コミや評判を重視してサービスを選びたい人は要チェックです。

出典:保険マンモス
※1 保険マンモス公式調べ(集計期間 2015年1月~2015年6月、インターネットによるアンケート調査:回答数3,775)
※2 日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年9月期 ブランドのイメージ調査

保険市場

保険市場

保険市場のおすすめポイント
  • がん保険に詳しいコンサルタントを指名できる
  • コラムやQ&Aで自分で知識を増やせる
  • 公式アプリで簡単に保険の情報収集ができる

保険市場は、自動的に担当者が選出されるのではなく、利用者側がニーズに応じてコンサルタントを指名できる制度を採用しています。

そのため、コンサルタントの基本的なプロフィール・口コミ・得意分野などをチェックしたうえで指名できるでしょう。

ポイント

保険市場はコラムやQ&Aなどを活用して、利用者自身で知識を増やせる点もメリットです。掲載内容は、がん保険の加入率や先進医療特約など多岐に渡るため、保険の知識を身に付けたい人でも活用できます。

さらに、保険市場公式アプリの利用もおすすめです。がん保険だけでなく、各保険の人気ランキングやチャット機能、保険証券の管理機能などを付帯しています。

マガジン編集部

マガジン
編集部
アプリをダウンロードしておくことで加入後の保険の管理が一括できるため便利ですが、加入していない状態でも情報収集ツールとして利用可能です。

※出典:保険市場

保険無料相談ドットコム

保険無料相談ドットコム

保険無料相談ドットコムのおすすめポイント
  • 自分にあったがん保険を提案してもらえる
  • 38社※1から自分に合ったがん保険を探せる
  • 顧客満足度95.3%※2

保険無料相談ドットコムは、一人ひとりのニーズに合わせて保険やお金について幅広い相談ができるサービスです。

人気商品だからという理由ではなく、相談者のニーズや状況をヒアリングした上で適切な商品を紹介してくれます。 そのため、自分に合う保険が分からない人は、プロの力を借りてみることがおすすめです。

ポイント

保険無料相談ドットコムは38社※1の保険会社と提携しており、その分商品ラインナップが豊富であることも見逃せません。

選択肢が広がると自分に合うがん保険商品を見つけられる可能性が高くなるため、数ある中からがん保険を検討したい人にも保険無料相談ドットコムを活用できるでしょう。

そして、保険無料相談ドットコムの顧客満足度は95.2%※2と高い数値を誇ることから、多くの利用者が評価していることが分かります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
他の利用者の声はサイト上で参照できるため、口コミ・評判を重視してサービスを選びたい人は要チェックです。

出典:保険無料相談ドットコム

※1 2024年11月現在 公式サイトより
※2 2024年6月時点

がん保険の加入率【性別・年代・ライフステージ別】

がん保険に加入するかどうかを決める際、実際の加入率を参考にするのも一つの方法です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
ここでは、性別や年代、ライフステージ別の加入率を見ていき、どの世代が最も高い加入率を示しているのかを解説します。

がん保険の加入率の推移

生命保険文化センターが発表した令和4年度「生活保障に関する調査」から、がん保険の加入率の推移を見てみましょう。

調査年数 加入率(全生保)
令和4年 41.9%
令和元年 42.6%
平成28年 37.8%
平成25年 37.3%
平成22年 33.1%

出典:生命保険文化センター|令和4年度「生活保障に関する調査」|77P

のデータから分かるように、がん保険の加入率は年々増加しており、特に近年では2人に1人が加入していることがわかります。

マガジン編集部

がん保険が普及している背景には、寿命の延びがんリスクへの関心の高まりが影響していると考えられます。

性別によるがん保険への加入率の違い

性別による加入率は以下の通りです。

性別 加入率(全生保)
男性 38.0%
女性 40.0%

出典:生命保険文化センター|令和4年度「生活保障に関する調査」|77P

性別による加入率を見てみると、男性が38.0%、女性が40.0%です。ほとんど違いがないとはいえ、男性よりも女性の方が若干高い加入率を示しています。

年代によるがん保険への加入率の違い

年代別加入率は以下のとおりです。

年代 加入率
20代 18.0%
30代 44.7%
40代 48.5%
50代 47.3%
60代 41.6%

引用元:生命保険文化センター|令和4年度「生命保険に関する調査」|第Ⅱ章医療保障|ガン保険・ガン特約、特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の加入率

現役世代の30~50代で加入率が高く、特に30代後半から40代にかけて、がん保険に加入する人が増加しています。

マガジン編集部

マガジン
編集部
この世代は全世代の中でも特にがんによる経済的なリスクに対する意識が高いといえるでしょう。

世帯年収によるがん保険への加入率の違い

世帯年収が高いほど、がん保険に加入する割合が増える傾向にあります。以下のデータをご覧ください。

世帯年収 加入率
300万円未満 26.9%
300万~500万円 44.1%
500万~700万円 54.7%
1,000万円以上 51.9%
高い年収を得ている世帯は、がん保険の保険料を支払う余裕があるため、加入率が高くなると考えられます。

マガジン編集部

マガジン
編集部
自由に使えるお金が多ければ、その分保険料を支払う余裕が生まれるため、加入しやすくなります。

ライフステージ別によるがん保険への加入率の違い

ライフステージの変化によっても、がん保険の加入率は異なります。特に結婚して子どもがいる世帯では加入率が高くなる傾向があります。

ライフステージ 加入率
既婚・末子小学生・中学生 67.2%
既婚・末子高校・短大・大学生 66.9%
既婚・末子就学終了 53.2%
未婚 28.9%
子どもが小学生から中学生の家庭で加入率が高い傾向にあり、子どもが大学を卒業すると加入率が減少するのが特徴です。
一方の未婚(独身)の場合、子どもの養育や教育にお金をかける必要がないため、既婚者と比べて加入率が低い傾向にあります。

住居の種類による加入率の違い

住居の種類によっても、がん保険の加入率に違いがあります。

住居の種類 加入率
持ち家(ローンあり) 60.2%
持ち家(ローンなし) 55.7%
借家 59.7%
社宅 56.1%

持ち家世帯の加入率はやや高く、特にローンが残っている持ち家世帯では、加入率がさらに高くなる傾向があります。

一方で、社宅の人の加入率は56.1%と、通常の賃貸物件よりも低くなっているのが特徴です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
社宅は賃貸と比べて家賃が安いため、その分を貯蓄して万が一に備えやすいことが、加入率が低い理由の一つと考えられます。

がんに罹患すると長期間にわたって治療が必要であり、収入が激減して住宅ローンの返済が滞ってしまうことが考えられます。ゆえに、賃貸よりもローンありの持ち家のほうが加入率が高くなるのは自然なことといえるでしょう。

特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の加入率

がんへの保障としては、がん保険以外にも急性心筋梗塞や脳卒中を含む「特定疾病保障保険」に加入する、あるいは同様の保障を付けられる「特約」を付加する方法があります。

こちらの加入率も確認してみましょう。

調査年数 特定疾病保障保険の加入率(全生保)
令和4年 34.1%
令和元年 36.1%
平成28年 33.6%
平成25年 33.7%
平成22年 29.8%

出典:生命保険文化センター|令和4年度「生活保障に関する調査」|78P

がん保険と同様に、特定疾病保障保険も右肩上がりで加入率が増加しており、がんだけでなく三大疾病全体に対する備えが重要視されていることが伺えます。

がん保険の保険料相場

がん保険の保険料相場は下記表の通りです。定期型であれば1,000円未満の金額で加入でき、終身型で保障内容も充実してくると、それに比例して保険料も高くなります。

がん保険の保険料相場(30歳男性)
A社 B社 C社
保険期間 10年 終身 終身
保障内容 がん入院給付金:1万円 がん診断給付金:100万円など がん診断給付金:100万円 上皮内新生物一時金:50万円 がん入院給付金:1万円 がん診断給付金:100万円 基本給付金額:5万円
保険料 650円/月 1,209円/月 2,840円/月

がん保険は安ければよい保険とは限りません。ご自身のニーズに合った保険がよい保険になるため、まずは希望の条件でシミュレーションし、複数社比較した上で予算の範囲内で収まるものに加入しましょう。

ポイント

表のシミュレーション内容は年齢や特約の追加状況によっても変化します。あくまでも参考程度で確認しましょう。

生命保険は年齢が高くなるにつれて保険料も高くなります。年齢が上がると病気に罹患するリスクや、万が一のことが起こるリスクが高くなるからです。

そのため「できるだけ安く加入したい」という方は、なるべく早い段階で加入することをおすすめします。特に終身型を検討している方の保険料は一生涯据え置きのため、早めに検討しましょう。

女性は女性向けがん保険に加入するべき?

男女のがん罹患者数

※参考:厚生労働省「令和2年度 患者調査」

女性は、男性よりもがんの罹患率が若いうちから高まるため、男性よりも早めにがんの備えをしておく必要があります。

ポイント

女性は30歳を過ぎたあたりから徐々に乳がん子宮頸がん卵巣がんといった女性特有のがんに罹患する可能性が高いと言われています。

ここからは、女性特有のがんと女性におすすめのがん保険の特徴について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。 出典:国立がん研究センターがん情報サービス 2017年

女性特有のがんとは?

女性が罹患しやすいがん

乳がん

乳がんとは、乳腺組織に生じるがんの一種で、通常は乳房内のしこりを通じて症状が現れることが多いです。また、乳房にできる他の症状としては、くぼみやただれが見られることもあります。

子宮がん

子宮がんとは、子宮体部にできる子宮体がんと、子宮頚部にできる子宮頸がんに分類されます。 子宮がんの主な原因として、ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が発生要因として考えられており、おもに性交渉で感染するといわれています。

マガジン編集部 女性

マガジン
編集部
また、喫煙も子宮頸がんの発生確率を高める要因とされています。

卵巣がん

卵巣がんとは、卵巣に発生するがんのことで、進行するとおなかの中にがんが広がる腹膜播種(はしゅ)が発生しやすくなります

自覚症状ほとんどなく、下腹部のしこりやお腹の張りなどの自覚症状が出るころにはすでにがんが進行している可能性があります。

\がん保険選びはプロにお任せ!/

女性は若いうちからがん保険を検討しましょう

女性のがんの年齢階級別罹患率

女性は、男性よりもがんの罹患率が若いうちから高まるため、男性よりも早めにがんの備えをしておく必要があることがお分かりいただけたと思います。

マガジン編集部 女性

マガジン
編集部
ここからは、女性を取り巻くがんのリスクをカバーするおすすめのがん保険の特徴をご紹介します。

終身払いのがん保険

女性特有のがんのリスクは50歳~60歳をピークに下がりますが、それ以降は胃がん、大腸がんのリスクが徐々に高まります

ポイント

男性ほど急激な罹患率の上昇はありませんが、年齢とともに罹患率が高まる傾向にある点は女性も同じです。

このような状況から、保障も保険料も変わらず一生涯継続する終身タイプのがん保険が注目を集めています。将来のリスクに備えるのに、有力な選択肢となるでしょう。

がん診断給付金(一時金)を主契約とする保険

また、抗がん剤の副作用によりウィッグが必要になったり、女性専用の個室を希望する場合があったりなど、健康保険の対象にならない費用が多い点には注意が必要です。

ウィッグや個室の費用は、がん保険の手術給付金や、入院給付金ではカバーされません。したがって、がんと診断されたら一時金が支給されるがん診断一時金を利用して、健康保険対象外の費用をまかなう必要があります。

 

ポイント

がん診断一時金は一度きりしか支払われないものもあれば、一度給付した後一定期間経過をすれば何度でも受け取れるタイプもあります。
近年はがん診断給付金の需要の高まりから、複数回受け取れるがん保険を選ぶ人が多いです。

支払要件のわかりやすさを重視しがん診断金を主契約とするがん保険も人気があります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
いずれの場合も、がん保険や保障を一人で決めるではなく、「ほけんのぜんぶ」をはじめとする専門家に相談することをおすすめします。

がん保険に関するアンケート調査

当サイトではがん保険を選ぶ際に重視したことなどユーザーの意図を把握するため、実際にがん保険に加入している方を対象に独自のアンケート調査を行いました。

以下にアンケート調査の結果を掲載しておりますので、これからがん保険の加入や見直しをしようと思っている方はぜひチェックしてみてください。

アンケート調査の詳細
調査実施時期 2023年10月
調査概要 がん保険に関するアンケート調査
調査方法 クラウドワークスで自主調査
調査対象 現在がん保険に加入している日本全国の男女
回答数 50名

アンケート調査の概要はこちら

Q. がん保険に加入したきっかけは何ですか?

アンケート1

結果の詳細
身近な人の病気 38%
家族や友人の勧め 26%
現在加入している保険に不安を感じた 14%
結婚や出産などのライフイベント 8%
テレビ・新聞・Webなどの広告をみて 6%
他の保険への加入時に一緒に加入した 4%
魅力的な商品を見て 4%
その他 0%

がん保険に加入したきっかけで最も多かったのが『身近な人の病気』でした。身近な人が病気になったことを知ると、危機感が湧いて保険に加入しようと考える人が多いようです。

マガジン編集部

マガジン
編集部
がんは2人に1人がかかる病気と言われています。誰にでもがんにかかるリスクがあることを認識し、若くて健康なうちに入っておきましょう。

Q. 現在のがん保険の保障内容を教えてください。

アンケート2

結果の詳細
がんによる入院や手術で給付金(一時金)が出るタイプ(総合型) 52%
がんと診断された際に一時金を受け取れるタイプ(診断給付金型) 30%
がん治療にかかった費用を保障してくれるタイプ(実損補償型) 12%
がん治療に対して毎月給付金を受け取れるタイプ(治療給付金型) 6%
分からない 0%

がん保険に加入している人に保障内容を尋ねたところ、半数以上の人ががんによる入院や手術で給付金が出るタイプ(総合型)』に加入していることが分かりました。

総合型は、入院や通院や手術などに関わらず、まとまった資金を一度に受け取れるのが特徴です。がん治療にかかる諸費用を幅広くカバーするのに役立ちます。

マガジン編集部

マガジン
編集部
現在の医療保険ではがんに対しての備えが不安な方や、とりあえずがんをメインに備えておきたい方に適した保障内容といえるでしょう。

Q. がん保険を選ぶ際に最も重視したことは何ですか?

アンケート3

結果の詳細
保険金額がいくらもらえるのか 50%
先進医療や自由医療が保障されるか 18%
手術・抗がん剤治療などの三大治療が保障されるか 14%
治療が長期化した場合も十分な保障を受けられるか 8%
上皮内がんも保障の対象か 4%
通院治療が保障されるか 4%
がん診断後、保険料の支払いが免除されるか 2%

がん保険を選ぶ際に最も重視したことを調査したところ、半数以上の人が『保険金額がいくらもらえるのか』に注目していることが分かりました。

がん治療には多額の費用がかかることから、やはり保険金額がいくらもらえるのかは重要なポイントと言えます。

マガジン編集部

マガジン
編集部
特に、公的医療保険が適用されない先進医療に備えたい人や、家計の主要な収入源である人は、保障金額を多めに設定しておくと安心でしょう。

Q. がん保険の検討期間はどれくらいでしたか?

アンケート4

結果の詳細
2〜3日、すぐに決めた 18%
1週間程度 50%
1ヶ月程度 26%
1ヶ月以上 6%

がん保険に加入する際、多くの人が『1週間程度』で加入を決断しているようです。 保険に関する決断は慎重に行うべきですが、がん保険は健康状態やライフスタイルに合わせて選択することが大切です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
焦って早く決めようとせず、保険会社やファイナンシャルプランナーとの相談を通じて、ご自身に合った保険を見つけることをおすすめします。

がん保険に関するよくある質問

最後に、がん保険に関するよくある質問に回答していきます。ぜひ参考にしてください。

がんはどれくらいの確率で罹患するのですか?
男女ともに2人に1人が罹患するといわれています。つまり、夫婦2人暮らしで生活している場合は、どちらか片方ががんに罹患しても統計上不思議なことではないのです。
がん保険と医療保険の違いを教えてください。
保障の範囲と受け取れる保険金額が違います。がん保険はがんに特化し、医療保険よりも比較的大きな保険金を受け取れます。一方医療保険は保障の範囲が広くなりますが、受け取れる保険金はがん保険ほどではありません。
最近のがん保険の傾向を教えてください。
最近のがん保険は「一時金で受け取れる」「通院保障も追加できる」「上皮内がんも保障対象になる」これらの特徴があります。がん保険を検討するときは参考にしてみてください。
がんに罹患したときの自己負担額はいくらでしょうか?
およそ30万円程度になるといわれています。この金額は治療にかかる金額のため、家賃や通信費などの固定費や逸失収入(これまで受け取っていた給料が受け取れなくなること)は考慮していません。
自分に合ったがん保険がわかりません。
自分に合ったがん保険がわからない方は「ほけんのぜんぶ」をはじめとする無料保険相談所を活用することをおすすめします。複数の保険を無料で比較・検討できますよ。
女性におすすめながん保険は?
女性は、男性よりもがんの罹患率が若いうちから高まるため、男性よりも早めにがんの備えをしておく必要があります。女性は乳がんや子宮頸がんなど、女性特有の病気の保障を手厚く保障できる「女性保険」の加入を検討してみてください。
30代におすすめながん保険は?
30代は家族もできて責任も大きくなる可能性が高い世代だからこそ、真剣に検討する必要があります。若年層ががんに罹患した場合、入院期間は短期間になることが多くなっています。そのため、がん保険は一時金でまとまった金額を受け取れる保障内容にすると良いでしょう。
40代におすすめながん保険は?
40代は子どもの進学や住宅・車の購入で費用が大きくかかる年代です。昇給・昇格で収入も多くなりますが、その分かかる費用も大きくなってしまうでしょう。特に費用が大きくかかる家庭は、逸失収入が発生すると家計に大きなダメージを与えかねません。少額でもがん保険に加入し、これらのリスクを軽減させることをおすすめします。
50代におすすめながん保険は?
50代は子どもの大学進学やがんリスクの増大など、状況が大きく変わる年代です。がん保険に加入する際は、男女ともに入院の長期化に備えて日額保障も用意すると良いでしょう。また女性は女性特有の病気の保障を手厚く保障できる「女性保険」の加入も検討してみてください。
がん保険に加入するのはもったいない?
がん保険は必ずしも全ての人にとって必要な保険ではないため、もったいないと感じる可能性があります。しかし、がんリスクが高い人や経済的に負担が大きい人にとっては、がん治療に関連する費用をまかなえるので頼れる存在となるでしょう。ご自身の健康状態や経済状況、既存の保険などを考慮して、必要かどうかを検討すべきです。
がん保険がいらない人の特徴は?
十分な生活費や医療費の貯蓄がある人や他の保険でがんリスクをカバーしている人、家族にがん歴がなく遺伝的リスクが低い人などはがん保険の必要性が低いかもしれません。

がん保険の最新ニュース

がん保険の最新ニュース

  • 東京海上日動あんしん生命がはじめて「がん保険ランキング」で総合1位を獲得
  • HPVワクチン「キャッチアップ接種」、期限迫る 来年3月まで無料
  • 胃がん治療に光明、新薬で生存期間の延長を確認

東京海上日動あんしん生命がはじめて「がん保険ランキング」で総合1位を獲得

顧客満足度調査を行う株式会社oricon MEが1月4日に発表した「2024年 がん保険ランキング」で、東京海上日動あんしん生命が初めて総合1位を獲得しました。2位にはアフラック、3位にはアクサダイレクト生命がランクインしました。

がん保険ランキングとは?
「がん保険ランキング」は、2015年から始まり、今回で9回目の調査となります。過去7年以内にがん保険に加入し、その選定に関与し、過去5年以内に利用した3,116人の回答をもとに発表されています。

総合1位の東京海上日動あんしん生命は、「加入手続き」、「商品内容」、「保険料」、「アフターフォロー」、「受取額・支払いスピード」の全5項目で1位を獲得しました。また、男女別部門の「女性」と年代別部門の「40代」でも1位になりました。

実際の利用者からは、「保障の支払いがスムーズで負担を感じなかった(40代・男性)」、「がんになっても安心な備えになった(30代・女性)」、「申請から支払いまでの日数が短かった(40代・男性)」などの声が寄せられました。

【調査概要】
■調査期間:2023/09/26~2023/10/04、2022/08/16~2022/08/29、2021/08/06~2021/08/18
■サンプル数:3,116人 ■規定人数:100人以上 ■調査企業数:25社
■定義:がんと診断された時やがんで入院した時などに保障される保険を取り扱っている保険会社
■調査対象者  性別:指定なし 年齢:18~84歳 地域:全国
条件:以下すべての条件を満たす人
1)過去7年以内に自分が保障対象のがん保険に加入した
2)がん保険に加入する際に選定に関与した
3)過去5年以内にがん保険を適用した

参考:2024年 オリコン顧客満足度ランキング

HPVワクチン「キャッチアップ接種」、期限迫る 来年3月まで無料

子宮頸がんなどを防ぐ「HPVワクチン」の無料接種が、接種の機会を逃した一部の女性を対象に実施されていますが、その期限が来年3月までに迫っています。これに伴い、都内のクリニックでは接種希望者が増加しています。

以前、ワクチン接種後に体の痛みを訴えるケースが相次ぎ、一時接種の呼びかけが中止されていましたが、安全性と有効性が確認され、2年前に再開されました。1997年から2007年生まれの女性は、公費で接種できる「キャッチアップ接種」の対象です。

参考:NHKニュース 9月11日

胃がん治療に光明、新薬で生存期間の延長を確認

国立がん研究センターの研究チームは、特定の胃がんに対して、新薬「ゾルベツキシマブ」と化学療法を組み合わせた治療の効果を調べました。世界中で行われた2つの大規模な試験をまとめて分析した結果、この新薬を使うことでがんの進行を遅らせ、患者の生存期間を延ばすことが確認されました。

治療によって吐き気や嘔吐などの副作用が少し増えましたが、患者の健康や生活の質には大きな影響はなかったと報告されています。この結果は、著名な医学誌「The New England Journal of Medicine」に掲載されました。

参考:国立がん研究センター 9月19日

まとめ

本記事では「今人気のがん保険をまとめて知りたい」「どのがん保険を選べばいいのか迷っている」という方に向けて、がん保険のおすすめの選び方や注意点などを詳しく解説しました。

さらに、30代・40代・50代の年代別、男女別にがんの罹患率やがん保険の加入率、がん保険の必要性についても深掘りしました。

ライフステージや健康状況など、人によっておすすめできるがん保険は異なります。「保険料が安いから」「加入している人が多いから」といった理由ではなく、万が一のときに自分に必要な保障が得られるがん保険を比較・検討するように心がけましょう。

マガジン編集部

マガジン
編集部
あとから後悔しないためにも、がん保険の加入・見直しを検討する際は「ほけんのぜんぶ」をはじめとした保険相談窓口で専門家に相談しながら決めることをおすすめしますよ。
監修者の紹介
小宮崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。 保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店『コミヤ保険サービス』を設立。 保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

小宮崇之のプロフィール情報

小宮崇之

監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。 ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。 また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

岡田行史のプロフィール情報

岡田行史

監修者の紹介
遠藤優治

愛知県出身。社会保険・税金の効率化、家計・固定費の見直し、保険の新規加入・見直し、住宅購入・住宅ローン、資産形成・老後の年金対策・少額投資(iDeCo・NISAなど)の相談を得意とする。

遠藤優治のプロフィール情報

遠藤優治