安い医療保険を選ぶ6つのポイント!本当に重視すべき保障とは?

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基本的に医療保険料は毎月支払うものなので、「なるべく安いものがいい」と考える方は多いでしょう。

確かに保険料の安さは重要ですが、「保険料が安いから」という理由だけで選ぶと、肝心なときに手厚い保障を得られない可能性があり、逆に支払う保険料が割高になるかもしれません。

そこで本記事では、安い医療保険を検討する際に重視すべき6つのポイントをご紹介。また、現在加入している医療保険料をさらに安くするコツや共済についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

マガジン編集部

これから医療保険に新規加入する方はもちろん、すでに加入している方にとっても役立つ情報が満載ですよ。

この記事の要点

  • 安い医療保険を選ぶためには、「入院給付金額」「給付金の支払い限度日数」「手術給付金のタイプ」「支払い方法」「保険期間」「特約」の6つのポイントを確認しましょう。
  • 保険料を抑えつつ手厚い保障を受けたい方や、今よりも保険料の安い医療保険に乗り換えたい方は、専門家に相談するのが効果的です。
  • 「ほけんのぜんぶ」では、40社以上の保険商品からあなたに最適な保険を提案してくれます。何回でも相談料は無料なので、気軽に利用してみましょう。

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安い医療保険を選ぶ6つのポイント

医療保険を選ぶ際、安さだけでなく自分に合った保障内容を見極めることが大切です。費用を抑えつつ、万が一の病気やケガに備えるために、どのポイントを重視すべきかを理解しておきましょう。

以下の6つのポイントに注目することで、コストパフォーマンスの高い医療保険を選ぶことができます。

①入院給付金日額は5,000円?10,000円?

入院給付金は、病気やケガで入院した際に、1日あたり一定額を受け取れる保障です。一般的には、日額5,000円または10,000円の設定が多いですが、その他の金額も選べます。

令和4年度の調査によると、男性の平均入院給付金日額は9,600円、女性は8,100円です。日額10,000円が平均的で、5,000円はその半分です。

ポイント
貯金や収入に余裕がある場合は、日額5,000円でも十分なことがあります。保険料を抑えたいなら、自己負担額や貯金を考慮して適切な日額を選びましょう。

また、医療費は健康保険が適用される場合、年齢にもよりますが原則3割を自己負担するだけで済みます。医療費が一定額を超えると、高額療養費制度が適用され、さらに自己負担額が軽減されます。

このように、自己負担や高額療養費制度を理解していれば、医療保険の入院給付金日額を抑えることが可能です。

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自己負担額と高額療養費制度を考慮して、入院給付金日額を検討すると良いでしょう。

②入院給付金の支払限度日数は?

医療保険は1回の入院で受け取ることができる入院給付金の支払限度日数が定められています。

入院給付金の支払限度日数

  • 30日 ←もっとも平均在院日数に近い保障
  • 40日
  • 60日
  • 180日
  • 360日
  • 730日 など

厚生労働省の「令和2年(2020)患者調査」によると、退院患者の平均在院日数は33.3日となっています。もちろん疾病の内容によっても在院日数は変わりますが、目安としては参考になります。

平均在院日数が長い傾向にある疾病

  • 統合失調症
  • 気分(感情障害)
  • 精神に関する疾病
  • アルツハイマー
  • 血管性及び詳細不明の認知など認知症に関する疾病

上記疾病のような、長い在院日数が見込まれる病気については、支払限度日数を長めにしておくとよいでしょう。入院給付金の支払限度日数は短くするほど保険料は安くなります。

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保険料を安くしたい時は、疾病ごとの平均在院日数などをふまえて決めていくとよいでしょう。

③手術給付金は「倍率一律タイプ」?「倍率変動タイプ」?

病気やケガで所定の手術を受けた場合に医療保険の手術給付金を受け取ることができます。

手術給付金のタイプ

  • 倍率変動タイプ…手術の種類や入院の有無で入院給付金額の5倍・10倍・20倍・40倍が受け取れる
  • 倍率一律タイプ…手術を受けた場合の手術給付金は一律20倍のように手術の種類などで倍率が変動しない

保険料という点で比較をすると、「倍率一律タイプ」の方が保険料は安い傾向があります。

一方で、大きな手術や重篤な病気のリスクがあると考える場合には、「倍率変動タイプ」を検討することで、より手厚い保障を得ることが可能です。

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自分の健康状態や将来のリスクを見据えて、どちらのタイプが適しているか検討しましょう。

④支払い方法は短期払い?終身払い?

医療保険の支払い方法を選ぶ際、短期払いと終身払いにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

支払い方法 メリット デメリット
短期払い

一定年齢(60歳や65歳)で支払いが終了するため、年金生活に備えやすい

月々の保険料が高くなる
終身払い

月々の保険料が安くなる

長期的には総支払額が高くなる可能性がある

短期払いは、60歳や65歳などの一定年齢で支払いを終了させられますが、月々の保険料が高くなります。年金生活に向けて、早期に支払いを終わらせたい方に向いています。

一方、終身払いは月々の保険料が安く、長期的な支払い負担を軽減できますが、最終的には総支払額が高くなる可能性があります。月々の負担を軽くしたい方におすすめです。

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それぞれのメリット・デメリットを考慮し、自分に合った支払い方法を選びましょう。

⑤保険期間は定期?終身?

医療保険を選ぶ際、保険期間のタイプ(定期保険か終身保険か)によっても保険料は大きく異なります。

タイプ 特徴
定期保険 5年や10年など、一定期間だけ保障が続くタイプ。保険料は安めですが、更新時に年齢に応じて保険料が上がります。解約返戻金はほとんどありません。
終身保険 一生涯保障が続くタイプで、加入時の保険料がずっと変わりません。掛け捨て型と解約返戻金がある積み立て型があり、定期タイプに比べて保険料は高めです。

短期的に保険料を抑えたいなら定期タイプがおすすめです。

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ただし、長期的には総支払額が終身タイプを上回る可能性があるため、長期的な負担も考慮して選ぶことが大切です。

⑥特約は必要か?

医療保険の基本的な給付内容は手術給付金と入院給付金です。追加の保障が必要な場合は特約を付けることができますが、その分保険料が高くなります。

安い医療保険を選びたい場合、どの特約が本当に必要かを見極めることが大切です。

以下は、一般的な医療保険に付けられる特約の例です。それぞれの特約がどのような場合に必要かを考え、無駄な保障を避けましょう。

特約の名称 給付内容
入院一時金特約 ケガや病気で入院した場合、入院給付金とは別に一時金が支給される特約。
先進医療特約 厚生労働大臣が定める先進医療を受けた場合、その技術料が支給される特約。
通院特約 入院後の通院治療に対し、1日あたり定額の給付金が支給される特約。
女性疾病特約 女性特有の病気(乳がんや子宮の病気)で入院した場合、入院給付金に上乗せされる特約。
がん診断給付金特約 がんと診断された場合に一時金が支給される特約。1度だけ支給され、一定期間後に再度受け取れる場合も。
介護特約 介護が必要になった場合、介護保険金が支給される特約。

特約を選ぶ際は、実際にどのようなリスクをカバーしたいのか、またそのために追加費用がどのくらいかかるのかをしっかりと考えましょう。

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必要な保障に絞ることで、無駄な費用を避けつつ、安い医療保険を選ぶことができますよ。

医療保険料をさらに安くする方法はある?

医療保険は、保障内容や対象を工夫するだけでなく、保険会社が提供する制度を活用することで、さらに保険料を安く抑えることが可能です。

現在加入している保険を見直しながら、以下の方法を試してみましょう。

割引制度を利用する

医療保険料をさらに安く抑えたい方は、「非喫煙者割引」や「健康体割引」などの割引制度を活用するのがおすすめです。それぞれの制度の条件を以下の表にまとめました。

割引制度 対象条件※保険会社によって異なる
非喫煙者割引 過去1年間タバコを吸っていない(紙巻きたばこ、電子タバコ、ニコチン製品を含む)
健康体割引
(優良体割引)
– BMIが18.0〜27.0
– 血圧が最高140以下、最低90以下

BMIは、高すぎると健康体として認められませんが、低すぎても認められていない点に注意が必要です。

マガジン編集部

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非喫煙者割引と健康体割引を組み合わせれば、より安い保険料になる可能性があります。

保険料の払込方法を変更する

保険料の払込方法には、月払い、半年払い、年払いなどがありますが、現在月払いにしている方は半年払い、できれば年払いにすることで保険料が安くなる可能性があります。

ポイント
月払いは、毎月同じ金額を計画的に生活費から支払えるというメリットがありますが、保険料の支払総額で考えると、年払いにすることで約1か月分の保険料が節約できる可能性があります。

たとえば、毎月1万円ずつで1年間で12万円の保険料を支払っている場合、年払いにすることで11万円程度にできるということです。

年払いの割引率は保険会社によって異なりますが、毎月支払うよりも割引されることが多いです。

家族でまとめて加入する

保険会社によっては、夫婦や親子で同じ医療保険に加入すると、個別に加入するよりも保険料が安くなるケースがあります。

マガジン編集部

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これは加入者が増えることで、保険会社が管理コストを削減でき、その分を割引として還元しているのです。

また、家族で同じ保障内容の保険に入ることで、保険の内容や支払い管理も簡潔になり、効率的に管理できるというメリットも。

特に子どもがいる家庭などで医療保障が必要な場合は、家族割引を利用することで保険料の負担軽減が期待できるでしょう。

保険相談窓口を活用する

医療保険料を抑えたい場合、保険相談窓口を活用するのも一つの方法です。保険相談窓口では、複数の保険会社の商品を比較しながら、自分に合ったプランを提案してもらえます。

現在加入している保険が本当に必要な保障内容かどうかをプロに確認してもらうことで、不要な保障を削減し、保険料を安くできる可能性もあります。

ポイント
また、特定の保険会社に偏らずに比較ができるため、コストパフォーマンスの高い商品を見つけやすい点もメリットです。

「今より保険料を安くしたい」「自分に最適なプランを知りたい」と考えている方は、「ほけんのぜんぶ」のような無料の保険相談窓口を活用してみることをおすすめします。

保険料が安い共済とは?メリット・デメリット

入院や手術などの医療費を準備する方法として、一般の保険会社の保険商品以外に、共済を使って準備をする方法があります。

共済の特徴とともに、メリットとデメリットについても解説します。

パッケージ化されている

保険会社の医療保険は、手術給付金と入院給付金を基本的な契約として、特約を上乗せしながら保障を拡充していきます。

それに対し、共済は医療保障として必要最低限の基本的なプランをベーシックプランとし、そのベーシックプランにあらかじめ特約を上乗せした商品を総合プランなどの名称で紹介しています。

マガジン編集部

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共済の商品を選ぶ時には、選択肢が少ないことから容易に加入ができるという点でメリットがありますね。

しかし、商品がパッケージ化されていることから、医療保険に死亡保障がセットされたりすることがあります。

マガジン編集部

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パッケージ化されている商品なので、柔軟な商品設計がしにくいという点はデメリットといえるでしょう。

保険料(掛け金)が安い

保険でいう保険料のことを共済では掛け金といいます。

共済は非営利で運営されており、組合員が出し合ったお金をもとに、困っている組合員に共済金を提供する「相互扶助」の仕組みです。

このため、共済の掛け金は比較的安く抑えられるというメリットがあります。

マガジン編集部

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しかし、商品がパッケージ化されているため自分にとっては不要な保障も選択せざるを得ないことがあり、結果掛け金が無駄に高くなる可能性があります。

さらに、高齢者向けの共済では、現役世代と同じ掛け金でありながら、保障内容が減少するプランもあるため、加入時には注意が必要です。

生命保険契約者保護機構に加入をしていない

各生命保険会社は万が一保険会社が破綻した時でも、契約者の保障を維持できるよう保険契約者保護機構に加入をしています。

保険契約者保護機構の加入によるメリットとは?
保険契約者保護機構の加入によって、万が一生命保険会社が破綻したとしても、破綻時点で保護機構の補填対象となる契約の責任準備金の90%までは受け取れることができ、契約者保護が図られています。

マガジン編集部

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しかし、共済はこのようなセーフティネットはないため、この部分はデメリットといえるでしょう。

共済は積み立て商品が少ないという特性上、破綻のリスクは少ないといわれています。しかし、いざという時のセーフティネットがないことだけは十分に注意しておく必要があるでしょう。

安い医療保険に関するよくある質問

保険料が安い医療保険と高い医療保険にはどのような違いがありますか?
基本的には保障の手厚さと幅広さが違います。同じ保険でも保険料が高いと保障対象は広く、保険金は大きく設定されるため、保険料が自ずと高くなっていくのです。
少しでも安い医療保険に加入したい方はこちらの項目をチェックしてみてください。
安い医療保険に加入するときの注意点を教えてください。
安い医療保険に加入するときは「本当にその金額で足りるか」「支払い事由に問題はないか」確認しましょう。いざという時に満足できないようでは元も子もないため、疑問を解消した上で加入してください。
保険料が安いとサービスの内容は悪くなりますか?
例えば同じ保険でも契約している金額で対応に差が生まれることは原則ありません。しかし保障される病気や下りる保険金の額は大きく異なるため注意が必要です。
自分がどの医療保険に加入したら良いかわかりません。
自分が加入すべき保険がわからない方は「ほけんのぜんぶ」をはじめとする保険相談所を活用されることをおすすめします。自分に合った金額の保険を専門家が見つけてくれますよ。

まとめ

今回は、安い医療保険を選ぶ6つのポイントをはじめ、安い掛け金で保障を受けられる制度「共済」との違いや保険料を安く抑える方法についてご紹介しました。

保険料の安さだけで医療保険を選んでしまうと、万が一のときに手厚い保障を受けられないかもしれません。保険料の安さで選んでおきながら保険金が受け取れないと、支払ってきた保険料が無駄になってしまいます。

保険料が安い医療保険を検討している場合は、加入を決める前に今回ご紹介した6つのポイントを改めて確認しておきましょう。

マガジン編集部

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編集部
医療保険選びで悩んでいる方は、「ほけんのぜんぶ」をはじめとする無料保険相談所で専門家に相談することをおすすめしますよ。
監修者の紹介
小宮崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。
保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店『コミヤ保険サービス』を設立。
保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

小宮崇之のプロフィール情報

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監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。
ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。
また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

小宮崇之のプロフィール情報

岡田行史

監修者の紹介
渡辺一哲

岩手県出身。大学卒業後、銀行、外資系生命保険会社、建設業(企業再生)を経て、ほけんのぜんぶに入社。
保険業界経験歴は18年。岩手県生命保険協会副会長も務める。

渡辺一哲のプロフィール情報

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