女性保険はおすすめ?必要性と年代別に選び方も解説

記事を共有する
女性保険はおすすめ?必要性と年代別に選び方も解説の画像
この記事はPRを含みます
本記事にはアフィリエイトプログラムを利用しての商品のご紹介が含まれます。本記事を経由しサービスのお申し込みや商品のご購入をした場合、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。

乳がんや子宮頸がんなど、さまざまな女性特有のリスクを手厚く保障してくれる女性保険。

しかし、「通常の医療保険ではなくわざわざ女性保険に入るべき理由はあるのだろうか」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、女性保険がおすすめな理由を徹底解説。女性特有の病気とそのリスクから、女性保険の必要性を深掘りします。

マガジン編集部

女性保険のおすすめの選び方も20代・30代・40代・50代と年代別にご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要点

  • 女性保険は、女性特有の病気やがんを手厚く保障するため、全ての年齢層の女性におすすめです。
  • 年代別では、若い女性にはがんや不妊治療に備える保険、出産後の女性には育児と医療保障を兼ね備えたプラン、閉経後の女性には更年期障害や骨粗しょう症などのリスクを考慮した保険が適しています。
  • 女性は年齢やライフステージによってホルモン分泌量が変化し、それに伴い女性疾病の罹患率も異なります。定期的な保険の見直しも忘れずに行いましょう。

  • 保険選びで迷ったら、「ほけんのぜんぶ」で専門家からアドバイスを受けるのがおすすめです。相談料無料で、40社以上の保険商品から最適なプランを提案してくれます。

この記事は5分程度で読めます。

※本コンテンツで紹介している保険会社は、保険業法により金融庁の審査を受け内閣総理大臣から免許を取得しています。コンテンツ内で紹介する商品の一部または全部に広告が含まれています。しかし、当サイトは生命保険協会厚生労働省等の公的機関や保険会社の公式サイトの情報をもとに各商品を公正・公平に比較しているため、情報や評価に影響する事は一切ありません。当コンテンツはほけんのぜんぶが管理しています。詳しくは、広告ポリシー制作・編集ガイドラインをご覧ください。

【当サイトは金融庁の広告に関するガイドラインに則って運営しています】
金融商品取引法
募集文書等の表示に係るガイドライン
生命保険商品に関する適正表示ガイドライン
第三分野商品(疾病または介護を支払事由とする商品)に関するガイドライン
広告等に関するガイドライン

女性保険とは?おすすめな理由

女性保険とは、病気やケガを保障する医療保険に、女性特有の病気やがんへの保障を強化した保険です。

具体的には、婦人科系の病気や乳がんなどに対して給付金が上乗せされ、女性疾病に対する保障が手厚くなります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
契約形態としては、通常の医療保険に女性疾病特約を付帯することで、女性保険・女性向け保険としています。

女性疾病には主に次のようなものがあります。

女性特有のがん 乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、卵管がんなど
女性特有の病気 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣機能障害、卵巣のう腫、乳腺症、乳腺炎など
女性に多い病気 低血圧症、骨粗しょう症、貧血、下肢静脈瘤、腹圧性尿失禁、更年期障害、甲状腺疾患、関節リウマチ、胆石症(40~50代の肥満女性に多い)、くも膜下出血(50~60代に多い)など
妊娠・出産 重度のつわり、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、子宮外妊娠、切迫流産、切迫早産、帝王切開など

女性保険がおすすめな理由

女性保険は、女性特有の病気やがんに対して手厚い保障が受けられる点が最大のメリットです。

女性の体には特有のリスクがあり、乳房や子宮に関する病気は命に関わることもあります。これらのリスクに対して、通常の医療保険に特約を加えることで、充実した保障を受けることができます。

保険料はやや高くなりますが、その分、給付金の上乗せや一時金の給付など、女性に特化した保障が充実しているため、安心して暮らすためにはおすすめの選択肢です。

次の章では、女性保険が必要な理由を、女性特有の病気やがんのリスクとともにさらに詳しく解説します。

参考)生命保険文化センター:Q.女性専用の「女性疾病入院特約」の保障内容は?

女性保険の必要性をリスクから考えよう

「女性保険の必要性がいまいちわからない」という方は、改めて女性特有の病気とがんについて把握しましょう。

将来のリスクを正しく理解することで、自ずと必要性が見えてくるはずです。

女性特有の病気とそのリスク

女性の健康は、ライフステージごとに変化するホルモン分泌量の影響を大きく受けます。

マガジン編集部

こうしたホルモン分泌量の変化が引き金となり、女性特有のさまざまな病気が発症しやすくなるのです。

特に40代後半〜50代にかけてホルモン分泌が減少し、更年期障害や骨粗しょう症などの病気のリスクが高まります。

また、若い世代でも女性特有の病気は発症しやすく、以下のような病気があります。

 

代表的な女性特有の病気と発症年齢

 

  • バセドウ病…20代~30代
    甲状腺の過剰分泌で、体調に影響を及ぼす病気。
  • 橋本病…30代~50代
    甲状腺機能低下症で、体調不良が続くことが特徴です。
  • 子宮筋腫…30代半ば
    子宮内に良性の腫瘍ができる病気で、不妊や月経異常を引き起こすことがあります。
  • 子宮内膜症…20代後半~40代前半
    子宮内膜が子宮外で増殖し、強い月経痛を引き起こします。
  • 子宮頸がん…20代~30代
    若年層に多く見られるがんで、定期的な検診が重要です。
  • 子宮体がん・卵巣がん…50代~60代
    更年期以降に発症リスクが高まるがんです。
  • 乳がん…30代後半〜40代(60代前半にも2回目のピーク)
    若年層でもリスクが高まり、定期的な自己検診が必要です。

これらの病気の発症年齢には個人差がありますが、早期にリスクを認識することで、予防や早期発見につながるでしょう。

がんのリスクと女性保険の役割

中でもがんは2人に1人がかかると言われている病気です。がんは高齢になるほど罹患率が高まりますが、若い世代でも発症する可能性はあります。

ポイント
がんは長期的な治療が必要になることが多く、抗がん剤治療やホルモン治療などの通院期間が長引く傾向があります。
たとえば、乳がんの70%はホルモン受容体陽性乳がんといい、治療にはホルモン療法が用いられることが多いです。治療は手術後も長期間続き、再発リスクがあるため、治療期間が10年に及ぶこともあります

マガジン編集部

マガジン
編集部
この間、副作用による体調不良で休職や退職を余儀なくされる可能性もあり、家事代行サービスを利用するなどの費用負担も考えられます。

女性保険とがん保険の違い

女性保険とがん保険は、それぞれ異なる役割を持っています。

保険の種類 保障の範囲 特徴
女性保険 子宮筋腫、PMS、更年期障害、乳がん、子宮がん、卵巣がん など 医療保険の一種で、女性特有の病気の入院・手術・通院費を手厚く保障。
がん保険 すべてのがん(乳がん、子宮がん、卵巣がん、大腸がん、肺がん など) がんに特化し、診断一時金、抗がん剤治療、ホルモン療法、通院保障、収入補填などが充実している。

※保障内容は保険商品によって異なるため、詳細は各保険会社の契約内容をご確認ください。

女性保険は、子宮筋腫や乳がんなどの女性特有の病気に幅広く対応します。一方、がん保険はがんに特化しており、治療の長期化や収入減を補う保障が充実しています。

女性保険のおすすめな選び方【年代・ケース別】

女性保険を選ぶポイントは、ライフプランと必要な保障を照らし合わせることです。

マガジン編集部

マガジン
編集部
同じ女性でも必要な保障は年齢や世帯などによって一人ひとり異なります。

ここでは、ライフスタイル別におすすめの保障内容を解説し、最後に貯蓄型と掛け捨て型の女性保険はどちらが選ばれていて人気なのかご紹介します。

これから女性保険を選ぶ20代・30代のシングル

20〜30代女性の医療保険選びのポイント

  • 掛け捨て型の医療保険を選ぶ
  • 妊娠や出産を考えているなら、不妊治療や出産トラブルに備えた女性保険も検討する

20代・30代のシングル女性が保険を選ぶ際、まず重要なのは医療費や収入減少に備えることです。病気やケガの罹患率が比較的低いため、コスパの良い掛け捨て型の医療保険が適しています。

掛け捨て型は保険料が安価で、過剰な保障を避けつつ必要最低限の保障が得られるため、経済的な負担を抑えることが可能です。

また、将来的に妊娠や出産を考えている場合、女性特有のトラブルや不妊治療に備えた女性保険も選択肢に入れることをおすすめします。

マガジン編集部

マガジン
編集部
健康に関する悩みを無料相談できるサービスが付いていると更に安心です。

保障も家計も見直したい40代・50代の女性が選ぶべき医療保険

40代・50代女性の医療保険選びのポイント

  • 女性特有の病気のリスクに手厚く備える
  • 収入減少に備え、一時金や死亡・高度障害保障を含む保険を選ぶ
  • 子どもが自立したら保障内容を見直して不要な保障を削減する

40代・50代の女性は、乳がんなどの女性特有の病気や高齢によるリスクが高まるため、特に医療保険選びが重要な時期です。

出産や育児で出費がかさむ一方で、教育費や老後資金の準備も求められる時期であるため、無理に貯蓄を崩すことなく、医療保険でリスクに備えることが大切です。

一時金や死亡・高度障害保障が含まれた医療保険を選ぶと、万が一の収入減少に対応しやすくなります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
子どもが経済的に自立する年齢になったら、収入よりも治療の保障を重視するよう優先順位をシフトするとよいでしょう。

老後が不安な60代単身女性が選ぶべき医療保険

60代以降女性の医療保険選びのポイント

  • 定年を迎えるまでは収入減少に備えて一時金を充実させる
  • 病気やケガのリスクに手厚い保障で備える

60代以降の単身女性は、家族に経済的負担を残す必要が少ないため、死亡保障の優先度は低くなります。その代わり、公的保険でカバーしきれない差額ベッド代や先進医療費に備える保障を重視しましょう。

高額療養費制度を活用すれば自己負担額を抑えられますが、不足分を補う私的保険も重要です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
入院時の一時金や通院時のサポートが付いたプランが特におすすめです。

保険期間は老後も保障が続く終身医療保険が安心です。短期払いを選べば保険料総額を抑えられるため、60代のうちに加入することで負担を軽減できます。

妊娠・出産に備えて女性保険に入るべき?

妊娠・出産に備える女性保険は、妊娠前に加入を済ませておくのがベストです。妊娠後は加入が制限されることが多く、保障が限定される場合もあるため、早めの準備が安心につながります。

注意点
たとえば、妊娠25週目までなら加入できる保険会社もありますが、妊娠27週目以降は加入が難しくなる場合が多いです。
また、保険会社によって支払要件はさまざまですが、一般的に出産に際して女性保険の保障対象となりえる項目は以下のとおりです。

女性保険の保障対象になりえる出産

  • 帝王切開
  • 吸引分娩
  • 異常分娩
  • 流産
  • 切迫早産 など

特に帝王切開は近年増加傾向にあり、厚生労働省の統計では、分娩に占める帝王切開の割合は令和2年で27.4%と、4人に1人が帝王切開による出産をしています。

帝王切開を含む異常分娩は、通常の分娩よりも出産費用が高く、入院期間も長引く可能性があるため、女性保険で手厚い保障を受けられることは大きなメリットです。

出典)厚生労働省:令和2年 医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況 P20

帝王切開後の保険加入について

帝王切開を経験した場合、2人目以降の出産でも帝王切開になる可能性が高いです。そのため、保険加入時には帝王切開に関する保障が適用されるかどうかを十分に検討しましょう。

もし、帝王切開に関連する保障が除外される「特別条件」がつく場合、十分な保障を受けられないリスクがあるため、加入前にしっかり確認することが大切です。

マガジン編集部

マガジン
編集部
ただし、帝王切開から5年以上経過していれば、特別条件なしで加入できる場合もあります。

不妊治療中の保険加入について

不妊治療中は、妊娠中と同様に保険に加入できない場合が多いですが、いくつかの保険会社では不妊治療中でも加入が可能なプランがあります

特に注目すべきは、治療後に保障が復活するタイプの保険です。治療中は一部の保障が適用されないことが多いですが、治療終了後にはその保障が再開され、出産に備えた十分な保障を受けることができます。

また、出産後に赤ちゃんの入院や手術も保障する保険もあり、出産後の不安もカバーできる商品が存在します。

マガジン編集部 女性

読者
将来的に子どもを産むことを考えているなら、女性保険はやはり早めに加入しておくと心強いですね。

まとめ

今回は女性が備えるべきリスクと女性保険の選び方を年代別に詳しく解説しました。

女性保険は、20代・30代・40代・50代と全ての年齢層において、女性特有の病気やがんなどを手厚く保障します。女性は年齢に応じて疾患リスクが変動するため、保障内容はライフステージに合わせて選ぶことが大切です。

また、どれだけ充実した保険に加入していても、貯蓄が不足していれば、経済的な問題が生じる可能性があります。そのため、保険と貯蓄はバランスよく両立させましょう。

女性保険は妊娠・出産時のトラブルも保障の対象となる場合があります。

マガジン編集部

マガジン
編集部
がんのリスクが30代から上がることも考慮して、早いうちから加入しておくと安心でしょう。
監修者の紹介
小宮崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。
保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店『コミヤ保険サービス』を設立。
保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

小宮崇之のプロフィール情報

小宮崇之

監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。
ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。
また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

小宮崇之のプロフィール情報

岡田行史

監修者の紹介
渡辺一哲

岩手県出身。大学卒業後、銀行、外資系生命保険会社、建設業(企業再生)を経て、ほけんのぜんぶに入社。
保険業界経験歴は18年。岩手県生命保険協会副会長も務める。

渡辺一哲のプロフィール情報

渡辺一哲