40代におすすめの医療保険は?男性・女性別に選び方を解説

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30代に比べ、がんをはじめとした病気や怪我に悩まされる人が増えるのが40代です。何かと多忙な40代ですが、このタイミングで医療保険や最適な保障を選ぶなら何に気を付けるべきなのでしょうか?

本記事では、40代におすすめの医療保険の選び方・見直し方を男性・女性別にご紹介。また、40代が備えるべきリスクと医療保険未加入で後悔する可能性についても徹底解説します。

マガジン編集部
この記事を読めば、40代の自分にどのような医療保険が必要か理解できますよ。
40代におすすめの医療保険まとめ
  1. 40代は病気のリスクが高まる時期。男女ともに約9割が民間の医療保険に加入し、ケガや病気に備えています。
  2. 特に三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の治療は公的医療保険だけでは対応が難しく、先進医療や貯蓄保護のために40代から医療保険に加入するメリットは大きいです。
  3. 40代は独身・子持ちなど世帯状況や病歴によって選べる保険・必要な保障はさまざま。自分に合った医療保険を選ぶためには、保険相談窓口を利用するのがおすすめです。
  4. 保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」では、40社以上の保険商品からプロがあなたにぴったりの保険・保障をご提案!相談料は何度でも無料です。

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医療保険は、病気やケガで入院し手術を受けたときなどの治療費をカバーしてくれる保険で、いざというときに頼りになるものですが、40代の人も加入する必要はあるのでしょうか?

40代に医療保険がおすすめな理由としては以下が挙げられます。

①公的医療保険だけでは不十分なケースがあるから

日本では公的医療制度が充実しているため、民間の医療保険は必要ないという考えもあります。

確かに、医療費の自己負担割合は原則3割(年齢や収入によっては1~2割)となっており、高額な医療費がかかる場合には「高額療養費制度」を利用すると1か月の医療費の上限額を超えた分(10万円以上)は後日還付してもらえます。

マガジン編集部

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しかし、入院や手術、治療にかかる費用の中には公的医療保険の対象外となるものもあり、それらは全額自己負担しなければなりません。

具体的には、差額ベッド代や病院での食事代、入院中の日用品の購入代金や、付き添いやお見舞いの家族の交通費や食事代などがあります。

そして忘れてはならないのが、先進医療自由診療などの治療を受けた場合の費用で、これらの治療は公的医療保険の保障対象外となるため、原則全額自己負担となります。

POINT
先進医療や自由診療の治療費は、治療方法にもよりますが、数十万円から数百万円といった高額になるものが多く、支払い負担が大きくなってしまいます。

それだけ高額になると、「治療費が支払えないから治療を諦める」という選択をせざるを得ない可能性も出てくるでしょう。

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このように公的医療保険だけではカバーしきれないものでも、医療保険なら保障を付けることができるので、万が一に備えて加入することをおすすめします。

②お金がかかる40代こそ手厚い保障が必要だから

40代は子どもの教育費や住宅ローンの返済など、お金がかかる世代です。そのため、急な病気やケガで入院や手術を受けるとなると、治療費の支払いに困ることも考えられます。

もちろん、十分な貯金があれば支払えますが、退院した後すぐに仕事に復帰できるとは限らず、療養生活を送ることになるかもしれません。その場合、仕事は休業せざるを得ないため、収入が途絶えてしまいます

POINT
一定の条件を満たしていれば、勤務先で加入している健康保険から「傷病手当金」を受け取ることができますが、通常の月収の約6割程度しか受け取れず、受取期間も最長で1年6か月までと限られています。

収入が減額されると、家族の生活費や子どもの教育費、住宅ローンの支払いなどができなくなってしまい、せっかくの貯金を取り崩しながら生活しなくてはならないかもしれません。

マガジン編集部

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こういった事態を防ぐためにも、医療保険で治療費をカバーできると家計への影響を少なくすることができます。

③一度病気をすると保険の選択肢が狭まってしまうから

医療保険に申し込む際には、現在の自分の健康状態やこれまでの病歴などについて保険会社に告知する義務があります(「告知義務」といいます)。

POINT
保険会社は、申込者の告知内容をもとに加入の可否を判断します。一般的に、現在健康状態が良好でない人や、過去に大きな病気をした人、持病がある人は通常の医療保険に加入するのが難しいです。

では医療保険に加入できないかというと、そうとは限りません。審査基準のより緩やかな「引受基準緩和型」や「無選択型」の医療保険なら加入できる可能性があります。

「引受基準緩和型」や「無選択型」の医療保険とは?

「引受基準緩和型」の医療保険は、健康審査が緩やかなため、持病や既往症がある方でも加入しやすい医療保険です。通常の医療保険と同様の保障内容が提供されます。

「無選択型」の医療保険は、健康状態の告知や審査が不要で、誰でも加入できる保険です。

POINT
しかし、引受基準緩和型や無選択型の医療保険は保険料が高額で商品数も少なく、実際に給付金を受ける際に条件が付されたり、契約してから一定期間は保障対象外となったりするケースが多いです。

そのため、万全の医療保障を付けることが難しくなります。こういったことを考慮し、今後いつ大病を患うかわからないので、体調が良好な40代のうちに医療保険に加入することをおすすめします。

40代の医療保険加入率

40代 医療保険加入率

40〜44歳 45〜49歳
世帯 94.6 95.4
世帯主 89.9 91.7
配偶者 70,0 70.8
その他の家族 15.8 23.8

※参照:公益財団法人 生命保険文化センター「2021(令和3)年度『生命保険に関する全国実態調査』(2021年12月発行)」より

40代の医療保険世帯加入率は40歳から44歳で94.6%、45歳から49歳までで95.4%でした。このことからほとんどの世帯で医療保険に加入していることがわかります。

世帯主はおよそ9割が加入していて、配偶者よりも加入率が高いことから、特に世帯主は用意すべき保険だといえるでしょう。

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病気になってから医療保険の加入を検討すると、加入を断られることや保険料が割増になる可能性があります。
また、特定の部位や傷病が保険の対象外になることもあるため、早めに加入することをおすすめします。

40代で医療保険に入らないと後悔する?

「今はまだ健康だから医療保険は必要ない」と考えている方もいれば、20代や30代に加入したままの保険が現在のライフステージに合わなくなっている方もいるかもしれません。

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医療保険に加入していても、現在のあなたに必要な保障がなければ、実質的に未加入と同じです。

40代以降は、がんや生活習慣病のリスクが高まる時期です。医療保険に未加入のままでは、予期せぬ医療費の負担に直面する可能性が高くなります。

40代で医療保険に未加入の場合、以下のような問題が生じる可能性があります。

①がんや心疾患を始めとする三大疾病に対応できなくなる可能性

医療保険に入っていないと、がんや心疾患をはじめとする三大疾病に対応できなくなる可能性があります。

実際に、40代での死亡原因としては、以下のような傾向があります。

40代の死因順位

  • 第1位=悪性新生物(がん)
  • 第2位=自殺
  • 第3位=心疾患
  • 第4位=脳血管疾患
  • 第5位=不慮の事故

特に、がんや心疾患は40代においてリスクが大幅に上昇し、誰もが罹患する可能性があります。

医療保険に加入していないと、これらの疾病にかかった場合に自己負担額が高額になり、経済的な負担が大きくなります。

出典:厚生労働省|「人口動態統計年報 主要統計表 死亡」第8表 死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合)

②1日平均2万700円の入院費用に対応できなくなる可能性

入院にかかる費用は病気やけがの種類によって異なりますが、平均的な自己負担額を見てみましょう。以下は、入院1日あたりの自己負担額の分布です。

入院1日あたりの自己負担額

  • 1位:自己負担額1万円~1万5,000円未満…約24%
  • 2位:自己負担額2万円~3万円未満…約16%
  • 3位:自己負担額4万円以上…約13%

最も多いのは、1日あたり1万円~1万5,000円未満の自己負担をしている人で、その割合は約24%です。平均すると、1日の入院費用は約2万700円となっています。

これを参考にすると、入院費用として1日2万円程度を見積もっておくのが賢明です。

仮に2週間入院した場合、約30万円程度の自己負担額がかかってしまいます。入院が長引くほど負担額は大きくなるため、生活が困窮してしまうかもしれません。

※出典:生命保険文化センター|令和元年度生活保障に関する調査|59P

③平均2週間の入院期間のうち支出とともに逸失収入が増える可能性

1日あたりの金額が分かったので、入院したら何日くらいかかるのか入院日数を見てみましょう。

1回の入院日数

  • 40代の直近の入院時の入院日数は、「5~7日」が35.7%で最多となっています。
  • 次に多い入院日数は「8〜14日」で26.5%を占めています。

この2つだけで全体の半分のパーセンテージを超えていることがわかります。40歳代全体の平均は15.1日ですから、病気やけがの種類は異なっても平均で2週間は入院する可能性があることを考慮しておきましょう。

※出典:生命保険文化センター|令和元年度生活保障に関する調査|56P

入院した際にかかる費用は約31万円

今までのデータをもとに、入院した際にかかる費用を計算すると以下のとおりです。

POINT
1日あたりの自己負担額2万700円 × 平均入院日数15.1日=31万2,570円

もし医療保険に加入していなかった場合、これらの費用は全額自己負担になるということです。この事実だけを見ても、医療保険の加入は不要とは言い切れないことがお分かり頂けるでしょう。

高額療養費制度で医療費が戻ってくることも計算に入れる

約28万円の入院費用が発生する可能性はあるものの、その場合は高額療養費制度で払い戻しを受けることが可能です。

POINT
高額療養費制度とは、医療費が一定以上の金額になった場合に一定額を超えた分が払い戻しされる制度のことです。

たとえば70歳未満の場合(平成27年1月診療分から)を紹介します。

高額療養費制度の自己負担限度額例
所得区分 自己負担限度額 多数該当
①区分ア (標準報酬月額83万円以上の方) (報酬月額81万円以上の方) 252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% 140,100円
②区分イ (標準報酬月額53万円~79万円の方) (報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方) 167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1% 93,000円
③区分ウ (標準報酬月額28万円~50万円の方) (報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方) 80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1% 44,400円
④区分エ (標準報酬月額26万円以下の方) (報酬月額27万円未満の方) 57,600円 44,400円
⑤区分オ(低所得者) (被保険者が市区町村民税の非課税者等) 35,400円 24,600円

引用元:全国健康保険協会|高額な医療費を支払ったとき

かかった医療費が100万円で自己負担部分30万円がかかるケースで見ると、所得区分ウ(標準報酬月額28万~50万円の方)の場合、21万2,570円が高額療養費として払い戻しされます。

自己負担額は8万7,430円になりますね。

さらに、診療を受けた月以前の1年間で3ヶ月以上の高額療養費の支給を受けた場合、4ヶ月目からは「多数該当」として自己負担額が軽減されます。区分ウに該当する方は1ヶ月の自己負担が4万4,400円まで抑えられます。

公的保険による自己負担3割に加えて、高額療養費も加味して入院時の自己負担の計算が必要です。

マガジン編集部

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高額療養費の対象だとしても8万円以上の自己負担がかかる(区分ウの場合)ため、この費用をカバーするために医療保険に加入する価値はあるといえます。

40代で医療保険の見直しが必要な人

40代は現在加入している医療保険の見直しを検討する時期です。医療保険の見直しが必要な人の特徴を以下にまとめましたので、確認してみてください。

以前加入した保険をそのままにしている人

以前加入した保険をそのままにしている人は、医療保険の見直しの必要性が高いと言えるでしょう。これは、40代になると健康リスクが上昇し、若い頃に加入した医療保険では保障が不足する可能性があるからです。

また、医療分野は常に進化しており、新たな治療法や薬が登場します。それに伴い医療費が変動することがあるため、最新の医療トレンドに合った保険が必要です。

マガジン編集部

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現在の健康状態に合っているかどうかを確認し、必要に応じてアップデートしましょう。

家族構成が変わった人

40代で家族構成が変わった場合、医療保険の見直しが必要です。なぜなら、家族構成の変化は医療保険のニーズに影響を与えるからです。

例えば、子どもが生まれた場合、小児医療や予防接種などの費用も考慮する必要があります。一方、離婚や子どもが独立した場合、家族人数が減少し、保険料の負担を軽減できるかもしれません。

また、家族の健康状態や年齢によっても見直しの必要性が変わります。家族の誰かが慢性疾患を抱えた場合、それに対応した保障が必要です。逆に、家族全員が健康であれば、保険料を抑えられるプランに切り替えることも考えられます。

転職や独立などで収入が増減した人

40代で転職や独立などによって収入が増減した人にも、医療保険の見直しが重要と言えます。

たとえば、収入が減少した場合は、保険料の負担を軽減するために、保険プランの見直しを検討することが賢明です。

また、転職や独立に伴って、従来の雇用主から提供されていた医療保険が変わることがあります。新しい雇用主の保険内容を確認し、必要であれば足りない部分を補完する保険に加入することが必要です。

40代におすすめな医療保険の選び方

医療保険に既に加入していても、昔加入したものであれば見直しが必要になります。どういった場合に見直しが必要になるのか、自分に適切な保障をどのように選べば良いか判断が難しいですよね。

ここからは、最適な医療保険の選び方をご紹介していきます。新たに加入や見直しを検討している方はぜひ参考にしてください。

医療保険の見直しが必要か確認する

まず医療保険に既に加入している場合は、見直しが必要かどうかを確認しましょう。医療保険の見直しが必要な人は、以下の通りです。

医療保険を見直すべき人

  • 昔に加入していた医療保険を放置している人
  • 健康診断で指摘がされないほど健康な人

時代の流れに伴い医療環境は変化するため、以前加入した医療保険では現代の医療事情に合わない可能性があります。

そのため、保険も最新の環境に合うように定期的に見直しが必要なのです。

見直しが必要な一例として、「免責」が挙げられます。以前の医療保険では、一定の期間は保険料支払いの対象にならない免責期間が設けられていることがありました。

POINT
しかし、最近は入院日数が短期化傾向にあります。
免責期間が適用される医療保険のままにしていると、入院しても保険料支払いの対象にならない可能性があります。

また、健康な人も40代になれば医療保険を検討するべきです。 医療保険の中には保険料が安いうえに手厚い保障が用意されている商品がありますが、健康状態によって申込ができない場合があるので早めの検討をおすすめします

健康診断で指摘を受けた後では、加入したくてもできないことが多くなってきます。もしも40代で健康そのものであれば、条件の良い医療保険に加入するチャンスといえます。

今までは健康でも今後はどうなるかは分かりません

マガジン編集部

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ずっと健康でいられるとは限りませんから、今のうちに医療保険に加入して将来のリスクに備える必要があるでしょう。

40代特有のリスクを考慮した保障内容を選ぶ

40代になると、生活習慣病やがんなどのリスクが高まるため、それに対応した医療保険を選ぶことが重要です。

例えば、がんは40代から急激にリスクが増加し、長期治療が必要になることが多いため、がんに特化した保険や手厚いがん保障が含まれる医療保険を検討する必要があります。

また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に備えるため、入院だけでなく、通院治療もカバーできる保険を選ぶと安心です。これにより、万が一の際の経済的負担を軽減し、安心して治療に専念できる環境を整えられるでしょう。

入院期間の短期化に対応した医療保険を選ぶ

近年、がんなどの治療が入院から通院治療に切り替わりつつあります。 厚生労働省の調査では、平成20年に35.6日だった平均入院日数が平成29年には29.3日まで短くなっています。

平成20年…35.6日
平成29年…29.3日

出典:「平成29年(2017)患者調査の概況 退院患者の平均在院日数等」

古いタイプの医療保険では「入院〇日目から支給」というタイプが一般的でしたが、これでは保険が支払われる前に退院することになる可能性があります。

入院の保障が1日目から支払われるタイプや、日帰り入院でも保障されるタイプの医療保険に加入するべきです。

入院の長期化に備えた保障を選ぶ

入院日数が短期化しているのがトレンドなのは、既に紹介したとおりです。しかし、あくまでトレンドですから病気やケガの種類によっては長期化することもあります。

自己負担額が大きくなることもありますので、長期入院に伴うリスクにも備えたいところです。注目すべきポイントは「1入院支払限度日数」です

POINT
  • 商品によっては、保険金の支払限度日数が40日・60日など契約者の希望で選択できる場合があります。
  • 特約によっては特定の病気での入院で支払限度日数を無制限にすることも可能です。

経済的なリスクを計算して、長期の入院をカバーできるように限度日数を考慮できると良いでしょう。可能な限り支払限度日数を長くすることで、万が一のリスクに備えることができます。

40代男性におすすめな医療保険の特徴

40代男性は子どもの進学やローンの返済などで大きな費用がかかる年代です。そのため「しっかり保障したいけど費用も抑えたい」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで以下では40代男性におすすめの医療保険の特徴を3つ挙げていきます。これから医療保険に加入する方にとって大切な情報になるので、参考にしてみてください。

40代男性におすすめな医療保険の特徴
  1. 一時金保障がついている保険
  2. 日帰り入院も保障してもらえる保険
  3. 保険料が手頃な保険

①一時金保障がついている保険

40代男性は一時金保障がついている医療保険に加入することをおすすめします。なぜなら入院期間の短期化に伴って一時金保障の需要が高まっているからです。

マガジン編集部

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これまでは入院の長期化に備えて日額保障を手厚くする保険が主流でしたが、現在は短期化しても十分な金額を受け取れるような保険が主流になっています。

入院期間が短期化してしまうと、日額数千円から1万円程度の保険金では足りない可能性があります。そのため入院が確定した段階でまとまった一時金を受け取れる保険が必要になるのです。

②日帰り入院も保障してもらえる保険

日帰り入院でも一時金や日額保障の保険金がおりる保険に加入することをおすすめします。なぜなら近年手術があった場合でも日帰り入院になるケースが増えてきているからです。

とはいえ「日帰り入院にあたる治療がわからないからイメージできない」という方もいらっしゃるでしょう。日帰り入院になる治療の一例を以下にまとめましたので確認してみてください。

日帰り入院が保障される治療例

  • 手根管解放術
  • 内視鏡的ポリープ切除
  • 下肢静脈瘤治療
  • 眼科手術 など

これらの治療を受ける場合、日帰り入院対応の保険なら一時金や日額保障が支払われます。自分の保険が日帰り入院に対応しているかを確認しましょう。

③保険料が手頃な保険

40代の男性は保険料が手頃な保険に加入することをおすすめします。なぜなら「教育費」「住宅・車のローン」など保険以外にも支出が多くなる年代だからです。

とはいえ「保険料が手頃な保険と言われてもわからない」という方もいらっしゃるでしょう。そこで保険料が安い医療保険の特徴を以下にまとめますので確認してみてください。

安い医療保険の特徴

  • ネット保険
    (運営コストが低いため保険料が安くなることが多い)
  • 掛け捨て型の医療保険
    (解約返戻金がない代わりに保険料が安い)
  • 保障内容がシンプルな医療保険
    (余計な特約やオプションが少ない)

これらの特徴を備えた医療保険を選べば、支出が多くなる40代でも納得のいく保障内容を保ちながら、保険料を抑えることができるでしょう。

40代女性におすすめな医療保険の特徴

40代女性は女性特有の疾病などのリスクが高まってくる年代です。そのため「そろそろ医療保険を用意した方がいいかも」と考える方もいらっしゃるでしょう。

そこで以下では40代女性におすすめの医療保険の特徴をまとめていきます。家事や仕事で家庭を支えている方が多い年代だからこそ、保険にも気を遣ってみてください。

40代女性におすすめな医療保険の特徴

  1. 女性特有の疾病に対する上乗せ保障がついている保険
  2. 祝金がついている保険
  3. 一時金で保障してもらえる保険

①女性特有の疾病に対する上乗せ保障がついている保険

40代の女性が医療保険に加入する場合は女性疾病に対する上乗せ保障がついている保険をおすすめします。なぜならこれから女性疾病のリスクが高まる年代であるため、罹患する前に準備しておくべきだからです。

女性疾病とは?
乳がんや子宮筋腫など、女性特有の病気のことを指します。

女性特有の上乗せ保障がついている保険とは「女性保険」のことです。女性保険に加入しておくと、万が一病気に罹患してしまった時の経済的負担を軽減できます。

十分な保険金を受け取れれば、入院期間中は家事代行を依頼したり固定費の支払いも問題なくできます。そのため、家庭に対する不安をなくして治療に専念できるようになるでしょう。

注意点

女性保険に加入する場合、通常の医療保険より保険料は高くなります。「できるだけ安く抑えたい」という方は通常の医療保険と併せて検討してみてください。

②祝金がついている保険

医療保険を検討している40代女性で「払い損になるのは嫌だ」という方は祝金付きの保険に加入することをおすすめします。なぜなら加入すれば何らかの形でお金を受け取れるようになるからです。

祝金とは?
保険契約者が所定の条件を満たした場合に受け取れるお金のことです。「生存給付金」「健康祝金」などの名称で取り扱われています。取り扱っている保険会社によって条件は異なります。

祝金を追加すると支払い事由に該当してなくてもお金を受け取れるようになるため、払い損がなくなります。通常の医療保険と比較して取り扱っている保険会社が限られるため、気になる方は探してみてください。

③一時金で保障してもらえる保険

男性同様、40代女性も一時金で保障してもらえる保険に加入することをおすすめします。今後年齢を重ねることを考えると日額保障も大切になりますが、現状は入院期間の短期化に備えることが大切でしょう。

マガジン編集部

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社会人になった時や結婚した時に加入した医療保険を見直していない場合は、一時金保障が不足している場合があります。

一時金保障を手厚くする保険会社が増えたのはここ数年の話です。そのため十数年前から同じ医療保険に加入している方は一時金保障が不足している可能性があります

すでに医療保険に加入している方もこのままだと実際に受け取る保険金が足りないことも考えられます。一度確認してみてください。

40代の医療保険に関するよくある質問

40代はどのような保障が必要ですか?
三大疾病の保障が必要です。40代の死因1位になっていることや今後リスクが高まることを考えて、特約等で三大疾病に関する保障を追加しておくことをおすすめします。
40代男性が必要な保障はこちらから、40代女性が必要な保障はこちらからチェックしてください。
20代の頃に加入した医療保険をそのままにしています。見直しした方が良いでしょうか?
はい、見直した方が良いです。保険は社会保障制度の変化や医療技術の進化、ライフステージの変化が原因で保障内容が古くなってしまいます。そのため、適宜見直すようにしましょう。
40代で加入した医療保険はいつ頃見直した方が良いですか?
子どもが進学したタイミングや、契約してから10年程度経過したタイミングで見直すことをおすすめします。
一度病気をしていますが、加入できる保険はありますか?
過去に発症した病気の程度や経過した期間によっては「引受緩和型」の医療保険に加入できる可能性があります。詳しくは取り扱っている保険会社に確認してみましょう。
医療保険に加入するときのポイントを教えてください。
一時金で受け取れたり日帰り入院を保障したりしてもらえる保険を選びましょう。近年は入院期間が短期化しているため、一時金保障や日帰り入院の保障がついている保険に注目が集まっています。
40代男性と女性が必要な保険や保障はこちらから確認してください。
40代の医療保険料の平均月額はいくらですか?
生命保険文化センターの『生活保障に関する調査(2022(令和4)年度)』 によると、40代の平均月額保険料は男性で1.87万円女性で1.55万円です。ただし、これは医療保険だけの金額ではないため、あくまで参考程度に捉えておきましょう。

まとめ

今回は、40代におすすめの医療保険の選び方を男性・女性別に詳しく解説しました。

40代は、がん・心疾患・脳血管疾患などの三大疾病や生活習慣病のリスクが高まる時期です。30代まで健康だった方でも、突然病気にかかることは珍しくありません。もし40代で医療保険に未加入、または若い頃の保険が現在のライフステージに合っていない場合は、今すぐ見直しを検討しましょう。

40代は独身、既婚、子持ちなど、ライフスタイルや貯蓄状況によって必要な医療保険が異なります。そのため、自分の状況に合った選び方をすることが大切です。

マガジン編集部

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編集部
医療保険の加入や見直しで悩んでいる40代の方は、無料保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」で専門家に相談してみましょう。
監修者の紹介
小宮崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。
保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店『コミヤ保険サービス』を設立。
保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

小宮崇之のプロフィール情報

小宮崇之

監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。
ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。
また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

小宮崇之のプロフィール情報

岡田行史

監修者の紹介
渡辺一哲

岩手県出身。大学卒業後、銀行、外資系生命保険会社、建設業(企業再生)を経て、ほけんのぜんぶに入社。
保険業界経験歴は18年。岩手県生命保険協会副会長も務める。

渡辺一哲のプロフィール情報

渡辺一哲