医療保険は何歳から入れる?ベストな加入時期やメリットを解説

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医療保険は健康リスクに備える上で欠かせないものですが、「医療保険は何歳から加入するべきなのだろう」「おすすめの加入時期はいつか」といった疑問がありますよね。

そこで、今回は医療保険の加入可能年齢おすすめの加入時期各年代の加入率について徹底解説。若いうちから加入するメリット・デメリットもわかりやすくお伝えします。

マガジン編集部

本記事を読めば医療保険の適切な加入時期や活用方法がわかりますよ。

この記事の要点

  • 基本的に、医療保険は0歳から加入可能です。おすすめの加入タイミング、医療費助成制度の対象年齢を超える16〜20歳ごろです
  • 若いうちに加入することで、保険料が割安になり、加入を断られるリスクが少なくなるというメリットがあります。
  • ただし、保険料の支払いが家計の負担になる可能性や、実際に保険を使う機会が少なく、損をしたように感じる場合もあります。
  • 医療保険の加入に迷っている方は、40社以上の保険商品を扱う無料保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」で専門家に相談してみましょう。

ほけんのぜんぶ

※医療費助成の対象年齢は自治体によって異なります。居住の市区町村の窓口でご確認ください。

この記事は5分程度で読めます。

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医療保険は何歳から加入できる

医療保険は何歳から加入できるのでしょうか?
医療保険の被保険者としての加入年齢は、保険商品によって異なりますが、0歳から加入できるものもあります

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他にも6歳からのものや16歳、18歳からのものなど、さまざまです。

ただ医療保険に加入するのに、「年齢的な制約は大きくない」ことはいえるでしょう。

医療保険は何歳から加入するのがベスト?

医療保険は何歳から加入するのがベスト?
医療保険には、16〜20歳ごろに加入することをおすすめします。

その理由は、主に次の2点です。

おすすめな理由

  • 病気・ケガのリスクは年齢に限らず一定以上あるため
  • 自治体などが運営する医療費助成制度の対象年齢外となるから

若い世代でも予期しない病気やケガによって医療費がかかることは珍しくありません。特にスポーツをしている若年層や、急性疾患にかかるリスクがあります。医療保険に早めに加入することで、予期せぬ出費に備えられます。

多くの自治体では、16歳以下の子供を対象に一定の医療費負担を軽減する制度『医療費助成制度』を提供しており、自己負担が大きく軽減されます。

しかし、16歳を過ぎるとこれらの助成制度の対象外となるため、その前に医療保険に加入することが重要です。

医療費助成制度とは?
医療費助成制度とは若年者や障害者など、医療費負担が比較的重くなる人を対象に、一定の医療費負担を軽減する制度のことです。

例えば東京都の23区では、中学3年生までは、健康保険診療の自己負担額が実質無料になっています。

このように自治体ごとに、中学生以下では充実した医療費助成が実施されている可能性があるため、その年齢を超える16〜20歳ごろの加入をおすすめします。

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ここではさらに掘り下げて、年代別の入院率や医療保険の加入率を確認しましょう!

年代別入院

医療保険に加入するタイミングを考える際、年代別の入院率を参考にすることは非常に重要です。

年代別に入院率をまとめると、次のようになります。

年代別の入院率(人口10万対)
年代 総数 男性 女性
0歳 1,065 1,155 971
1〜4歳 134 153 115
5〜9歳 71 79 64
10〜14歳 99 106 92
15〜19歳 123 121 126
20〜24歳 141 128 156
25〜29歳 198 142 258
30〜34歳 246 165 301
35〜39歳 257 215 267
40〜44歳 273 278 296
45〜49歳 345 387 302
50〜54歳 478 551 404
55〜59歳 664 776 551
60〜64歳 895 1,064 730
65〜69歳 1,207 1,444 983

(参考:厚生労働省令和2年(2020)「患者調査の概況」)をもとに作成

このデータから、年齢が上がるにつれて入院率が増加する傾向が見て取れます。特に60代以上で入院率が大きく増えており、加齢に伴う健康リスクが高まることが原因と考えられます。

ポイント
また、特に注目したいのは、20代〜30代の女性の入院率が男性よりも高い点です。この年齢層では、出産を控える女性が増えるため入院率が高くなる傾向があります。

自然分娩にかかる費用は通常、医療保険の対象外ですが、帝王切開や妊娠に伴う合併症などは保険で保障されることが多いです。

マガジン編集部

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これらのリスクに備えるため、妊娠を予定している場合は、早めに医療保険に加入することをおすすめします。

医療保険の加入率

では、世帯主年齢別の医療保険の世帯加入率を確認しましょう。

世帯主年齢別の医療保険・医療特約への世帯加入率
年齢 加入率
29歳以下 93.9%
30〜34歳 94.2%
35〜39歳 92.6%
40〜44歳 94.6%
45〜49歳 95.4%
50〜54歳 96.2%
55〜59歳 94.7%
60〜64歳 94.2%
65〜69歳 94.0%
70〜74歳 92.2%
75〜79歳 91.8%
80〜84歳 85.3%
85〜89歳 92.9%
90歳以上 83.3%

(出典:生命保険文化センター令和3年度「生命保険に関する全国実態調査」)をもとに作成

80代未満までは、医療保険の加入率が80%を超えているのがわかりますね。

そして40代から90%以上の人が、医療保険に加入する傾向にあります。その理由はとして考えられるのは、次の2点です。

40代から医療保険の加入率が9割を超える理由

  • 年齢から病気・ケガのリスクを無視できなくなってきた(健康状態に不安を感じるようになってきた)
  • 子どもが成長し、自分の病気・ケガによって家計に与える影響を大きく感じるようになった

医療保険に早くから加入する3つのメリット

本記事の結論としては、医療保険には16〜20歳といった早期での加入をおすすめします。

その場合に得られるメリットは、次のとおりです。

1. 若いうちの方が保険料を抑えられる

早くから医療保険に加入すると、上の世代に比べて病気・ケガをするリスクが少ないため、支払う保険料が少なくなります

例えば終身医療保険に加入すれば、一生涯にわたって保険料を抑えた金額で継続します。

もちろん、定期医療保険でも、更新の度に保険料は上がりますが、早期に加入すれば保険料を安くできますよ。

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あらためて、定期医療保険と終身医療保険の違いをまとめると、次のようになります。
定期医療保険と終身医療保険の違い
定期医療保険 終身医療保険
保険期間 一定期間
(10年や20年など)
一生涯
更新 あり なし
保険料 終身型より安い 定期型より高い
貯蓄性(解約返戻金)の有無 なし なし
(あってもごく僅か)

2. 万が一の病気・ケガに備えられる

若い世代は比較的、収入が少なく、突然の医療費に備えられている人は多くありません。

さらにまだまだ将来性があり、なかには小さい子どもを持つ責任ある立場にある人もいるでしょう。

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そのようなときに、活躍するのが医療保険です。

手元に満足な資金がなくても、充実した治療を受けられたり、家計への影響を最小限にとどめたりすることができます。

3. 医療保険に加入できないリスクが少ない

医療保険に加入するには、告知医師による診察などによって、加入者に持病や入院歴がないかなどを確認しなければなりません。

そのときに、病気にかかっていることや健康状態が悪いことなどがわかると、保険に加入できない恐れがあるか、加入できても条件付き(保険料の割増や部位不担保など)となる場合があります。

早期に加入すれば、病気や入院するリスクが少なくなり、医療保険に加入しやすい傾向にあります。

医療保険に早くから加入する2つのデメリット

一方で、医療保険に早くから加入する場合、次のようなデメリットもあります。

1. 保険料が負担となる

医療保険に早くから加入すると、保険料は安くなりますが、その出費を負担に感じる人も少なくありません。

というのも20代や30代は、まだまだ収入が低く、家計に占める保険料の割合が少なくても、負担に感じやすいからです。

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そのため、まずは最低限の保障を備えて、保険料を低く抑えるのもおすすめです。

2. 医療保険を活用しないまま時間が経過しやすい

若いと、病気・ケガをするリスクが少ないため、多くの人は医療保険を活用しないままになることもあるでしょう。

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活用する機会がないのならば、医療保険を無駄に感じて解約してしまう気がします。

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ただし、医療保険とはそもそも万が一の病気・ケガに備えることに意味がある保険です。

転ばぬ先の杖」として、最低限でも備えておくのが重要です。

注意点

  • 解約後に再加入しようとすると、保険料が高くなったり、健康状態によっては加入できなくなったりする可能性があるため、解約は慎重に検討しましょう。

まとめ

本記事では、「医療保険に何歳から加入すべきだろう」と迷っている人に向けて、医療保険へ加入できる年齢や年齢ごとの加入率、若いうちから加入するメリット・デメリットについてご紹介しました。

医療保険は、0歳から加入できるものもあります。医療保険には、医療費助成がなくなる16〜20歳ごろに加入するのがおすすめです。

病気やケガのリスクは年齢に限らず一定以上あるため、若いうちに加入しておいて損はないでしょう。

マガジン編集部

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編集部
本記事で解説したことを参考に、ご自身にあった医療保険の加入タイミングを掴んでいただければ幸いです。
監修者の紹介
小宮崇之

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。
保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店『コミヤ保険サービス』を設立。
保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

小宮崇之のプロフィール情報

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監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。
ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。
また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

岡田行史のプロフィール情報

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監修者の紹介
渡辺一哲

岩手県出身。大学卒業後、銀行、外資系生命保険会社、建設業(企業再生)を経て、ほけんのぜんぶに入社。
保険業界経験歴は18年。岩手県生命保険協会副会長も務める。

渡辺一哲のプロフィール情報

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