株式会社WDC 事業開発から見た、サービス開発の現場

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今回は、株式会社WDCの代表取締役 上石 泰義さんにお話しを伺いました。

株式会社WDCについて

株式会社WDCは、保険をはじめとする豊富な金融知識と経験を兼ね備えた有資格者のプロが在籍する総合保険代理店です。
また、生命保険代理店業界で初のシステム「リアほ」を提供するインシュアランステクノロジー企業です。

株式会社WDCを立ち上げた理由

ほけんのぜんぶマガジン編集部

株式会社WDCを立ち上げた経緯や理由を教えてください。

上石さん上石さん:
MDRT世界大会で日本の保険業界のデジタル化の遅れを痛感し、「日本でもお客様の為に最高のサービスを作りたい」と思ったことがきっかけです。

また、日本の保険業界特有のインセンティブに左右されやすい給与体系により、新規が作れず給与が下がって、いい人材が保険業界から離れてしまうのを変革したいという思いもありました。

そこから「買い手、売り手の理想を創ることにより、日本の保険市場に貢献したい」と考え独立に至りました。

顧客に対しては、”保険加入体験の利便性と、もっと良い保険の提供の追及”。保険セールスに対しては、”新規見込みのお客様探しに困ることなく、自身の得意分野で活躍し、幸せに前向きに働ける環境を提供することを目指しています。

上石さん2

株式会社WDCとはどんな会社?

ほけんのぜんぶマガジン編集部

株式会社WDCはどんな会社ですか?(提供しているサービスなど)

上石さん上石さん:
WDCのミッションは、「世の中のすべてにわくわくドキドキを!」です。従来の対面セールスから少し逸脱をして、オンラインデジタルに特化した保険代理店です。

「リアほ」と言うプロダクトを提供しており、お客様の性格、ライフスタイル、趣味嗜好からお客様にあった保険をパーソナライズ診断し保険を提案しています。

株式会社WDCで現在取り組んでいること

ほけんのぜんぶマガジン編集部

株式会社WDCで現在どんなことに取り組んでいますか?

上石さん上石さん:
社内では、社員が自分のしたい仕事にわくわくと取り組めるような経営を目指し、お客様にはさらなる感動体験を提供できるよう意識しています。

また、パートナー代理店の売上を1円でも多くするサポートにも力を入れています。テクノロジーも必要ですが、保険業界では人が重要な要素です。そのため、テクノロジーと人の融合を追求しています。

外資のインシュアテック企業が日本に参入しても、当社は競争に負けないようなプロダクトを日々目指しています。

ロボット保険ガイド「リアほ」について

サービスの概要・特徴

ほけんのぜんぶマガジン編集部

「リアほ」とはどんなサービスですか?サービスの概要や特徴を教えてください

上石さん上石さん:
「リアほ」とは、お客様の性格やライフスタイル、趣味嗜好からお客様にあった保険をパーソナライズ診断し保険を提案するサービスです。

お客様に合った保険をレコメンドしダイレクト契約もできますが、最後は「じっくり話を聞きたい」というお客様の要望に答える為にWeb面談も用意しております。

現在は24社の取扱保険会社の中からオンラインで保険を提案しております。

サービスの強み

ほけんのぜんぶマガジン編集部

「リアほ」の強みを教えてください。(他社との差別化ポイントなど)

上石さん上石さん:
「リアほ」の強みは主に2つあります。

1つ目は、お客様が保険を検討する時に『スマホで自分の好きな時間、好きな場所で保険契約できる』ということ。

2つ目は、データ解析により『お客様のライフステージや趣味嗜好にマッチした提案が可能な仕組み』であることです。

上石さん3

サービスを通して解決したい課題

ほけんのぜんぶマガジン編集部

「リアほ」を通して解決したい課題や実現したいことを教えてください。

上石さん上石さん:
「リアほ」を通して解決したい課題や実現したいことは、主に3つあります。

1. お客様に対しては、『保険加入体験の利便性と、もっと良い保険を知れる』

2. 保険セールスに対しては、『新規見込みのお客様探しに困らなく、自分の好きな保険セールスで活躍し、幸せに前向きに働ける保険業界』

3. 保険市場に対しては、日本の保険業界がテクノロジーで世界に負けないように

将来の展望

ほけんのぜんぶマガジン編集部

株式会社WDC(リアほについて)将来の展望を教えてください。
新たな市場や顧客層の開拓、拡大計画/機能拡充など可能な範囲で教えてください。

「リアほ」での将来の展望

上石さん上石さん:
「リアほ」では、主に以下の2点の機能拡充を目指しています。

①疾病予測から、過不足のない保険提案機能の実装
②アフターフォローシステムの実装

1. 保険ってあらゆる病気に対して、大きく保障をカバーするイメージです。

保険を検討する方が、将来どんな病気に〇〇%の確率で罹患すると分かれば、そこを重点的にカバーすることで、無駄のない保険設計ができて面白いなと思ってます。

また、セールスをしていた頃、お客様から「この保険入った方がいいですか?」とよく聞かれて、日本人全体の罹患率を提示して、「あった方がいいと思います。」としか、回答できませんでした。

お客様の要望に応えきれていない感覚があったので、疾病予測からの保険提案を実現しようと思いました。

2. 保険は、契約(入口)にフォーカスされがちですが、契約がスタートしたら、お客様の人生に末永く伴奏する商品です。

前職では、「保全から新契約が生まれる」という言葉を教わりました。

未来の約束された給付金・保険金(出口)の支払いまで、支払い後も、お客様をサポートし、お客様が幸せだ!と思って貰えるようアフターフォローシステムを構築します。

結果、お客様が多すぎて、セールスが細やかな対応ができない悩みも解決できます。

機能としては、お客様のライフステージの変化に合わせて、保険の見直し案をオートメーションで提案する機能。(データ解析で、お客様の属性に合わせた保険種類や保障額や保険料の中央値を出し、傾向からの保険提案)

お客様のライフステージの変化に合わせて、欲しいと思われるサービスの提供、保全全般がシンプルになるシステムができればと考えております。

ハードルは高いのですが、諦めずチャレンジし続けます。

保険市場での将来の展望

上石さん上石さん:
お客様をどう効率的に獲得するかが、保険関連事業者の生命線になっていると思います。これからは、マスに大きくマーケティングをかけるより、ファンコミュニティの構築とかが面白そうです。

強固なファンコミュニティが構築されていると、保険相談までのハードルが低く、相談をスムーズかつ大量に獲得する世界が実現できます。

現在は、FP相談、住宅相談、教育資金相談等の、幅広い内容で新規の見込み客を獲得し、そして商談をし、どこかのタイミングで保険の話をする、少し駆け引きみたいな方法が多いと思います。お客様もセールスも保険の話をする事にすごいストレスを感じてます。

保険に悩みがあり、見直したい、保険に新しく入りたい人に、駆け引きなくそのまま販売するのが理想です。それしかない世界を創るのはすごくハードルが高いと思います。

SONYやAppleのようにブランドや会社が好きだから、そこの商品を買う。

「WDCがすごく好きだから、保険に入るならここにしよう!」みたいな事ができたら最高ですね!

今後は、永続的かつ多くのお客様が自動的に見込みになる、強固なファンコミュニティをどう創るかがキーになってくると思ってます。

また、世界に目を向けると、市場のできあがっている欧米より、東南アジアとか面白そうです。

実体験なのですが、某国で軽微な交通事故を目の前で見たのですが、喧嘩して、お互い言い合ったら、そのままその場を立ち去るのを見てビックリしました。

後で聞いたら、ほとんどの人が保険に入ってないとのことです。

そういった国では、ビジネスをする上で、法律やプラットフォームが整ってなく、現地の人があったらいいな!と思う解決策が、日本とは比べ物にならないくらい沢山転がってます。

海外では、保険分野なのかは分かりませんが、事業内容は問わずに勝負できると面白いと思っております。

上石さん4