生命保険は何歳から加入するべき?世代・男女別に加入率を解説

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病気や事故など、万が一の事態に頼りになるのが生命保険です。

しかし、なかには「生命保険は何歳から加入するべきだろうか」「若いうちから加入したほうがいいのか」など加入のタイミングを迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではそもそも生命保険には何歳から加入できるのか、おすすめの加入年齢、年代別の平均加入率についてご紹介します。

マガジン編集部

この記事を読めば、自分がいつ生命保険に加入するべきかのヒントを得られますよ。

この記事の要点

  1. 通常の生命保険の場合、契約者や被保険者として加入できるのは18歳ごろからです。(保険会社・保険商品・契約内容によっては0歳から申し込みできるものもあります。)
  2. 生命保険文化センターの調査によると、多くの人が30代から生命保険に加入し、40代では9割以上の人が加入しています。
  3. 生命保険への加入は年齢よりもライフステージから考慮すべきですが、できるだけ健康な20代・30代のうちから加入しておくのがおすすめです。
  4. 生命保険選びで悩まれている方は、保険相談窓口で専門家に相談してみると良いでしょう。
  5. 保険相談窓口『ほけんのぜんぶ』では、40社以上の保険商品から経験豊富な専門家があなたにぴったりな保険を無料で提案してくれます。

ほけんのぜんぶ

この記事は5分程度で読めます。

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生命保険は何歳から入れる?

生命保険の加入年齢は、生命保険の種類や各販売会社によって異なります

ここでは、次の3つの生命保険の種類ごとに何歳から加入できるのかを確認していきましょう。

また加入できる年齢には「保険契約できる年齢」と「被保険者年齢」の2つの見方があります。

ここで両者の定義を確認した後に、種類ごとの両者の年齢を紹介します。
保険契約できる年齢とは?
保険契約できる年齢とは、生命保険の契約者になれる年齢のことです。本記事では、契約者年齢とします。
被保険者年齢とは?
被保険者年齢とは、加入する生命保険における対象者になれる年齢のことです。

マガジン編集部

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ちなみに契約者とは、保険料の支払いや契約内容の変更など、加入した生命保険に対して一定の責任と権利をもつ人のことで、被保険者とはその人に病気・ケガなどの保険金の支払い事由が発生したときに保障を受けられる人のことです。

一般的な生命保険の場合

ここでいう「一般的な生命保険」とは、死亡保険、医療保険、がん保険、個人年金保険など、幅広い年齢層を対象にした保険を指します。

一般的な生命保険に加入できるのは、何歳から?
一般的な生命保険の多くは16歳から加入可能ですが、特に契約を求められる年齢が18歳以上に設定されている商品が多いのが現状です。(保険会社や商品によっては0歳から加入可能なものもあります)

マガジン編集部

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いわゆる、「成人」に近い年齢からの加入が前提とされているのですね。
その理由として、考えられるのは次の2点です。
成人に近い年齢からの加入が多い理由
  • 社会人になる前の子どもは収入がなく、保険料を安定して支払うのが難しいため。
  • 成人と未成年では必要な保障内容が異なることから、未成年に特化した保険商品が用意されているため。

学資保険の場合

学資保険とは?
学資保険とは、一定の保険料を支払うことで子どもの進学や成長に合わせて、祝金や満期保険金などを受け取れる貯蓄型の保険のことです。

もちろん、学資保険も生命保険の一種ですが、一般的な生命保険と異なる点があります。

マガジン編集部

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それは、「被保険者が必ず子どもであること」です。

そのため、必然的に被保険者年齢が変わってきます。

学資保険に加入できるのは何歳から?
学資保険に加入できる年齢は、契約者年齢の場合、一般の生命保険とあまり変わらず18歳からであることが多く、被保険者年齢(子どもの年齢)は0歳からと設定されていることが多いです。
また取り扱っている生命保険会社によっては、子どもが生まれる前から学資保険に加入できるものもあります。
ただ、学資保険には、次のような注意点があります。

学資保険の注意点

  • 子どもは0歳から加入できますが、加入できるのは多くの場合6歳までと短く設定されています。
  • また子どもの年齢が若い方が総支払保険料が少なくなり、逆に加入年齢が高くなると総支払保険料も増えます。

そのため、学資保険への加入を検討される場合は、なるべく早い時期に加入するのがおすすめです。

子ども向け保険の場合

子ども向け保険とは、子どもの死亡や病気・ケガに備えるための保険です。

子ども向け保険もその名の通り、被保険者が子どもなので、学資保険と同じように被保険者年齢と契約者年齢が異なります

子ども向け保険に加入できるのは何歳から?
子ども向け保険に加入できるのは、被保険者(子ども)が6歳から、契約者が18歳からとなっている商品が多いです。(なかには、被保険者が0歳から申し込みできる保険もあります。)

マガジン編集部

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子どもの加入年齢が6歳からと設定されているのは、6歳未満には小児特有の疾病などにより、生命保険の保障が適用される可能性が高く、生命保険会社が背負うリスクが高いことが考えられます。

生命保険は何歳から入るべき?

結論から言うと、生命保険には20代・30代のうちに加入しておくのがおすすめです。

しかし、大前提として生命保険の加入は「年齢」で決めるよりは「ライフステージ」ごとに加入を検討するのがセオリーです。独身であるときと、結婚し子どもが生まれたあとでは、加入すべき保険やその保障内容も異なっていきます。

ポイント

例えば独身でまだ若いなら、死亡リスクが低い上に死亡しても、遺族が経済的に困ることはありません。
一方で幼い子どもがいて、将来的な養育費がかかると予測できるなら、自分が死亡しても遺族の生活が困らないように死亡保険への加入が必要になります。

そのため、実際は明確に「何歳から加入しておくのがいい」という決まりはありません。

あえて「何歳から生命保険に加入しておくのがおすすめか」という疑問に答えると、20代・30代のうちに加入しておくのがおすすめです。

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ここからは、20代・30代で生命保険に加入するメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

若いうちに生命保険に加入するメリット

20代・30代の若いうちに生命保険に加入するメリットは、次の通りです。

20代・30代で加入するメリット

  • 保険料が安い
  • 生命保険に加入しやすい

保険料が安い

同じ保償内容で40代以降に加入するより、20代・30代のうちに生命保険に加入すると、保険料が安いです。これは、若いときは比較的健康で死亡や病気・ケガをするリスクが少ないためです。

実際に全年代の月額平均支払額を見ても、若い年代ほど毎月の保険料が安いことが分かっています。

月額平均支払額

※参照:生命保険文化センターの「令和元年度 生活保障に関する調査」P188

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そして若いうちに加入しておくと、将来的な保険料の値上がりも少なく、総支払保険料は40代以降に加入するよりも少なくなる可能性が高いです。

マガジン編集部

読者
どのみち同じような保障を受けるなら、保険料が安いに越したことはありませんね。

そのため、生命保険への加入は若い20代・30代のうちにするのがおすすめです。

生命保険に加入しやすい

20代・30代の人は、上の世代に比べて生命保険に加入しやすい傾向にあります。

マガジン編集部

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それは持病や入院歴をもつリスクが少なく、告知や医師による診断に引っかかりにくいからです。
多くの方がご存知のように、生命保険に加入する際には告知や医師の診断を通じて健康状態を審査されます。

注意点

  • 生命保険会社からすると、死亡や病気のリスクが高い人を被保険者にしてしまうと、想定以上の保険金支払いが発生する恐れが高くなり、他の加入者との公平性の観点からも望ましくありません。
  • そのため、持病や入院歴にある方は、生命保険に加入しづらくなる傾向にあります。

マガジン編集部

読者
つまり、年齢を重ねるほど、持病や入院する可能性が当然高くなるわけだから、そうなる前に早めに加入しておくのがいいということですね。

マガジン編集部

マガジン
編集部
はい、その通りです。

若いうちに生命保険加入するデメリット

一方で生命保険に20代・30代で加入すると、次のようなデメリットもあります。

20代・30代で加入するデメリット

  • 保険料が負担となる
  • 他の資金の活用の機会を失う

保険料が負担となる

生命保険に加入するということは、当然、保険料を支払わなければなりません。

確かに若いうちに生命保険に加入すると、保険料は比較的安くなります。しかし、いくら保険料が安いとはいえ、月に数千円から1万円ほどの料金がかかることは避けられません。

まだ収入が低い20代にとっては、保険料を支払ったからといって、すぐに価値のあるものを手に入れられるわけでもないので、大きな負担に感じるでしょう。

マガジン編集部

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編集部
特に20代は、まだ社会人になりたての人ばかりで、収入が他の世代に比べて低くなっています。

30代にとっても、家族が増え家計の負担や責任が増す時期であるので、保険料は負担になりますね。

他の資金活用の機会を失う

人の死亡や病気・ケガ、老後の生活資金に備える手段は、生命保険だけではありません。資産運用や貯蓄など、いろいろな方法があります。

ただ生命保険に一定の保険料を支払っていると、なかなか他の手段へ資金を回すことができません。

つまり、資産を生命保険以外に有効活用する機会を失ってしまうのです。

マガジン編集部

読者
たしかに、もし資産運用で高利回りを実現できたとしたら、生活資金のゆとりが生まれるかもしれませんよね。

マガジン編集部

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編集部
おっしゃる通りです。特に若いうちは、何通りものお金の有効活用方法があるので、その機会を慎重に考えることが大切です。

みんなは何歳から入ってる?【男女・年代別加入率】

マガジン編集部

読者
生命保険に加入できる年齢やおすすめの加入年齢についてはわかりました。ただ、他の人は何歳から加入しているのでしょうか?

マガジン編集部

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20〜60代の男女別の生命保険加入率は、次のようになっています。
各世代の男女別生命保険加入率
年代 男性 女性
20代 46.4% 57.1%
30代 81.5% 82.8%
40代 86.1% 86.3%
50代 86.9% 87.8%
60代 85.8% 86.5%

20代が男女ともに50%台とともに低く、30代から加入率が一気に増加していることがわかります。

それ以降の世代はすべて80%以上をキープしていますね。

マガジン編集部

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このことからわかるように生命保険への加入者数は、20代ではまだ低く、30代に一気に増加の傾向にあるようです。

マガジン編集部

読者
つまり、多くの人は30代になって加入の検討をするのですね。
それでは、以下で世代ごとの加入者状況を、もう少し詳しく見ていきましょう。

気になる年代をタップ!

20代の生命保険加入率

20代の生命保険への加入率は男性46.4%、女性57.1%と6割弱の方が加入しています。

ただし、全世代のなかでは最も低くなっているのがわかりますね。

その理由は、次のように考えられます。

20代の生命保険への加入率が最も低い理由

  • 若く健康であるため、生命保険の必要性を感じていない
  • 扶養家族がいないため、死亡保険を中心に必要性を感じていない
  • 所得の低い人が多く、保険料を支払う経済的余裕がない

30代の生命保険加入率

30代は、男性81.5%女性82.8%となっています。

特徴的なのは、20代に比べて、大幅に加入率が増加している点です。

その理由として考えられるのは、次のようなことです。

30代で生命保険への加入率が急増する理由

  • 結婚や出産を機に扶養家族が増え、死亡保険の必要性を感じた
  • 経済的にゆとりが生まれて、生命保険の加入の負担が相対的に減少した

40代の生命保険加入率

40代になると、男女ともに86%以上の人が生命保険に加入していることが分かります。

40代の加入率が90%を超える理由

  • 子どもが成長し、より一層、家計を支える人の経済的な責任が増した
  • 30代からさらに収入が上がり、生命保険への加入がしやすくなった
  • 健康や老後資金への不安が、現実的に感じられるようになった

50代の生命保険加入率

50代は40代とあまり変わらず約87%と、依然として高い加入率を維持しています。

50代の生命保険への加入率が高い理由

  • まだ学生の子どもを抱えている家庭も多く、経済的責任が大きい。
  • 健康や老後資金への不安が増大している

60代の生命保険加入率

60代は、ほとんどの世帯で子育てが終了し、生命保険への加入が少なくなりそうですが、依然として80%を超える高さとなっています。

その理由として考えられるのが、「健康に不安が出てくるので、入院や手術に備えられる医療保険に継続して加入している」ことです。

60代は、その年齢から当然、病気・ケガをする恐れが高まります。

そのリスクに備えるため、生命保険を解約せずに、加入を続ける傾向にあるのです。

まとめ

本記事では「生命保険には何歳から加入するべき?」「みんなは何歳から加入しているの?」と気になっている方に向けて、おすすめの加入年齢や年代別の平均加入率についてご紹介しました。

基本的に生命保険は、18歳ごろから加入可能です。生命保険文化センターの調査では、ほとんどの人が30代から生命保険に加入していることが分かっています。

生命保険への加入時期は年齢よりもライフステージから考慮すべきです。なかでも家庭において経済的負担が増す、20代〜30代のうちに加入することをおすすめします。

マガジン編集部

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編集部
もっと早くから加入しておくべきだったと後悔する前に、健康で若いうちから加入を検討しましょう。
監修者の紹介
岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。
ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。
また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

岡田行史のプロフィール情報

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監修者の紹介
恩田雅之

オンダFP事務所代表。CFP証券外務員第2種の資格を保有。初心者向け資産運用に関するセミナーと、投資信託など資産運用を中心とした記事の執筆及びクレジットカードや住宅ローンなどの記事監修を中心に活躍中。セミナーと執筆では初心者の方にもわかりやすい説明を心がけています。

恩田雅之のプロフィール情報

恩田雅之

執筆者の紹介
須山怜央

都内の私立大学を卒業後、日系生命保険会社に就職。主に個人・中小企業の保険営業とマネジメント業務を担当した。
その後、2021年11月にライターとして独立。実務経験を活かし、保険・税金・クレジットカードなど金融ジャンルを中心に記事執筆から編集まで行う。

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編集者の紹介
Abe

ライターとして経験を積んだのち、ほけんのぜんぶマガジンの編集者を担当。保険業界の最新情報をいち早く掴み、読者に役立つ情報をわかりやすく提供することを心がけています。 質の高いコンテンツを通じて、読者が自分に合った保険やサービスを選べるようにサポートしていきます。

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