投資信託 初心者

これから資産運用を始める人には投資信託がおすすめです。さまざまな資産運用が注目される中、投資信託ほど初心者向けな資産運用法はないと言っても過言ではないでしょう。

本記事では、投資信託が初心者におすすめな理由を徹底解説。投資信託の基礎知識や始め方から、おすすめの銘柄や金融機関、勉強法に至るまで紹介しています。

投資信託初心者必見の内容です。ぜひ参考にしてみてください。

投資信託とは

投資信託とは

投資信託3つの特徴
  • 投資家から集めた資金を投資の専門家が運用してくれる商品
  • 投資信託で集めた資金は株式や債券などの有価証券で運用
  • 運用して得た利益は投資家の投資額によって分配

投資信託とは、簡単に言えば「投資家から集めた資金をまとめて、投資の専門家(ファンドマネージャー)が運用する」という商品です。投資信託には「投信」や「ファンド」などの呼び名があります。

 集めた資金をどのように運用するかは投資の専門家が決めてくれるので、基本的に投資家は資金を投じるだけで問題ありません。

集めた資金をどのように運用するかは投資の専門家が決めてくれるので、基本的に投資家は資金を投じるだけで問題ありません。

また、運用して得た利益(運用益)は投資家の投資額によって分配されます。ただし、運用状況によっては投資した金額(元本)を下回る可能性もるので注意しましょう。

個人で銘柄を選定して投資する株やFXなどに比べて、投資を始めるまでのハードルは低いと言えます。

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

投資信託が初心者におすすめな理由を4ご紹介します。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

投資信託が初心者におすすめな理由4選
  1. 少ない資金でも運用可能
  2. 投資の専門家に運用してもらえる
  3. リスク・リターンをある程度は自分で調整できる
  4. 3つの運用方針から選べる

1少ない資金でも運用可能

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

投資信託は少ない資金でも問題なく運用できます。投資先の規定にもよりますが、一般的には1万円程度の資金があれば購入できるファンドがほとんどです。

 中には100円から積立可能としている「積立投信」と呼ばれる商品もあります。

少額でスタートできることは「投資家から集めた資金をまとめて運用する」投資信託ならではのメリットだと言えるでしょう。

2投資の専門家に運用してもらえる

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

投資信託は運用機関(銀行・証券会社)ごとに販売されている商品を購入するだけです。

 一度、投資してしまえばあとは投資の専門家(ファンドマネージャー)が運用してくれるので、リターンを待つだけで問題ありません。

また、運用状況は定期的に送られてくるポートフォリオから確認できるので必ず確認しましょう。ポートフォリオは決算期に送られてきます。年に1~2回を決算期としている商品がほとんどです。

投資信託の仕組み上、ほったらかし投資を行う人が目立ちますが、定期的に運用状況のチェックを行うのがおすすめです。

ポートフォリオを確認したときに、予定と大幅に逸れる値動きであれば換金(解約)することもできます。

3リスク・リターンをある程度は自分で調整できる

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

投資信託の投資先
  • 債券
  • 株式
  • REIT(不動産投資信託)

投資信託の投資先は上記の3つから選択できます。投資先によってリスク・リターンが異なり、少額でも複数の投資先に投資できるのが投資信託の大きなメリットです。

 投資信託のリスク=価格の振れ幅です。振れ幅が大きければリターンも大きくなり、小さければリターンも小さくなるのが特徴です。

投資信託ならリスク・リターンが異なる商品を自由自在に組み合わせられます。分散投資がお手軽にできるのは投資信託の大きなメリットでしょう。

また、投資先のリスク・リターンは国内なのか、先進国なのか、新興国なのかによっても異なります。一般的に海外(先進国・新興国)の商品はリスク・リターンが大きくなります。

為替リスクも考慮する必要があるので、投資する際はくれぐれも注意しましょう。

43つの運用方針から選べる

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

投資信託の運用方針
  • インデックス型
  • アクティブ型
  • バランス型

投資信託では上記の3つの運用方針から商品を選択できます。それぞれ特徴が異なるので、ひとつずつ見ていきましょう。

インデックス型

インデックス型とは「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの、代表的な指数と連動させることを狙った運用方針です。

有名な指数との連動を狙っているので、値動きが読みやすかったり投資に関する情報量が多いなどのメリットがあります。アクティブ型に比べてコスト(信託報酬)が低く設定されているのも魅力のひとです。

とにかく安定した運用を目指したい人におすすめな運用方針です。

アクティブ型

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

アクティブ型とは「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数」などの代表的な指数を上回ることを目指した運用方針です。代表的な指標を上回る成果を目指した運用方針なので、調査や分析が念入りに行われます。

 基本的にはファンドマネージャーの労力がかかっている分、インデックス型よりコスト(信託報酬)が高めに設定されているケースがほとんどです。

前述のインデックス型より大きなリターンを狙えますが、その分リスクも高まるのでご注意ください。

アクティブ型は、値動きが激しいことに加えてコストがかかるので、初心者にはあまりおすすめできません。

バランス型

投資信託が初心者におすすめな4つの理由

バランス型とは、株式債券REIT(不動産投資信託)などのリスク・リターンをバランスよく組み合わせた商品です。

 国内だけでなく海外の商品も組み合わされているので、投資の知識がない人でも分散投資が行えます。

分散投資は、ひとつの銘柄に集中して投資するのではなく、複数のリスクが異なる銘柄に投資して安定した運用を目指す投資手法のことです。

インデックス型より大きなリターンを狙う初心者におすすめな運用方針です。

【全5STEP】初心者向け投資信託の流れ

【全5STEP】初心者向け投資信託の流れ

投資信託の流れ
  • STEP1、口座開設
  • STEP2、投資信託を購入
  • STEP3、分配金の受け取り
  • STEP4、投資信託の換金(解約)
  • STEP5、償還金の受け取り

投資信託の口座開設をしてから、報酬を受け取るまでの流れを初心者向けに全5STEPで紹介します。事前に大まかな流れがわかっていれば、実際にチャレンジしたときにスムーズに事が運ぶでしょう。

これから投資信託を始めようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1口座開設

【全5STEP】初心者向け投資信託の流れ

口座開設選びで重要なポイント
  • 信託報酬などの手数料の安さ
  • 自分が運用したい商品の有無
  • サポートやサービスの充実度

まずは、投資信託の運用機関(銀行・証券会社)で口座開設をします。運用期間ごとに特徴が異なるので、上記3つのポイントを比較しながら自分に合っているところで口座開設しましょう。

投資信託で年間20万円超えの利益を得た場合確定申告が必要です。確定申告が面倒な人は口座開設時に「源泉徴収ありの特定口座」を開設しましょう。

2投資信託を購入

【全5STEP】初心者向け投資信託の流れ

投資信託を選ぶポイント
  • 投資先・運用方針
  • 純資産額の大きさ
  • 信託報酬などの運用コスト

無事、口座開設ができたら投資する投資信託を選びます。投資信託を選ぶ際には、運用コストや投資先が自分の運用方針に沿っているか確認しましょう。

純資産額とは、投資家が投資している金額の合計額です。純資産額が大きいほど人気の高い投資先だということがわかります。

信託報酬や販売手数料もできるだけ安い商品を選択するのがおすすめです。

3分配金の受け取り

投資信託を購入たら決算日に分配金が支払われます。同時に運用成果が記載されているポートフォリオが送られてくるので、しっかりと目を通すようにしましょう。

 年に何度分配金を受け取れるかは、決算日の回数によって異なります。年に1~2回程度が一般的です。

分配金を受け取らずに再投資に回すのもひとつの手です。長期運用を前提としている人は再投資したほうが良いでしょう。

4投資信託の換金(解約)

【全5STEP】初心者向け投資信託の流れ

投資信託の解約にかかる手数料
  • 解約手数料
  • 信託財産保留額

運用成果が予定と違う場合などに投資信託の換金(解約)を検討します。換金は上記の手数料を支払うだけで、自分の好きなタイミングでできるのが特徴です。

 中には一定期間換金できない商品もあるので注意しましょう。

換金不可な期間を「クローズド期間」と言い表します。信託財産保留額やクローズド期間については「投資信託説明書」から確認できます。

5償還金の受け取り

投資信託には基本的に運用期間が定められています。満期を迎たら「投資していた資金+運用益」の合計金額を受け取りましょう。

満期を迎えて受け取る資金を「償還金」と言い表します。自己申告しない限り運用され続ける投資信託もあるので、しっかり確認しておきましょう。

投資信託初心者におすすめの銘柄・金融機関は?

投資信託初心者におすすめの銘柄・金融機関は?

投資信託の口座開設を、銀行証券会社のどちらで開設すべきか迷っている人は少なくありません。また、どの銘柄を区有するか迷う方も多いでしょう。

結論から述べると「ノーロード信託」を取り扱っている金融機関を選ぶのがおすすめです。

 ノーロード信託とは、販売手数料無料としてる投資信託を指します。

投資信託には複数の手数料がかかります。ノーロード信託であれば手数料負担を軽減できるのがメリットです。

投資信託にかかる手数料一覧
  • 信託財産保留額
  • 信託報酬
  • 販売手数料

また、銘柄についてもなるべく手数料が安いノーロードのものがおすすめです。運用機関の中には取り扱う商品すべてをノーロード信託としているところもあるので要チェックです。

そのほか、証券会社と銀行を比較すると銀行のほうが若干ラインナップが少ない傾向にあります。幅広い選択肢を持ちたい方は、証券会社で口座開設するのが良いでしょう。

投資信託初心者におすすめの勉強方法

投資信託初心者におすすめの勉強方法

投資信託の勉強方法
  • ブログ・Webサイト
  • セミナー

投資信託の勉強方法は上記3つが代表的です。投資信託にチャレンジする前に、少しでも知識を持っておくと商品の選定などがスムーズに行えます。

それぞれ特徴やメリット・デメリット、おすすめな人をご紹介します。

投資信託初心者におすすめの勉強方法

今では数多くの投資信託の専門書が販売されています。初心者向けの本を選択すれば、論理的に投資信託について学べるでしょう。本での学習は、複数の本を読む時間があり、体系的に学びたいにおすすめです。

● 本で学習するメリット・デメリット

メリット
  • 自分のペースで勉強できる
  • 初心者向け~上級者向けまで、幅広い層に合わせた専門書が販売されている
  • 数千円程度の金額で専門的な知識を学べるため、コストパフォーマンスに優れている
デメリット
  • 中には信用度の低い(個人的な論述)情報を記述している本もある
  • ~中級者を目指すためには何冊か購入する必要がある

ブログ・Webサイト

投資信託初心者におすすめの勉強方法

個人ブログWebサイトで投資信託の学習をするのも良いでしょう。初心者向けに投資信託について詳しく解説しているWebサイトも数多く存在します。

ブログ・Webサイトで学習するのがおすすめな人は、情報を取捨選択する能力やリサーチ能力が高い人です。

● ブログ・Webサイトで学習するメリット・デメリット

メリット
  • 通勤中でもスマホやタブレットで勉強できる
  • 実体験をもとにしているブログなら、失敗しない方法などを学べる
  • 基本的に無料で情報収集ができる
デメリット
  • 信用度の低い情報もあるので、情報を取捨選択する能力が求められる
  • 個人の価値観が強いブログなどもある

セミナー

投資信託初心者におすすめの勉強方法

投資信託の運用機関が開催しているセミナーを受講して学習するのも一つの手です。

 ただし、幅広いジャンルとレベルのセミナーが開催されているので、自分に合ったものを選択する必要があります。

セミナーで学習するのがおすすめな人は、投資信託中級者ぐらいで、自分が何がわからないかハッキリしている人です。

● ブログ・Webサイトで学習するメリット・デメリット

メリット
  • 段階的に投資信託の知識を学習できる
  • わからないことを専門家に質問できるケースもある
デメリット
  • 地方など開催回数が少ない、もしくは全くない地域がある
  • セミナーのレベルと自分のレベルが釣り合わない場合、何を言ってるのか全くわからない可能性がある
  • セミナーの開催日時のためにスケジュールを調整する必要がある

初めての投資信託で失敗しないコツ3選

初めての投資信託で失敗しないコツ3選

初めての投資信託で失敗しない方法3選
  1. 余剰資金で運用する
  2. 長期積立・分散投資を心がける
  3. 無理のないリスク・リターンで運用する

初めての投資信託で失敗しないためには、上記の3つのポイントを押さえる必要があります。投資の世界で100%失敗しない方法はありませんが、少しでも成功率を上げるための施策を実践していきましょう。

初心者でもすぐに実践できる施策のみをご紹介します。

1余裕資金で運用する

投資信託の失敗とは、投資した金額(元本)を下回る運用成果を指します。

 生活費などで運用してしまうと、失敗したときに生活に支障をきたす可能性がにあります。

投資信託はミドルリスク・ミドルリターンの商品とはいえ、元本を下回る可能性もあるので必ず余剰資金で運用しましょう。

投資信託に限らず資産運用は余剰資金で行うのが鉄則です。

2長期運用・分散投資を心がける

初めての投資信託で失敗しないコツ3選

投資信託でリスクを抑える代表的な方法
  • 長期運用
  • 分散投資

投資信託でリスクを抑えるために効果的な方法は上記の2つです。安定して資産を増やしたい人はぜひ実践してみてください。

● 長期運用

投資信託に限らず、資産運用で短期的な利益を求める人は少なくありません。ですが、投資信託は中・長期的に資産形成をしたい人に向いている資産運用なので、短期的に利益を求める人には不向きだと言えます。

 株式投資やFXなどに比べて低リスクな傾向にあり、短期で得られる運用益は少なめです。

中・長期的に運用すれば複利効果の恩恵を受けられるので、最終的に大きな資産を築き上げることも不可能ではありません。

複利効果とは、利益に利益を重ねることです。雪だるま式に資産が膨らむのが投資信託の魅力だと言えます。

● 分散投資

分散投資とは一つの銘柄に集中して投資するのではなく、リスクの異なる複数の銘柄に投資する手法です。

 「仮にひとつの銘柄がダメになっても他の銘柄の利益でカバーしよう」という考え方で、少額でも投資できる投資信託と相性の良い投資手法と言えます。

また初心者の人なら、毎月一定額を積み立てる「積立投信」が良いでしょう。

積立投信なら商品が安い時は大量に購入し、高い時には少量だけを購入してくれるので最終的に購入単価が安く抑えられるのが特徴です。

運用商品の価値が上がり続けない限り、一度に全額投資するより購入単価が安く抑えられるのが積立投信の魅力です。

3無理のないリスク・リターンで運用する

投資信託は無理のないリスク・リターンで運用しましょう。

 特に知識のない初心者の頃に、リターンばかりを求めてハイリターンな商品に手を出すと大きな損失が生まれる可能性があります。

リスクとリターンは表裏一体の関係です。ハイリターンを求めるならハイリスクを負わなければなりません。

初心者のうちは安定した運用を目指しましょう。慣れてきたら少しずつハイリターンな商品を運用してみるのがおすすめです。

まとめ

ここまで「投資信託」の基本的な内容から、初心者におすすめな理由を紹介してきました。投資信託なら投資する金額を少額に抑えられるので、少ない元手で投資デビューしたい方にもおすすめです。

知識に関してもブログや本などを用いてお手軽に学習できます。もし知識ゼロでチャレンジするのが不安な人は事前にある程度学習しておくのがおすすめです。

また、投資信託初心者は「ノーロード信託」や「積立投信」がある、ネット証券口座の開設がおすすめです。まずは、低コストで気軽に投資信託をスタートしましょう。

ぜひこの記事を参考にして、初めての投資信託にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
監修者の紹介

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監修者岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、金融関連業務に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
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