
ネット銀行を選ぶひとつの基準が「金利」です。当然ですが、金利が少しでも高い銀行にお金を預ければ、そのぶん多くの利息が受け取れます。
とくに円定期預金の利用を検討している方であれば、わずかな金利差にもこだわりたいところです。
そこで今回は、ネット銀行の金利を徹底比較。金利が高いネット銀行を12行ランキング形式で紹介しています。
目次
スピードチェック!ネット銀行【金利比較一覧表】
2022年5月1日時点
普通預金金利(変動金利) | 定期預金金利 | |
東京スター銀行 | 0.001%〜0.1% | 0.015〜0.25% |
楽天銀行 | 0.02%〜0.10% | 0.02% |
イオン銀行 | 0.001%〜0.10% | 0.02% |
ソニー銀行 | 0.001% | 0.01〜0.15% |
オリックス銀行 | 0.01% | 0.07%~0.30% |
SBJ銀行 | 0.02% | 0.03〜0.2% |
ローソン銀行 | 0.001〜0.15% | 0.03% |
セブン銀行 | 0.001% | 0.015〜0.02% |
あおぞら銀行 BANK | 年0.2%(税引前) | 年0.15〜0.2%(税引前) |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.001% | 0.02〜0.03% |
大和ネクスト銀行 | 0.005% | 0.05% |
PayPay銀行 | 0.001% | 0.02〜0.03% |
auじぶん銀行 | 0.001% | 0.03〜0.05% |
住信SBIネット銀行 | 0.001% | 0.02% |
金利がお得!ネット銀行おすすめ人気徹底比較!
1東京スター銀行
東京スター銀行では、スターワン円定期預金プラスを利用すると、インターネット限定で最低預入金額50万円からの6ヵ月年利が通常の定期預金の約16倍の年利になり、普通預金では給与振込口座に指定することで通常の100倍で利用することができます。
ATM手数料は月8回まで実質無料になっていて、コンビニや銀行のATMで手数料が引かれたあと、翌月の第一営業日に自動でキャッシュバックされます。
スターワン口座をご利用のお客さまは、当行ATM時間外手数料、ゆうちょ銀行やセブン銀行などの提携金融機関ATM手数料が、合計月8回まで実質無料です。
給与(年金)受取口座に指定すると普通預金金利0.1%となっており、高い金利をキープしています。
東京スター銀行のメリットは、普通預金・定期預金ともに好金利なことです。
給与取得者も、退職後に年金受取を東京スター銀行に指定することで引続き優遇金利を利用可能です。
普通預金金利 | 0.001%〜0.1%(給与受取口座/年金受取口座) |
定期預金金利 |
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ATM手数料 |
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振り込み手数料 (税込) ※東京スターダイレクトを利用した場合 |
【本支店あて】
【他行あて】
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SBJ銀行は、韓国の大手銀行である新韓銀行を中核とする「新韓金融グループ」の日本法人です。
SBJ銀行は、魅力的な金利はもちろんのこと、手数料の安さにも定評があります。
SBJ銀行は、全国のコンビニATMやゆうちょ銀行・みずほ銀行ATMでの取引が可能。取引状況にかかわらず、毎月3回〜10回まで入出金手数料が無料です。
SBJ銀行宛ての振り込み手数料は何回でも無料。他行宛ての振り込みも、毎月5回まで無料で利用できます。
気になる定期預金金利は、0.03〜0.20%と、かなりの高金利となっています。
普通預金金利 | 0.02% |
定期預金金利 |
※円定期預金1年/2年/3年ものは特別金利の場合 |
提携ATM手数料 |
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振り込み手数料 ※SBJダイレクト使用時 |
【SBJ銀行宛て】
【その他金融機関宛て】
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3PayPay銀行
PayPay銀行は、申し込みから最短5日でキャッシュカードが届くネット銀行です。
2回目以降も3万円以上の取引であれば、何度でも手数料無料で利用できます。
毎月1回目は0円、3万円以上なら何度でも0円
また、Tポイントを現金に交換できることもPayPay銀行の特徴。Tポイント100ポイント→85円と交換できます。
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 |
|
提携ATM手数料(入金) (税込) |
【3万円以上】
【3万円未満】
※毎月最初の1回は無料 |
提携ATM手数料(出金) (税込) |
【3万円以上】
【3万円未満】
※毎月最初の1回は無料 |
振り込み手数料 (税込) ※インターネットバンキングでの振込の場合 |
【PayPay銀行宛て】
【他の金融機関宛て】
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4オリックス銀行
オリックス銀行は、オリックスグループの銀行です。強みは、金利水準が高いことです。
気になるセキュリティ対策にも力を入れています。
2019年12月には、eダイレクト預金口座を持っている方が、簡単に利用できる振り込み認証専用サービスを開始。アプリを使って、簡単・安心な取引が可能です。
普通預金金利 | 0.01% |
定期預金金利※ |
|
提携ATM手数料 | なし。他の金融機関からの振り込みで入金の場合、振込手数料は利用者負担。 |
振込み手数料 |
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あおぞら銀行BANKは、業界No.1※1と謳われる年0.2%※2の好金利が魅力です。また、ゆうちょ銀行ATMからの入出金の手数料が回数制限なく無料です。
他にもVisaデビットカードとして最大1%の高還元率でキャッシュバックされるので、お得に買い物することができます。
普通預金金利 ※2020年12月7日現在 |
年0.2%(税引前)(変動金利) |
定期預金金利 ※2021年9月10日現在 |
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ATM手数料 |
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振り込み手数料 | 【本支店宛て】
【その他金融機関宛て】
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※1 公式ページの文言によります。
※2 税引前、変動金利
※普通預金金利・定期預金金利につきましては、変更の可能性があるため最新の金利はあおぞら銀行公式HPをご確認お願いします
6楽天銀行
楽天銀行は、ネット銀行口座数No.1※を誇るきわめて人気の高いインターネット銀行です。
楽天銀行の特徴は、残高や取引に応じてポイントや手数料が優遇されることです。
普通預金金利 | 0.02%〜0.10%(マネーブリッジ利用時) |
定期預金金利 | 0.01%〜0.02% |
提携ATM手数料 (税込) |
会員ステージに応じて最大7回/月無料(通常220円〜275円) |
振込み手数料 (税込) |
【楽天銀行宛て】
【楽天銀行以外の金融機関口座】
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7大和ネクスト銀行
大和ネクスト銀行は、大和証券グループのインターネット銀行です。
大和ネクスト銀行の特徴は、口座開設手続きが簡単にできることです。本人情報の入力や本人確認書類のアップロードはスマートフォンでOK。最短1日で手続きが完了します。
口座への入金は簡単です。「ダイワ・カード」を使って全国各地のATMから利用できます。
円預金での資産形成なら、定期預金がおすすめ。大和ネクスト銀行では1ヶ月から最長5年まで、預入期間を選択できます。
普通預金金利 | 0.005% |
定期預金金利 | 0.05% |
提携ATM手数料 (税込) |
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振り込み手数料 (税込) |
【大和ネクスト銀行、他金融機関の本人名義口座宛て】
【その他の金融機関宛て】
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8ソニー銀行
ソニー銀行は、個人向けの金融商品・サービスを提供するインターネット専門銀行です。
ソニー銀行では「円普通預金 」「円定期預金 」「 積み立て定期預金」の3種類が用意されており、ライフスタイルや用途に合わせて利用できます。
お金の出し入れは、全国のコンビニATM・提携ATMが利用可能。ペーパーレスのネット通帳で、スマートに取引履歴を確認できます。
インターネット銀行のソニー銀行では、紙の通帳ではなく、ログイン後のサービスサイトで、過去すべての入出金履歴をご確認いただける「通帳」をご用意しています。PCサイトの「通帳」では、CSV形式のファイルでダウンロードも可能です。
引用元:円預金|ソニー銀行(ネット銀行)
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 |
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提携ATM手数料 (税込) |
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振り込み手数料 (税込) ※インターネットバンキング・スマートフォン・モバイルバンキングでの振込みの場合 |
【ソニー銀行宛て】
【その他金融機関宛て】
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9auじぶん銀行
auじぶん銀行は、携帯大手「KDDI」とメガバンク「三菱UFJ銀行」が共同出資して設立したインターネット銀行です。
auじぶん銀行の円定期預金は、安心の元本保証。契約した期間が満了すると、預入金額と利息が受け取れます。
円定期預金は、安心の元本保証。お約束した期間(満期)がくると、預入金額と利息を受取ることができます。中途解約した場合も、元本が減ることはありません。
期間は1ヶ月~5年の中から選択可能。1円以上1円単位で円定期預金の預入れができます。
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 |
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提携ATM手数料 (税込) |
【じぶんプラス1】
【じぶんプラス2〜5】
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振込み手数料 (税込) ※パソコン・スマートフォン・ケータイからの振込の場合 |
【auじぶん銀行、三菱UFJ銀行宛て】
【他の金融機関宛て】
※じぶんプラスのステージに応じて最大月15回まで無料 |
10イオン銀行
イオン銀行は、流通大手「イオングループ」のネット銀行です。
イオン銀行では、普通預金のほか、スーパー定期・積立式定期預金を提供しています。
イオン銀行でおすすめなのは、普通預金です。イオン銀行では、イオン銀行Myステージに応じて、普通預金金利が最大0.1%までアップします。
適用条件はありますが、普通預金金利の高さはネット銀行としてかなりのものです。イオン銀行関連サービスを有効利用して、スコアアップを目指しましょう。
普通預金金利 | 0.001%〜0.10% |
定期預金金利 | 0.01% |
提携ATM手数料 (税込) |
【イオン銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行】
※平日日中のみ 【上記以外の金融機関】
※ステージに応じて入出金手数料が最大月5回無料 |
振り込み手数料 (税込) ※ATM(イオンカードセレクト/キャッシュ+デビット/イオン銀行キャッシュカード)での振込の場合 |
【イオン銀行宛て】
【その他金融機関宛て】
※ステージに応じて他行手数料が最大月5回無料 |
11GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行は「あおぞら銀行グループ」と「GMOインターネットグループ」が共同で手掛けるネット銀行です。
GMOあおぞらネット銀行では、GMOインターネットグループのGMOクリック証券と連携する事で高金利を実現。定期預金金利は0.02〜0.03%となっています。
普通預金金利 | 0.001% |
定期預金金利 |
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提携ATM 利用手数料 (税込) (個人口座の場合) |
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振込み手数料 (税込) |
【GMOあおぞらネット銀行宛て】
【他の金融機関宛て】
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ローソン銀行は、大手コンビニストア「ローソン」が主導するネット銀行です。
ローソン銀行口座を開設するメリットは、全国のローソン銀行ATMがお得に使えることです。
口座開設はスマートフォンアプリ1台で完結します。
ローソン銀行の特徴は、300万円以上の普通預金金利が高いことです。
300万円以上の普通預金金利は年0.150%。高額な預入れを検討している方におすすめのネット銀行です。
普通預金金利 |
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定期預金金利 |
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ローソンATM手数料 | 【入金・出金】0円(7:00〜19:00)
※0:00〜7:00・19:00〜24:00は預け入れ・お引き出しともに110円(税込) |
振込み手数料 (税込) |
【ローソン銀行宛て】
【他行宛て】
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出典:https://www.lawsonbank.jp/
普通預金金利が高いおすすめネット銀行ランキング
ここでは、これまで紹介したおすすめネット銀行を、普通預金の上限金利が高い順にランキング形式で紹介します。
上限金利が同じ場合は下限金利が高い順に記載しておりますので、ネット銀行選びの参考にしてください。
1あおぞら銀行 BANK
あおぞら銀行BANKの普通預金金利は年0.2%※1と、本記事で紹介したおすすめネット銀行の中で1位を誇ります。
※1 税引前、変動金利
例えば、1年間の預入れ100万円が、あおぞら銀行BANKに預けると普通預金金利が年0.2%(税引後年0.159%)であるため、受取利息は約1,590円となります。
預けているだけで1回のランチ代と同じくらいの金利が貰えるのは、かなりお得感がありますね。
普通預金金利 ※2020年12月7日現在 |
年0.2%(税引前)(変動金利) |
2ローソン銀行
ローソン銀行は、大手コンビニストア「ローソン」が主導するネット銀行です。
300万円以上の普通預金金利は年0.150%※であるため、高額な預入れを検討している方におすすめのネット銀行です。※税引後 年0.119%
例えば、1年間の預入れ300万円が、ローソン銀行に預けると普通預金年0.15%(税引き後 年0.119%)であるため、受取利息は約3,570円になります。
普通預金金利 |
|
※2020年3月30日現在 変動金利。
※定期預金のように預入時の金利が預け入れ期間を通して適用されるものではなく、毎日の金利が適用されるので、預け入れ期間中に見直されることがあります。
※対象は個人(個人事業主含む)です。
3楽天銀行
楽天銀行は、ネット銀行口座数No.1※を誇るきわめて人気の高いインターネット銀行です。普通預金金利も0.02%〜0.10%(マネーブリッジ利用時)と、紹介したネット銀行の中でも比較的高い数値です。
※公式ページの文言によります。
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を契約し連携すると適用されます。銀行と証券の口座間の資金移動が簡単になったり、サービスの利用に応じて楽天ポイントがもらえるお得なサービスです。
例えば、1年間の預入れ100万円をマネーブリッジを適用後の楽天銀行に預けると、普通預金金利が年0.1%(税引後年0.079%)であるため、受取利息は約790円となります。
普通預金金利 | 0.02%〜0.10%(マネーブリッジ利用時) |
※金利は税引き前の年利です。利息には復興特別所得税が課され、20.315% (国税15.315%、地方税5%)の税金がかかります。
※普通預金は、預金保険制度における「決済用預金」ではありません。
※普通預金金利は変動金利です。お預入れ後の金利は、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。
※マネーブリッジ適用時の優遇金利は、前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了されている方に、当月1ヶ月間適用する優遇金利です。例)1/10に設定→2/1から優遇金利が適用開始
2/15に設定解除→3/1より通常金利が適用
ネット銀行のおすすめの選び方とは?
ネット銀行を契約する際に、重視するべきおすすめのポイントを紹介します。お得に安全にネット銀行を利用するために、ぜひ参考にしてみてください。
- 普通預金の金利の高さ
- 取引手数料の安さ
- セキュリティレベルの高さ
1普通預金の金利の高さ
ネット銀行は基本的に一般の銀行より普通預金の金利が高い傾向にあるので、一般の銀行よりネット銀行に預けるだけで得をすると言えます。金利が高い理由は、web上で運営しているため店舗運営にかかるコストを削減することができるからです。
メガバンクの普通預金金利の多くは0.001%なので、例えば金利比較ランキング1位のネット銀行は、あおぞら銀行 BANKは、なんと200倍も金利が高いことになります。
2取引手数料の安さ
ATMの振り込み手数料や引き出し手数料が安く、無料回数が多く設定されている口座を選ぶのが便利でしょう。また、取引に対応しているATMが多いことも選ぶポイントです。
例えば、手数料の安さに定評があるSBJ銀行は、取引手数料が下記のようになっています。
- 月10回まで無料(セブン銀行、イオン銀行、イーネット合計)
- 月3回まで無料(ゆうちょ銀行、みずほ銀行合計)
3セキュリティレベルの高さ
ネット銀行の強みは、web上で簡単に手早く取引できることと言えますが、その分パスワードやログインIDの流出による不正アクセスも多く、金融犯罪の的にされていることも事実です。
そのため多くのネット銀行は、ワンタイムパスワードの発行やスマートフォンに登録された生体認証機能を利用することで、不正送金を防ぐなどの対策を行っているところもあります。
金利の高さ、手数料の低さなど普段の使い勝手がいいことも重要ですが、安心して自分の大事な資産を預けられるところを選ぶことも考えましょう。
ネット銀行に関するよくある質問
・店舗がない
・24時間365日いつでも利用できる(メンテナンス時間を除く)
・手数料が安め など
あおぞら銀行 BANKの一番の魅力は、年0.2%と高金利なこと。また、ゆうちょ銀行ATMからの入出金の手数料が回数制限なく無料な点も、利用者には嬉しい利点です。
ここでは、紹介しているネット銀行のうち上位3行を紹介します。
1.あおぞら銀行 BANK
2.ローソン銀行
3.東京スター銀行
まとめ
ここまで、金利がお得なネット銀行をランキング形式で紹介してきました。
今回紹介したネット銀行だけでも、普通預金金利・定期預金金利は大きく異なります。
資産運用としてネット銀行を選ぶのであれば、少しでも高金利の銀行を選ぶのが吉。金利が優れた銀行にお金を預けることで、よりお得に利息を受け取ることが可能です。
ぜひこの記事の内容やランキングを参考に、気になるネット銀行に申し込んでみてくださいね。