
マイホームで暮らすという夢を叶えるため、ぜひ利用したいのが「住宅ローン」です。住宅ローンを組めば、毎月少額の返済で住宅を購入できます。
しかし、住宅ローンを提供している金融機関は複数あり、どの住宅ローンを選べば良いか比較が難しいですよね。そこで今回は、数ある住宅ローンを以下9つの項目で徹底比較。
- 金利(2022年7月時点のもの)
- 金利タイプ
- 保証料
- 事務手数料
- 繰上げ返済手数料
- 団信保険料
- 保障内容
- 付帯サービス・特典
- キャンペーン
住宅ローンを選ぶ上で特に重要なポイントを比較して、本当におすすめな住宅ローン13選を紹介していきます。
目次
【2022年7月】おすすめ住宅ローン13選を最新金利で比較
ネット専用住宅ローン
変動金利
全期間型・変動金利
融資手数料型
変動金利(半年型)
住宅ローン
変動金利選択プラン
フラット35
固定セレクト住宅ローン
(固定10年)
ネット住宅ローン
2022年7月現在※3
(変動金利)
(税込)
1ヵ月半程度
約1ヶ月半
120,000pt分の
dポイント・Tポイント
プレゼント
※金利・事務手数料はどちらも税込です。
※1団信不加入(21〜35年)の場合。
※2 ARUHIフラット35:機構団信加入を選択した場合無料です。
※3:2022年7月現在の金利にau金利優遇割および金利引下げキャンペーンの金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。 審査の結果によっては、本金利プランおよび本キャンペーンをご利用いただけない場合がございます。
※3:審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
※4:審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります。
- 変動金利・通期引き下げプランの金利が年0.41%
- 全疾病保証も保険料無料
- ネット専用住宅ローンで自宅完結
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」は、保障内容が充実した住宅ローンです。
ガン(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎の8大疾病と、8大疾病以外の病気やケガを保障いたします。
一部繰上げ返済は1円から。何度でも手数料無料です。
毎月の返済も「定額自動入金サービス」を利用すれば他行口座から住信SBIネット銀行へ毎月自動で資金移動できます。手数料は無料です。
金利 | 年0.41% |
金利タイプ | 変動金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20% |
繰上げ返済手数料 | 無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | – |
2りそな銀行 全期間型・変動金利(融資手数料型)
- りそなグループは住宅ローン残高全国No.1
- 医療のプロが選ぶ※保証内容が手厚い団信革命
- 変動金利/全期間型の金利は年0.470%〜
- WEB契約可能だからいつでも自宅で契約できる
りそな銀行の住宅ローンは、保障内容が手厚い「団信革命」が人気の住宅ローンです。
3大疾病はもちろん、16の特定状態・所定の介護状態に該当すれば、住宅ローンの返済が免除されます。団信革命にはローン契約時に、借入金利プラス年0.3%で加入できます。
また、女性が利用しやすいこともりそな銀行住宅ローンの特徴です。女性向けローン「凛next」を利用すれば、
- ローン返済支援保険付き
- 3大疾病保障特約がお得に選べる
- りそなヴェールカード進呈
などの特典が受けられます。
金利 | 年0.470%~ |
金利タイプ | 変動金利 |
保証料 | 不要 |
事務手数料 | 借入金額×2.20%(税込) |
繰上げ返済手数料 | ネット無料(店頭・電話は税込11,000~33,000円) |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 | マイホームバンクプラン利用で10,000ポイントプレゼント |
キャンペーン | – |
3新生銀行 住宅ローン 変動金利(半年型・変動フォーカス)
- 金利+諸費用が魅力の住宅ローンNo.1※1
- 変動金利の中でも2タイプから選べる
- 保証料0円などお得な無料サービスが豊富
- 来店不要でWEB申し込みが可能
新生銀行 住宅ローン(変動金利タイプ)は、年0.45%の金利が魅力的な住宅ローンです。
死亡・高度障害の際に住宅ローンを全額保障してくれる一般団信は、無料&金利上乗せなしで加入できます。さらに介護団信でも同様に、保険料の負担が一切なしで利用できます。
新生銀行の住宅ローンは、「日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年5月期_ブランドのイメージ調査」で、金利+諸費用が魅力の住宅ローンNo.1の実績を残しています。
- 保証料0円
- 団体信用生命保険料0円
- 一部繰上手数料0円
- セブン銀行ATMなど出金手数料0円
金利 | 年0.45% |
金利タイプ | 変動金利 |
保証料 | 不要 |
事務手数料(定率型) |
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繰上げ返済手数料 | 一部繰上:インターネットバンキングで無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 | – |
キャンペーン | 新生アプラスゴールドカード会員のお客さまが、パワースマート住宅ローンをお借り入れいただいた場合、事務取扱手数料を割引【終了未定】 ステップダウン金利選択で毎月1,000ポイントプレゼント(dポイント・Tポイント)さらに、条件を満たすと最大10年間もらえる【終了未定】 |
4三菱UFJ銀行 住宅ローン・変動金利選択プラン
- 民間金融機関住宅ローン15年連続取扱残高No.1※
- 変動金利選択プランの金利は年0.475%
- 7大疾病保障付の手厚い保証プランがある
- 事前審査から契約までWEB完結
三菱UFJ銀行住宅ローンは、低金利が魅力のプランです。三菱UFJ銀行は、日本における民間金融機関住宅ローン取扱残高として、実績No.1※。
金利 | 年0.475% |
金利タイプ | 変動金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20%(税込) |
繰上げ返済手数料 | ネット無料(電話・窓口は税込5,500〜16,500円) |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | – |
5auじぶん銀行 変動金利・全期間引下げプラン
- 新規借り入れ住宅ローン人気ランキングNo.1※1
- 住宅ローン顧客満足度金利部門No.1※1
- がん50%保障団信が無料付帯
- 申し込みから契約までネット完結
auじぶん銀行の住宅ローンは、がん50%保障団信が無料付帯しています。そのほか、
- 一般団信の保険料
- 保証料
- 繰上げ返済手数料
- 返済口座への資金移動
など全ての費用が無料です。
サポート面でも、がん50%団信が無料付帯で安心です。さらに、申し込みから契約までインターネットで完結できるのもメリット。時間を気にせず手軽に申し込めます。
金利 | 年0.389%※金利引き下げキャンペーン期間 2022年6月1日(水)~2022年9月30日(金) ※2022年6月現在の金利に金利引下げキャンペーンの金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。 ※審査の結果によっては、本金利プランおよび本キャンペーンをご利用いただけない場合がございます。 |
金利タイプ | 全期間引下げプラン/変動金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20% (税込) |
繰上返済手数料 (一部繰り上げ) |
無料 |
繰上返済手数料 (全部繰り上げ) |
金利適応中無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
※2022年5月2日以降お借入れのお客様が対象です。 |
付帯サービス・特典 | 住宅ローンとじぶんでんきセットの契約で住宅ローン適用金利から年0.03%引き下げ |
キャンペーン | – |
6ARUHI住宅ローンフラット35
- 12年連続シェアNo.1|業界最低水準金利※
- 2021年オリコン顧客満足度調査第1位※
- スピーディーな審査|事前審査最短当日
- 頭金なしでも申し込み可能
ARUHI フラット35は、住宅金融支援機構とARUHIが提携して提供する、返済期間が最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。
借り入れ時に決まった金利が返済期間中ずっと変わらない住宅ローンなので、長期のライフプランが立てやすくなります。 借り入れ後は、市場が金利上昇する局面でも毎月の返済額が増えないので安心です。
勤務形態や勤続年数に制限はなく、安定した収入が見込めれば申し込み可能です。
返済口座は全国1,000以上の金融機関から選択可能。住宅ローン専門金融機関だけあって、安心感はかなりのものです。
金利 | 年1.060%※団信不加入(21〜35年)の場合 |
金利タイプ | 全期間固定金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20%(税込) |
繰上げ返済手数料 | ネット無料(電話・郵送は1〜3万円) |
団信保険料 | 機構団信加入を選択した場合無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 | – |
キャンペーン | – |
7ソニー銀行 固定セレクト住宅ローン
- 固定金利の安心感
- 一定期間の固定金利で返済額が安くなりやすい
- 保証料などの諸経費が無料
ソニー銀行の固定セレクト住宅ローンは、固定金利にしたいけど返済額は安くしたいという方におすすめの住宅ローンです。
当初固定期間の返済額を抑えたいかた、希望の固定金利期間前後で完済予定のかたに向いています!
一定期間金利が固定される固定セレクト住宅ローンなら、
- 固定の安心感
- 返済額の安さ
両方のメリットを享受できます。
またソニー銀行は、保証料・団体信用生命保険料・ATM手数料など、さまざまな諸経費が0円。トータルコスト(金利+諸費用)がお得な住宅ローンです。
金利 | 0.800%※ |
金利タイプ | 固定金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20%(税込) |
繰上げ返済手数料 | 無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | – |
8auじぶん銀行 固定金利(10年)・当初期間引下げプラン
- 一定期間の固定金利で返済計画が立てやすい
- 期間終了後は借入時点より金利が下がった場合に返済額が減少
- がん診断保障も無料
auじぶん銀行 固定金利・当初期間引き下げプランは、一定期間金利の影響を受けずに借入できる住宅ローンです。
固定金利が適用されている期間中は、市場金利が上昇しても返済額は一定。家計の計画を立てやすいのがメリットです。
固定金利期間終了後は、借入時点より金利が下がった場合に返済額が減少します。
auじぶん銀行の住宅ローンは、一般団信の保障はもちろん、がん診断保障も無料で付いてきます。
金利 | 年0.915% |
金利タイプ | 当初期間引下げプラン/固定10年金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20% (税込) |
繰上げ返済手数料 (一部繰り上げ) |
無料 |
繰上げ返済手数料 (全部繰り上げ) |
金利適応中33,000円(税込) |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
※2022年5月2日以降お借入れのお客様が対象です。 |
付帯サービス・特典 | 住宅ローンとじぶんでんきセットの契約で住宅ローン適用金利から年0.03%引き下げ |
キャンペーン | – |
9みずほ銀行ネット住宅ローン
- さまざまな手数料や保険料が無料
- 返済額を月によって柔軟に変更できる
- プランによって初期費用と金利を調整可能!
みずほ銀行ネット住宅ローンでは様々な手数料が無料だったり、初期費用が少なくても契約できたりと、コストを抑えられるプランが用意されているのが特徴です。
また、返済額やプランも柔軟に変更することができ、自分にあったローンの組み方を選択できます。
金利(年率) | 変動金利:0.375% 固定10年:1.05% |
金利タイプ | 変動金利/固定金利 |
保証料 | 前払い・金利上乗せ・ローン取扱手数料と一括のいずれか |
事務手数料 | 33,000円(税込) |
繰上返済手数料 (一部繰上返済) |
無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | – |
10PayPay銀行 住宅ローン・変動金利
- 変動金利(全期間引下型)年0.380%
- 団体信用生命保険プランも充実のラインナップ
- 各種手数料0円
- WEB完結申し込み可能
PayPay銀行(ジャパンネット銀行)住宅ローンは、金利の低さが魅力です。
保証料は一切不要。返済口座への資金移動や一部繰上返済手数料も0円のため、契約後も安心して利用できます。
団体信用生命保険も充実のラインナップ。「一般団信」「がん50%保障団信」「がん100%保障団信」「11疾病保障団信」「ワイド団信」から選択できます。
金利 | 0.380% |
金利タイプ | 変動金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20%(税込) |
繰上げ返済手数料 | Web受付無料(電話受付は有料) |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 | – |
キャンペーン | – |
11住信SBIネット銀行 フラット35S(保証型)
- 充実の全疾病保障が無料で基本付帯
- 新規借入年1.06%と魅力的な金利
- 保証料不要
- Web完結で来店不要
住信SBIネット銀行 フラット35S(保証型)は、充実した保障が特徴の全期間固定金利型住宅ローンです。
SBI生命の団信に無料で加入可能。さらに、すべての病気、けがをカバーする全疾病保障が無料で基本付帯しています。
どんな病気やケガでも所定の就業不能状態になった場合、月々の返済を保障
病気やケガで就業不能状態が続いた場合、住宅ローン残高相当額をお支払
住信SBIネット銀行 フラット35S(保証型)は、保証会社を使わず利用できるため、一般的な住宅ローンで必要となる保証料が不要です。
Webサイトでメールアドレスを登録するだけで申込手続きが開始。来店せずに住宅ローンの手続きを完了できます。
金利 | 1.06%(15〜35年) |
金利タイプ | 全期間固定金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×2.20% |
繰上げ返済手数料 | 無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | – |
12楽天銀行フラット35
- 業界最低水準の金利※
- 融資事務手数料も業界最低水準※
- 365日無料オンライン相談
楽天銀行フラット35は、業界最低水準の金利です。全期間固定金利型なので安心して返済計画が立てられます。
融資事務手数料も業界最低水準。新規借入の場合、融資事務手数料は「借入額×1.10%」です。他の住宅ローンと比較して、事務手数料の相場を大きく下回っています。
金利 | 1.18%(15年以上〜20年以下、団信なし) |
金利タイプ | 全期間固定金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 借入金額×1.10% ※楽天銀行以外の場合は借入金額×1.43% |
繰上げ返済手数料 | 無料 |
団信保険料 | 金利に年0.2%プラス |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | 楽天銀行を返済口座に指定すると事務手数料0.330%引き下げ(新規借入:1.10%・借り換え0.99%) |
13イオン銀行住宅ローン
- Web完結で来店不要
- イオンの各サービスが優待的に使える
- ガン保障疾病付き住宅ローンも利用できる
イオン銀行の住宅ローンでは、入会と同時にイオンセレクトクラブに入会でき、ゴールドカードも付帯します。
Q:イオンセレクトクラブとはなんですか?
A:イオンでのお買い物が毎日5%OFFになるなど、イオン銀行住宅ローンのご契約者さま限定の特典です。
イオンでのお買い物が常に5%オフになり、専用のイオンラウンジが利用可能になります。
金利に年0.1%の上乗せで、ガン診断時点で残債0円・完治後の返済義務なしのガン保障疾病付き住宅ローンも利用できます。
金利 | 変動金利:0.52% 固定金利:0.87%(当初10年) |
金利タイプ | 変動金利/固定金利 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 | 定額型:110,000円(税込) 定率型:借入金額×2.20%(税込) |
繰上返済手数料 (一部繰上返済) |
無料 |
団信保険料 | 無料 |
保障内容 |
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付帯サービス・特典 |
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キャンペーン | – |
住宅ローンの選び方
ここまで様々な住宅ローンを紹介しましたが、いざローンを組むとなったら種類が多く、どこを選んでいいのかわからなくなってしまいますよね。
そこでここでは、住宅ローンを選ぶ時のポイントをいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- 金利の低さだけに注目しない
- 得意な金利タイプを見定める
- リフォーム費用もセットで考える
- 銀行系は複数の住宅ローンに審査をかける
- 地方銀行も視野に入れる
では、それぞれについて詳しく説明していきます。
1金利の低さだけに注目しない
住宅ローンを組む時に、金利をひとつの判断基準にする方もいらっしゃると思います。しかし、公式サイトをパッと見て金利が低そうだからここにしよう、と決めてしまうのは危険です。
金利だけでなく、最終的にいくら支払うことになるのかを重視したほうがよいでしょう。
2得意な金利タイプを見定める
住宅ローンは金利だけで判断しないのが重要とお伝えしましたが、だからといって金利に全く注目しないのもよくはありません。
実は金利には、変動金利や10年固定金利など多くのタイプがあり、金融機関によって得意な金利タイプが異なります。同じ金融機関でも、変動金利は低く固定金利は高い、などの傾向があります。
3リフォーム費用もセットで考える
長年同じ住宅に住んでいる方や中古住宅を購入した方の中で、リフォームを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、リフォーム費用は住宅ローンとセットで組んだほうがメリットが出やすいといわれています。
一般に、リフォームのみのローンは変動金利で高めの金利設定が多いのに対し、住宅ローンとセットでリフォーム費用を借り入れれば、金利が1%以下に抑えられる金融機関もあります。
4銀行系は複数の住宅ローンに審査をかける
現在住宅ローンは銀行のみならず、信用金庫や住宅ローン専売の企業でも取り扱いがあります。その中でも銀行系は審査が厳しめといわれており、審査は複数の銀行にかけるのがおすすめです。
ネット銀行は店舗などの窓口がなく、基本的に書類のみで判断するため融通が利きにくい点もありますが、金利がかなり低いところが多いメリットもあります。
ただ、いずれの銀行でも審査基準は公表されていないため、これらはあくまでも評判や傾向と割り切って、複数の銀行に審査をかけて通過した中から一番自分に合ったものを選択するのがベターでしょう。
5地方銀行も視野に入れる
同じ銀行でも、地方銀行の利用を視野に入れてみるのもおすすめです。地方銀行はメガバンクやネット銀行よりも審査が優しいという評判もありますので、審査が不安な方は検討してみるのもよいでしょう。
地方銀行では、一般にメガバンクやネット銀行よりも若干金利が高い傾向にあります。
しかし、独自の金利プランが用意されていたり、窓口での交渉次第では金利の引き下げに応じてくれたりと、柔軟に対応してくれることもあるようです。
住宅ローンの金利タイプ
住宅ローンには、様々な金利タイプがあります。主な金利タイプをまとめると以下の通りです。
変動金利 | 返済期間中に金利が変わるタイプの住宅ローンのこと。 |
全期間固定金利 | 返済開始時から完済まで借入金利が変わらない住宅ローンのこと。 |
固定金利期間選択型 | 一定期間固定金利が適用されるタイプの住宅ローンのこと。固定金利期間が終了すると、変動金利になる場合が多い。 |
住宅ローンの金利タイプは、利用者のライフプランや市場の金利などによってどれを選べばよいのか変わってくるため、どの金利タイプがおすすめとは言い切ることができません。
そこで、ここからはそれぞれの金利タイプが向いている人の特徴とおすすめの住宅ローンについてご紹介。自分に合った住宅ローンを見つけてみましょう。
変動金利のメリット&デメリット
変動金利型のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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変動金利型のメリットとして、全期間型固定金利と比べて低金利な傾向がある上に、市場金利が下がれば返済額全体が下がるといった点が挙げられます。
ただ、逆にデメリットとしては市場金利が上昇時に返済額全体が上がる上に「未払利息」が発生してしまうリスクがあることが挙げられます。
● 変動金利が向いている人
変動金利が向いている人の特徴は以下の通りです。
- 返済額が少ない人
- 返済期間が短い人
- 返済額が増えてしまったとしても、支払うことができる人
変動金利は市場の金利によって金利が変わるため、返済額の総額を知ることができません。そのため、返済額が増えてしまうリスクがあることもしっかりと理解しておくことが大切です。
ただ、家計に余裕があり大きな出費を控えていない場合にはおすすめな金利プランの1つと言えます。また、返済額が少ない方や返済期間が短い方は変動金利の住宅ローンを検討してみましょう。
全期間固定金利型のメリット&デメリット
全期間固定金利型のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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全期間固定金利型の住宅ローンは市場金利変動の影響を受けないため、返済計画が立てやすく返済額が変わらない点がメリットです。
また、変動金利に比べて金利が高い傾向にあるため場合によっては返済総額が多くなってしまう可能性があることは理解しておくとよいでしょう。
● 全期間固定金利型が向いている人
全期間固定金利型住宅ローンは以下の方におすすめです。
- 金利の変動によって返済額が上下することに不安がある方
- 返済プランをしっかりと立てたい方
全期間固定金利型住宅ローンの最大の特徴は、契約時から完済時まで返済額が変化しない点と言うことができるでしょう。そのため、金利動向のチェックが苦手な方や金利の変動によって返済額が変わることに不安がある方におすすめです。
また、今後大きな額の支払いが続く場合や家計の支出状況の変化が予想できない場合にも全期間固定金利型住宅ローンでのお借り入れが安心でしょう。
固定金利期間選択型のメリット&デメリット
固定金利期間選択型のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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固定金利期間選択型の住宅ローンは固定金利期間がある分返済の計画が立てやすい上に、市場金利が下がっていた場合には返済額を減少させることができる点が特徴の住宅ローンです。
ただ、逆にデメリットとして固定金利期間終了後に市場金利が上昇していると返済額が増えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
● 固定金利選択型が向いている人
固定金利選択型が向いている人の特徴は以下の通りです。
- 一定期間は金利を固定し、返済プランをしっかりと立てたい人
- 手持ち資金にある程度の余裕があり、市場金利の上昇により返済額が増えてしまったとしても対応できる人
また、ライフプランによってもおすすめの金利タイプが異なります。
固定金利選択型は一定期間は金利変動リスクを抑えることができるため、「他ローンの支払い」や「教育費の負担」などが重なってしまう方にもおすすめの住宅ローンと言えそうです。
住宅ローンの種類
ここまで、様々な種類の住宅ローンについて見てきました。ただ、種類が多すぎてどの住宅ローンを選べばよいかわからないという方もいらっしゃると思います。
実際に、誤った比較方法で住宅ローン選びをしてしまうと本当に自分にあった住宅ローンを選べないといった可能性もあるのです。
ここでは、住宅ローンの種類を解説します。種類ごとに特徴やメリットを理解して、自分に合った住宅ローンを選びましょう。
住宅ローン借入先の種類は大きく2つ
借入先の種類は大きく分けると以下の2つに分けられます。
公的ローン |
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民間ローン |
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それぞれの借入先ごとに特徴を確認していきましょう。
公的ローン
● 財形住宅融資
財形住宅融資は公的機関が提供する住宅ローンですが、誰でも利用できる融資ではありません。「財形貯蓄」制度を利用している企業に勤務している人のみが対象です。
返済の開始から終了までの全期間、5年ごとに適用金利を見直す5年間固定金利制です。
財形住宅融資を利用できる人の条件として以下の3つが挙げられます。
- 住宅を購入するための目的で、財形貯蓄を1年間続けていること
- 申込日の2年以内に財形貯蓄への預け入れがあること
- 財形貯蓄の残高が50万円以上あること
これら上記の3条件は必ず満たさなければなりません。さらに、土地や住宅の条件を満たすと財形住宅融資を利用することができます。
● 自治体融資
自治体融資は名前の通り、全国の都道府県または市町村などの地方自治体が行っている融資のことを指します。ただ、全部の自治体が実施しているわけではないため注意が必要です。
また、実施している場合でも融資内容や条件はそれぞれの自治体ごとに異なります。
民間ローン
● 銀行
銀行でも住宅ローンを取り扱っています。変動金利型や固定金利選択型など金利タイプを複数から選べる場合が多い点が特徴です。
また、一口に銀行ローンと言っても銀行ごとに特徴が異なります。
メガバンク | 審査が点数制で行われる。 資金力に余裕があることもあり比較的金利が低く、審査スピードは早め。 |
地方銀行 信用金庫 |
地域密着型のため、利用者の状況に合わせて柔軟な対応を行ってくれる。 その分、金利はやや高め。 |
ネット銀行 | インターネットで申し込みができ、実際に窓口に行く必要がない。 店舗がないため、金利が抑えられている。 |
● ノンバンク・モーゲージバンク
モーゲージバンクとは、住宅ローンを専門に取り扱う会社をいい、金融関連会社や住宅関連会社等が出身母体となって設立されています。 預金業務を行っていないため、フラット35をご利用いただく際は、モーゲージバンクが指定する別の金融機関に返済口座を設けていただく必要があります。
● JAバンク
JAバンクは、全国に民間最大級の店舗数を誇るJAバンク会員の名称です。JAバンク会員は農業協同組合、信用農業協同組合連合会、農林中央金庫で構成されています。
JAバンク住宅ローンの特徴として、税込年収が200万円以上であれば融資を受けることが可能な点が挙げられます。
また、条件を満たすことで金利が優遇される制度も存在します。ただ、金利が高めな上に金利タイプの選択肢が少ない点については覚えておきましょう。
● フラット35
フラット35とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して行っている融資のことです。フラット35のメリットとして、返済期間中には金利が変わらないという点が挙げられます。
さらに、繰上げ返済に手数料がかからない点も嬉しいポイントの1つです。そのため、資金に余裕ができた際には前倒しで返済することで返済期間を短くすることができます。
住宅ローンの審査の流れ
住宅ローンで融資を受けるためには、審査に通る必要があります。そのため、審査の流れやポイントを把握しておけばスムーズに手続きできる可能性があるでしょう。
住宅ローン審査の流れ
住宅ローンの審査の流れとしては以下の通りです。
- 事前申し込み
- 事前審査
- 正式申し込み
- 本審査
- 契約完了
住宅ローンでは、数千万円以上のお金が動くことも多いため「事前審査」と「本審査」の二段階で審査が行われることが多くなっています。
事前審査では収入や職業がチェックされ、事前審査に通ると本審査に進むことが可能です。
特に、事前審査では自己申告をもとに行われますが、そこで嘘をついてしまうと本審査にも響いてしまい、審査に落ちてしまう原因になりかねないため注意しましょう。
審査に不安な場合でも嘘は必ずバレてしまうため、正直に申告することが大切です。
住宅ローンの審査で見られるポイント
住宅ローンの審査ではどのようなポイントがチェックされるのでしょうか?結論から申し上げますと、明確な審査基準やチェックポイントは公開されていません。
ただ、国土交通省が行った「令和2年度民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、95%以上の機関が融資を行う際に考慮する項目として、「完済時年齢」「健康状態」「担保評価」 「借入時年齢」「年収」「勤続年数」「連帯保証」を挙げています。
融資を行う際に考慮する 金融機関の割合 |
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完済時年齢 | 99.1% |
健康状態 | 98.2% |
担保評価 | 98.2% |
借入時年齢 | 97.8% |
年収 | 95.7% |
勤続年数 | 95.3% |
連帯保証 | 95.1% |
つまり、上記の調査を参考にすると審査では以下の項目はチェックされる可能性が高いと考えられます。
- 健康状態
- 年齢や勤続年数
- 物件の担保評価
- 年収
- 個人信用情報
住宅ローンを借りる際には返済時のことも考え、無理せず返済できる計画を立てることが大切です。
住宅ローンの返済方法はどれがおすすめ?
住宅ローンの返済方法には2通りの方法があります。
- 元利均等返済
- 元金均等返済
似た名称ですが、それぞれ特徴があり、うまく特徴を抑えて使い分けることで返済額をお得にすることができます。ここでは、それぞれの特徴とおすすめの返済方法を紹介します。
元利均等返済
元利均等返済方法を利用すると、元本と利息を含めた毎月の返済額が一定になります。
残高によって利息の変動がないので、後で紹介する「元金均等返済」よりも、総返済額が大きくなる点がデメリットといえるでしょう。
メリット |
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デメリット |
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おすすめな人 |
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元金均等返済
元金均等返済方法は、毎月一定の元金に、返済残高に応じて変わる金利をプラスして返済する方法です。毎月の返済額は、支払う利息に応じて変動します。
ローンは返済残高が大きいほど利息が多くなるので、「元金金等返済」を利用すると返済初期よりも後期の方が返済額が少なくなります。
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おすすめな人 |
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超低金利時代のおすすめは「元利均等返済」
総返済額を少なく抑えることができるのであれば「元金均等返済」の方がお得なのでは?と考える人も多いでしょう。しかし、検討の際に注目したいのは現在の金利についてです。
「元金均等返済」では、金利の分の返済額が抑えられることがメリットですが、現在は超低金利時代とも言われており、二つの返済方法で発生する総返済額の差はごく僅かでしょう。
返済額に大きな差がないのであれば、毎月返済額が一定の「元利均等返済」の方が家計管理もしやすく、返済がスムーズにできるという考え方もあるでしょう。
それでも、家計管理に自信があるという人で、数万円の差でも総返済額がいいという場合であれば「元金均等返済」を利用するメリットも十分にあります。
住宅ローンの借り換えとは?
住宅ローンの借り換えとは、新しい金融機関でローンを再度組みなおし、返済中のローンを一括返済することをさします。
いま組んでいるものより低い金利のローンに借り換えれば、金利の差額分で支払額が少なくなる場合があります。一般に、住宅ローンの借り換えでメリットが出やすいといわれる条件は、以下の3つが挙げられています。
- 残りの返済額が1,000万円以上ある
- 残りの返済期間が10年以上ある
- 借り換え後の金利差が年1%以上ある
なお、借り換えの検討については、各種サイトにて借り換えのシミュレーションが用意されているほか、窓口や電話などで借り換えの相談に応じてくれる金融機関もあります。ぜひ利用してみてください。
住宅ローンの借り換えにおける注意点
しかし、住宅ローンの借り換えには注意点もあります。確認してください。
- さまざまな手数料がかかる
→事務手数料や保証料など - 手続きや準備が必要
→審査準備、口座変更や契約手続きなど
特に見落としがちなのが、借り換えの申込時に審査が必要なことです。一度住宅ローンの審査に通ったから大丈夫と思ってしまいますが、審査基準は金融機関ごとに異なるためきちんと準備しましょう。
住宅ローンに関するよくある質問
・金利タイプ
・保証料
・事務手数料
・繰り上げ返済手数料
・団信保険庁
・保証内容
・付帯サービス、特典
・キャンペーンです。
正式名称「住宅借入金等特別控除」は、個人が住宅ローンを利用して住宅の購入やリフォームをする際に、所得税からの控除が受けられる制度です。控除を受けるには条件があります。
初めて住宅ローン控除(減税)の適用を受けるときには、確定申告をする必要があります。