ETF おすすめ
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監修者岡田行史

人材派遣会社17年経営したのち、金融関連業務に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。

資産運用や投資信託について調べていると耳にする「ETF」というワード。実際にどんなものなのか、投資信託との具体的な違いを知らない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、そもそもETFとは何かを紹介。株式や投資信託とは何が違うのかや選び方、ETFに投資を行うメリットやデメリットについて解説します。

しっかりと理解して、資産の投資先の1つとして検討しましょう。

記事の最後では、ETFを実際に買う際に検討したいおすすめの銘柄についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ETFとは?

ETFとは「Exchange Trade Fund」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれる投資信託の一種です。まずは、基本的な知識を確認していきましょう。

個別銘柄株とETFの違い

ETFとは?

「個別銘柄株」と「ETF」の違いは、運用の仕方にあります。「個別銘柄株」への投資では、投資家が自らが投資する株式銘柄を選び、売買のタイミングを判断し運用していきます。

一方で、「ETF」の場合は、投資家は自分の資産を運用会社に預け、プロに運用を任せるのです。運用会社は、複数の投資家から集めた資金をまとめて運用するため、少額の運用でも分散投資が可能になります。

 「ETF」は、実際の運用をプロに任せることができるため、初心者でも気軽に始められることで知られています。

「個別銘柄株」へ投資するメリットは、配当金が高い株を厳選して投資できたり、期待値の高い株に集中投資をして、短期間でも高リターンを狙うことができます。

ETFとは?

その反面、資金を集中して投資した先の株価が暴落したり、倒産する可能性もあり、その場合には大きな損害を負うことになるというメリットも存在しています。

 「個別銘柄株」と比較した際の「ETF」のメリットは、少額からでもリスクを分散し、長期的にリターンが期待できる投資が可能な点でしょう。

運用会社が投資家から集めた資金をまとめて運用するため、投資家一人一人の投資金額が少なくても、多額の資産で運用した場合のメリットが得られるのです。

個別銘柄株の場合は、ある程度の初期投資額がないと投資が始められないこともあります。

その一方で「ETF」は、プロに運用を任せる分、運用管理費として信託報酬がかかることは押さえておきたいポイントでしょう。

投資信託とETFの違い

ETFとは?

「ETF」は、投資信託の「インデックスファンド」よく似た金融商品です。ふたつの違いは、証券取引所に上場しているかどうかということですが、具体的には、投資家が取引をする上での自由度が異なります。

投資信託は証券取引所に上場しておらず、取引は証券会社や銀行の窓口などで行います。売買金額も注文の翌営業日に発表されるため、スピード感のある取引には向きません。

 投資信託は1日1回算出される基準価格で、1日1回の取引のみに制限されています。

初心者におすすめなETF銘柄

一方、「ETF」は証券取引所に上場しているため、株のようにリアルタイムでの取引が可能です。金融商品取引所の取引時間内であれば、1日に何度でも取引が可能です。

 個別銘柄株と投資信託を足して2で割ったような仕組みが「ETF」といえるでしょう。

通常の株式取引のようなリアルタイムな取引がしたい人にとってはとても使いやすく、手数料も比較的安く押さえられることで初心者からも知られています。

似ているようで、異なる部分も多い両者の特徴をしっかりと押さえましょう。

ETFの種類について

ETFとは?

ETFは、一般的な日経平均株価やTOPIX(東証株式指数)などの株式指数と連動するというもの以外にも、商品選物指数やRIETを指標とするものなど、様々な種類が存在します。

「商品先物指数」では、原油や債券の価格に連動し、RIETと呼ばれる「不動産投資信託」では、商業施設やオフィスビルなどの不動産価格を基準指数にして運用が行われます。

 ETFで認められている投資先は、投資信託のインデックスファンドとほとんど同じです。

投資先も、日本だけでなく海外にも広がっており、個人では投資しづらい国や地域、資産への投資が可能になっています。

ETFの選び方

ETFの選び方にはコツがあります。大事な要点を押さえておけば、スムーズに各商品を比較できるはずです。注目する点は以下5つです。

選び方5つのポイント
  • 商品内容
  • 分配金
  • 流動性
  • 運用コスト
  • 乖離率

①商品内容

ETFを選ぶポイント

まずは、基本的な商品の内容について理解しましょう。投資初心者の場合は、なかなか見慣れないかもしれませんが、各ETFの「ファンド概要」に記載されている内容は押さえておくべきです。

ファンド概要には、連動して運用を目指すインデックス指数、主要な構成銘柄なども記載されています。

 構成銘柄など、一つ一つを細かく理解する必要はありませんが、全体の特性などを把握しておくことは大切です。

商品内容に注目するなら、どのインデックスと連動して運用されているのかを見て判断するのが一番わかりやすいでしょう。

取引画面

日々のニュースでも値動きを確認できる「日経平均株価」や「TOPIX」に連動するもの、日本株よりも米国株に興味があれば「米国ナスダック指数」などを基準にしたETFも存在します。

将来性を期待できる市場への投資が重要です。

さらに、ETFではRIET(不動産投資信託)を指標とするものもあるので、不動産投資に興味がある人は少額からでも投資を始めるチャンスといえます。

多額の元本が必要になる不動産投資は、初心者の場合はETFから始める人も多いでしょう。

②分配金

ETFを選ぶポイント

投資信託と同じように、ETFには分配金が支払われる仕組みがあり、その分配金利回りは運用益を出す上でとても重要な指標になります。

平均的な1〜2%の利回りが確保されているかどうかや、分配金が支払われる回数は年に何回あるのか、などに注目して選ぶといいでしょう。

運用益を安定させるために分配金は重要なので確認しましょう。

③流動性

ETFを選ぶポイント

基本的に流動性は取引のしやすさに比例します。流動性が高いETFは流通量(売買)が多く、ETFを売買する際にすぐ約定する傾向にあります。

 反対に、流動性が低い銘柄だと、希望する価格での売却が難しかったり、なかなか売却ができないということがあるので注意が必要です。

売却の際に手惑うことがないように、購入する際にしっかりと確認が必要です。

④運用コスト

ETFを選ぶポイント

ランニング費用も、ETF銘柄の選び方として比較しましょう。信託報酬や、取引手数料が低いETFを運用した方が、運用益は高くなります。

ETFを運用する際にかかるコストが、純資産額に対してどのくらいの割合なのかを示す「経費率」をなるべく下げて運用できるといいでしょう。

運用コストが削減できれば、運用益もその分増やすことができます。

ポイント⑤乖離率

ETFを選ぶポイント

乖離率が低いETFを見分けることで、そのETF銘柄の運用がうまくいっているかどうかを判断することができます。

乖離率とは、現状価格が移動平均線からどのくらい離れているかを表したものです。移動平均線からの離れ具合によって、買われ過ぎや、売られ過ぎなどの判断ができるのです。

乖離率が大きいETFほど、短期間での価格の変動が激しく、あまり運用がうまくいっていないことが読み取れます。

【初心者向け】おすすめETF銘柄

ここでは、初心者におすすめなETFの銘柄を紹介します。実際にETFを購入する際に、参考にしてみてください。

日経225連動型ETFなら「1320 ダイワ 上場投信-日経225」

初心者におすすめなETF銘柄

東証一部上場銘柄の中でも、特に代表的な225銘柄をもとに計算された指数を基準にして運用を行うETFです。日本の経済や景気に影響されるため、初心者でも価格の変動を追いやすいでしょう。

ユニクロで有名なファーストリテーリングや、ソフトバンクグループなど、誰もが知っている有名企業などを含む銘柄で構成されています。

信託報酬も比較的に低いので、初心者でも安心して始められます。

米国ETFなら「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」

初心者におすすめなETF銘柄

年々投資する人も増加し、注目が集まっている米国株。

その米国株式市場の中でも代表的な企業を集めたETFが「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」です。MicrosoftやAmazon、Appleなど、誰もが知っている有名企業の銘柄も含まれています。

個別で選ぶには、銘柄数が多すぎる米国株式で、どれを選んだらいいかわからないという初心者にはおすすめです。

ETFのメリット

初心者でも始めやすいことで知られているETFを投資先として選ぶメリットはなんでしょうか。他の金融商品にはない特徴を理解した上で投資を検討しましょう。

ETFのメリット
  • リアルタイムで売買ができる
  • 分散投資ができる
  • 売買や運用の費用を抑えられる

ETFを運用するメリットを詳しく紹介していきます。

リアルタイムで売買ができる

ETFのメリット

ETFを運用するメリットは、リアルタイムで売買ができるという点でしょう。ETFと同じく初心者でも運用しやすいことで知られている「投資信託」との大きな違いも、この点です。

ETFの取引では、株式の売買と同じように「成功注文」や「指値注文」が可能なため、投資家自身の判断や分析をもとに、基準価格の変動をリアルタイムで確認しながらの注文することができます。

 「成功注文」とは、値段を指定せずその場ですぐに注文を行う取引方法。一方、「指値注文」は値段と口数を事前に指定しておいて指定価格になった場合に自動で取引を進めてもらう注文方法です。

投資信託の売買注文には時間がかかるため、思った通りの価格での注文ができないことが多いのが実情です。資産の運用に興味がある人にとっては、より投資をしている感覚が身につきやすいでしょう。

さらに、ETFでは信用取引が可能なため、買い注文で損失が出ている際に売り注文をして損失を食い止めるといった投資のテクニックを利用することもできるでしょう。

初心者だけど、自分で価格を分析して取引や運用がしたいという人にはおすすめです。

分散投資ができる

ETFのメリット

投資に慣れない初心者に向いている投資の基本として、投資のタイミングと投資先を分散させる「長期の分散投資」が挙げられます。

投資するタイミングや投資する先を分散することでリスクを減らし、長期間運用することで安定したリターンも期待できるというものです。

 分散投資をすることで、一つの投資先の価格が低迷しても、他の投資先の運用実績が良ければ総体的には、損失を防ぐことができます。

個人で分散投資をしようと思うと、通常は多額の元本が必要になりますが、ETFなら少額から始められるため初心者でも投資を始めるハードルが低いのです。

お金

ETFなら数万円からの投資でも、日経平均指数ETFなら225社、TOPIXなら約2000社の日本企業に投資をすることができます。

 日本だけでなく海外の株式や、債券、コモディティなどのETFにも投資が可能です。

個人で分散投資をするとなると、投資先をいくつも選ばなければいけなかったり、運用する中で保有資産の比率の調整などを行わなくてはいけないので手間がかかります。

その点、ETFでは、一つ銘柄を選べば資産の分散先や、運用の管理はプロに任せる事ができるため、初心者でも手間をかけずに運用する事ができるでしょう。

初心者の資産運用では、プロに任せる部分は任せてしまった方が手間がかからなくていいですね。

売買や運用の費用を抑えられる

ETFのメリット

ETFは、売買や運用にかかる費用が比較的に安いことで知られています。個別株式や投資信託の運用、売買を行う際には、証券会社に取引手数料などを支払う必要があります。

ETFの購入手数料は、一般的に取引金額の0.1〜0.5%に設定されていることが多いでしょう。一方、ETFと同じくプロに運用を任せる事ができる投資信託は、1〜3%ほどの購入手数料が多いです。

 取引手数料は、証券会社によっても異なります。

さらに資産運用中にかかる「信託手数料」も、ほとんどの場合では投資信託よりもETFの方が安く設定されています。その理由として挙げられるのが手数料の支払い先です。

ETFでは信託手数料は、信託銀行と運用会社のみに支払いますが、投資信託の場合は、証券会社にも支払いを行うことになっています。

運用している間はずっと払い続けなければならない費用なのでなるべく安く抑えられるといいでしょう。

手数料の差は数%の過ぎないので、投資初心者の中にはそこまで重要ではないと軽視する人もいますが、投資の手数料は長期的に繰り返しかかるため、最終的な運用益に大きく影響するので注意が必要です。

ETFのデメリット

初心者でも始めやすいことで知られているETFですが、運用を始める前にはデメリットについてもしっかりと押さえておきましょう。

ETFのデメリット
  • 投資できる銘柄数が限定的
  • 価格の乖離がある

ETFを運用する際のデメリットについて、一つ一つ詳しく紹介していきます。

投資できる銘柄数が限定的

ETFのデメリット

ETFで運用できる銘柄は、他の金融商品に比べると銘柄数が少ないことが知られています。

 4000銘柄を超える国内株式銘柄や、6000本を超える投資信託と比較すると、ETFの選択肢は約200本程度です。

そんなにたくさんの銘柄があっても選びきれないという初心者にとってはあまり気にならないかもしれませんが、他の金融商品への投資経験がある人にとっては物足りなく感じるかもしれません。

主要な銘柄はあるものの、選択の幅という意味ではかなり限定されます。

価格の乖離がある

ETFのデメリット

ETFを運用する際に、「市場価格」と「基準価格」の2つが乖離する可能性があります。ETFには、上場株式としての「市場価格」と投資信託としての「基準価格」の2つがあります。

市場価格は、市場の需給関係によって決まり、基準価格は投資信託の価値で決まるため、2つの価格が異なる可能性は大いにあるといえるでしょう。

取引を行う際には注意が必要です。

まとめ

今回は、ETFとは何か、株式や投資信託との違いや、ETFに投資するメリットやデメリット、ETFの銘柄選びのポイントについて紹介してきました。

信託手数料が魅力的で初心者でも手軽に投資が可能です。株式投資のように銘柄選びに悩む必要もなく、ETFはまさに投資信託と株式のいいとこ取りといえるでしょう。

初心者でも投資のハードルが低いのでありがたいですね。

この記事では、初心者にもおすすめの国内外ETF銘柄も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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