
カードローンを利用すると必ず発生するのが「利息」です。
カードローンを少しでもお得に利用するには、利息に関する知識が必要不可欠。利息を正しく理解すれば、余計なお金を支払わずに賢くカードローンが使えます。
そこで今回は、カードローンの利息について徹底解説。利息の計算方法や利息を安くする方法について、詳しくまとめています。
目次
カードローンの利息とは?
カードローンの利息とは、借入額とは別に+αで支払うお金のことです。
カードローンには必ず利息が発生します。
その理由は?
支払う利息は
- 金利
- 借入金額
- 返済期間
などによって異なります。
まずは、カードローンを利用すると必ず利息が発生するということを覚えておきましょう。
カードローンの利息には上限がある?
ここまで紹介した通り、カードローンを利用すると必ず利息が発生します。「利息に上限があるのか気になる」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、カードローンの金利には上限があります。
金利とは
カードローンの利息は、金利によって計算されます。
金利の上限は、利息制限法という法律によって定めれています。
●利息制限法が定める金利の上限
借入金額 | 金利上限 |
100万円以上 | 年15% |
10万円以上100万円未満 | 年18% |
10万円未満 | 年20% |
カードローンの金利上限は、最大年20%です。ただし、カードローンの借入金額が上がるほど、法律で定める上限金利は下がります。
利息制限法を超える金利での貸付は違法行為に該当します。上限金利を超える金利での貸付は、返済の必要がなくなります。
このように、消費者からの過剰な搾取を防ぐために、カードローンには上限金利が設定されています。
法律の範囲内で定めた金利を元に計算された利息には、支払義務が生じます。
カードローン利息の計算方法
カードローンを利用する際、ぜひ知っておきたいのが利息の計算方法です。「完済までにどのくらい利息がかかるのか気になる」という方は多いのではないでしょうか。
カードローンの利息は、計算式に数字を当てはめるだけで、自分で簡単に求めることができます。
カードローンの利息の計算式は以下の通りです。
実際の具体例をもとに、利息の計算をしてみましょう。
●例:借入金額50万円・実質年率18%・借入日数300日
500,000(借入金額)×0.18%(金利)×300(借入日数)÷365日≒73,972円(利息)
上記例の場合、完済までに発生する利息は7万3972円。返済総額は57万3972円となります。
カードローンでは、借入金額が同じでも金利や借入日数によって利息が変化します。
金利や借入日数が違うパターンの利息も計算してみましょう。
●例で確認!金利と利息の関係
例、借入金額50万円・実質年率15%・借入日数300日
500,000×0.15(%)×300÷365日≒61,643円
金利が年15%の場合の利息は、6万1643円です。
金利が年18%の場合の利息は7万3972円でした。金利が年3%下がっただけで、支払う利息は1万円以上マイナス。余計な利息を支払わずにすんでいます。
借入額・借入日数が全く同じでも、金利が数%違うだけで、支払う利息は大きく異なります。
●例で確認!借入日数と利息の関係
例、借入金額50万円・実質年率18%・借入日数500日
500,000×0.18(%)×500÷365日≒123,287円
借入日数が500日の場合の利息は、12万3287円です。
同じ条件で借入日数が300日の場合、支払う利息は7万3972円でした。借入日数が200日伸びたことで、利息が約5万円も高額になっています。
利息を安く抑えるには、借入日数を短くすることが大切です。カードローンをお得に利用するには、なるべく短期返済を心がけましょう。
正しい利息は返済シミュレーションがおすすめ
利息は自分で計算できますが、より正確な利息を知りたい方には、返済シミュレーションがおすすめです。
返済シミュレーションとは
返済シミュレーションは、各金融機関のホームページから利用可能。事前登録などなしで誰でも無料で使えます。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 楽天銀行
- 福岡銀行
- 横浜銀行
- プロミス
- アイフル
- アコム
- レイクALSA
返済シミュレーションをしておけば、毎月の返済額や完済期間が分かるため、より安心してカードローンに申し込めます。
返済シミュレーションの結果をもとに、返済計画を立てることも可能です。
カードローン利息を安くする3つの方法
カードローンを利用するのであれば、誰しも利息を安く済ませたいものです。
実は、カードローンの利息を安く済ませるためには3つの方法があります。
カードローンの利息を安くする主な方法は以下3つです。
- 金利が低いカードローンを選ぶ
- 繰上げ返済する
- 借り換える
各方法やポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1金利が低いカードローンを選ぶ
利息を安くする1つめの方法は、金利が低いカードローンを選ぶことです。
カードローンの利息は、金利に比例します。金利が低いほど、利息も安くなります。そのため、なるべく金利が低いカードローンを選ぶことが重要です。
カードローンの金利は、金融機関の公式HPで公開されています。カードローンを申し込む前には、必ず金利がどの程度なのかを確認しましょう。
●大手カードローン会社の金利一覧
プロミス | 年4.5~17.8% |
SMBCモビット | 年3.0~18.0% |
アコム | 年3.0~18.0% |
アイフル | 年3.0~18.0% |
レイクALSA | 年4.5~18.0% |
みずほ銀行 | 年2.0~14.0% |
三井住友銀行 | 年1.5~14.5% |
楽天銀行 | 年1.9~14.5% |
カードローンの上限金利は、銀行のカードローンに比べて、消費者金融系カードローンの方が高い傾向にあります。
ただし、金利が低くなるほど審査難易度は上がることが考えられます。
確実にカードローンを契約したい方は、消費者金融系カードローンに申し込んでみてください。
●金額別の金利をチェック
カードローンの金利は借入金額によっても異なります。
例、三井住友銀行カードローンの金額別金利
借入金額 | 金利 |
100万円以下 | 年12.0%~14.5% |
100万円超200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
200万円超300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
300万円超400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
400万円超500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
500万円超600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
600万円超700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
700万円超800万円以下 | 年1.5%~4.5% |
金額別の金利は、金融機関のホームページから確認できることが一般的です。もし金額別の金利が分からない場合、電話するなどして事前に問い合わせましょう。
借入額によって、金利が低い金融機関は異なります。そのため、希望する利用額で発生する金利を比較しておけば、よりお得なカードローンを選べます。
例、金融機関ごとの金額別金利
100万円未満の金利 | 500万円〜600万円の金利 | |
三井住友銀行 | 年12.0%~14.5% | 年5.0%~6.0% |
楽天銀行 | 年14.5% | 年4.5%~7.8% |
みずほ銀行 | 年13.5% | 年4.5% |
金利は、カードローンの利息に大きな影響を与える項目です。カードローンの利息を少しでも安くするには、1%でも金利が低いカードローンを選んでみてください。
2繰上げ返済する
利息を安くする2つめの方法は、繰上げ返済することです。
返済期間が短いほど、支払う利息は安くてすみます。カードローンの返済期間を短縮するため、積極的に活用したいのが繰上げ返済です。
繰上げ返済とは
繰上げ返済すると、支払った金額すべてが元金に充当されます。利息はとられません。一方、毎月の返済額には、利息が含まれています。
●例、2万円を返済する場合
返済方法 | 内訳 |
通常の返済 | 元金1万3千円 利息7千円 |
繰上げ返済 | 元金2万円 利息0円 |
繰上げ返済すれば、一気に借金を減らすことが可能です。返済期間も短縮されるため、支払う利息を大きく減らせます。
3借り換える
利息を安くする3つめの方法は、カードローンを借り換えることです。
借り換えとは
利用しているカードローンの金利が高いと感じたら、金利が低いカードローンへの借り換えを検討してみください。
金利が1%下がるだけでも、利息の負担は少なくなります。
- いまより金利が低いカードローンに申し込み
- いま使っているカードローンを完済
- 新たに契約したカードローンに返済を続ける
また、カードローンを借り換えると、毎月の返済額が少なくて済むケースもあります。
おすすめカードローン会社
金利や審査スピード・実際の利用者の口コミを比較して作成したおすすめのカードローン会社を紹介します。1プロミス

- 利用者数&顧客満足度No.1※1
- カードレスでWeb完結が可能
- 最短30分審査・最短30分融資

金利(実質年率) | 4.5%~17.8% |
限度額 | 500万円 |
審査期間 | 最短30分 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
融資スピード | 最短30分 |
WEB完結 | 可能 |
学生の利用 | 可能 |
2アコム

- 最短30分の審査&最短即日振り込み
- 最大30日間金利0円サービス
- 全国5万台以上※の自社・提携ATM

金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
限度額 | 1万円〜800万円 |
審査期間 | 最短30分 |
融資スピード | 最短即日可能 |
WEB完結 | 可能※在籍確認が行われる場合があります。 |
学生の利用 | 可能 ※20歳以上で本人に安定した収入がある方 |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
返済期間・回数 | 最終借入日から最長9年7カ月・1回〜100回 |
担保・保証人 | 不要 |
3三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

- 電話・インターネット・テレビ窓口の申込に対応
- キャッシングの提携ATM手数料完全無料
- 毎月1000円からの返済が可能※お借入利率(金利)によって返済額が異なります。
- 申し込みに三菱UFJ銀行の口座不要

金利(実質年率) | 1.8~14.6% |
限度額 | 10~500万円 |
審査期間 | 最短翌営業日※2 |
融資スピード | 最短翌営業日※3 |
WEB完結 | 可能 |
パート・アルバイト | 申し込み可能 |
4SMBCモビット

- Web完結で面倒な電話連絡不要
- SMBCグループ
- カードレスで最短即日融資可能
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行

金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
限度額 | 800万円 |
審査期間 | 10秒簡易審査 |
融資スピード | 最短即日可能 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります |
WEB完結 | 可能 |
学生の利用 | 可能 |
5レイクALSA
商号:新生フィナンシャル株式会社/貸金業登録番号:関東財務局長(9) 第01024号
- スマホからカードレスで最短即日融資※1
- 新生銀行グループ
- 最大180日間の無利息特典※2
※1一部金融機関とメンテナンス時間等を除く、21時(日曜日は18時)までの契約手続き(審査と必要書類の確認)完了後、当日中の振込可能。
レイクALSAを初めてのご利用の際は30日間※3、またWeb申し込みの場合は60日間※4、または契約額1万円~200万円までのうち5万円を180日間無利息で借入することができます。
レイクALSAは、もともと新生銀行の「レイク」として知られていましたが、現在は新生フィナンシャルのカードローン商品として新しくなったサービスです。
金利(実質年率) | 年4.5~18.0% |
限度額 | 500万円 |
審査期間 | 最短15秒 |
融資スピード | Webで最短60分、最短即日融資も可能 |
WEB完結 | 可能 |
学生の利用 | 可能※アルバイトなど一定の収入がある場合申込可能 |
利用対象 |
|
返済方式 | 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング |
遅延損害金 | 年率20.0% |
返済期間・回数 | 最長8年・最大98回数 |
必要書類 | 運転免許証/収入証明(契約額に応じて、新生銀行フィナンシャルが必要とする場合) |
担保・保証人 | 不要 |
※2初めてなら初回契約翌日から無利息期間、期間経過後は通常金利適用。30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可。ご契約額が200万超の方は30日無利息のみ。
※3契約額1万円~500万円まで。Web申込でも契約額200万円を超えた場合30日間無利息。Web以外(自動契約機や電話)で申し込んだ場合は30日間無利息を選択可
※4Web申込かつご契約額が1~200万円の方のみ。Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
6楽天銀行スーパーローン
- ネット銀行ならではの安心金利
- 年会費・入会金は永年無料
- 入会で楽天スーパーポイントがもらえる
楽天銀行スーパーローンでは、楽天銀行の口座をお持ちでない方でも、ユーザーの普段使っている口座から申し込み・利用することが可能です。
年会費・入会金も0円で、楽天銀行の口座を開設する必要もありません。
加えてコンビニの提携ATM※も手数料無料で利用することができます。
※一部利用できない時間帯・利用手数料が発生するATMがあります。
20代の方・お急ぎの方・パートアルバイト・主婦・派遣社員の方は大手の消費者金融に申し込みすることをおすすめします。

さらに楽天銀行カードローンでは2021年2月24日(水)13:00~2021年04月26日(月)12:59までの期間中、金利が半額の年0.95%~7.25%になるキャンペーンを行っています!
金利(実質年率) | 年1.9~14.5% |
限度額 | 10万円〜800万円 |
審査期間 | 最短翌日 |
融資スピード | 最短翌日 |
WEB完結 | 可能 |
学生の利用 | 可能※アルバイトなどで定期的な収入がある場合 |
7三井住友銀行カードローン
三井住友銀行のカードローンでは、おまとめローンなど借り換え向けサービスは用意されていません。
しかし、100万円以下の借入れでも金利が最高年14.5%と、消費者金融やその他の銀行と比べても低めに設定されています。
三井住友銀行など銀行カードローンの利用者では、働き盛りの30代・40代がメインの層になっています。
三井住友銀行の入念な審査による年14.5%の上限金利が実現されています!20代の方やお急ぎの方は素早い対応のプロミスやアコムがおすすめです。
POINT
三井住友銀行の普通預金口座やキャッシュカードをすでにお持ちの方は、来店不要のWeb完結で申し込みが完了できます。
100万円以下の借入でも年12.0〜14.5%の金利でクレジットカードのキャッシングよりもお得に使うことができます。
金利(実質年率) | 年1.5~14.5% |
限度額 | 10~800万円 |
審査期間 | 最短翌営業日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合がございます。 |
融資スピード | 最短翌営業日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合がございます。 |
WEB完結 | 可能 |
学生の利用 | 不可 |
8オリックス・クレジットVIPローン
- 最短60分審査&最短即日で借入可能
- ジャパンネット銀行口座なら24h365日振込可能
- Web完結で郵送物・申込書記入不要
オリックス・クレジットのカードローン「VIPローン」では、Web完結申し込みで審査は最短60分から利用することができます。
インターネットからの振込を利用すると手数料無料でジャパンネット銀行の口座をお持ちの方は24時間年中無休で即時振込が可能。
オリックス・クレジットのカードローンでは、クレジットカードのような優待サービスがあり、全国のホテルやレストランが優待価格で利用することができます。
金利(実質年率) | 1.7~17.8% |
限度額 | 800万円 |
審査期間 | 最短60分 |
融資スピード | 最短即日 |
WEB完結 | 可能 |
学生の利用 | 20歳以上69歳以下で定期的な収入があれば申し込み可能 |
まとめ
ここまで、カードローンの利息を確認してきました。カードローンの利息は、金利や借入金額から自分で計算できます。
カードローンに申し込む前に、どの程度利息がかかるのか、自分で計算してみてください。
各金融機関が提供している返済シミュレーションを活用すると、より正確な利息が分かります。
また、カードローンの利息を少しでも安くするには、以下2点を意識しましょう。
- 金利が低いカードローンを選ぶ
- 繰上げ返済する
利息を安くするほど、カードローンはお得に利用可能です。
ぜひこの記事の内容を参考に、利息を正しく理解し、カードローンを有効活用してみてください。