
フラット35は、住宅金融支援機構が提供している住宅ローンで、一見どの金融機関で借り入れても同じように感じます。たしかに、フラット35の仕組み自体は、各金融機関で差はありません。
今回は12年連続シェア1位※のARUHI【フラット35】の金利や審査・評判から、メリット・デメリットに至るまで解説します。 ※公式サイトの文言です。
目次
【フラット35】とは?【フラット35】Sとの違いは?
【フラット35】とは、新築住宅・中古住宅の購入費や、建築費に利用できる全期間固定金利の住宅ローンです。
従来、民間の金融機関は変動金利タイプの住宅ローンを扱うことが多く、利用者にとってはリスクがありました。
【フラット35】の特徴
フラット35には、メリットとも言える3つの特徴があります。
- 保証人が不要
- 持病がある人でも借りやすい
- 保証料がかからない
また、団体信用生命保険(団信)への加入も任意のため、持病があって団信に加入できない人も利用できるのがメリットです。
【フラット35】Sとの違い
フラット35と似た住宅ローンに、【フラット35】Sがあります。
次の4つの性能に優れた住宅が、【フラット35】Sの対象となります。
- 省エネルギー性
- バリアフリー性
- 耐震性
- 耐久・可変性
ARUHI【フラット35】の金利・金利推移
ARUHIフラット35の金利タイプは、全期間固定金利です。
金利変動の影響を受けず、住宅ローンの借入時に返済総額が確定するため、返済の目安が立てやすいことが特徴です。
対象年月 | 借入期間 | |
15~20年 | 21~35年 | |
2021年5月 | 1.23% | 1.36% |
2021年1月 | 1.20% | 1.29% |
2020年5月 | 1.23% | 1.30% |
2020年1月 | 1.22% | 1.27% |
2019年5月 | 1.23% | 1.29% |
2019年1月 | 1.26% | 1.33% |
2018年5月 | 1.30% | 1.35% |
2018年1月 | 1.30% | 1.34% |
出典:https://www.aruhi-corp.co.jp/rate/transition/
ARUHI【フラット35】の事前審査・本審査を解説
ARUHIのフラット35に申し込む方法は、次の2パターンです。
- 店舗に来店して申し込む
- Webから申し込む
店舗に来店する方法を選んでも、必要書類の提出は郵送で済ませることが可能な場合もあります。
来店での申し込みの流れ
- 電話あるいはネットから来店予約をする
- 新規借り入れの場合は事前審査
- 申込書・必要書類を提出
- ローンの本審査
- 契約に向けての面談・融資の実行
1電話かネットで来店予約をする
ARUHIの店舗でフラット35に申し込む場合は、来店予約が必要です。
2新規借り入れの場合は事前審査の申込
来店して申込を決めた場合、新規で住宅ローンを組む人には、事前審査が実施されます。ARUHIの事前審査は、最短で当日回答が可能です。
3申込書・必要書類を提出する
申込書と必要書類を、店舗で記入、あるいは郵送にて提出します。
4本審査の申込
申込書・必要書類を提出すると、本審査に入ります。ARUHIの本審査は、最短で3営業日です。
5面談・融資実行
本審査に通過すると、金銭消費貸借契約を結ぶための面談をおこないます。
契約を終結し、融資が実行されます。
Webからの申し込みの流れ
- ARUHI IDを作成
- Web事前審査を申込・回答
- Webで本申込・本審査
- 郵送で契約手続き
- 融資の実行
1ARUHI IDの登録
Webからフラット35に申し込むには、ARUHI IDの登録が必要です。登録ページから、ARUHI IDを作成します。
2Web事前審査への申込・結果の回答
ARUHI IDでマイページにログインし、事前審査へ申し込みをおこないます。事前審査では、本人確認のために、登録した電話番号に電話がかかってきます。
審査の結果は、1~2営業日以内にメールで送られてきます。
3Webから本申込・本審査
事前審査を通過したら、次は本審査です。審査に必要な書類を、郵送で提出します。
4契約書類の返送
本審査の申込から、1~2週間で結果の回答があります。
審査を通過後、契約書類が送付されますので、署名・捺印をして返送しましょう。
5融資の実行
契約書類が受理されると、契約終結となり、融資が実行されます。
ARUHIの審査に落ちた?本審査に落ちる確率は?
「住宅ローンの審査に落ちるのでは?」と、不安な方も多いのではないでしょうか。また本審査の回答がもらえるまで、落ち着かない気持ちが続くこともあるでしょう。
実は、事前審査にとおっていれば、本審査にも通る確率は高いと言われています。ここでは、ARUHIの本審査に落ちる確率と、本審査の回答が遅くなる理由について説明します。
本審査に落ちる確率は10%程度
一般的に、事前審査に通っている場合は、本審査に落ちる確率は10%未満と考えられています。
つまり、事前審査にとっていれば、本審査も通る確率は90%程度。ほとんどの場合で、本審査もパスできるでしょう。
本審査の回答が遅くなる理由
本審査の結果連絡が遅い場合「審査に落ちたのでは?」と不安になるかもしれません。ARUHIの本審査は、最短3営業日で回答されます。
- 住宅ローンの申込件数が多く、手続きに時間がかかっている
- 追加資料の提出が必要になった
- 個人信用情報に問題が見つかった
- 転職・退職など、申込者の収入に変化があった など
本審査の回答が遅くなるのは、単純に住宅ローンの申込が多く、手続きの順番待ちをしている可能性があります。このケースでは、申込者に問題はないため、安心して回答待ちをしましょう。
問題なのは、個人信用情報に問題が見つかった場合や、審査中に申込者の収入に変化があった場合です。
とくに、個人信用情報の審査で、過去の事故が見つかった場合は、住宅ローンが下りない可能性があります。
本審査の回答が遅れているときに、金融機関から問い合わせがくることもあるので、速やかに返答すると審査がスムーズに進むでしょう。
ARUHIの口コミ・評判
ここでは、ARUHIの口コミ・評判を紹介します。
- 金利が低い
- 接客が丁寧
- 審査がスピーディー
ARUHIの口コミ・評判を調べると「金利の低さ」「接客の丁寧さ」「審査の早さ」を評価する声が複数ありました。
フラット35は、住宅金融支援機構と各金融機関が提携して扱う住宅ローンのため、内容はどの金融機関で契約しても変わりません。
ARUHI【フラット35】のメリット・デメリット
ARUHIのフラット35は、12年連続シェアNo.1※を獲得しています。
【フラット35】の4つのメリット
ARUHIのフラット35には、以下の4つのメリットがあります。
- 金利が比較的低く設定されている
- 住宅ローンにかかる諸費用も融資対象になる
- 付帯保険も併せて利用できる
- 申込に来店が不要
金利が業界最低水準※でお得なだけでなく、申込に来店が不要で、利用しやすい点が選ばれる理由でしょう。
※公式サイトの文言です。
【フラット35】の2つのデメリット
メリットの多いARUHIのフラット35ですが、デメリットとなる部分もあります。
- ワイド団信には加入できない
- 融資手数料が高めに設定されている
ARUHIのフラット35は、団体信用生命保険への加入は任意で、加入できるのは一般団信のみです。
また、融資手数料が融資額×2.2%※1と高めに設定されていますが、Web申し込みを利用すれば、融資手数料が融資額×1.1%になる割引もあります。※2
※1参考:https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/nameIndex?user_name=%A5%A2%A5%EB%A5%D2
※2 一部商品、スーパーフラットは対象外です
ARUHI【フラット35】がおすすめな人
フラット35のプランは、多くの金融機関が取り扱っていますが、ARUHIのフラット35は手続き方法や付帯サービスに特徴があります。
ARUHIのフラット35は、以下の3タイプの人におすすめです。
- 少しでも低金利で住宅ローンを借りたい人
- Web上で手続きを完結させたい人
- 仲介手数料や事務手数料も融資してほしい人
1、少しでも低金利で住宅ローンを借りたい人
フラット35を利用したい場合、変動金利の住宅ローンと比べて金利が高く設定されています。
金利は、返済総額を左右する大きな要因です。
とくに資金繰りが厳しいケースでは、ARUHIフラット35のように、金利が比較的低い住宅ローンを選びましょう。
2、Web上で手続きを完結させたい人
フラット35の申込は、一般的に店舗に来店して手続きをします。
必要書類の提出も郵送で行えるため、店舗へ行けない人でもフラット35を利用しやすいでしょう。
3、仲介手数料や事務手数料も融資してほしい人
住宅の新築・購入に仲介手数料が必要だったり、住宅ローンの借り入れに事務手数料がかかったりと、フラット35を利用する際は思ったよりも諸費用が必要になります。
よくある質問
- ARUHIフラット35(買取型)・(保証型)長期固定金利型住宅ローン事前審査申請書兼今回の住宅取得以外の借入に関する申出書
- 本人確認書類(運転免許証・パスポート・健康保険証・マイナンバーカードなど)
- 年収がわかるもの(源泉徴収・納税証明書・確定申告書いずれも直近2年分)上記以外に、2年以内に転職をした人・産休育休を取得した人は給与明細が必要です。場合によっては、そのほかの書類が必要になることもあります。
- 申込書類一式
- 本人確認書類(住民票・健康保険証・戸籍謄本)上記以外に運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・住民基本台帳カード・印鑑証明書のうち、いずれか1つの提出も必要です。
住宅ローンの審査は、金融機関別・ローン商品別に審査基準が設定されており、否決歴があっても、フラット35の審査に通る可能性があります。
ただし、転職した勤務先に、収入を証明する書類の作成依頼が必要です。作成してもらった書類を参考に、年収を計算します。
まとめ
今回は、ARUHIのフラット35の金利と、メリット・デメリットを紹介しました。ARUHIのフラット35で、注目したいポイントは以下のとおりです。
- 金利が比較的低く設定されている
- 住宅ローンにかかる諸費用も融資対象になる
- 付帯保険も併せて利用できる
- 申込に来店が不要
- 就職・転職したばかりでも申し込める
とくに、金利が業界最低水準※であることは、住宅ローンを借りるうえで重要なポイントでしょう。
住宅の新築・購入・ローンの借り入れにかかる諸費用も、融資対象になることも、すぐに資金を用意できない人におすすめの理由です。