
大手消費者金融の1つであるアイフルの利用を検討している方は多いでしょう。
しかし、ローンを借り入れる際に必ず確認しておきたい金利や利息についてあまり理解できていないという方もいるはずです。
そこでこの記事では、アイフルの金利や利息について、他社と比較して高いのか低いのかを解説します。
目次
アイフルの金利・利息
アイフルの利用を検討している人が、まず気になるのが金利や利息についてでしょう。
アイフルで設定されている金利や適用された金利によってどの程度の利息がかかるのかという計算方法について紹介します。
アイフルの金利
アイフルの実質年利は、下限金利が3.0%、上限金利が18.0%です。
実際に適用される金利は審査の結果によって利用者ごとに決定されますが、一般的には、初めてカードローンのサービスを利用する場合上限金利に近い金利が適用されることが多いといわれています。
そのため、15.0%〜18.0%程度の金利が適用されることは予め想定しておくといいでしょう。
また、返済遅延などを引き起こした場合には「遅延損害金」として実質年利が20.0%に引き上げられるので注が必要です。
通常の適用金利にかかわらず、遅延時には20.0%の金利が適用されます。
アイフルの利息計算方法
アイフルの利息は、利用残高や契約年利によって異なります。実際の計算方法は以下の通りです。
利息=「利用残高」×「契約年利」÷「365日」×「利用日数」
実質年利とは、1年間借入した場合の利率であり、実際に支払う利息は実質年率を基準に日割り計算したものになります。
借入当日は利用日には含まれず、うるう年の場合は「366日」で日割計算を行います。
例えば、1万円を18.0%の実質年利で30日間借入をした場合は、「1万円×18.0%÷365日×30日間」という計算式になるので、支払う利息は「147円」ということです。
※1円未満は切り捨てされます。
アイフルの金利は高い?他社と比較
お金を借り入れる際、なるべく費用を抑えるためには、金利の低い金融機関からお金を借り入れることが大切です。
ここでは、アイフルの金利を他社の金利と比較してご紹介していきます。
アイフルと他社の消費者金融との比較
他社カードローンの金利とアイフルの金利は以下の通りです。
アイフル | 3.0%〜18.0% |
アコム | 3.0%〜18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
レイクALSA | 4.5%~18.0% |
SMBCモビット | 3.00%~18.00% |
au PAYスマートローン | 2.9%〜18.0% |
アイフルの金利は下限金利が3.0%と他社よりも若干低めに設定されていることがわかります。一方で上限金利は18.0%と、他社とほとんど差はありません。
初めてカードローンを利用する人の場合は一般的に上限金利が適用されることが多いので、他社と比較しても金利にそれほど大きな差はないと言えるでしょう。
アイフルと他のキャッシングサービスの金利の比較
アイフルの利用を検討している人の中には、消費者金融以外からのお金の借り入れを検討している人もいるでしょう。
各サービスごとの平均的な金利と、アイフルの金利は以下の通りです。
アイフル | 3.0%〜18.0% |
信販系カードローン(クレジットカードキャッシング) | 3.0%〜18.0% |
銀行系カードローン | 1.5%〜14.6% |
アイフルの金利は、クレジットカードのキャッシング機能を利用してお金を借りた場合の金利と同等です。
銀行カードローンと比較すると若干高めであることがわかります。
アイフルの上限金利と銀行カードローンの上限金利の平均を比較すると3%ほどの差があるので、これは大きな差といえるでしょう。
ただし、銀行系カードローンは即日融資ができないほか、消費者金融系カードローンより審査に時間がかかりやすいというデメリットも。
アイフルの金利を引き下げることはできる?
結論からお伝えすると、アイフルの金利を引き下げることができる可能性はあります。
アイフルで適用される金利の決まり方や、金利を抑える方法を理解して実践することで、現在設定されている金利よりも低い金利で借入ができるようになる場合があるでしょう。
また、金利の引き下げが可能になる条件として、利用の実績を積んでローン会社からの信頼を得るということが重要です。
そのため、もしアイフルへ金利の交渉をする場合、相談可能となるのは半年〜1年程度アイフルを利用した後が目安となります。
アイフルの金利の決まり方
- 過去の貸金業者の利用実績
- 借り入れ限度額
- アイフルの利用実績
アイフルでお金を借りる際に適用される金利は、申し込み時の事前審査で決まります。
審査では、どのような点が考慮されて金利が決定するのでしょうか。ここではそれぞれの項目について詳しく解説していきます。
過去の貸金業者での利用実績
過去に利用した貸金業者の利用実績は、信用情報の照会などによって審査で確認される可能性が高い項目です。
貸金業者に含まれるクレジットカードやカードローンなどを問題なく利用できている場合には、初回利用時に設定される一般的な金利が適用されることが多いでしょう。
借り入れ限度額
消費者金融で適用される金利は、利用限度額によって法律で制限されています。「利息制限法」や「出資法」などに基づき、適用できる金額の上限が決まっているので、その規定の範囲内で金利が決まります。
利息制限法で定められた上限金利の規定は以下の通りです。
元本の金額が10万円未満 | 年20%以下 |
元本の金額が10万円以上から100万円未満 | 年18%以下 |
元本の金額が100万円以上 | 年15%以下 |
借り入れ金額が多ければ多いほど、年利は下がるように規定されています。
アイフルの利用実績
アイフルを過去に利用したことがある人や、借り入れを開始してしばらく経過した人などが、増額の申請などにより再審査を申し込めば、適用される金利が変更になる可能性があります。
再審査での金利の決まり方として挙げられるのが、それまでのアイフルの利用実績です。
しかし、返済遅延などを起こしている場合は、反対に金利が上がってしまう可能性が高いため注意が必要です。
アイフルの利息を抑える方法
- 無利息期間を活用する
- おまとめローンを活用する
- 借り入れ上限を引き上げる
- 返済を短期間で終わらせる
アイフルでは、無利息期間の活用やおまとめローンの利用などで利息を抑えて借入をすることが可能です。
ここでは、アイフルで利息を抑えてお得に借入をする方法を詳しくご紹介していきます。
無利息期間を活用する
アイフルでは、アイフルを初めて利用する方、無担保キャッシングローンの契約が初めての方を対象として、最大30日間利息0円で借入をすることができます。
対象期間は契約の翌日から30日間となっており、この期間内であれば一度完済した後再度借入をする場合も無利息の対象。
借り入れ開始から一定の期間に適用できる無利息期間をうまく活用することで、支払う利息を大幅に減らすことができるでしょう。
おまとめローンを活用する
他社からの借り入れ額が多く、なかなか返済が終わらない方は、おまとめローンの利用がおすすめです。
おまとめローンを利用することで、審査の結果によっては適用金利が引き下がる可能性があります。
アイフルの場合は、「おまとめMAX」というローンの利用が可能です。
複数社に借り入れていた分をアイフル一社にまとめることで利息を抑えることができれば、毎月の返済負担が軽減させることができるでしょう。
借り入れ上限を引き上げる
カードローン会社からの借り入れの際に適用される金利は、借り入れ上限額ごとに法によって規定されています。
基本的に、借り入れ上限額が上がれば、その分金利は低く設定されるので、借り入れ上限額を引き上げることで利息を抑えることができる可能性があるでしょう。
ただし、借り入れ上限額を引き上げるには増額のために再審査に申し込む必要があります。
返済を短期間で終わらせる
返済期間が長ければ長いほど、支払う利息は増えてしまいます。簡単に利息を抑えるためには、なるべく早く返済を終わらせるということが大切です。
ボーナスのタイミングなどで臨時返済をするなどの工夫をし、なるべく短期間で完済することで、余計な利息の支払いを軽減することができるでしょう。
アイフルは利息だけ返済できる?
アイフルについて調べている際、「アイフルでは利息だけ返済ができる」という情報を目にしたことがある方もいるでしょう。結論からお伝えすると、アイフルでは利息だけを返済することができます。
しかし基本的には、「利息+元金」の返済を行うことが契約によって決まっています。
利息だけの返済を行う場合はカスタマーサポートに連絡をして担当者に確認、承諾を得る必要があるので注意しましょう。
どうしても返済ができないようなやむを得ない事情がある場合は、担当者に相談することで利息のみ返済することが認められる可能性がありますが、無闇に利息のみの返済を行うのはあまりおすすめできません。
特別な事情がない限りは、通常通り元金と利息の返済を行うようにしましょう。
アイフルで利息だけを返済する際の注意点
アイフルで利息だけの返済を行う場合、いくつか注意点があります。利息だけの返済を認めてもらうということは、従来の返済の規定に違反することになるということは忘れてはいけません。
アイフルで利息だけを返済する前に知っておきたいデメリットを2つ紹介します。
- 元本が減らず返済が長引く
- アイフルからの信用を失う可能性がある
● 元本が減らず返済が長引く
利息だけの返済が認められれば、その月の負担は軽減されるでしょう。
しかし、長期的な視点で考えると、利息だけの返済では元金の返済が全く進まず、結果的に返済にかかる期間を長期化させてしまうことになります。
返済期間が長期化すれば、その分最終的に支払うことになる利息は増えてしまいます。
どうしても返済ができない理由があるという場合以外は、基本的には通常通り元金と利息の返済を行なった方がいいでしょう。
● アイフルからの信用を失う可能性がある
毎月の返済日に元金と利息を支払うことは、返済契約によって定められています。利息のみの返済を行うということは、返済契約に違反することになるということは忘れてはいけません。
返済契約に違反したとなれば、アイフルからの信用を失うことにつながる可能性が高いでしょう。
また、事前に連絡をせずに、利息のみの支払いをすると返済遅延として扱われてしまう可能性があるので注意が必要。増額申請をする際や、金利の引き下げを交渉したい場合などにマイナスな影響を与える可能性があります。
まとめ
この記事では、アイフルの金利や利息に関する基本情報についてまとめました。
アイフルの金利や利息は一般的なカードローンと大きな差はありませんが、無利息期間の活用やおまとめローンの活用などでお得に借入をすることができます。