

この記事の要点
- 1.貯蓄型の生命保険は、掛け捨て型と同等の保障を得ながら将来のための貯蓄ができる
- 2.保険料が掛け捨て型よりも割高な場合が多く、途中で給付金等を受け取ると将来受け取れる金額が少なくなる
- 3.貯蓄型と掛け捨て型それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、ライフスタイルに合った医療保険を選択しよう
この記事は5分程度で読めます。
目次
貯蓄型の生命保険とは?4つの種類
貯蓄型の生命保険とはどのような保険のことをいうのでしょうか。具体的な保険商品名と活用方法についても確認していきましょう。
貯蓄型保険は保障を得ながら貯蓄もできる保険商品
貯蓄型保険とは、「保障」と「貯蓄」の両方を兼ね備えた保険商品で、保険料の一部を積み立てて運用することで、将来受け取る「満期保険金」や「解約返戻金」の原資としています。
貯蓄性のない生命保険として掛け捨て型保険がありますが、「保険料を掛け捨てするのはもったいない」と考える人に貯蓄型保険は選ばれる傾向があります。
貯蓄型保険の種類と活用方法
貯蓄型保険には、主に次の4つの種類と活用方法があります。
貯蓄型保険の種類
- 終身保険:死亡後の家族の生活や貯蓄に備える
- 養老保険:さまざまなライフイベントに備える
- 学資保険:子どもの教育資金を準備する
- 個人年金保険:老後の生活費を準備する
それぞれの種類について詳しく確認していきましょう。
終身保険:死亡後の家族の生活や貯蓄に備える
終身保険は、自分に万が一のことがあった場合に、残された家族の生活費に備えるために活用されることが多いです。
住宅ローンの完済や子どもの結婚費用の援助など、まとまった金額が必要になったときに活用できます。ただし、契約してすぐに中途解約すると解約返戻金はほとんど受け取れないため注意が必要です。
養老保険:さまざまなライフイベントに備える
養老保険は、契約期間満了時に満期保険金が受け取れる保険商品です。仮に被保険者が満期前に死亡や高度障害状態になった場合も、一般的に満期と同額の保険金が支払われます。

学資保険:子どもの教育資金を準備する
学資保険は、子どもの教育資金を準備するために活用される保険商品で、高額になりがちな教育資金を早い段階から準備したい人に向いています。
一般的には、子どもが生まれたときや幼いときに加入するケースが多いですが、商品によっては妊娠中から加入できるものもあります。
ポイント
- 学資保険の特徴として、契約者に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料の払い込みが免除されるということがあります。
- もちろん、「お祝い金」や「満期保険金」は当初の契約通り受け取れるので、子どもの教育資金を間違いなく準備することができます。
個人年金保険:老後の生活費を準備する
個人年金保険は、老後資金の準備をするために加入する保険商品です。
老後資金の準備方法には、ほかにも貯金や投資信託といった方法もありますが、貯金よりも返戻率が期待でき、投資信託のように元本割れリスクがないため、個人年金保険を選ぶ人もいます。

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貯蓄型と掛け捨て型の違いを徹底比較!
貯蓄型保険と掛け捨て型保険では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
下表で詳しくまとめましたが、満期保険金や解約返戻金の有無、保険料などにおいて両者は真逆の特徴を持っているといえます。
【貯蓄型保険と掛け捨て型保険の比較】
比較項目 |
貯蓄型保険 |
掛け捨て型保険 |
保険料 |
割高 |
割安 |
満期保険金の有無 |
あり |
なし |
解約返戻金の有無 |
あり |
なし(返戻金がある場合もあるが、あっても少額のみ) |
保険の種類 |
終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険など |
定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など |
主な加入目的 |
必要な保障も付けつつライフイベントの出費の準備をするため |
安い掛け金で大きな保障を得るため |
両者の保険料を比較すると、貯蓄型保険の方が割高で掛け捨て型保険の方が割安という特徴があります。
また、両者の加入目的にも大きな違いがあり、貯蓄型保険の方は保障と貯蓄にダブルで備えるという目的で加入する人が多く、一方で掛け捨て型保険は安い保険料で大きな保障を得たいという人に選ばれています。

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貯蓄型保険のメリットとデメリット
貯蓄型保険への加入を検討するなら、まずはどのようなメリットとデメリットがあるのかを確認したうえで検討・加入をするのがベストです。
貯蓄型保険のメリット
貯蓄型保険には、主に以下のようなメリットがあります。
貯蓄型保険のメリット
- 保障に加えて解約返戻金や満期返戻金が受け取ることができる
- 将来のライフイベント費用の準備ができる
- 貯蓄が苦手な人でも自動的に貯められる
- 終身保険は払込保険料より中途解約金が上回ることがある
- 契約者貸付制度が利用できる
それぞれのメリットについて確認していきましょう。
保障に加えて解約返戻金や満期返戻金が受け取ることができる
貯蓄型生命保険に加入すると保障だけでなく解約返戻金や満期保険金でもお金を受け取れます。そのため、払い損になる心配がありません。
比較項目 |
満期保険金 |
解約返戻金 |
終身保険 |
なし |
あり |
養老保険 |
あり |
あり |
学資保険 |
あり |
あり |
個人年金保険 |
あり(年金) |
あり |
ただし、解約返戻金を受け取るときは元本割れに注意しましょう。元本割れとは払い込んだ保険料より返ってくる金額が少ないことを指します。
元本割れしてしまうと、これまで保険料を支払ってきた契約者にとって損になってしまいます。解約返戻金のメリットを享受したい場合は、返戻率が100%を超えたタイミングで解約しなければなりません。
将来のライフイベント費用の準備ができる
貯蓄型保険は、将来のライフイベントに必要なまとまった費用を準備することができます。
貯蓄が苦手な人でも自動的に貯められる
貯蓄の大切さはわかっていても「貯金が苦手」という人もいますが、貯蓄型保険に加入し保険料の引き落としを口座振替にすることで、強制的に貯蓄をすることができます。
また、お金が急に必要になったとき、預金の場合は銀行の窓口で簡単に引き出せてしまいますが、保険は解約手続き後お金を手にするまで数日かかることが多くなっています。

終身保険は払込保険料より中途解約金が上回ることがある
「低解約返戻金型終身保険」は、保険料払込終了後に中途解約することで、払い込んだ保険料総額よりも解約返戻金の方が高額になることがあります。
そのため、保険期間中に中途解約をした場合に受け取れる解約返戻金は少額になりますが、保険料払込終了後に中途解約をすると解約返戻金が払込保険料を上回るという特徴があります。
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貯蓄型保険のデメリット
貯蓄型保険にはさまざまなメリットがあることがわかりましたが、次のような気を付けたいデメリットもあります。
貯蓄型保険のデメリット
- 早期解約をすると解約返戻金はほとんどない
- インフレに対応できない
契約後に困ったことにならないよう、デメリットについてもしっかり確認しておきましょう。
早期解約をすると解約返戻金はほとんどない
貯蓄型保険を早期解約すると、解約返戻金はほぼ受け取ることができません。
保険会社では、保険料の一部を満期金や解約返戻金を支払うための原資として積み立てて運用しますが、早期解約をしてしまうと資金がまだ十分に貯まっておらず返戻金として支払うことができないのです。

固定金利型はインフレに対応できない
固定金利型の貯蓄型保険は、契約時の金利が適用されるため、仮に満期時にインフレが起きているとお金の価値が目減りしてしまい、必要なお金が準備できないという可能性があります。
契約者貸付制度が利用できる
貯蓄型保険に加入すると、契約者貸付制度を利用できます。契約者貸付制度とは、契約者の解約返戻金の範囲内で生命保険会社からお金を借りられる制度のことです。
貯蓄型保険は基本的に解約返戻金があるため、契約者貸付制度を利用できます。教育資金や住宅・自動車のローン返済などで一時的にまとまった資金が必要な時は利用してみると良いでしょう。

おすすめの無料保険相談窓口で最適な保険を選ぼう
各種生命保険に新規で加入したいけれど、自分ではどんな保障が必要か分からず困っていませんか?もしくは、既に加入している各種生命保険が現在のあなたや家族に最適かどうか分からず迷っていませんか?
どの商品が最適か分からない方や、ご自身やご家族にとって今後必要となる保障を手に入れたい方は、一度無料の保険相談所を利用してみることをおすすめします。
- 1.複数の保険会社の商品から比較・検討し、最適な保険を提案してもらえる
- 2.何度相談しても費用がかからないため、納得がいくまで相談ができる
- 3.家計や収支、将来のことも合わせて相談でき
- 4.オンライン相談や店舗に出向く方法、近所のカフェや職場に来てもらうなど相談場所も選択できる
保険相談所もさまざまある中、どこで相談したらいいのかな?と迷われる人へ、無料の保険相談所おすすめ5選をご紹介します!
1.ほけんのぜんぶ
おすすめの保険相談所1つ目は、当社「ほけんのぜんぶ」です。
「ほけんのぜんぶ」のここがおすすめ!
- 取扱保険会社数38社
- 相談員は、FP資格取得率100%(※入社1年以上のプランナー対象)
- オンライン保険相談も可能!
- 訪問エリアは全国対応(※離島以外)
- 保険相談をするだけでプレゼントがもらえる
相談員の質が高く、また無料で保険相談をするだけでプレゼントがもらえるのも嬉しいポイントです。
取扱保険会社数 |
合計:38社 |
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
2.保険マンモス
おすすめの無料保険相談所2つ目は「保険マンモス」です。
保険マンモスのここがおすすめ!
- 相談満足度95%※1
- 保険相談に関する調査で三冠達成!※2
- FPの実務経験が平均5年と豊富で、AFP・CFP・MDRTなどの有資格者も多数在籍!
- 万一失礼な対応やしつこい営業行為があった場合は速やかに担当FPの変更行うイエローカード制度
相談満足度も実績も多くあり、安心して相談ができると定評があります。
取扱保険会社数 |
提携先による |
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 提携先による |
キャンペーン | あり |
保険マンモスでは、無料保険相談後に豪華プレゼントをもらえるキャンペーンを実施中!
※1…保険マンモス株式会社 集計期間 2015年1月~2015年6月、インターネットによるアンケート調査:回答数3,775
※2…日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要2020年9月期 ブランドのイメージ調査
3.マネードクター
おすすめの無料保険相談所3つ目は「マネードクター」です。
マネードクターのここがおすすめ!
- 取扱保険会社数31社 ※1
- FP資格を保有したプロが全国に1,270人も在籍 ※2
- 相談満足度92.9% ※3
- オンライン相談はネット環境さえあればOK、ほか全国あらゆる場所で相談可能!
- 保険だけでなく家計や資産運用をはじめ大切なお金のこと全般相談できる!
- 保険相談後選んだプレゼントがもらえる!
無料の保険相談窓口としてテレビCMも行っていることからご存じの方も多いマネードクターは、保険のことと同時に他のお金についての悩み事も相談できるため頼りになりることうけあいです。
取扱保険会社数 |
合計:31社 ※1 |
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
マネードクターでは、無料保険相談の予約時にお好きなプレゼントを選択し、相談後にもれなくプレゼントを受け取ることができます!
ただし、プレゼントはこちらのページからの無料保険相談のみ限定となりますのでご注意ください。
※1…2021年10月現在
※2…2020年度実績
※3…2020年12月-2021年4月(マネードクター自社アンケートより)
4.保険市場
おすすめの無料保険相談所4つ目は「保険市場」です。
保険市場のここがおすすめ!
- 取扱保険会は業界最大の84社
- オンラインでの相談が可能
- 業界のなかで老舗
- 東証一部上場企業
取扱保険会社数は国内最大級で、老舗でありながら東証一部上場企業であることで安心感があります。
取扱保険会社数 |
合計:84社 |
主要商品 | 生命保険/死亡保険/医療保険/がん保険/火災保険/地震保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | なし |
5.保険無料相談ドットコム
おすすめの無料保険相談所5つ目は「保険無料相談ドットコム」です。
保険無料相談ドットコムのここがおすすめ!
- 面談後にもらえるプレゼントキャンペーンの商品が豊富
- 電話やオンラインでの相談が可能
- お客様満足度97.6%!
取扱保険会社数 | 合計:22社 (生命保険:15社 損害保険:7社) |
主要商品 | 学資保険/生命保険/医療保険/がん保険/個人年金保険/介護保険/自動車保険/火災保険/海外旅行保険/ペット保険/自転車保険/損害保険 |
対応地域 | 一部対応できない地域あり |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
無料保険相談所の選び方
無料の保険相談窓口はショッピングモールやテレビCMで見たことがあれど、実際に利用をしたことがないと、何を基準に窓口を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
数ある中からあなたに合った保険相談所を見つけるには、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
- 1.相談場所は、自宅(オンラインor電話)か、店舗か、指定した場所か
- 2.相談担当者が専門知識を有しているか
- 3.取り扱っている保険会社数の多さ
1.保険相談をする場所はどこが良いか

2.相談担当者が専門知識を有しているか
無料の保険相談窓口は多くありますが、相談に乗ってくれる担当者はどこも同じではないかと思われがちですが、実は、担当者は相談窓口によって異なることはもちろんのこと、店舗によっても異なります。
保険の相談に乗ってくれる担当者全員がFPをはじめとする資格を持っているとは限りません。FPとは、以下のような幅広い知識を持ち合わせている者を指します。
- 保険
- 教育資金
- 年金制度
- 家計にかかわる金融
- 不動産
- 住宅ローン
- 税制など
生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。
3.取り扱っている保険会社数の多さ
無料の保険相談所のメリットの1つとして、複数の保険会社の商品を比較・検討できるという点が挙げられます。比較できる対象が多いほうが、ご自身や家族により最適な商品が見つかりやすいということに繋がります。

それでもどこにするか迷ったら
どの相談所も、もしも相談に乗ってくれる相談員を代えたい場合は無料で変更することが可能で、違う相談員に再度無料で相談をすることができます。
しかし、できることならば初めから質の良い相談員に担当してもらえると嬉しいですよね。
どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持していると明記している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。
貯蓄型と掛け捨て型、結局どちらがおすすめ?
結局のところ、掛け捨て型と貯蓄型のどちらがおすすめなのでしょうか?結論としては、「一概にどちらが良いのかはすぐに判断できない」となります。
ライフスタイル等によっても最適な保険は変わります。また、「加入する人が多いから」「保険会社の方におすすめされたから」といった理由ではなく、自分なりに重視するポイントを把握することが大切です。

貯蓄型保険がおすすめな人
掛け捨て型の保険料は貯蓄型と比べて割安であり、家計の負担も相応に小さくなります。しかし、やはりどうしても掛け捨てに不安を感じる人もいます。そのような人の場合は貯蓄型を検討しましょう。
貯蓄型の医療保険が向いているのは、以下のようなタイプの人です。
貯蓄型の生命保険がおすすめな人
- 保険料の払い戻しを受けたい人
- ライフイベントの資金を貯めたい人
- ライフプランの見直しが不要な人
- 貯蓄が苦手な人
- 貯金してきたお金を減らしたくない人
- 健康に自信がある人
- 貯金では心もとないけれど投資は不安な人
保険料の払い戻しを受けたい人
貯蓄型の医療保険の月々の保険料は掛け捨て型より高くなる傾向があります。
しかし、保険料が安かったとしても、将来まったくお金が手に入らないのはどうしても心理的に抵抗を感じる方は、保険料を上乗せすることで貯蓄性を持たせるほうが安心できるでしょう。
満期まで続けなくても、解約することで返戻金を受け取れるため、保険料が全く無駄に感じてしまうことはありません。

満期保険金を受け取ったあとは医療保険には入らずに手に入った満期保険金と貯蓄で対応するなど、老後の保険の運用に工夫が必要になるでしょう。
ライフイベントの資金を貯めたい人
貯蓄型を選ぶことで、将来に控えるライフイベントの資金を得ることができます。
60歳から65歳の満期を迎える時点で子どもの成人式・結婚、住宅ローンの繰り上げ返済などのイベントが想定されるため、そこを見据えて契約することで万が一に備えながら資金を貯めることが可能です。

ライフプランの見直しが不要な人
貯蓄型は、基本的に途中解約すると当初予定していた金額を受け取れなくなり、契約からの年数が短いほどその傾向は強くなります。
つまり、ライフプランがまだ定まっていなかったり定めないという方は、予定していた満期保険金などを受け取れない可能性も出てくるかもしれません。
貯蓄が苦手な人
貯蓄型の保険は、毎月自動的に保険料を引き落とすことで積み立てられます。お金を引き出したりするには、普通預金と違って解約が必要であり、短期で解約すると払い込んだ保険料を下回る返戻金しか受け取れません。

貯金してきたお金を減らしたくない人
「これまで貯金してきたお金を減らしたくない」と考えている方は貯蓄型保険の加入をおすすめします。なぜならこれまで貯金してきた金額を崩さずに貯蓄性のある保険に加入できるからです。
例えば結婚し、現在500万円の預金がある方がいるとしましょう。子どもが生まれると教育資金の確保や住宅の購入などさまざまな費用が必要になり、預金を崩す必要があるかもしれません。
貯蓄型保険は将来のライフイベントに備えるだけでなく、現在の貯蓄も守れます。貯金を切り崩したくない方は貯蓄型保険を活用してみましょう。
健康に自信がある人
健康に自信のある方は貯蓄型保険の加入をおすすめします。なぜなら貯蓄を目的に加入する場合は、支払い事由に該当せず長期間契約することで返戻率が上がるからです。
例えば終身保険に加入し、払込満了後も契約を継続(保険を据え置きした)できたとしましょう。終身保険は据置期間中に返戻率が上昇するため、健康に自信がある方ほどメリットを享受できるのです。

資産運用は期間が長期になるほど成果が上がりやすくなる性質を持っています。そのため、健康に自信のある方は長期間保有し、返戻率を上げるなどの対策が取れるのです。
貯金では心もとないけれど投資は不安な人
「貯金はお金が増えないし、投資は勉強できてなくて不安」という方は貯蓄型保険の加入をおすすめします。なぜなら投資ほど大きく利益を出せる可能性はないですが、預金より返戻率が高いからです。
大手金融機関など、ほとんどの銀行の金利は0.001%程度になっています。これは100万円預けても年間で1,000円しか増えない計算です。
投資は年利数%から数十%の成果が見込めますが、元本は保障されていません。常にリスクと戦いながら運用しなければならないのです。
一方貯蓄型保険であれば満期や解約時期によっては1%から10%程度の返戻率を見込めます。したがって貯金では心もとないけれども投資は不安と考えている方のニーズを満たせるのです。
掛け捨て型がおすすめな人
一方、掛け捨て型が向いているのは以下のようなタイプの人です。
掛け捨て型の医療保険がおすすめな人
- 保険料を安く抑えたい人
- 柔軟に保険を見直したい人
それぞれについて見ていきましょう。
保険料を安く抑えたい人
家計の固定費になる保険料を抑えることで、他のことにお金を回すことができます。保険料が高いと払えない人でも、割安な保険料で十分な保障を得ることが可能です。
ただし、満期保険金や解約返戻金といった仕組みがないため、老後のお金は自分で用意する必要があります。

柔軟に保険を見直したい人
医療技術は毎日のように進歩しており、また国の制度も刻一刻と変化をしています。その進歩や変化にあわせて、保険も新しい商品が発売されています。
貯蓄性のある保険は満期を迎えるまでに解約すると解約返戻金が払込保険料を下回る場合があります。掛け捨て型なら満期保険金などがない分、好きなタイミングで新しい保険に乗り換えることができますね。
貯蓄型保険と貯金ではどちらがおすすめ?
貯蓄型保険と貯金どちらがおすすめか、それは個人のニーズによって異なります。以下でニーズの一例をまとめますので参考にしてみてください。
比較項目 |
ニーズの一例 |
貯蓄型保険 |
・保障を持ちながらお金を貯めたい ・十年以上まとまったお金を使う予定がない ・銀行預金では金利が心もとない ・老後に備えて年金を準備したい |
貯金 |
・数年以内に使う可能性がある ・手元に予備資金が残っていない ・すでに他の保険に加入している |
例えば十年以上引き出す予定がない方や、銀行預金では金利が心もとない方は貯蓄型保険の加入をおすすめします。なぜなら長期間預けることで銀行預金以上の返戻率が期待できるからです。
また、公的年金では足りない方は個人年金保険や解約を前提にした終身保険に加入することで、公的年金の不足分を補えます。

一方貯金は預け入れ・引き出しが容易にできるため、貯蓄型保険と比較して流動性が高い準備方法です。そのため、小・中学校入学時の制服やランドセルなど、短期間で準備が必要なお金に関しては貯金で準備されると良いでしょう。
また、手元に予備資金が残っていない方や他の保険に加入している方などもまずは貯金を用意する必要があります。保険はあくまでも生活のサポートになるものと捉え、現在の生活が苦しくならないようにしましょう。
貯蓄型保険の最適な選び方
「貯蓄型保険に加入したいけれども、どの保険を選んだら良いのだろう」と悩んでいる方に向けて、保険の選び方を紹介します。これから加入される方は参考にしてみてください。
ポイント
- 保険の加入目的を考える
- 必要な保障金額を考える
- 自分の予算を考える
保険の加入目的を考える
まずは保険の加入目的を考えましょう。貯蓄型保険は大きく4種類ありますが、それぞれに加入の目的は異なります。
比較項目 |
加入目的の一例 |
終身保険 |
・死亡保障を用意したい ・定期保険に加入していたが、更新後の保険料が高くなった ・教育資金や老後の資金のため |
養老保険 |
・掛け捨てではない死亡保障が欲しい ・貯蓄目的で一定期間保険に加入したい |
学資保険 |
・子どもの教育資金確保に特化した保険が欲しい ・親子の保障をひとつにまとめたい |
個人年金保険 |
・年金額を上乗せしたい |
以上のように、個人のニーズごとに必要な保障は異なります。これから検討される方は加入目的の一例を確認しながらご自身に一番近い目的を探してみてください。
必要な保障金額を考える
加入目的を明確にできたら必要な保障金額を考えましょう。保障金額は「何のリスクから守りたいのか」「いくらあれば守られるのか」を明確にすることで算出できます。
例えば「死亡のリスクから家族を守りたい」とすると、現在の生活費や進学などのライフイベントを加味して必要な保障金額を算出する必要があります。
※参照:公益財団法人 生命保険文化センター「リスクに備えるための生活設計」より
また、学資保険の加入を検討されている方は入学費用等を調べておく必要があるでしょう。学資保険は主に大学にかかる教育費を用意する保険で、受験から入学までのおよそ200万円を用意される方が多いです。
必要な保険金額は個人によって大きく異なるため、平均の金額を知った上でより必要なのか、削減できるのか判断してみてください。
自分の予算を考える
最後にご自身の予算を考えていきましょう。必要な保障金額が算出できたときに保険料を見ると「この金額は払えない」となってしまうことも少なくありません。
保険料が高い場合は、特約を解約したり保険金額を減額したりしながら調節してみてください。わからない場合は担当の方や無料相談所等を活用しながら無理のない金額にすると良いでしょう。

おすすめの生命保険3選
チューリッヒ生命
「定期保険プレミアムDX」
チューリッヒ生命の「定期保険プレミアムDX」なら、お子さまの教育費と配偶者の生活費のために必要な保障額を備えることができます!
ここがおすすめ!
- お手頃な保険料で万一のときに備えられます!
- 健康な方は保険料が割引になります!
- 保険金額と保険期間が自由に選べます!
チューリッヒ生命 「定期保険プレミアムDX」保険料例 |
||
年齢 | 男性 | 女性 |
30歳 | 970円 | 920円 |
35歳 | 1,210円 | 1,140円 |
40歳 | 1,640円 | 1,460円 |
保険期間・保険料払込期間:10年更新
保障内容:[保険金額]1,000万円
※標準体型と非喫煙優良体型のうち、非喫煙優良体型の保険料例です。
※2022年3月2日現在
※満50歳~80歳の方は「定期保険プラチナ」にご加入いただけます。詳細はチューリッヒ生命のホームページをご覧ください。
アクサダイレクト生命
「定期保険2」
商品の特徴
- 保険金額は500万円~最大1億円、保険期間は10年または歳満了(55歳満了/60歳満了/65歳満了/70歳満了)が選べるのでニーズに合わせて選びやすい!
- 特約により災害死亡時はさらに最大2,000万円の上乗せ保障が可能!
- 健康診断書がなくてもお申込みが可能!
※保険金額やお申込み時に告知いただいた内容によって、健康診断結果などを提出いただく場合もあります。
アクサダイレクト生命 「定期保険2」保険料例 |
||
年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 575円 | 395円 |
30歳 | 650円 | 540円 |
40歳 | 1,080円 | 850円 |
50歳 | 2,205円 | 1,465円 |
60歳 | 4,900円 | 2,495円 |
保険期間・保険料払込期間:10年
保険金額:500万円
※解約返戻金なし
※2022年3月現在
アクサダイレクト生命のホームページに遷移します。
AXD-223-023
【引受保険会社】マニュライフ生命保険株式会社
「無配当外貨建終身保険(積立利率変動型)」
マニュライフ生命の「こだわり外貨終身」なら、一生涯の保障と、海外の金利を活用した資産形成を同時に備えることができる!
ここがおすすめ!
- 米ドル・豪ドルから契約通貨を選ぶことができる!
- 積立利率は年1.5%を最低保証!
- がんや急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態に該当した場合、以後の保険料の払込が免除になる!
マニュライフ生命 「こだわり外貨終身」保険料例 |
||
年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 163米ドル(17,145円) | 158米ドル(16,620円) |
30歳 | 191米ドル(20,091円) | 190米ドル(19,986円) |
40歳 | 239米ドル(25,140円) | 232米ドル(24,404円) |
保険料払込期間:30年満了
保険料払込方法:口振扱月払
契約通貨:米ドル
保障内容:[基本保険金額]10万米ドル[特定疾病保険料払込免除特約(17)]適用
※標準保険料率と非喫煙者保険料率の内、非喫煙者保険料率の保険料例です。非喫煙者保険料率の適用には所定の条件を満たすことが必要です。
※2020年10月平均の換算為替レート 1ドル=105.19円で計算
※換算為替レートは手数料などを考慮しておりません。
※2020年11月現在
「こだわり外貨終身」なら、保険料払込期間中に、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態に該当したとき、それ以降の保険料の払い込みが免除されます。
さらに、免除された将来の保険料総額に相当する金額は、主契約の積立金に上乗せされ、解約返戻金が増額すると同時に、解約控除の適用がなくなります。ご契約と解約すると保障がなくなります。
この結果、増額した解約返戻金を、治療費や療養生活をサポートする資金として活用できます。
※商品の詳細、リスクや費用については、「ご契約のしおり/約款」「契約締結前交付書面(契約概要/注意喚起情報)」でご確認ください。こだわり外貨終身についてのリスクと費用は、マニュライフ生命のHPのこちらをご覧ください。
※マニュライフ生命の担当者・募集代理店(生命保険募集人)は、お客さまとマニュライフ生命の保険契約締結の媒介を行う者で、保険契約締結の代理権はありません。したがって、保険契約はお客さまからの保険契約のお申し込みに対してマニュライフ生命が承諾したときに有効に成立します。なお、お客さまが生命保険募集人の権限などに関して確認を希望される際には、ご遠慮なくマニュライフ生命コールセンターまでご連絡ください。
・保険商品の内容の全てが記載されているものではなく、要点や数値を抜粋して表示したものです。各商品の優劣を比較するものではなく、あくまで参考情報としてご覧ください。
・保険商品の内容については、必ず「契約概要」や「商品パンフレット」において全般的に確認いただく必要があります。
・保険料だけではなく保障内容等の他の要素も考慮に入れたうえで比較・検討いただくことが必要です。
・顧客の年齢や性別等の前提条件に応じ、適用される保険料の相違が顕著である場合には、前提条件の相違により保険料が異なる場合があるので、実際に適用される保険料について保険会社に問い合わせたうえで商品選択を行うことが必要です。
・保障内容、免責事由や特約の有無等は保険会社ごとに異なります。保険会社の「契約概要」「設計書」等でご確認ください。
MLJ(営企)21020065
まとめ
貯蓄型の生命保険は、掛け捨て型と同等の保障に加えて将来に向けての貯蓄機能を備えた保険です。
一定期間まで加入することで支払った保険料の全額を受け取れるリターンタイプや一定期間ごとにお祝い金を受け取れるタイプなど、保険によって貯蓄の形態は異なります。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、ご自身のライフスタイルに合った生命保険を考えていきましょう。
