



何かと多忙な40代ですが、このタイミングで医療保険や最適な保障を選ぶなら何に気を付けるべきなのでしょうか?
今回は40代におすすめの医療保険と、医療保険を選ぶ際の注意点について解説します。
この記事の要点
- 1.ケガや病気をしてから通常の医療保険に加入するのは難しくなることもあるため、健康なうちに医療保険に加入しておくのが賢明。
- 2.男性も女性も、更新の必要がない終身型の医療保険がおすすめ。
- 3.入院日数が短期化し、通院による治療が増えていることから、それに合わせた保障を選ぶことも大切。
この記事は5分程度で読めます。
目次
40代男性・女性におすすめな医療保険とは?
40代男性は「終身型」がおすすめ
医療保険は、保険期間が以下のように分けられます。
医療保険の保険期間
- 定期型…保険期間が決められている
- 終身型…保険期間が一生涯
定期型に加入している場合、保険期間の満期後も継続して加入するためには「更新」が必要です。
更新時の注意点
- 更新すると、保険料が契約更新時の年齢に合わせて見直されますが、同じ保障内容で更新すると保険料が高くなります。
- 保険料を下げることで負担は減りますが、病気のリスクが高まる時期に保障を薄くすることはおすすめできません。
終身型に加入している場合、保険料が生涯にわたって続くほか、保険期間も一生涯続きます。 男性は40代から生活習慣病のリスクが大きく上がるため、病気になってからでは条件の良い医療保険に加入できないことも考えられます。

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40代女性は「女性特約」をつける
女性の場合も、終身型の医療保険が有力な選択肢になります。

40代女性の死因第一位である「がん」の中でも、とりわけ以下に挙げる女性特有のがんの罹患者が多いのが特徴です。
女性特有のがん
- 乳がん
- 子宮頸がん
- 子宮体がん
医療保険を選ぶ際は、女性特有の病気にかかるリスクを考えて「女性疾病特約」をつけると万が一のリスクに備えられます。
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40代男性・女性におすすめな医療保険とは?
「40代男性・女性におすすめな医療保険とは?」

では、40代の男性・女性におすすめな医療保険はどのような特徴があるのか、それぞれ確認していきましょう。
40代からは「三大疾病」に対する備えが必要に
40代になると「三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)」の症状が出始める人が増加する傾向があるため、早めの備えが必要になります。
ポイント
- 「三大疾病保険」といった三大疾病に特化した保険商品もありますが、医療保険に「三大疾病特約」を付ける方法もおすすめです。
- すでに医療保険に加入している人は、三大疾病特約が付帯されているか確認してみましょう。
また、40代からは三大疾病に高血圧性疾患・糖尿病・肝硬変・慢性腎不全の4つを加えた「七大生活習慣病」の症状が出る人も増加し始めます。

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40代男性におすすめな医療保険の特徴
40代男性におすすめなのは、やはり三大疾病や七大生活習慣病の保障が手厚い医療保険です。
ポイント
- 既婚の40代男性の場合は、子どもの教育費や住宅ローンの支払いなど経済的に大きな責任を負うケースが多いです。
- そのため、仮に病気で仕事を休まざるを得ない場合でも家計への負担をできるだけ小さく、なおかつ安心して治療できるように十分な医療保障が必要といえます。
独身の場合は、家庭への経済的な負担はそれほど大きくなくても、すべての費用を自分で用意する必要があります。
たとえば入院日額を1万円にする、一時金の受取額を100万円にするといったように十分な金額に設定しておくと安心です。
また、既婚・未婚に関わらず40代以降は徐々に病気に罹患するリスクが高くなっていきます。

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40代女性におすすめな医療保険の特徴
40代女性も、男性同様に三大疾病にかかるリスクが増加していきます。
特にがんは、20代や30代といったさらに若い世代でも男性に比べて罹患率が高く、40代でも引き続き高い傾向があります。

また、40代になるとホルモンバランスを崩しやすく更年期症状が出始める人もいます。
ポイント
- 更年期症状がひどい場合はホルモン剤治療などを受ける必要もあることから、医療保険や女性保険などでの備えがおすすめです。
- 40代の独身女性は、できれば一生涯の医療保障が得られる終身タイプの医療保険に加入すると安心です。
既婚女性ももちろん終身タイプへの加入がおすすめですが、40代は出費が多い世代でもあるので、保険料の支払いを抑えたいと考える人も多いでしょう。
その場合は、保険料の割安な定期タイプ(掛け捨てタイプ)の医療保険に加入したり、死亡保障のついた生命保険の保障額を小さくして保険料を安くしその分を医療保険に充てたりする方法もあります。
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40代の医療保険加入率はどれくらい?

世帯主の年代別の加入率の推移を見てみましょう。 公益財団法人生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、年代ごとの加入率は以下のとおりです。
世帯主の年代 | 加入率 |
29歳以下 | 93.9% |
30~34歳 | 82.6% |
35~39歳 | 87.4% |
40~44歳 | 94.3% |
45~49歳 | 91.8% |
50~54歳 | 95.1% |
55~59歳 | 93.7% |
60~64歳 | 91.3% |
65~69歳 | 87.4% |
70~74歳 | 86.3% |
75~79歳 | 81.5% |
80~84歳 | 75.4% |
85~89歳 | 64.3% |
90歳以上 | 62.5% |
出典:生命保険文化センター|平成30年度生命保険に関する全国実態調査|60P

基本的にケガや病気は年齢にかかわらず誰にでも起こり得るものです。

一方で、80歳以上の方の場合は医療保険の加入率が大幅に低下します。
この年代で更新が発生した場合は保険料は大幅に高くなることから、「金額の面で続けられなくなった」という理由が原因の1つと考えられます。
また「満期で保険が解約になった」ことも原因でしょう。
80歳を過ぎると年齢や健康状態から「加入したくてもできない」という事態が発生することもあります。

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おすすめの無料保険相談窓口で最適な保険を選ぼう
各種生命保険に新規で加入したいけれど、自分ではどんな保障が必要か分からず困っていませんか?もしくは、既に加入している各種生命保険が現在のあなたや家族に最適かどうか分からず迷っていませんか?
どの商品が最適か分からない方や、ご自身やご家族にとって今後必要となる保障を手に入れたい方は、一度無料の保険相談所を利用してみることをおすすめします。
- 1.複数の保険会社の商品から比較・検討し、最適な保険を提案してもらえる
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保険相談所もさまざまある中、どこで相談したらいいのかな?と迷われる人へ、無料の保険相談所おすすめ5選をご紹介します!
1.ほけんのぜんぶ
おすすめの保険相談所1つ目は、当社「ほけんのぜんぶ」です。
「ほけんのぜんぶ」のここがおすすめ!
- 取扱保険会社数38社
- 相談員は、FP資格取得率100%(※入社1年以上のプランナー対象)
- オンライン保険相談も可能!
- 訪問エリアは全国対応(※離島以外)
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相談員の質が高く、また無料で保険相談をするだけでプレゼントがもらえるのも嬉しいポイントです。
取扱保険会社数 |
合計:38社 |
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
2.保険マンモス
おすすめの無料保険相談所2つ目は「保険マンモス」です。
保険マンモスのここがおすすめ!
- 相談満足度95%※1
- 保険相談に関する調査で三冠達成!※2
- FPの実務経験が平均5年と豊富で、AFP・CFP・MDRTなどの有資格者も多数在籍!
- 万一失礼な対応やしつこい営業行為があった場合は速やかに担当FPの変更行うイエローカード制度
相談満足度も実績も多くあり、安心して相談ができると定評があります。
取扱保険会社数 |
提携先による |
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 提携先による |
キャンペーン | あり |
保険マンモスでは、無料保険相談後に豪華プレゼントをもらえるキャンペーンを実施中!
※1…保険マンモス株式会社 集計期間 2015年1月~2015年6月、インターネットによるアンケート調査:回答数3,775
※2…日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要2020年9月期 ブランドのイメージ調査
3.マネードクター
おすすめの無料保険相談所3つ目は「マネードクター」です。
マネードクターのここがおすすめ!
- 取扱保険会社数31社 ※1
- FP資格を保有したプロが全国に1,270人も在籍 ※2
- 相談満足度92.9% ※3
- オンライン相談はネット環境さえあればOK、ほか全国あらゆる場所で相談可能!
- 保険だけでなく家計や資産運用をはじめ大切なお金のこと全般相談できる!
- 保険相談後選んだプレゼントがもらえる!
無料の保険相談窓口としてテレビCMも行っていることからご存じの方も多いマネードクターは、保険のことと同時に他のお金についての悩み事も相談できるため頼りになりることうけあいです。
取扱保険会社数 |
合計:31社 ※1 |
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
マネードクターでは、無料保険相談の予約時にお好きなプレゼントを選択し、相談後にもれなくプレゼントを受け取ることができます!
ただし、プレゼントはこちらのページからの無料保険相談のみ限定となりますのでご注意ください。
※1…2021年10月現在
※2…2020年度実績
※3…2020年12月-2021年4月(マネードクター自社アンケートより)
4.保険市場
おすすめの無料保険相談所4つ目は「保険市場」です。
保険市場のここがおすすめ!
- 取扱保険会は業界最大の84社
- オンラインでの相談が可能
- 業界のなかで老舗
- 東証一部上場企業
取扱保険会社数は国内最大級で、老舗でありながら東証一部上場企業であることで安心感があります。
取扱保険会社数 |
合計:84社 |
主要商品 | 生命保険/死亡保険/医療保険/がん保険/火災保険/地震保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | なし |
5.保険無料相談ドットコム
おすすめの無料保険相談所5つ目は「保険無料相談ドットコム」です。
保険無料相談ドットコムのここがおすすめ!
- 面談後にもらえるプレゼントキャンペーンの商品が豊富
- 電話やオンラインでの相談が可能
- お客様満足度97.6%!
取扱保険会社数 | 合計:22社 (生命保険:15社 損害保険:7社) |
主要商品 | 学資保険/生命保険/医療保険/がん保険/個人年金保険/介護保険/自動車保険/火災保険/海外旅行保険/ペット保険/自転車保険/損害保険 |
対応地域 | 一部対応できない地域あり |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
無料保険相談所の選び方
無料の保険相談窓口はショッピングモールやテレビCMで見たことがあれど、実際に利用をしたことがないと、何を基準に窓口を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
数ある中からあなたに合った保険相談所を見つけるには、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
- 1.相談場所は、自宅(オンラインor電話)か、店舗か、指定した場所か
- 2.相談担当者が専門知識を有しているか
- 3.取り扱っている保険会社数の多さ
1.保険相談をする場所はどこが良いか

2.相談担当者が専門知識を有しているか
無料の保険相談窓口は多くありますが、相談に乗ってくれる担当者はどこも同じではないかと思われがちですが、実は、担当者は相談窓口によって異なることはもちろんのこと、店舗によっても異なります。
保険の相談に乗ってくれる担当者全員がFPをはじめとする資格を持っているとは限りません。FPとは、以下のような幅広い知識を持ち合わせている者を指します。
- 保険
- 教育資金
- 年金制度
- 家計にかかわる金融
- 不動産
- 住宅ローン
- 税制など
生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。
3.取り扱っている保険会社数の多さ
無料の保険相談所のメリットの1つとして、複数の保険会社の商品を比較・検討できるという点が挙げられます。比較できる対象が多いほうが、ご自身や家族により最適な商品が見つかりやすいということに繋がります。

それでもどこにするか迷ったら
どの相談所も、もしも相談に乗ってくれる相談員を代えたい場合は無料で変更することが可能で、違う相談員に再度無料で相談をすることができます。
しかし、できることならば初めから質の良い相談員に担当してもらえると嬉しいですよね。
どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持していると明記している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。
40代に医療保険は本当に必要?必要性の有無に迫ります
医療保険は、病気やケガで入院し手術を受けたときなどの治療費をカバーしてくれる保険で、いざというときに頼りになるものですが、40代の人も加入する必要はあるのでしょうか?
40代の人が医療保険に加入する必要性について確認していきましょう。
公的医療保険だけでは不十分なケースがある
日本では公的医療制度が充実しているため、民間の医療保険は必要ないという考えもあります。
確かに、医療費の自己負担割合は原則3割(年齢や収入によっては1~2割)となっており、高額な医療費がかかる場合には「高額療養費制度」を利用すると1か月の医療費の上限額を超えた分は後日還付してもらえます。

注意点
- 具体的には、差額ベッド代や病院での食事代、入院中の日用品の購入代金や、付き添いやお見舞いの家族の交通費や食事代などがあります。
- そして忘れてはならないのが、先進医療や自由診療などの治療を受けた場合の費用で、これらの治療は公的医療保険の保障対象外となるため、原則全額自己負担となります。
先進医療や自由診療の治療費は、治療方法にもよりますが、数十万円から数百万円といった高額になるものが多く、支払い負担が大きくなってしまいます。

このように公的医療保険だけではカバーしきれないものでも、医療保険なら保障を付けることができるので、万が一に備えて加入することをおすすめします。
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お金がかかる40代こそ保障を手厚くする
40代は子どもの教育費や住宅ローンの返済など、お金がかかる世代です。
そのため、急な病気やケガで入院や手術を受けるとなると、治療費の支払いに困ることも考えられます。
注意点

一定の条件を満たしていれば、勤務先で加入している健康保険から「傷病手当金」を受け取ることができますが、通常の月収の約6割程度しか受け取れず、受取期間も最長で1年6か月までと限られています。
収入が減額されると、家族の生活費や子どもの教育費、住宅ローンの支払いなどができなくなってしまい、せっかくの貯金を取り崩しながら生活しなくてはならないかもしれません。

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一度病気をすると保険の選択肢が狭くなる
医療保険に申し込む際には、現在の自分の健康状態やこれまでの病歴などについて保険会社に告知する義務があります(「告知義務」といいます)。
注意点
保険会社では、申込者から提出された告知内容などをもとに加入できるかどうかを審査しますが、一般的に、現在健康状態が良好でない人や、これまでに大きな病気をした人、持病がある人などは通常の医療保険に加入することは難しいです。
では医療保険に加入できないかというと、そうとは限らず、審査基準のより緩やかな「引受基準緩和型」や「無選択型」の医療保険なら加入できる可能性があります。
しかし、引受基準緩和型や無選択型の医療保険は保険料が高額で商品数も少なく、実際に給付金を受ける際に条件が付されたり、契約してから一定期間は保障対象外となったりするケースが多いです。

こういったことを考慮し、今後いつ大病を患うかわからないので、体調が良好な40代のうちに医療保険に加入することをおすすめします。
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40代で医療保険に未加入だとどうなる?



40代の死因トップ5
厚生労働省によると、40代の死因順位は以下のとおりです。
40代の死因順位
- 第1位=悪性新生物(がん)
- 第2位=自殺
- 第3位=心疾患
- 第4位=脳血管疾患
- 第5位=不慮の事故
出典:厚生労働省|「人口動態統計年報 主要統計表 死亡」第8表 死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合)
30代前半の死亡理由の第1位は自殺、第2位が悪性新生物、第3位は不慮の事故でした。

40代が入院した時の自己負担はいくらか
ひと口に入院といっても、病気やけがの種類によって自己負担額はさまざまなため、平均化して語るのは難しいでしょう。
そこで、病気の種類や怪我を考慮せず「入院したら1日いくらの費用を自己負担するのか」で考えてみます。
入院1日あたりの自己負担額(上位3位)
- 自己負担額1万円~1万5,000円未満…約24%
- 自己負担額4万円以上…約16%
- 自己負担額2万円~3万円未満…約13%
※出典:生命保険文化センター|令和元年度生活保障に関する調査|45P


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40代の入院日数は何日か

1回の入院日数
- 40代の直近の入院時の入院日数は、「5~7日」が32.1%で最多となっています。
- 次に多い入院日数は「5日未満」で25.0%を占めています。
出典:生命保険文化センター|令和元年度生活保障に関する調査|42P


いくらのお金がかかるのか
今までのデータをもとに、入院した際にかかる費用を計算すると以下のとおりです。
入院時に必要な費用
- 1日あたりの自己負担額2万3,000円 × 平均入院日数12.3日=28万2,900円


高額療養費制度で医療費が戻ってくることも計算に入れる
約28万円の入院費用が発生する可能性はあるものの、その場合は高額療養費制度で払い戻しを受けることが可能です。
たとえば70歳未満の場合(平成27年1月診療分から)を紹介します。
所得区分 | 自己負担限度額 | 多数該当 |
①区分ア (標準報酬月額83万円以上の方) (報酬月額81万円以上の方) | 252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% | 140,100円 |
②区分イ (標準報酬月額53万円~79万円の方) (報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方) | 167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1% | 93,000円 |
③区分ウ (標準報酬月額28万円~50万円の方) (報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方) | 80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1% | 44,400円 |
④区分エ (標準報酬月額26万円以下の方) (報酬月額27万円未満の方) | 57,600円 | 44,400円 |
⑤区分オ(低所得者) (被保険者が市区町村民税の非課税者等) | 35,400円 | 24,600円 |
かかった医療費が100万円で自己負担部分30万円がかかるケースで見ると、所得区分ウ(標準報酬月額28万~50万円の方)の場合、21万2,570円が高額療養費として払い戻しされます。

さらに、診療を受けた月以前の1年間で3ヶ月以上の高額療養費の支給を受けた場合、4ヶ月目からは「多数該当」として自己負担額が軽減されます。

公的保険による自己負担3割に加えて、高額療養費も加味して入院時の自己負担の計算が必要です。
高額療養費の対象だとしても8万円以上の自己負担がかかる(区分ウの場合)ため、この費用をカバーするために医療保険に加入する価値はあるといえます。
医療保険の選び方と見直し方ポイント


医療保険に既に加入しているけれど、今現在求めている保障と合わなかったり、保険料と保障内容のバランスが合っていない場合などが考えられるため、定期的な見直しができると良いでしょう。
医療保険を見直すべきはこんな人
まずは、医療保険に既に加入している人で、どのような人に見直しが必要か見てみましょう。
医療保険を見直すべき人
- 昔に加入していた医療保険を放置している人
- 健康診断で指摘がされないほど健康な人
以前に加入していた医療保険の場合、現代の医療事情に合わないことが考えられます。 生命保険は、その時の医療事情に合った保険が開発されますが、時代の流れで医療環境は変化します。

たとえば「免責」が挙げられます。
免責の注意点
- 以前の医療保険では、一定の期間は保険料支払いの対象にならない免責期間が設けられていることがありました。
- 入院が長期に及ぶことが一般的だったため、免責があってもさほど問題にはならなかったのです。
- 一方で最近は入院日数は短期化傾向にあります。免責期間が適用される医療保険のままの場合、入院しても支払いの対象にならない可能性があるのです。
また、健康な人も40代になれば医療保険を検討するべきです。 医療保険の中には保険料が安いうえに手厚い保障が用意されている商品がありますが、健康状態によって申込ができない場合があるので早めの検討をおすすめします。



一生ずっと健康でいられるとは限りませんから、今のうちに医療保険に加入して将来のリスクに備える必要があるでしょう。
入院期間の短期化に対応した医療保険を選ぶ
近年、がんなどの治療が入院から通院治療に切り替わりつつあります。 厚生労働省の調査では、平成20年に35.6日だった平均入院日数が平成29年には29.3日まで短くなっています。
出典:「平成29年(2017)患者調査の概況 退院患者の平均在院日数等」

入院の保障が1日目から支払われるタイプや、日帰り入院でも保障されるタイプの医療保険に加入するべきです。
入院の長期化に備えた保障を選ぶ
入院日数が短期化しているのがトレンドなのは、既に紹介したとおりです。
しかし、あくまでトレンドですから病気やケガの種類によっては長期化することもあります。


ポイント
- 商品によっては、保険金の支払限度日数が40日・60日など契約者の希望で選択できる場合があります。
- 特約によっては特定の病気での入院で支払限度日数を無制限にすることも可能です。

可能な限り支払限度日数を長くすることで、万が一のリスクに備えることができます。
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男女別:医療保険選びの注意点
40代男性
男性は40代後半になると、悪性新生物(がん)で亡くなる人の割合がもっとも多く、3位に心疾患、4位に脳血管疾患と俗にいう「三大疾病」が病気の上位を占めています。


万が一の際は保険料の支払いが免除されるため、保険の支払いを気にせずに治療に専念できます。
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40代女性
女性も40代後半になると、男性と同様に悪性新生物が1位、3位に脳血管疾患、4位に心疾患と三大疾病が上位を占めます。
一方で、男性に比べて女性は寿命が長いため、認知症やアルツハイマーにかかるリスクが高いのが特徴です。
一度かかると進行を遅らせることしかできない病気ですから、介護への備えが大切になります。

乳がんの罹患率が高い
- また、女性のがんでは「乳がん」の罹患率が高いのが特徴です。
- ピークは60代ですが、ほかのがんに比べて30~39歳の若いうちから罹患する確率が高くなっています。
- 老齢になるまで乳がんのリスクは消えないため、三大疾病特約のほか、がん保険に別途で加入するなど「がんに対する備え」を厚くしておく必要があるでしょう。
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まとめ
40代は男性も女性も「がん・心疾患・脳血管疾患」という、いわゆる「三大疾病」や生活習慣病のリスクが高まる時期です。
30代までは健康で何の心配もなかった人でも、ある日突然病気になることは珍しくありません。
40代で終身保障の医療保険に加入して、今後の人生の「万が一」に備えましょう。
- 医療保険とは?
- 医療保険に加入するタイミングはいつが最適?
- 医療保険の選び方
- 医療保険の保障は1日5000円で十分?
- 医療保険の一時金はいくら必要?
- 医療保険の保険料、いくら払ってる?
- 掛け捨ての医療保険の平均相場
- 生命保険と医療保険の違い
- 医療保険とがん保険の違い
- 医療保険に加入するメリットとデメリット
- 医療保険に複数加入するメリットとデメリット
- 医療保険はいらない?
- 医療保険はもったいない?
- 医療保険に入らないと後悔する人はこんな人
- 安い医療保険を選ぶポイント
- 医療保険の特約を選ぶポイント
- 医療保険に先進医療特約は必要?
- 医療保険の告知ってどこまでする?
- 医療保険の180日ルールって?
- 人気の女性保険を解説
- 民間の医療保険と健康保険の違いや種類
- 民間の医療保険の加入率
- 終身医療保険とは
- 三大疾病保険とは
- 日帰り入院とは
- 入院保険とは
- 医療保険の給付金とは
- 入院給付金とは
- 医療保険の払込期間とは
- 女性疾病とは
- 差額ベッド代とは
- 既往症とは
- 健康増進型保険とは
- 医療保険の見直しに最適なタイミング
- 緑内障やレーシックは医療保険の対象?
- 公務員に医療保険は必要?
- 赤ちゃんに医療保険は必要?
- 子供に医療保険は必要?
- 70歳以上に医療保険は必要?
- 高齢者に医療保険は必要?
- 医療保険は何歳から加入できる?
- 医療保険は何歳まで必要?
- 医療保険を一度使うとどうなる?
- 保険料が戻ってくる医療保険は本当にお得?
- 女性保険はおすすめ?
- 貯蓄型の女性保険で貯蓄は可能?
- 妊娠や出産で女性保険の給付金は受け取れる?
- 帝王切開で保険適応を受ける際の注意点
- 医療保険と介護保険の違いと優先順位
- 持病があっても入りやすい保険の選び方と注意点
- 医療保険を解約するタイミング
- 医療保険やがん保険を解約する時の注意点
- 入院費と自己負担額の平均額
- 医療保険の受取人は本人以外も指定可能?
- 医療費控除の上限額