医療保険は何歳から入れる?ベストな加入時期やメリットを解説
医療保険は健康リスクに備える上で欠かせないものですが、「そもそも何歳から加入できるのか」「一番適した加入時期はいつか」といった疑問がありますよね。
この記事では、医療保険に関する疑問に応えるために、加入可能年齢や各年齢層の平均的な加入率について徹底解説。また、若いうちから加入することのメリットやデメリットにも焦点を当て、わかりやすくお伝えします。
編集部
この記事の要点
- 保険商品によって異なりますが、医療保険は基本的に0歳から加入可能です。加入のタイミングとしては、医療費助成制度の対象年齢を超える16〜20歳ごろがおすすめです※。
- 医療保険に早くから加入することで、保険料が割安であったり、加入を断られるリスクが少なくなるというメリットがあります。
- 一方で、保険料の支払いが家計の負担になる可能性もありますし、活用する機会がなくて払い損に感じることもあるかもしれません。
- 医療保険の加入について迷われている方は、保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」で専門家に相談してみましょう。
※医療費助成の対象年齢は自治体によって異なります。居住の市区町村の窓口でご確認ください。
この記事は5分程度で読めます。
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目次
医療保険は何歳から加入できる?
ただ医療保険に加入するのに、「年齢的な制約は大きくない」ことはいえるでしょう。
医療保険は何歳から加入するのがベスト?
その理由は、主に次の2点です。
おすすめな理由
- 病気・ケガのリスクは年齢に限らず一定以上あるため
- 自治体などが運営する医療費助成制度の対象年齢外となるから
例えば東京都の23区では、中学3年生までは、健康保険診療の自己負担額が実質無料になっています。※
このように自治体ごとに、中学生以下では充実した医療費助成が実施されている可能性があるため、その年齢を超える16〜20歳ごろの加入をおすすめします。
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年代別入院率
年代別に入院率をまとめると、次のようになります。
年代別の入院率(人口10万対) | |||
年代 | 総数 | 男性 | 女性 |
0歳 | 1,065 | 1,155 | 971 |
1〜4歳 | 134 | 153 | 115 |
5〜9歳 | 71 | 79 | 64 |
10〜14歳 | 99 | 106 | 92 |
15〜19歳 | 123 | 121 | 126 |
20〜24歳 | 141 | 128 | 156 |
25〜29歳 | 198 | 142 | 258 |
30〜34歳 | 246 | 165 | 301 |
35〜39歳 | 257 | 215 | 267 |
40〜44歳 | 273 | 278 | 296 |
45〜49歳 | 345 | 387 | 302 |
50〜54歳 | 478 | 551 | 404 |
55〜59歳 | 664 | 776 | 551 |
60〜64歳 | 895 | 1,064 | 730 |
65〜69歳 | 1,207 | 1,444 | 983 |
(参考:厚生労働省令和2年(2020)「患者調査の概況」)をもとに作成
理由として考えられるのは、20代にさしかかって、結婚して妊娠し、出産のために入院する人が増える傾向にあるからということです。
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医療保険の加入率
では、世帯主年齢別の医療保険の世帯加入率を確認しましょう。
世帯主年齢別の医療保険・医療特約への世帯加入率 | |
年齢 | 加入率 |
29歳以下 | 93.9% |
30〜34歳 | 94.2% |
35〜39歳 | 92.6% |
40〜44歳 | 94.6% |
45〜49歳 | 95.4% |
50〜54歳 | 96.2% |
55〜59歳 | 94.7% |
60〜64歳 | 94.2% |
65〜69歳 | 94.0% |
70〜74歳 | 92.2% |
75〜79歳 | 91.8% |
80〜84歳 | 85.3% |
85〜89歳 | 92.9% |
90歳以上 | 83.3% |
(出典:生命保険文化センター令和3年度「生命保険に関する全国実態調査」)をもとに作成
80代未満までは、医療保険の加入率が80%を超えているのがわかりますね。
そして40代から90%以上の人が、医療保険に加入する傾向にあります。その理由はとして考えられるのは、次の2点です。
40代から医療保険の加入率が9割を超える理由
- 年齢から病気・ケガのリスクを無視できなくなってきた(健康状態に不安を感じるようになってきた)
- 子どもが成長し、自分の病気・ケガによって家計に与える影響を大きく感じるようになった
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医療保険に早くから加入する3つのメリット
本記事の結論としては、医療保険には16〜20歳といった早期での加入をおすすめします。
その場合に得られるメリットは、次のとおりです。
医療保険に早くから加入するメリット
1. 若いうちの方が保険料を抑えられる
早くから医療保険に加入すると、上の世代に比べて病気・ケガをするリスクが少ないため、支払う保険料が少なくなります。
例えば終身医療保険に加入すれば、一生涯にわたって保険料を抑えた金額で継続します。
もちろん、定期医療保険でも、更新の度に保険料は上がりますが、早期に加入すれば保険料を安くできますよ。
定期医療保険と終身医療保険の違い | ||
定期医療保険 | 終身医療保険 | |
保険期間 | 一定期間 (10年や20年など) | 一生涯 |
更新 | あり | なし |
保険料 | 終身型より安い | 定期型より高い |
貯蓄性(解約返戻金)の有無 | なし | なし (あってもごく僅か) |
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2. 万が一の病気・ケガに備えられる
若い世代は比較的、収入が少なく、突然の医療費に備えられている人は多くありません。
さらにまだまだ将来性があり、なかには小さい子どもを持つ責任ある立場にある人もいるでしょう。
手元に満足な資金がなくても、充実した治療を受けられたり、家計への影響を最小限にとどめたりすることができます。
3. 医療保険に加入できないリスクが少ない
医療保険に加入するには、告知や医師による診察などによって、加入者に持病や入院歴がないかなどを確認しなければなりません。
そのときに、病気にかかっていることや健康状態が悪いことなどがわかると、保険に加入できない恐れがあるか、加入できても条件付き(保険料の割増や部位不担保など)となる場合があります。
早期に加入すれば、病気や入院するリスクが少なくなり、医療保険に加入しやすい傾向にあります。
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医療保険に早くから加入する2つのデメリット
一方で、医療保険に早くから加入する場合、次のようなデメリットもあります。
医療保険に早くから加入するデメリット
1. 保険料が負担となる
医療保険に早くから加入すると、保険料は安くなりますが、その出費を負担に感じる人も少なくありません。
というのも20代や30代は、まだまだ収入が低く、家計に占める保険料の割合が少なくても、負担に感じやすいからです。
2. 医療保険を活用しないまま時間が経過しやすい
若いと、病気・ケガをするリスクが少ないため、多くの人は医療保険を活用しないままになることもあるでしょう。
「転ばぬ先の杖」として、最低限でも備えておくのが重要です。
注意点
- ちなみに解約して、再加入したくなった場合は、保険料が高くなったり、健康状態によっては加入できなくなったりする恐れがあることに注意してください。
保険の加入や見直しを検討するなら必ずすべきこと
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その他、各種保険のことだけでなく、家計全般や収支、将来のことなどお金のこと全般をまとめて相談できるのも、無料保険相談窓口のメリットです。
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相談員の質が高く、また無料で保険相談をするだけでプレゼントがもらえるのも嬉しいポイントです。
取扱保険会社数 | 合計:42社 ※1 (生命保険:25社 損害保険:11社 少額短期保険:6社) |
---|---|
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
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取扱保険会社数 | 合計:43社 ※1 (生命保険:30社 損害保険:13社) |
---|---|
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
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取扱保険会社数 | 提携先による |
---|---|
主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 提携先による |
キャンペーン | あり |
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取扱保険会社数 | 合計:98社 (生命保険:32社 損害保険:27社 少額短期保険:39社) |
---|---|
主要商品 | 生命保険/死亡保険/医療保険/がん保険/火災保険/地震保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | なし |
5.保険無料相談ドットコム
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取扱保険会社数 | 合計:38社 (生命保険:21社 損害保険:11社 少額短期保険:6社) |
---|---|
主要商品 | 学資保険/生命保険/医療保険/がん保険/個人年金保険/介護保険/自動車保険/火災保険/海外旅行保険/ペット保険/自転車保険/損害保険 |
対応地域 | 一部対応できない地域あり |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
無料保険相談所の選び方
無料の保険相談窓口はショッピングモールやテレビCMで見たことがあれど、実際に利用をしたことがないと、何を基準に窓口を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
数ある中からあなたに合った保険相談所を見つけるには、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
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1.保険相談をする場所はどこが良いか
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、現在では各社がオンラインでの相談を実施しています。リモート業務の前後や休憩時間はもちろんのこと、お休みの時間などさくっと相談できるので大変好評なサービスです。
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無料の保険相談窓口は多くありますが、相談に乗ってくれる担当者はどこも同じではないかと思われがちですが、実は、担当者は相談窓口によって異なることはもちろんのこと、店舗によっても異なります。
保険の相談に乗ってくれる担当者全員がFPをはじめとする資格を持っているとは限りません。FPとは、以下のような幅広い知識を持ち合わせている者を指します。
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生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。
3.取り扱っている保険会社数の多さ
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それでもどこにするか迷ったら
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しかし、できることならば初めから質の良い相談員に担当してもらえると嬉しいですよね。
どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持していると明記している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。
まとめ
本記事では、「何歳から医療保険に加入すべきだろう」と迷っている人に向けて、医療保険へ加入できる年齢や年齢ごとの加入率、若いうちから加入するメリット・デメリットについてご紹介しました。
医療保険は、0歳から加入できるものもあります。医療保険には、医療費助成がなくなる16〜20歳ごろに加入するのがおすすめです。
病気やケガのリスクは年齢に限らず一定以上あるため、若いうちに加入しておいて損はないでしょう。
本記事で解説したことを参考に、ご自身にあった医療保険の加入タイミングを掴んでいただければ幸いです。
都内の私立大学を卒業後、日系生命保険会社に就職。主に個人・中小企業の保険営業とマネジメント業務を担当した。 その後、2021年11月にライターとして独立。実務経験を活かし、保険・税金・クレジットカードなど金融ジャンルを中心に記事執筆から編集まで行う。
ライターとして経験を積んだのち、ほけんのぜんぶマガジンの編集者を担当。保険業界の最新情報をいち早く掴み、読者に役立つ情報をわかりやすく提供することを心がけています。 質の高いコンテンツを通じて、読者が自分に合った保険やサービスを選べるようにサポートしていきます。
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