



この記事の要点
- 1.医療保険の被保険者としての加入年齢は、保険商品によって異なるが、0歳から加入できるものもある
- 2.医療保険への加入は、医療費助成制度の対象年齢を超える16〜20歳ごろの加入がおすすめ(※医療費助成の対象年齢は自治体によって異なります。居住の市区町村の窓口でご確認ください。)
- 3.医療保険に早くから加入するメリットは、「保険料が安い」「万が一の病気・ケガに備えられる」「医療保険に加入できないリスクが少ない」ことなど
この記事は5分程度で読めます。
目次
医療保険は何歳から加入できる?

医療保険は何歳から加入するのがベストか
医療保険への加入は16~20歳がおすすめの理由
- 病気・ケガのリスクは年齢に限らず一定以上あるため
- 自治体などが運営する医療費助成制度の対象年齢外となるから

年代別入院率
年代別に入院率をまとめると、次のようになります。
年代別の入院率(人口10万対) | |||
年代 | 総数 | 男性 | 女性 |
0歳 | 1,167 | 1,208 | 1,124 |
1〜4歳 | 169 | 191 | 146 |
5〜9歳 | 86 | 94 | 77 |
10〜14歳 | 94 | 100 | 86 |
15〜19歳 | 113 | 116 | 110 |
20〜24歳 | 158 | 134 | 182 |
25〜29歳 | 235 | 159 | 314 |
30〜34歳 | 291 | 199 | 385 |
35〜39歳 | 296 | 248 | 346 |
40〜44歳 | 311 | 327 | 296 |
45〜49歳 | 398 | 442 | 354 |
50〜54歳 | 552 | 628 | 475 |
55〜59歳 | 758 | 888 | 628 |
60〜64歳 | 997 | 1188 | 811 |
65〜69歳 | 1,305 | 1,560 | 1,067 |
(参考:厚生労働省平成29年(2017)「患者調査の概況」)をもとに作成


理由として考えられるのは、20代にさしかかって、結婚して妊娠し、出産のために入院する人が増える傾向にあるからということです。
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医療保険の加入率
では、世帯主年齢別の医療保険の世帯加入率を確認しましょう。
世帯主年齢別の医療保険・医療特約への世帯加入率 | |
年齢 | 加入率 |
29歳以下 | 93.9% |
30〜34歳 | 82.6% |
35〜39歳 | 87.4% |
40〜44歳 | 94.3% |
45〜49歳 | 91.8% |
50〜54歳 | 95.1% |
55〜59歳 | 93.7% |
60〜64歳 | 91.3% |
65〜69歳 | 87.4% |
70〜74歳 | 86.3% |
75〜79歳 | 81.5% |
80〜84歳 | 75.4% |
85〜89歳 | 64.3% |
90歳以上 | 62.5% |
(出典:生命保険文化センター平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」)をもとに作成
80代未満までは、医療保険の加入率が80%を超えているのがわかりますね。
そして40代から90%以上の人が、医療保険に加入する傾向にあります。
その理由はとして考えられるのは、次の2点です。
40代から医療保険の加入率が9割を超える理由
- 年齢から病気・ケガのリスクを無視できなくなってきた(健康状態に不安を感じるようになってきた)
- 子どもが成長し、自分の病気・ケガによって家計に与える影響を大きく感じるようになった
おすすめの医療保険商品3選
チューリッヒ生命
「終身医療保険 プレミアム DX」
チューリッヒ生命の「終身医療保険 プレミアム DX」は、短期入院にも、長期入院にも備えられる一生涯保障の医療保険を探している方におすすめ!
ここがおすすめ!
- カスタマイズして自分にあった保障を選ぶことができます!
- お手頃な保険料で備えることができます!
- 3大疾病はもちろん、7大疾病にも備えることができます!
チューリッヒ生命 「終身医療保険 プレミアム DX」月払保険料例 |
||
年齢 | 男性 | 女性 |
30歳 | 1,112円 | 1,212円 |
35歳 | 1,267円 | 1,292円 |
40歳 | 1,472円 | 1,492円 |
50歳 | 2,112円 | 2,082円 |
60歳 | 3,162円 | 3,257円 |
保険期間・保険料払込期間:終身
保障内容:[入院給付日額]5,000円(60日型)[手術特約(Z02)Ⅱ型]適用[先進医療特約(Z03)]付加
※2022年4月1日現在
アクサダイレクト生命
「終身医療」
商品の特徴
- 病気やケガによる入院を一生涯保障できる!
- 入院の有無にかかわらず約1,000種の手術を保障!※I型を選択した場合
- 必要な保障ニーズにあわせてカスタマイズできる!
アクサダイレクト生命 「終身医療」保険料例 |
||
年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 1,752円 | 2,018円 |
30歳 | 2,378円 | 2,421円 |
40歳 | 3,417円 | 3,014円 |
50歳 | 5,143円 | 4,293円 |
60歳 | 9,043円 | 6,795円 |
保障内容:[主契約]Ⅰ型(入院・手術ともに保障)[入院給付金日額]5,000円[先進医療特約]付加[3大疾病保険料払込免除特約]付加[入院時一時金給付特約(15)]5万円[通院支援特約(退院時給付型)]5万円
※2022年3月現在
アクサダイレクト生命ホームページに遷移します。
ネオファースト生命
「ネオdeいりょう」
ネオファースト生命の「ネオdeいりょう」は、3大疾病(がん・上皮内がん、心疾患、脳血管疾患)や女性疾病などに幅広く備えたい方におすすめ!
ここがおすすめ!
- 健康状況が所定の基準を満たす場合、健康保険料率が適用され、基準を満たしていない場合にくらべて、保険料が安くなります!*¹
- 主契約(入院保障)以外はオプションのため、お客さまのニーズに合わせてさまざまな特約・特則を組み合わせることができます!*²
- がんなどの3大疾病や女性疾病などに幅広く備えることができます!*³
*¹ 被保険者の年齢が20歳未満の場合、健康状況にかかわらず保険料率は標準保険料率のみとなります。
*² 特約・特則の組み合わせには一定の制限があります。
*³ 特約・特則の付加や適用が必要です。
ネオファースト生命 「ネオdeいりょう」保険料例 |
||
年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 1,505円 | 1,845円 |
30歳 | 1,969円 | 2,166円 |
40歳 | 2,700円 | 2,484円 |
50歳 | 3,837円 | 3,260円 |
60歳 | 5,427円 | 4,447円 |
保険料払込方法:月払
保障内容:[主契約:入院給付金日額]5,000円(60日型)[三大疾病支払日数限度無制限特則]適用[手術保障特約(2018)]Ⅰ型(入院4倍)[入院手術給付金額(入院中)]10万円[外来手術給付金額(外来)]2.5万円[先進医療特約]付加[入院一時給付特約]5万円
※健康保険料率・標準保険料率の内、健康保険料率の保険料例です。
※「先進医療特約」の保険期間・保険料払込期間は10年です。所定の年齢まで10年ごとに更新があります。なお、更新後の保険料は更新日現在の被保険者の年齢、および保険料率によって計算されます。したがって更新後の保険料は、更新前の保険料と異なります。更新時の被保険者の年齢が81歳以上となる場合は、保険期間および保険料払込期間を終身として更新します。また、契約年齢が81歳~85歳の場合は終身保障です。
※2020/11現在
近年、上皮内がんの罹患率は増加傾向*⁴にあり、また「心疾患」「脳血管疾患」で入院した際に手術を受ける人も近年増加傾向*⁵にあります。
「ネオdeいりょう」なら、3大疾病(がん・上皮内がん、心疾患、脳血管疾患)や女性疾病も特約を付加することで、一時金と保険料の払込免除などに幅広く備えられるのが魅力です。
*⁴出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」「高精度地域がん登録のがん罹患データ(1985年~2012年)」
*⁵出典:厚生労働省「平成20年・23年・26年・29年 患者調査」
【注意事項】
●解説で示した保障について当商品にはないものがあります。
●商品の詳細は「商品パンフレット」「重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)」「ご契約のしおり・約款」にて必ずご確認ください。
(登)B20N1177(2020.12.11)
医療保険に早くから加入するメリット
本記事の結論としては、医療保険には16〜20歳といった早期での加入をおすすめします。
その場合に得られるメリットは、次のとおりです。
医療保険に早くから加入するメリット
- 若いうちの方が保険料を抑えられる
- 万が一の病気・ケガに備えられる
- 医療保険に加入できないリスクが少ない
若いうちの方が保険料を抑えられる
早くから医療保険に加入すると、上の世代に比べて病気・ケガをするリスクが少ないため、支払う保険料が少なくなります。
例えば終身医療保険に加入すれば、一生涯にわたって保険料を抑えた金額で継続します。
もちろん、定期医療保険でも、更新の度に保険料は上がりますが、早期に加入すれば保険料を安くできますよ。

定期医療保険と終身医療保険の違い | ||
定期医療保険 | 終身医療保険 | |
保険期間 | 一定期間(10年や20年など) | 一生涯 |
更新 | あり | なし |
保険料 | 終身型より安い | 定期型より高い |
貯蓄性(解約返戻金)の有無 | なし | なし(あってもごくわずか) |
万が一の病気・ケガに備えられる
若い世代は比較的、収入が少なく、突然の医療費に備えられている人は多くありません。
さらにまだまだ将来性があり、なかには小さい子どもを持つ責任ある立場にある人もいるでしょう。

手元に満足な資金がなくても、充実した治療を受けられたり、家計への影響を最小限にとどめたりすることができます。
医療保険に加入できないリスクが少ない
医療保険に加入するには、告知や医師による診察などによって、加入者に持病や入院歴がないかなどを確認しなければなりません。
そのときに、病気にかかっていることや健康状態が悪いことなどがわかると、保険に加入できない恐れがあるか、加入できても条件付き(保険料の割増や部位不担保など)となる場合があります。
早期に加入すれば、病気や入院するリスクが少なくなり、医療保険に加入しやすい傾向にあります。
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医療保険に早くから加入するデメリット
一方で、医療保険に早くから加入する場合、次のようなデメリットもあります。
医療保険に早くから加入するデメリット
- 保険料が負担となる
- 医療保険を活用しないまま時間が経過しやすい
保険料が負担となる
医療保険に早くから加入すると、保険料は安くなりますが、その出費を負担に感じる人も少なくありません。
というのも20代や30代は、まだまだ収入が低く、家計に占める保険料の割合が少なくても、負担に感じやすいからです。

医療保険を活用しないまま時間が経過しやすい
若いと、病気・ケガをするリスクが少ないため、多くの人は医療保険を活用しないままになることもあるでしょう。


注意点
-
ちなみに解約して、再加入したくなった場合は、保険料が高くなったり、健康状態によっては加入できなくなったりする恐れがあることに注意してください。
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合計:38社 |
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対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
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ただし、プレゼントはこちらのページからの無料保険相談のみ限定となりますのでご注意ください。
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4.保険市場
おすすめの無料保険相談所4つ目は「保険市場」です。
保険市場のここがおすすめ!
- 取扱保険会は業界最大の84社
- オンラインでの相談が可能
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取扱保険会社数 |
合計:84社 |
主要商品 | 生命保険/死亡保険/医療保険/がん保険/火災保険/地震保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
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5.保険無料相談ドットコム
おすすめの無料保険相談所5つ目は「保険無料相談ドットコム」です。
保険無料相談ドットコムのここがおすすめ!
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取扱保険会社数 | 合計:22社 (生命保険:15社 損害保険:7社) |
主要商品 | 学資保険/生命保険/医療保険/がん保険/個人年金保険/介護保険/自動車保険/火災保険/海外旅行保険/ペット保険/自転車保険/損害保険 |
対応地域 | 一部対応できない地域あり |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
無料保険相談所の選び方
無料の保険相談窓口はショッピングモールやテレビCMで見たことがあれど、実際に利用をしたことがないと、何を基準に窓口を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
数ある中からあなたに合った保険相談所を見つけるには、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
- 1.相談場所は、自宅(オンラインor電話)か、店舗か、指定した場所か
- 2.相談担当者が専門知識を有しているか
- 3.取り扱っている保険会社数の多さ
1.保険相談をする場所はどこが良いか

2.相談担当者が専門知識を有しているか
無料の保険相談窓口は多くありますが、相談に乗ってくれる担当者はどこも同じではないかと思われがちですが、実は、担当者は相談窓口によって異なることはもちろんのこと、店舗によっても異なります。
保険の相談に乗ってくれる担当者全員がFPをはじめとする資格を持っているとは限りません。FPとは、以下のような幅広い知識を持ち合わせている者を指します。
- 保険
- 教育資金
- 年金制度
- 家計にかかわる金融
- 不動産
- 住宅ローン
- 税制など
生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。
3.取り扱っている保険会社数の多さ
無料の保険相談所のメリットの1つとして、複数の保険会社の商品を比較・検討できるという点が挙げられます。比較できる対象が多いほうが、ご自身や家族により最適な商品が見つかりやすいということに繋がります。

それでもどこにするか迷ったら
どの相談所も、もしも相談に乗ってくれる相談員を代えたい場合は無料で変更することが可能で、違う相談員に再度無料で相談をすることができます。
しかし、できることならば初めから質の良い相談員に担当してもらえると嬉しいですよね。
どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持していると明記している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。
そもそも医療保険とは
ここまで、医療保険には何歳から加入できるのか、ベストなタイミング等を見てきましたが、そもそも医療保険とはどのようなものなのか今一度おさらいしましょう。

例えば公的医療保険制度ではまかないきれなくても、医療保険で対応できる医療費には次のようなものがあります。
公的医療保険ではなく医療保険でまかなえるもの(例)
- 先進医療費(特約で付加している場合)
- 通院の交通費
- 入院中の食事代
- 入院中の差額ベッド代
- 入院中の日用品代や雑費
- 家族のお見舞いの交通費・宿泊費
医療保険の保障内容
具体的に、医療保険で受け取れる保険金は、次の2種類です。
医療保険で受け取れる保険金の種類
- 入院給付金
- 手術給付金
入院給付金
入院給付金の計算式
- 入院日額×入院日数=入院給付金額
入院日額は、医療保険の加入時にあらかじめ決められており、5,000円や1万円、1万5,000円、2万円といったように5,000円単位で決めるのが一般的です。
※保険会社によって設定できる入院日額の単位は様々です。パンフレット等でご確認ください。
具体例として、入院日額が2万円で、15日間、入院したとします。
そのとき受け取れる入院給付金は、2万円×15日=30万円となりますね。

これまでの入院給付金の中には、1日などのごく短期間の入院に対しては保障されないという保険商品もありました。しかし、最近は入院の短期化が進み、1日の入院でも給付金を受け取れる医療保険が増えています。
また入院給付金について、次のような注意点があります。
入院給付金の注意点
- 入院給付金の対象は、「治療を目的とした入院」です。
- そのため検査入院(人間ドックや健康診断)や自然分娩による入院などは、治療を目的にしていないため、保障の適用外となります。
- ただし治療を目的としない入院であっても、結果として医療措置が行われた場合は、保障の対象になることがあります。
手術給付金
手術給付金の計算式
- 手術給付金倍率×入院日額=手術給付金額
手術給付金倍率は20倍や30倍などの10単位で決められるので一般的です。
具体例として、入院日額が2万円で、手術給付金倍率が20倍として手術を受けたとしましょう。
そのとき受け取れる手術給付金は、2万円×20倍=40万円となります。

医療保険の種類と特約
医療保険にはいろいろな種類があり、また多くの特約を付加できます。
それぞれをまとめると、次のようになります。
医療保険の種類
- 定期医療保険:一定期間に限り保障される
- 終身医療保険:一生涯にわたり保障される
- 女性向け医療保険:女性特有の病気・ケガをしたときに、より手厚い保障が受けられる
医療保険に付加できる特約(例)
- 死亡特約:死亡したら一時金を受け取れる
- 通院特約:入院後の通院費を保障してくれる
- がん特約:がんになったときに一時金を受け取れる
- 先進医療特約:重粒子線治療などの先進医療にかかる技術料のうち、自己負担額と同額を保障してくれる
- 女性疾病入院特約:女性特有の病気になって入院したときに上乗せして保険金を受け取れる
- 特定疾病特約:がん・心筋梗塞・脳卒中などで所定の状態になったとき一時金を受け取れる
- 就業不能特約:病気・ケガにより所定の就業不能状態が一定期間続いたときに給付金を受け取れる
まとめ
医療保険は、0歳から加入できるものもあります。
そして医療保険へは、医療費助成がなくなる16〜20歳ごろに加入するのがおすすめです。
特に20代から、徐々に入院率が上がっていくため、医療保険の必要性も増します。
本記事で解説したことを参考に、ご自身にあった医療保険の加入タイミングを掴んでいただければ幸いです。
