
保障と保険料のバランスを見極める必要があります。
そこで、生命保険文化センターの調査を中心に、年代やライフスタイル別の、保険料の平均を探ってみました。
この記事の要点
- 1.同じ年代・ライフスタイルでも、同じ保険料を払う必要はない。
- 2.保険に加入する際は、必要な保障を確保できているかどうかを考える。
- 3.無理なく払える保険料を設定できるよう、専門家のアドバイスも取り入れながら考えていくことが大切。
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※以下、ことわりのないデータは生命保険文化センター「生活保障に関する調査」令和元年版をもとにしています。
目次
生命保険に毎月いくら払ってる?【年代別】
まずは20代から年代別に生命保険に払っている保険料を見ていきましょう。
20代の平均額
20代の方が払っている保険料は、年平均13万円ですので、毎月約1万833円を払っているといえます。
一年に払っている保険料の割合は以下のとおりです。
20代 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
53.1% | 27.5% | 9.0% | 4.3% | 0.9% | 0.5% | 4.7% | 13万円 |
20代は死亡保障の必要性も低く、収入面からも保険料負担を抑えたい年代ですのでうなずける結果です。
30代の平均額
30代の方が払っている保険料は、年平均18.8万円ですので、毎月約1万5,666円払っています。
30代 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
35.4% | 31.7% | 14.0% | 5.8% | 4.0% | 1.9% | 7.1% | 18.8万円 |
月あたり1~2万円程度払っている人の割合が増えてきていることがわかります。
40代の平均額
40代の方が払っている保険料は、年平均19万円ですので、毎月約1万5,833円払っています。
40代 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
33.0% | 34.4% | 15.5% | 6.9% | 2.3% | 2.6% | 5.2% | 19万円 |
50代の平均額
50代の方が払っている保険料は、年平均24.3万円ですので、毎月約2万250円払っています。
50代 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
23.7% | 29.7% | 20.6% | 9.0% | 3.7% | 5.5% | 7.8% | 24.3万円 |
この調査では、この年代がもっとも平均額が高くなりました。毎月2万円以上払っている人が3割を超えています。まだまだ家族への死亡保障が必要な年代であることに加え、医療・がん保障や、老後保障など、幅広い保障が必要になってくる年代のためと思われます。
60代の平均額
60代の方が払っている保険料は、年平均18.8万円ですので、毎月約1万5,666円払っています。
60代 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
38.2% | 29.6% | 15.1% | 4.3% | 2.7% | 4.1% | 6.0% | 18.8万円 |
内訳でも、月1万円未満の人がもっとも多くなっています。
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生命保険に毎月いくら払ってる?【ライフスタイル別】
同じ年代でも、家族構成やライフスタイルによって必要な保障は変わります。
ライフスタイル別に、保険料をいくら払っているのかをみてみましょう。
未婚の場合
まず、未婚の人は、保険料をいくら払っているのでしょうか。
未婚の方の場合、年平均で17.4万円ですので、月あたりでは約1万4,500円です。
ライフステージ:未婚 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
38.6% | 28.6% | 14.9% | 6.7% | 1.6% | 2.7% | 6.9% | 17.4万円 |
結婚すると、この数値がどう変わってくるのかは、次の項目でみてみましょう。
子どもの有無
既婚の人がどれくらい保険料を払っているか、子どもの有無、子どものライフステージと併せて調べた結果が以下のとおりです。
ライフステージ | 12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
既婚・子どもなし | 30.9% | 32.8% | 15.2% | 5.9% | 3.4% | 5.9% | 5.9% | 22.8万円 |
既婚・末子未就学児 | 35.7% | 31.2% | 16.5% | 5.6% | 2.3% | 2.3% | 6.5% | 18.6万円 |
既婚・末子小学生 | 34.1% | 32.5% | 15.5% | 8.8% | 2.5% | 2.2% | 4.4% | 19.4万円 |
既婚・末子中学生、高校生 | 30.3% | 34.5% | 13.0% | 7.0% | 5.2% | 3.0% | 7.0% | 20.3万円 |
既婚・末子短大・大学・大学院生 | 30.0% | 24.7% | 22.0% | 9.3% | 3.3% | 4.7% | 6.0% | 23.1万円 |
既婚・子どもすべて卒業(未婚) | 31.7% | 30.0% | 17.4% | 6.0% | 3.3% | 4.4% | 7.3% | 20.6万円 |
既婚・子どもすべて卒業(既婚) | 37.3% | 33.7% | 14.5% | 3.6% | 2.8% | 3.3% | 4.7% | 18.7万円 |
まず、結婚したことにより、未婚時代よりも平均が上がり、子どもなしの場合年平均22.8万円、月あたり約1万9,000円を払うようになります。
また、子どもが大学生に近づくほど毎月の支払額の平均は上がっています。
末子が短大・大学生・大学院生の頃が既婚ではもっとも高く、年平均23.1万円ですので、月あたり1万9,250円が平均です。
共働きの場合生命保険に毎月いくら払ってる?
夫婦の収入形態での違いをみてみましょう。
収入形態 | 12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
夫婦片働き | 38.1% | 28.4% | 15.0% | 6.7% | 2.3% | 3.4% | 6.1% | 19.1万円 |
夫婦共働き | 30.0% | 32.7% | 17.2% | 6.4% | 3.6% | 3.7% | 6.4% | 20.9万円 |
どちらかが専業主婦(主夫)のほうが死亡保障が必要そうですが、調査結果では共働きのほうが支払っている保険料は高く、年平均20.9万円ですので、月あたり約1万7,416円を払っていることがわかります。
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【年収別】毎月払う保険料の決め方
年収別の保険料の平均は?
年代とライフスタイル別に、払っている保険料の平均をみてきました。
そこで、世帯の年収別にみてみましょう。
世帯年収 | 12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | わからない | 平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
300万円未満 | 43.6% | 31.0% | 12.2% | 4.2% | 1.8% | 2.3% | 4.9% | 15.9万円 |
300~500万円未満 | 37.8% | 33.8% | 14.6% | 4.4% | 1.5% | 2.3% | 5.7% | 17.6万円 |
500~700万円未満 | 32.0% | 30.1% | 18.5% | 7.2% | 2.9% | 2.1% | 7.2% | 19.6万円 |
700~1,000万円未満 | 27.2% | 28.9% | 18.0% | 7.6% | 5.2% | 5.4% | 7.6% | 23.6万円 |
1,000万円以上 | 23.9% | 23.4% | 17.4% | 12.9% | 8.5% | 8.5% | 5.5% | 27.9万円 |
世帯年収が上がるにつれて、払っている保険料の平均額も上がっていることがわかります。
仮に年収300万円の世帯が、年平均17.6万円の保険料を払っているとすると、保険料が世帯年収の約5.86%を占めることになります。
この割合は、年収が上がるほど下がっていき、年収1,000万円の世帯が年27.9万円の保険料を払っているとすれば、年収に占める割合は2.79%です。
保険金額(保障額)は年収でどう違う?
ここまで、払っている保険料の平均についてみてきましたが、保険加入にあたっては、「いくら保険料を払うか」よりも、それによって「どのような保障を得るのか」が大切です。
払えない保険料で契約するのはおかしなことですが、払えるからといって払えるだけの保険料で加入するのも、適切ではありません。
生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年度版)から、年収別の保険金額の平均をみてみましょう。
世帯年収 | 200万円未満 | 200~500万円未満 | 500~1,000万円未満 | 1,000~1,500万円未満 | 1,500~2,000万円未満 | 2,000~3,000万円未満 | 3,000~5,000万円未満 | 5,000万~1億円未満 | 1億円以上 | 不明 | 平均値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
200万円未満 | 7.0% | 15.8% | 13.9% | 8.9% | 4.4% | 4.4% | 2.5% | 1.3% | 0.0% | 41.8% | 1025.9万円 |
200~300万円未満 | 6.0% | 16.8% | 15.4% | 9.1% | 5.5% | 5.5% | 3.8% | 1.4% | 0.0% | 36.3% | 1085.3万円 |
300~400万円未満 | 5.0% | 12.7% | 14.3% | 10.4% | 3.9% | 6.7% | 5.0% | 1.9% | 0.0% | 40.0% | 1299.1万円 |
400~500万円未満 | 1.4% | 7.9% | 14.1% | 9.8% | 6.0% | 10.8% | 8.4% | 3.6% | 0.7% | 37.3% | 1926.2万円 |
500~600万円未満 | 0.3% | 4.4% | 10.6% | 9.3% | 8.0% | 10.9% | 11.4% | 4.9% | 0.3% | 40.1% | 2239.4万円 |
600~700万円未満 | 0.3% | 5.5% | 7.9% | 5.5% | 6.2% | 13.7% | 13.7% | 8.2% | 0.3% | 38.5% | 2664.2万円 |
700~1,000万円未満 | 0.8% | 3.4% | 6.3% | 8.1% | 6.1% | 10.1% | 14.8% | 10.6% | 1.4% | 38.3% | 3037.1万円 |
1,000万円以上 | 0.5% | 2.1% | 4.9% | 4.0% | 6.3% | 10.5% | 15.1% | 18.6% | 3.5% | 34.7% | 4112.6万円 |
不明 | 4.7% | 8.7% | 10.2% | 7.3% | 2.9% | 6.5% | 5.1% | 3.3% | 0.4% | 50.9% | 1702.8万円 |
世帯年収が違えば、生活費も違ってきますから、死亡保障額が異なるのは当然です。
年収300万円以下 | 1,000万円程度 |
年収600万円まで | 2,000万円程度 |
年収1,000万円まで | 3,000万円程度 |
年収1,000万円以上 | 4,000万円程度 |
もちろん、家族構成によっても死亡保障額は違いますので、あくまでも目安です。
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まとめ
弁護士 石原 一樹