学資保険を解約する際の注意点は?解約返戻金は受け取れる?
本記事では、学資保険が途中解約できるのかを説明し、解約するときの注意点や解約返戻金について解説していきます。
この記事の要点
- 1.学資保険は所定の手続きをする事で解約できる。
- 2.ただし、学資保険を途中解約すると、解約時期によっては解約返戻金を受け取れなかったり、元本割れしたりする恐れがある。
- 3. 学資保険の途中解約で後悔しないためには、すぐに解約せず保険相談窓口で専門家に相談することがおすすめ。
- 4. 保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」では、途中解約で損をしないために専門家が何度でも無料で相談に乗ってくれます。無理な引き留めや勧誘の心配はありません。
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学資保険は途中解約できる?
学資保険とは
学資保険を活用するメリット
- 保険料を毎月支払うため、自然と子どもの教育資金を準備できる。
- 死亡保障や医療保障の特約を付加することで、契約者や子どもの死亡や病気・ケガに備えられる。
- 保険料払込免除特約を付加すれば、契約者(親権者)が死亡したり、高度障害状態になったりして保険料が支払えなくなったとしても、以降の保険料払込免除が適用され満額の保障が受けられる。
- 育英年金の保障がある学資保険であれば、契約者(親権者)が死亡したり、高度障害状態になったりしても、子どもの教育資金として年金形式で資金が提供される。
- 学資保険は生命保険料控除の一般生命保険料控除の対象であるため、毎年の所得額からその年の学資保険の保険料を差し引くことで所得税・住民税が軽減される。
- 学資保険の保険金はあらかじめ決められているが、「加入時期を早める」「保険料の支払い期間を短くする」「保険金を受け取る時期を遅らせる」などの工夫をすることで、支払う保険料を少なくすることができる。
返戻率の計算式
- 返戻率(%)=受け取った保険金総額÷支払った保険料総額×100
保険料を少なくする工夫をすることで、返戻率を上げられるのが学資保険のひとつの魅力となるのです。
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学資保険を解約する手順
学資保険を解約するまでの手順
- インターネットや電話、対面で解約するために必要な書類を生命保険会社から取り寄せる。
- 解約書面に必要事項を記入し、生命保険会社に郵送する。
- 数日後に不備のない書類が受理されれば解約完了となる。
基本的には、書面の提出での解約手続きになるところがほとんどのようです。
とはいえ、なかにはインターネットでの解約申請で手続きが完了する会社もあるので事前に確認しておきましょう。
学資保険を途中解約する際の注意点
学資保険を途中解約する際の注意点
- 契約者の万が一の保障がなくなる
- 保険料を先払いしている場合は、保険料が返還されないことがある
- 子どもの年齢によっては再加入できない恐れがある
- 再加入すると保険料が高くなる可能性がある
契約者の万が一の保障がなくなる
学資保険には保険料払込免除特約や育英年金、死亡保障や医療保障などの生命保険と
しての保障が備わっています。
注意点
- しかし、学資保険を解約することで、その保障がなくなってしまうのです。
- 特に保険料払込免除特約がなくなると、万が一契約者が死亡・高度障害に直面した場合、子どもの教育資金の貯蓄が滞ってしまう恐れがあります。
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保険料を先払いしている場合は、保険料が返還されないことがある
学資保険の保険料の支払い方法には、次のような方法があります。
学資保険の支払い方法
- 月払い
- 半年払い
- 年払い
- 全期前納払い
- 一括払い
このなかで、月払い、半年払いと年払い、一括払いを選択している場合、保険料が返還されません。
すでに保険料の支払いが完了しているため、解約すると支払ったままになってしまうのです。
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子どもの年齢によっては再加入できない恐れがある
実は、学資保険に加入できる子どもの年齢には制限があります。
ポイント
- 加入できる年齢は、各会社が取り扱っている学資保険によって異なりますが、0〜6歳であることがほとんどです。
- 上限年齢は最高でも、12歳など子どもが中学校に上がるまでの年齢であることが多いです。
- したがって一度解約すると、子どもの年齢によって再加入できなくなる恐れがあります。
再加入すると保険料が高くなる可能性がある
仮に年齢制限にかからずに再加入できたとしても、前に加入したときよりも保険料が高くなることを前提として考えておきましょう。
注意点
- 保険料が高くなる理由は、契約者や子どもの年齢が上がるため、死亡や高度障害、病気・ケガといった万が一のリスクが高くなるからです。
- たとえば、保険料払込免除特約を付加するなら契約者の年齢が高ければ高いほど死亡・高度障害状態になるリスクが高くなるため、保険料が上がります。
保険料が上がるということは、返戻率が下がってしまうことでもあるので、学資保険を解約して再契約すると、損をする可能性が高くなります。
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学資保険の解約で解約返戻金は受け取れる?
学資保険の解約で解約返戻金が受け取れるかどうかについては、結論からいうと受け取れます。
ポイント
- 学資保険は、子どもの教育資金を準備するための貯蓄型の保険であるため、解約返戻金はあります。
- 学資保険の解約返戻金は、支払った保険料に応じて決定されます。
学資保険の解約返戻金の注意点
ただし、学資保険の解約返戻金には次のような注意点があります。
学資保険の解約返戻金の注意点
- 解約時期が、加入から間もないと、解約返戻金がない場合がある
- 解約返戻金を受け取れたとしても、元本割れする恐れがある
それぞれについて見ていきましょう。
解約時期が加入から間もないと、解約返戻金がない場合がある
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解約返戻金を受け取れたとしても、元本割れする恐れがある
確かに学資保険は貯蓄型の保険ですが、途中解約すると支払った保険料がすべて返還されるわけではなく、元本割れする恐れがあります。
ポイント
- その理由は、学資保険に支払う保険料が、保険料払込免除特約などの保障や保険を運営する人件費などの経費に利用されているからです。
- つまり、加入者が支払った保険料の一部は、将来の子どもの教育資金のための保険金として蓄えられますが、残りの部分が経費として保険会社によって利用されているのです。
学資保険を解約する前に検討しておきたいこと
ここまで見てきたように、学資保険を途中解約すると、保障がなくなり再加入が難しくなったり、少ない解約返戻金しか受け取れなかったりするなどのデメリットがありました。
そのため、本当にやむを得ない事情がない限り、学資保険を解約しないことをおすすめします。
学資保険を解約する前に検討したい制度
- 自動振替貸付制度
- 契約者貸付制度
- 払済保険
- 減額
- 特約を外す
自動振替貸付制度
注意点
- 解約返戻金がなくなれば立て替えは終了します。
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契約者貸付制度
注意点
- 急な出費に対応することができますが、返済が滞ると保険契約が失効・解除となる恐れがあります。
- また、保険金から借入額が差し引かれます。
払済保険
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減額
特約を外す
特約を付加している場合は、まず特約から外すことをおすすめします。
すると、保険料を抑えることができ継続しやすくなるでしょう。
ポイント
特に学資保険に付加する死亡保障や医療保障は、保険料が割高になる要因なので、優先的に解約を検討してみてください。
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まとめ
学資保険は、途中解約できますが、基本的に元本割れを起こし損をすると覚えておきましょう。
もし資金の問題で解約を検討しているなら、まずは保険料負担を減らすような工夫をしてみることをおすすめします。
まずは、無理のない範囲で保険料を設定するのが大切です。
必要な保険金から考えることも重要ですが、継続的に保険料を支払えるかといった観点からも検討しましょう。
・本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。
・本コンテンツは商品の概要を説明しています。
・詳細は「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり/約款」を、通信販売の場合は、「パンフレット」「特に重要な事項のお知らせ/商品概要のご説明/ご契約のしおり抜粋」「ご契約のしおり/約款」を必ずご確認ください。
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