学資保険は一括払いがお得?メリット・デメリットを解説
学資保険の保険料を支払い方法で、多くの人が月払いを選択しますが、なかには一括払いを選択される方もいます。その理由としては、一括払いだと返戻率が高まるメリットがあるからです。
しかし、「学資保険は一括払いがお得」という意見は本当に正しいのでしょうか?
本記事では、学資保険の概要を解説した上で、保険料の支払い方法として一括払いを選ぶメリット・デメリットを徹底解説していきます。
この記事の要点
- 学資保険は一括払いにすることで、分割払いよりも総支払保険料が安くなります。※満期時期、満期保険金が同一の場合
- また、一括払いにすることで返戻率が高まり、解約時の返金額が増加し、教育資金の準備が着実に進みます。
- ただし、一括払いは一度に多額の支出が必要となる上、途中解約すると元本割れのリスクがあり、生命保険料控除も支払った年にしか適用されないなど注意が必要です。
- 学資保険に加入する際は、保険相談窓口で専門家と相談し、しっかり納得した上で決断しましょう。
- 保険相談窓口「ほけんのぜんぶ」では、40社以上の保険商品から専門家があなたの家庭にぴったりな学資保険をご提案します。
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目次
そもそも学資保険とは
学資保険に加入するメリット
- 保険料払込免除特約を付加することで、契約者(親)に死亡や高度障害などの万が一のことがあっても以降の保険料が免除される上に、満額の保障を受けられる。
- 育英年金のある学資保険を選べば、契約者(親)に死亡や高度障害などの万が一のことがあった場合、保険満期日まで年金形式で子どもの育英費用を受け取れる。
- 他にも死亡保障や医療保障といった特約を付加して、契約者や子ども、家族の保障を備えられる。
- 生命保険料控除が適用されるため、所得から保険料が差し引かれ所得税・住民税の軽減になる。
- 貯蓄を主な目的とする貯蓄型学資保険では、「加入時期を早くする」「保険料を前もって支払う」「保険金の受け取りを先延ばしにする」などの工夫をすることで支払った保険料よりも、多くの保険金を受け取ることができる可能性がある。
(※保障機能に重点を置いた保障型学資保険はこの限りでない場合もあります。)
上記からわかるように、学資保険には生命保険ならではの魅力がたくさんあります。
学資保険を一括払いするメリット
学資保険の保険料を、一括払いするメリットは以下のとおりです。
学資保険の保険料を一括払いするメリット
メリット①:総支払保険料が安くなる
まず一括払いをすることで、総支払保険料が安くなる可能性があります。その理由は以下のとおりです。
一括払いで総支払保険料が少なくなる理由
- 保険会社は、加入者が支払う保険料の運用によって利益を得ています。
- 一括払いで早期に支払ってもらうことによって運用原資をすぐ得ることができ、保険会社は「時間の利益」を得られます。
- 保険会社は得た保険料を新たな事業への資金にしたり、株式や不動産などへ投資したりするために利用でき、会社の事業を拡大することができるようになります。
- その分、加入者が支払う保険料は少なく済むのです。
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メリット②:返戻率が高くなる
学資保険の返戻率の計算式
- 受け取った保険金総額÷支払った保険料総額=返戻率(%)
学資保険で受け取れる保険金は、あらかじめ決められているので、保険料が安くなると必然的に返戻率が高くなるのです。
メリット③:教育資金が確実に準備できる
そして一括払いの最後のメリットとして、教育資金が確実に準備できることが挙げられます。
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学資保険を一括払いするデメリット
学資保険の保険料を一括払いするデメリットは、大きく次の4点です。
学資保険の保険料を一括払いするデメリット
それぞれ、解説していきます。
デメリット①:多額の出費となる
デメリット②:解約すると元本割れする恐れがある
\学資保険の加入で悩んでいるなら!/
デメリット③:保険料を返還請求できない
そして、もちろん一度支払った保険料は返還されません。
まとまった資金を支払った後に、資金が必要になっても手元にお金を取り戻せないのです。
もし、資金を返還してほしいなら解約するしかありませんが、早期に解約した場合に、解約返戻金も先ほどお伝えしたように元本より少なくなる恐れが高く、満額を取り戻すことはなかなか難しいでしょう。
デメリット④:生命保険料控除が支払った年にしか適用されない
実は、生命保険料控除は保険料を支払った年にしか適用されません。
つまり、一括払いすると、契約時の1回しか保険料支払いができないので、その年の所得額からしか保険料が控除されません。
すると、所得税・住民税の節税効果が薄れてしまいます。
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学資保険はどの支払い方法がおすすめ?
学資保険の保険料の支払い方法は、次の5つのタイプがあります。
それぞれの特徴から、おすすめする人の特徴をご紹介していきます。
月払いをおすすめする人
月払いの特徴
- 1回の支払いが最も安い
- 総支払保険料が最も高い
- 返戻率が最も低い
- 他の支払い方法でも同様ですが、生命保険料控除を毎年利用できる
月払いは、最もオーソドックスな支払い方法です。
毎月の負担が最も軽い支払い方法であるため、まとまった資金を手放したくない方におすすめです。
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半年払い・年払いをおすすめする人
半年払い・年払いの特徴
- 半年払いは、1回の支払いが月払いの次に軽く、年払いはその次に軽い
- 総支払保険料は半年払いが年払いよりも多いが、月払いよりも少ない
- 返戻率は半年払いが、年払いよりも低いが月払いよりも高い
- 他の支払い方法でも同様ですが、毎年、生命保険料控除の適用を受けられる
全期前納払いをおすすめする人
全期前納払いの特徴
- 総支払保険料が、一括払いに次いで安い
- 返戻率が一括払いに次いで高い
- 契約者が死亡した場合に、支払っていない保険料分が返還される
- 他の支払い方法でも同様ですが、毎年、生命保険料控除が適用される
まとまった資金を提供できるゆとりがある人で、生命保険料控除や保険料の返還を受けたい人におすすめです。
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一括払いをおすすめする人
一括払いは、総支払保険料が最も安く返戻率が最も高いのが特徴です。
そのため、とにかく保険料を少なくしたい方や返戻率を高くしたい方におすすめです。
また定期的に保険料を支払う手間を省きたい方にもうってつけです。
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主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
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取扱保険会社数 | 提携先による |
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主要商品 | 生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 提携先による |
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取扱保険会社数は国内最大級で、老舗でありながら東証一部上場企業であることで安心感があります。
取扱保険会社数 | 合計:98社 (生命保険:32社 損害保険:27社 少額短期保険:38社) |
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主要商品 | 生命保険/死亡保険/医療保険/がん保険/火災保険/地震保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数 |
対応地域 | 全国どこでも可能(離島除く) |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | なし |
5.保険無料相談ドットコム
おすすめの無料保険相談所5つ目は「保険無料相談ドットコム」です。
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取扱保険会社数 | 合計:38社 (生命保険:21社 損害保険:11社 少額短期保険:6社) |
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主要商品 | 学資保険/生命保険/医療保険/がん保険/個人年金保険/介護保険/自動車保険/火災保険/海外旅行保険/ペット保険/自転車保険/損害保険 |
対応地域 | 一部対応できない地域あり |
オンライン保険相談 | 対応可能 |
キャンペーン | あり |
無料保険相談所の選び方
無料の保険相談窓口はショッピングモールやテレビCMで見たことがあれど、実際に利用をしたことがないと、何を基準に窓口を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
数ある中からあなたに合った保険相談所を見つけるには、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
- 1.相談場所は、自宅(オンラインor電話)か、店舗か、指定した場所か
- 2.相談担当者が専門知識を有しているか
- 3.取り扱っている保険会社数の多さ
1.保険相談をする場所はどこが良いか
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、現在では各社がオンラインでの相談を実施しています。リモート業務の前後や休憩時間はもちろんのこと、お休みの時間などさくっと相談できるので大変好評なサービスです。
わざわざ外出するのは控えたいときも、気軽に自宅で相談ができます。
カメラを使用する相談も、電話のみでの相談も実施している会社もあります。まずは利用してみるのもよいかもしれません。
その他にも、よく利用するショッピングモールや駅の近隣にある店舗での相談ができる「店舗型」や、職場や自宅近くのカフェやファミレスで相談ができる「訪問型」もあります。
2.相談担当者が専門知識を有しているか
無料の保険相談窓口は多くありますが、相談に乗ってくれる担当者はどこも同じではないかと思われがちですが、実は、担当者は相談窓口によって異なることはもちろんのこと、店舗によっても異なります。
保険の相談に乗ってくれる担当者全員がFPをはじめとする資格を持っているとは限りません。FPとは、以下のような幅広い知識を持ち合わせている者を指します。
- 保険
- 教育資金
- 年金制度
- 家計にかかわる金融
- 不動産
- 住宅ローン
- 税制など
生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。
3.取り扱っている保険会社数の多さ
無料の保険相談所のメリットの1つとして、複数の保険会社の商品を比較・検討できるという点が挙げられます。比較できる対象が多いほうが、ご自身や家族により最適な商品が見つかりやすいということに繋がります。
それでもどこにするか迷ったら
どの相談所も、もしも相談に乗ってくれる相談員を代えたい場合は無料で変更することが可能で、違う相談員に再度無料で相談をすることができます。
しかし、できることならば初めから質の良い相談員に担当してもらえると嬉しいですよね。
どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持していると明記している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。
学資保険の一括払いに関するよくある質問
まとめ
今回は、「学資保険の保険料は一括払いしたほうがお得なの?」と疑問を持っている方に向けて、一括払いのメリット・デメリットをご紹介しました。
学資保険は一括払いをすると、総支払い保険料が安くなる、返戻率が高くなるなどのメリットがあります。そのため、仮に一括払いで返戻率が高くなり、支払った保険料よりも受け取った保険金の方が多くなれば『一括払いしたほうがお得』ということになるでしょう。
その一方で、一括での支払いは出費がかさむ、生命保険料控除が1度しか適用されないなどのデメリットもあります。
学資保険には一括払いの他にも月払いや年払い、全期前納払いなどがあります。本記事でご紹介した通り、それぞれの特徴から自分に合った支払い方法を選ぶと良いでしょう。
都内の私立大学を卒業後、日系生命保険会社に就職。主に個人・中小企業の保険営業とマネジメント業務を担当した。 その後、2021年11月にライターとして独立。実務経験を活かし、保険・税金・クレジットカードなど金融ジャンルを中心に記事執筆から編集まで行う。
ライターとして経験を積んだのち、ほけんのぜんぶマガジンの編集者を担当。保険業界の最新情報をいち早く掴み、読者に役立つ情報をわかりやすく提供することを心がけています。 質の高いコンテンツを通じて、読者が自分に合った保険やサービスを選べるようにサポートしていきます。
・本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。
・本コンテンツは商品の概要を説明しています。
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