火災保険の相場はいくら?戸建て、賃貸、マンションの場合
一戸建てやマンションを購入するにしても、賃貸物件に入居するにしても必ず加入が必要になるのが「火災保険」です。
火事はもちろん、水害や雪害などの災害に見舞われたときの経済的な損失をカバーするためには、適切な補償の火災保険に加入したいものです。

読者
しかし、いざ火災保険について調べてみると、どれくらいの金額が妥当なのか、また他の人はどれくらいお金をかけているのか気になります。

読者
一体、火災保険の相場はどれくらいなのでしょうか?

マガジン編集部
今回は、火災保険の相場について解説します。

この記事の要点

  • 1.火災保険は所在地や補償内容、専有面積などの条件によって保険料が大きく異なるため、相場を調べることは現実的ではありません。
  • 2.まずは、火災保険にはどんな補償が含まれているのかを把握し、必要な補償を決めることから始めることをおすすめします。
  • 3.必要な補償が決まれば、損害保険会社の見積もりシミュレーションツールを使って、ご自身の補償に対する大まかな保険料が分かるようになります。
  • 4.保険料を安くすることだけでなく、必要な補償をしっかりと網羅できるようにプランを考えましょう。
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この記事は5分程度で読めます。

火災保険の相場はいくら?

火災保険の相場はいくら?

火災保険料の決まり方

火災保険に限った話ではありませんが、保険料は下の2つから構成されています。

ポイント

  • 純保険料=保険金の支払いに使われる部分
  • 付加保険料=保険会社の経費や利益になる部分

マガジン編集部
この2つを組み合わせた金額が保険料になります。

ここで気になるのは、「火災保険料はいくらが適正なのか」「ほかの人はどれくらいの金額で火災保険を契約しているのか」ということではないでしょうか。

はたして、火災保険に相場といえる金額はあるのでしょうか。

火災保険に相場は存在しない?

結論からいってしまうと、火災保険の保険料に関しては「だいたい〇円が相場」と言い切ることができません

ポイント

  • 詳しくはのちほど解説しますが、火災保険の保険料は建物の所在地や構造、補償内容、特約の有無などに応じて大きく異なります。
  • そのため、一律な保険料の相場が分かりにくいのが実情です。
  • 保険料を事前に知りたい場合は、損害保険会社の見積もりシミュレーションを利用してみましょう。

たとえばS損保の公式Webサイトでは、以下の条件を入力することで火災保険料を試算できます。

 

ポイント

  • 希望の保険開始日
  • マンションか一戸建てか
  • 建物の所在地
  • 建築年月
  • 保険金額(補償額)
  • 家財の補償を見積もるか否か
  • 家財の保険金額
  • 家族構成・世帯主の年齢
  • 地震保険の有無
  • 割引制度の適用の有無 など

 

火災保険料の相場の決まり方とは

火災保険料の相場の決まり方とは

火災保険料は一律の金額になっていません。以下で紹介する建物の構造によって、物件ごとに火災保険料が異なります。

建物の構造

建物の構造は大きく「コンクリート造」「鉄骨造」「木造」に分かれますが、コンクリートや鉄骨の家と木造の家では火災のときの燃え広がりやすさが異なります。

読者
火災のリスクが異なるため、建物の構造ごとに保険料が異なるのですね。

火災保険では構造による燃えにくさによって、建物を以下の3つに分類しています。

ポイント

  • M構造(コンクリート造のマンションなど)
  • T構造(鉄骨造の一戸建てなど)
  • H構造(木造の一戸建てなど)

一戸建ての場合は鉄骨造ならT構造、木造ならH構造といったように構造に使われる材料によって区分が分かれます。

マガジン編集部
この場合はT構造の方がH構造より保険料が安くなります。

なお、木造であっても耐火建築物や準耐火建築物に分類される場合はT構造に該当します。

戸建てかマンションか

占有面積や所在地が同じでも、建物が「一戸建て」か「マンション」かによって保険料は異なります。

一般的には、一戸建てのほうがマンションよりも保険料は高くなります。

所在地

日本という国のなかでも、災害リスクは所在地によって異なります

ポイント

  • 自然災害が多いエリアのほうが保険料も高めに設定されるのが一般的です。
  • 損害保険料率算出機構「火災保険・地震保険の概況」によれば、台風や豪雪などの自然災害が発生する頻度や被害の程度によって火災保険の参考純率が異なります。
  • 都道府県によって参考純率が1.73倍のエリアもあれば、3.37倍にもなるエリアもあるのです。

よって台風被害を受けやすい沖縄や九州、豪雪の被害を受けやすい北陸地方などは保険料が高くなる傾向があります。

参考:損害保険料率算出機構|火災保険・地震保険の概況|17P

占有面積

家屋の占有面積が広くなるほど、相対的に火災保険料が高くなります。

補償内容

火災保険に限った話ではありませんが、火災保険の補償内容に応じて保険料も異なります。

ポイント

  • 補償内容を手厚くするほど、保険料も高くなっていくのが普通です。
  • ただ、保険料だけを気にするのではなく、火災保険が必要な補償をカバーしているかが大切です。

たとえば河川沿いや山沿いの一戸建ての場合は、河川の氾濫や土砂崩れの被害が予想されます。

マガジン編集部
保険料に関係なく水災に対する補償をつけることが望ましいでしょう。

一方でマンションの高層階であれば、水災に巻き込まれる可能性は相対的に低くなります。

ポイント

    自宅がどのような災害に遭う危険があるのかは、自治体で発表されている「ハザードマップ」で確認しましょう。

    補償の対象

    補償内容は建物だけにするか、家財も含めるかなど、補償の範囲によっても保険料は異なります。

    火災保険の対象は大きく分けて「建物」「家財」に分かれており、補償対象として以下の3つのいずれかから選択することになります。

    ポイント

    • 建物のみ
    • 家財のみ
    • 建物と家財の両方

    「建物」は一戸建てやマンションの外壁や基礎部分のことで、一戸建てについている車庫や門なども建物に含まれます。

    一方の「家財」は、建物のなかにある家財のことです。椅子や机などの家財道具や、日用品などが対象になります。

    マガジン編集部
    どれを選択するかは契約者の自由ではありますが、「建物と家財の両方」を対象にするケースが一般的です。

    なお、宝飾品や貴金属が補償対象に含まれるかどうかは、保険会社によって異なります。

    特約

    火災保険には多くの特約が用意されています。

    特約を付帯させた分だけ保険料が高くなるのは生命保険などと同じです。

    築年数

    築年数が浅い(新しい)建物であるほど、保険料が安くなるのが一般的です。

    ポイント

      保険会社によっては「築浅割引」制度を実施していることもあります。

      保険期間

      火災保険の契約期間は1年から最長10年程度まで選択することができます。

      マガジン編集部
      契約期間が長くなるほど、1年あたりの保険料も安くなってくるのです。

      さらに、保険料の払込方法が年払いや月払いに比べ、一括で支払うほうが保険料は安くなります。

      保険金額

      保険金額は、万が一火災などの災害に遭った場合に補償される限度額のことで、保険金額が高くなるほど保険料が高くなります。

      火災保険では、建物の再調達価額が保険金額設定の目安になります。

       再調達価額とは?
       再調達価額とは、建物が全損した場合に、同等の建物を用意するのに必要になる金額のこと。

      建物の評価額と保険金額をイコールにしておかないと、万が一災害に遭って建て直すことになる場合に追加での資金が必要になるため注意が必要です。

      くわえて、評価額を超える保険金額を設定したとしても、評価額以上の金額を受け取ることはできません。

      一戸建て・中古の場合の火災保険の相場

      一戸建て・中古の場合の火災保険の相場

      紹介したように、火災保険料の相場を一律に示すことは難しいのが実情です。

      そこで、一定の条件を指定したうえで、保険料がいくらになるかS社のシミュレーションツールを使って試算してみました。

      前提になる条件

      • ・建物の形態=一戸建て ・所在地=東京 ・建物の構造=木造
      • ・建築年月=2010年または2021年 ・建物の購入価格=1,000万円 ・家財の補償=希望する
      • ・家財の金額=不明(ファミリー世帯の目安で計算)
      • ・保険料払込方法=5年長期年払い

      建築年数が2010年の場合

      おすすめプラン 標準プラン エコノミープラン

      地震保険あり

      (年払いの保険料)

      87,570円

      84,040円

      78,110円

      地震保険なし

      (年払いの保険料)

      39,670円 36,140円 30,210円
      補償に含まれるもの

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・盗難による窃取・破損・汚損

      ・騒擾(そうじょう)

      ・不測かつ突発的な事故

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・盗難による窃取・破損・汚損

      ・騒擾(そうじょう)

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      建築年数が2021年の場合

      新築で自宅の一戸建てを建築したと想定してみました。それ以外は上記の前提条件のとおりです。

      マガジン編集部

      築浅割引が適用になるため、建築年数が2010年の場合と比較して保険料が安くなっています。

      おすすめプラン 標準プラン エコノミープラン

      地震保険あり

      (年払いの保険料)

      73,970円

      71,200円

      66,970円

      地震保険なし

      (年払いの保険料)

      31,770円 29,000円 24,590円
      補償に含まれるもの

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・盗難による窃取・破損・汚損

      ・騒擾(そうじょう)

      ・不測かつ突発的な事故

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・盗難による窃取・破損・汚損

      ・騒擾(そうじょう)

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      賃貸物件の場合の火災保険の相場

      賃貸物件の場合の火災保険の相場

      賃貸物件に入居する際は、以下の2つの補償を目的に火災保険に加入することになります。

       ポイント

      • 借家人賠償責任保険(大家さんに対する補償)
      • 家財保険(自身の財産を補償)

      賃貸物件においては、建物本体の火災保険は貸主(大家さん)が加入することになりますが、建物内部の家財に関しての火災保険(家財保険)は部屋を借りる人が加入する必要があります。

      マガジン編集部
      賃借人が加入する家財保険では、建物自体は補償の範囲外である点が一戸建て用火災保険との違いです。

      さらに、賃借人向けの家財保険とセットで、借家人賠償責任保険に加入できます。

      自分の過失による火事などで部屋や建物に損害を与えた場合は、この借家人賠償責任保険によって補償が受けられます。

      S損保の家財保険の見積もりの一例を見てみましょう。

      前提になる条件

      • ・建物の形態=賃貸住宅 ・所在地=東京 ・建物の構造=M構造
      • ・借家人賠償責任保険金額=3,000万円 ・自己負担額=0円
      • ・特約=同居人が居住する場合の被保険者に関する特約

       

      ベーシックⅠ型(水災なし) ベーシックⅡ型(水災なし) スリムⅡ型

      年間保険料

      (年払いの保険料)

      18,850円

      うち地震保険  12,400円

      18,320円

      うち地震保険  12,400円

      9,600円

      うち地震保険  6,200円

      補償に含まれるもの

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・破損・汚損

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

       

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      マンションの場合の火災保険の相場

      マンションの場合の火災保険の相場

      一戸建ての「建築年月=2010年」のときと同様の条件でマンションに入居する場合の火災保険料を調べたところ、以下のとおりの結果になりました。

      前提になる条件

      • ・建物の形態=一戸建て ・所在地=東京 ・洪水や土砂崩れの心配=あり
      • ・建築年月=2010年 ・専有面積=60㎡ ・家財の補償=希望する
      • ・家財の金額=不明(ファミリー世帯の目安で計算)
      • ・保険料払込方法=5年長期年払い

       

      おすすめプラン 標準プラン エコノミープラン

      地震保険あり

      (年払いの保険料)

      43,700円

      41,650円

      38,230円

      地震保険なし

      (年払いの保険料)

      15,370円 13,320円 9,900円
      補償に含まれるもの

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・盗難による窃取・破損・汚損

      ・騒擾(そうじょう)

      ・不測かつ突発的な事故

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      ・落下・飛来・衝突

      ・漏水による水濡れ

      ・盗難による窃取・破損・汚損

      ・騒擾(そうじょう)

      ・火災

      ・落雷

      ・破裂・爆発

      ・風災・雹災・雪災

      ・水災

      読者
      マンションの火災保険料は一戸建てより安いと一般的にいわれているとおりの結果になっていますね。

      マガジン編集部
      今回は洪水や土砂崩れの心配が「ある」場合のシミュレーションでしたが、水害の心配がない場合は、さらに火災保険料が割安になる可能性があります。
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      読者
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      取扱保険会社数

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      5.保険無料相談ドットコム

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      対応地域 一部対応できない地域あり
      オンライン保険相談 対応可能
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      無料保険相談所の選び方

      読者
      保険相談をしたことがないのですが、相談所は何を基準に選べばよいのでしょうか?
      マガジン編集部
      数ある中からあなたに合った保険相談所を見つけるには、以下の項目をチェックするとよいでしょう。
      最適な保険相談所の選び方
      • 1.相談場所は、自宅(オンラインor電話)か、店舗か、指定した場所か
      • 2.相談担当者が専門知識を有しているか
      • 3.取り扱っている保険会社数の多さ

      1.保険相談をする場所はどこが良いか

      新型コロナウイルスの流行をきっかけに、現在では各社がオンラインでの相談を実施しています。
      読者
      リモート業務の前後や休憩時間に自宅でさくっと相談できると便利ですね。
      読者
      わざわざ外出するのは控えたいときも、気軽に自宅で相談できるとよいですね。
      マガジン編集部
      カメラを使用する相談や、電話のみでの相談を実施している会社もあるので、まずは利用してみるのもよいかもしれません。
      その他にも、よく利用するショッピングモールや駅の近隣にある店舗での相談ができる「店舗型」や、職場や自宅近くのカフェやファミレスで相談ができる「訪問型」もあります。
      その時の状況でご自身に合った方法で気軽に相談できるところが無料の保険相談所の魅力です。

      2.相談担当者が専門知識を有しているか

      読者
      相談担当者って、どこも同じではないのですか?
      マガジン編集部
      実は、担当者は相談所によって異なり、担当者全員がFPをはじめとする資格を所持しているとは限りません。
      FP(ファイナンシャルプランナー)とは
      • FPとは、以下のような幅広い知識を持ち合わせている者を指します。
      • 保険
      • 教育資金
      • 年金制度
      • 家計にかかわる金融
      • 不動産
      • 住宅ローン
      • 税制など

      生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。

      3.取り扱っている保険会社数の多さ

      無料の保険相談所のメリットの1つとして、複数の保険会社の商品を比較・検討できるという点が挙げられます。

      読者
      ということは、比較できる対象が多いほうが自分や家族により最適な商品が見つかりやすいということですね!
      マガジン編集部
      取扱保険会社数を1つの指標に相談所選びをするのも1つの手でしょう。

      それでもどこにするか迷ったら

      どの相談所も、もしも相談に乗ってくれる相談員を代えたい場合、無料で変更し、違う相談員に再度無料で相談をすることが可能です。

      読者
      しかし、できるならば初めから質の良い相談員に担当してもらえると嬉しいです。

      どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持していると明記している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。

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      10年一括の場合と35年一括の場合の相場目安は?

      10年一括の場合と35年一括の場合の相場目安は?

      20219月現在、火災保険の契約期間は最長10年までとなっていますが、実は201510月以前は最長35年までの契約が可能でした。

      住宅ローンの返済期間が35年に設定されていたことが多く、そのため火災保険も35年もしくは36年で長期契約していたケースが多いのです。

      35年契約がなくなった原因

      35年の長期契約がなくなった原因として、契約者と保険会社の双方に見過ごせないデメリットがあったことが考えられます。

      【契約者側のデメリット】

      保険期間が長すぎると、補償内容と建物・家財が実際に被害を受けた際の損害額に大きなずれができてしまい、十分な補償が得られなくなる可能性があるためです。

      【保険会社側のデメリット】

      以前よりも自然災害が多発するようになったため、長期的なリスクを予測することが難しくなり、保険金の支払い負担も大きくなったためです。

      主に、これらの理由から、火災保険の長期契約は最長10年とされるに至りました。

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      35年一括契約の割引率は約30%

      火災保険を35年一括契約した場合の割引率は、保険会社によって異なりますが、約30%程度とされていました。

      マガジン編集部
      一般的に、保険は長期契約をするほど割引率が高くなりますが、火災保険においても例外でなかったといえます。

      一方、10年一括契約の場合の割引率は、こちらも保険会社によって異なりますが、約20%程度であることが多いです。

      では、35年一括契約と10年一括契約とでは保険料にどのくらいの違いが出てくるのか、その相場を確認していきましょう。

      35年契約と10年契約の保険料の相場の比較

      35年一括契約と10年一括契約の火災保険では、保険料にどのくらいの差が出るのか、A損害保険会社のシミュレーションをもとに比較してみます。

      シミュレーション条件は以下の通りです。

      住居地

      東京都

      住居タイプ

      木造(準耐火)一戸建て

      建物の保険金額

      3,000万円

      家財の保険金額

      500万円

      自己負担額

      5万円

      この条件で、「1年契約」、「5年一括契約」、「10年一括契約」、「35年一括契約」をシミュレーションした結果はこちらです。

      契約期間

      火災保険料

      割引率

      1

      21,870

      5年一括

      96,250

      12%割引

      10年一括

      192,290

      12%割引

      35年一括

      535,815

      30%割引で試算

      A損害保険会社では、5年および10年一括契約の場合、約12%の割引となっています。

      なお、シミュレーションサイトでは最長10年まで試算することができないため、35年一括の場合は30%割引で計算しました。

      21,870円×35年×70%=535,815円

      現在は、最長10年一括契約が上限であるため、35年分の保険料を支払う場合の保険料は以下のように計算できます。

      (192,290円×3回)+96,250円=673,120円

      マガジン編集部
      これらより、35年一括契約する場合よりも、10年一括契約を更新する場合は、137,305円(673,120円-535,815円)も保険料が高いことがわかります。
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      まとめ

      今回は、火災保険の相場について紹介しました。

      火災保険は所在地や補償内容、専有面積などの条件によって保険料が大きく異なるため、相場を調べることは現実的ではありません。まずは、火災保険にはどんな補償が含まれているのかを把握し、必要な補償を決めることから始めてみましょう。

      必要な補償が決まれば、損害保険会社の見積もりシミュレーションツールを使って、ご自身の補償に対する大まかな保険料が分かるようになります。

      保険料を安くすることだけでなく、必要な補償をしっかりと網羅できるようにプランを考えましょう。

      マガジン編集部
      火災保険について悩まれる際は、「ほけんのぜんぶ」をはじめとする無料の保険相談所で専門家に相談することをおすすめします。
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      監修者の紹介

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      監修者岡田行史

      人材派遣会社17年経営したのち、保険代理店に転身後16年従事、2級FP技能士・トータルライフコンサルタントMDRT成績資格会員2度取得。ファイナンシャルプランナーとしてライフプランニングや家計診断を通して老後資金の対策、節約術などを提案。また自らのがん闘病経験をふまえた生きる応援・備えるべき保障の大切さをお伝えしています。

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