
もしもに備えて加入する保険のことを、「生命保険」といったり、「死亡保険」といったりします。
保険についてもっと正しく、より深く理解するために、死亡保険について掘り下げてみました。
この記事の要点
- 1.死亡保険とは、生命保険の一種であり、生命保険のほうが広い意味の言葉である。
- 2.生命保険とは、人の生死に関して保険金が支払われる保険を指し、死亡保険はそのうち、人が亡くなったときに保険金を受け取れるものを指す。
- 3.死亡保険は終身保険・定期保険・養老保険などいくつかの形があり、それぞれ特徴が異なるため、目的に合ったものを選ぶことが大切。
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目次
生命保険と死亡保険
生命保険と死亡保険は、正確には同じではありません。
正しくは、死亡保険は生命保険の一種であり、生命保険のほうが広い意味の言葉です。
生命保険とは「人の生死に関連して保険金が支払われる保険」のことです。
死亡保険
一般的な生命保険のイメージそのものなので、死亡保険が生命保険代表のようにとらえられています。
そのため、生命保険と死亡保険は同じものと考えている人も多いのでしょう。
生存保険
意外に聞こえるかもしれませんが、生命保険は「人の生死に関連して保険金が支払われる」のですから、「人が生きていること」も保険金支払いの対象になりえるわけです。
個人年金保険は、将来の決められた時期(対象になる人が60歳になる時期など)に、対象になる人(被保険者)が「生きていれば」、以後、決められた年金が支払われます。
対象が生きていることを条件に支払われる保険なので、生存保険といえます。
生命保険ではない保険
なお、生命保険は「人の生死に関連して保険金が支払われる保険」でしたが、保険そのものはもっと幅広いものです。
これらは火災や自動車事故による「物への損害に対して保険金が支払われる保険」ですので、「損害保険」という分類です。
ポイント
- 生命保険と損害保険が、大きく保険の2大分類として考えられています。
- 保険会社も、基本的には生命保険を扱う生命保険会社と、損害保険を扱う損害保険会社に分かれています。
- また、医療保険やがん保険は、生命保険でも損害保険でもないので、「第3分野の保険」と呼ばれています。
死亡保険の3種類
死亡保険について、さらに詳しくみていきましょう。
死亡保険は、3つの形に分けて考えることがあります。
ポイント
- 終身保険
- 定期保険
- 養老保険
これらについてみていきましょう。
終身保険
解約したときは、その時点までに払い込んだ保険料の一部が解約返戻金として受け取れます。
ある程度以上払い込んでいると、払い込んだ総額よりも多めに解約返戻金が受け取れることもあるため、保障を確保しながら資金準備のために用いられることもあります。
定期保険
期間中に、対象になる人が亡くなった場合は死亡保険金が受け取れますが、期間が終われば契約は終了します。
契約が終了したり、途中で解約したりしても、解約返戻金は受け取れないのが普通です。
そのぶん、保険料は終身保険に比べて割安になっています。
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養老保険
対象になる人が生きたまま期間の終わりを迎えると、死亡保険金と同額の満期金が受け取れます。
資金準備のために用いられることが多いですが、確実にお金を受け取れるため、保険料は終身保険に比べても割高です。
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チューリッヒ生命の「定期保険プレミアムDX」なら、お子さまの教育費と配偶者の生活費のために必要な保障額を備えることができます! ここがおすすめ! 保険期間・保険料払込期間:10年更新 保険相談所もさまざまある中、どこで相談したらいいのかな?と迷われる人へ、無料の保険相談所おすすめ3選をご紹介します! 「ほけんのぜんぶ」のここがおすすめ! 合計:34社 おすすめの無料保険相談所2つ目は「保険市場」です。 保険市場のここがおすすめ! 合計:84社 保険無料相談ドットコムのここがおすすめ! 生命保険への新規加入や見直しも、家計や家族のお金に直結する項目であることから、専門知識を有している担当者のほうが、有益な提案やアドバイスができる可能性が高くなります。 無料の保険相談所のメリットの1つとして、複数の保険会社の商品を比較・検討できるという点が挙げられます。 どの相談所も、もしも相談に乗ってくれる相談員を代えたい場合、無料で変更し、違う相談員に再度無料で相談をすることが可能です。 どの相談所も、担当者はこちらから選ぶことはできないため、まずは相談員が必ずFP資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で相談をすることをおすすめします。 ここからは保険と税金について整理しましょう。 しかし、保険の契約の形によって、どのような税金を課されるかが変わり、計算方法なども異なってきます。 複雑な仕組みですが、要点をおさえて、損のないようにしたいものです。 ポイントとなる関係 ある家族のケースでみていきましょう。 Aさんが自分を被保険者として死亡保険を契約し、Aさんが亡くなった場合は、配偶者のBさんが保険金を受け取ります。 ポイント 相続税については、後の項目で詳しく解説します。 実際、どのくらいの額が課税されるかは、Aさんのほかの相続財産の額によるので一概にはいえませんが、後で解説するように、死亡保険金には一定の非課税枠があること、配偶者が相続財産を受け取った場合は多額の税額軽減を受けられる仕組みがあることなどから、このケースでは税額0円になる可能性が高いと思われます。 Aさんが配偶者のBさんを被保険者として死亡保険を契約し、Bさんが亡くなった場合は、Aさんが保険金を受け取ります。 ポイント 細かく言うと「一時所得」というものになり、次のように計算します。 ※ほかに一時所得にあたるものがない場合 計算方法 また、所得額に応じて住民税も課税されるため、Aさんの住民税率が10%だとすると、同額の住民税も課税されます。 Aさんが配偶者のBさんを被保険者として死亡保険を契約し、Bさんが亡くなった場合は、子どものCさんが保険金を受け取ります。 ポイント 贈与税は次のように計算します。 ※ほかに贈与されたものがない場合 計算方法 死亡保険金ではなく、満期金や解約返戻金としてお金を受け取った場合は、一時所得として所得税の対象です。 例外として、一時払いで契約した養老保険などから5年以内に受け取った満期金・解約返戻金は一律で20%(所得税15%・住民税5%)の課税がされるという決まりもあります。 ポイント \オンライン・訪問どちらも可能/ 死亡保険と相続税についてみていきましょう。 お伝えしたとおり、契約者(保険料を支払った人)と被保険者(保険の対象になる人)が同じで、保険金受取人が別の人の場合、受け取った人は相続税が課される可能性があります。 課税される額は相続財産額に応じて決まりますが、死亡保険金は一定額までは課税対象から省かれる非課税枠があります。 死亡保険金の非課税枠は次のように計算します。 上記の額までなら、保険金を受け取っても相続税が課税されません。 先ほどの3人家族で考えると、Aさんの法定相続人は、配偶者のBさんと子どものCさんの2人です。 そのため、Aさんの保険金は、 2人×500万円=1,000万円 までなら相続税非課税です。 たとえば、妻と2人の子どもがいて(法定相続人3人)、妻が2,000万円、子どもたちがそれぞれ1,000万円の保険金を受け取る場合は、次のように考えます。 ポイント 非課税枠を超える額の保険金を受け取ったとしても、相続税には一定の基礎控除があります。 ほかにも、配偶者の相続した財産に対しては多額の税額軽減があったり、未成年の子どもが相続すると控除を受けられるなど、さまざまな決まりがあるので、実際には課税されないケースも多いでしょう。 メリット 保険と税金には複雑な仕組みも多いので、保険相談窓口などの専門家にアドバイスを受けることをおすすめします。 \オンライン・訪問どちらも可能/ 生命保険と死亡保険の違いを整理し、死亡保険の税金についてもお伝えしました。 一般には同じような意味合いで使われる生命保険と死亡保険ですが、正確には死亡保険とは生命保険の一種であり、生命保険のほうが広い意味の言葉です。 生命保険とは人の生死に関して保険金が支払われる保険を指し、死亡保険はそのうち、人が亡くなったときに保険金を受け取れるものをいいます。 死亡保険は終身保険・定期保険・養老保険などいくつかの形があり、それぞれ特徴が異なりますから、目的に合ったものを選ぶのが大切です。 死亡保険金には税金が課されますが、これも契約の形によって課税方法が変わってきます。 \オンライン・訪問どちらも可能/おすすめの生命保険商品はこれ!
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※標準体型と非喫煙優良体型の内、非喫煙優良体型の保険料例です。
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1.ほけんのぜんぶ
おすすめの保険相談所1つ目は、当社「ほけんのぜんぶ」です。
取扱保険会社数
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主要商品
生命保険/医療保険/がん保険/火災保険/学資保険/個人年金保険/旅行保険/ペット保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数
対応地域
全国どこでも可能(離島除く)
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キャンペーン
あり
2.保険市場
取扱保険会社数
(生命保険:24社 損害保険:32社 少額短期保険:28社)
主要商品
生命保険/死亡保険/医療保険/がん保険/火災保険/地震保険/学資保険/個人年金保険/就業不能保険/介護保険/自動車保険/その他多数
対応地域
全国どこでも可能(離島除く)
オンライン保険相談
対応可能
キャンペーン
なし
3.保険無料相談ドットコム
おすすめの無料保険相談所3つ目は「保険無料相談ドットコム」です。
取扱保険会社数
合計:22社
(生命保険:15社 損害保険:7社)
主要商品
学資保険/生命保険/医療保険/がん保険/個人年金保険/介護保険/自動車保険/火災保険/海外旅行保険/ペット保険/自転車保険/損害保険
対応地域
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対応可能
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あり
無料保険相談所の選び方
1.保険相談をする場所はどこが良いか
2.相談担当者が専門知識を有しているか
3.取り扱っている保険会社数の多さ
それでもどこにするか迷ったら
生命保険(死亡保険)の税金について
パターン① 契約者と被保険者が同じ場合
パターン② 契約者と被保険者が違い、受取人が契約者の場合
※課税対象額にかける税率は、Aさんの年間の総所得金額によります。
パターン③ 契約者・被保険者・受取人がすべて別の場合
※課税対象額にかける税率は、課税対象額によります。
満期金・解約返戻金を受け取った場合
死亡保険に相続税がかかる場合とは
まとめ